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歌手藤本健太郎、二代目宮史郎襲名披露公演  11月には「女のみち」をカバーした新曲  大阪・新世界シアター朝日 [イベント]

「女のみち」が420万枚という大ヒットの記録を打ち立てたぴんからトリオのメインボーカルだった宮史郎(享年69歳)の二代目を、歌手の藤本健太郎が二代目宮史郎を襲名し、2018年10月20日、大阪・新世界のシアター朝日で襲名披露公演が開かれた。「女のみち」をはじめ、ぴんからトリオ時代の「女のねがい」さらにソロとして大ヒットした「片恋酒」などを歌って初代の宮を偲んだ。来月には「女のみち」をカバー収録した新曲もリリースする。

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二代目宮史郎を襲名した藤本健太郎


 宮史郎のすごさを歌い、伝えていきたいー。そう宣言した藤本は、88年にに宮史郎に弟子入りし、89年には宮が作曲した「今更別れはないでしょう」で歌手デビューしている。この日は初代高橋竹山流・高橋静山会の名取を持ち、天満天神繁昌亭に定期出演する腕前の津軽三味線を披露し「芸道に精進していきます」と口上を述べた。

 宮の形見だという衣装を襲名披露公演で着るために、体重を6キロ減らして舞台に臨んだ藤本は、オンステージで「女のみち」(1972年)「女のねがい」(同)「ひとり酒」(1973年)「おまえ」(1975年)「片恋酒」(1984年)など、宮のヒット曲などを披露して「師匠の歌を歌い継ぐことで、後世の人たちに宮史郎の偉大さを伝えていく」と、二代目としての決意を語った。

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襲名口上を述べる二代目宮史郎

 二代目宮史郎となった藤本はまた、宮の七回忌にあたる11月9日には、「女のみち」をカバー収録した新曲「女心の道」を出すことになっており、それも披露した。1960(昭和35)年7月1日生まれの57歳。大阪市出身。

 襲名披露公演には浪曲・歌謡曲歌手であり浪曲脚本作家でもある芦川淳平やデビュー当時からの付き合いがあるというキングレコードの井上実香など、藤本と親交のある人たちが出演して二代目襲名を祝った。







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