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秋岡秀治(日本クラウン) 「夢落葉」 人気急上昇 秋岡演歌の真骨頂  カップリングには「黒あげは」を収録 [インタビュー]

秋岡秀治2.jpg◆「演歌好きな人にとってはど真ん中な歌ですね」。日本クラウンの歌手、秋岡秀治の新曲「夢落葉」は、2018年5月の発売後、演歌ファンの反応が良く、目下人気上昇中である。作曲家の岡千秋が書いた「酒とふたりづれ」(2013年)以来という岡作品である。その岡が「(秋岡)秀治の良さが生きるように、メロディーを先に書く〈メロ先〉にしてもらった」という、秋岡演歌の真骨頂の路地裏演歌。カップリングにはすでに廃盤になっていたが、カラオケ好きの人たちからリクエストの多い岡作品の「黒あげは」を再収録している。


秋岡秀治・夢落葉.jpg









 秋岡秀治が自信たっぷりに「新曲の『夢落葉』は秋岡演歌の完成形に近い。僕らしさが120パーセント出ている曲です。こういう作品を待っていました」と話すように、デビューから28年目にしてようやくつかんだ秋岡らしさなのである。

 岡自身も、他人では歌えない秋岡らしさを存分に引き出した、という。その「夢落葉」は ♪ 離ればなれの 俺たち ~ のサビがファンの心を突く。

 岡のメロディーに詞を書いたのは里村龍一だった。秋岡の作品では初めてである。「デビュー当時に仕事を一緒にさせて頂いたことがありましたが、書いていただく機会がなく、今回、それが実現してダブルでうれしいです」

 男の胸の想いを振り絞るように歌う秋岡演歌の原点は、吉岡治作詞、岡千秋作曲のデビュー曲「男の酒」(1991年)に見ることが出来る。
 実はこの楽曲をもらった秋岡は「岡先生の言うことがまったく解らなくて、指示通りに歌えなかったんです」という。あれから28年たった今だからこそ秋岡は「やっとその言葉を理解でき、それを表現出来るようになりました」と、自らの演歌を見つけたようである。

■埋もれさせない

秋岡秀治.jpg カップリングの「黒あげは」は2000年に一度、メイン曲としてリリースしている。8センチCDの時代で、すでに廃盤になっていたという。当時、秋岡はこの歌が歌謡曲調であり、しかもスーツ姿で歌っていたこともあって「ファンは引いてしまった」(秋岡)ようだ。
 ところがこの歌、底辺に流れるのは秋岡演歌そのものだったのだろう。このまま埋もれさせておくにはもったいない。多くのファンがそう思い、長年カラオケを歌ってきた。それでもオリジナル・カラオケがない。
 「オリジナル曲を聴きたい」

 多くのカラオケ好きな秋岡ファンからリクエストが相次いだ。そんな声は秋岡にも届いてきた。それに押されるように新曲の「夢落葉」のカップリングとして再収録されることになったのである。
 「歌っていてジーンと胸が詰まりますね。詞が素晴らしくて、物語を読んでいるようです。聴きながら涙しているファンの方もいらっしゃいます」


 岡はかつて秋岡に言った。
 「時代に流されずに、まっすぐ真ん中を歩いてほしい。必ず時代が秋岡に合うようになるから」
彼はその言葉が自らの歌手生活の支えになったというが、「黒あげは」とともに新曲「夢落葉」は、まさに時代が秋岡に寄り添ったと言えるだろう。





[秋岡秀治 オフィシャルサイト]
http://akioka-syuji.com/
[秋岡秀治 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/akioka/whats.html






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