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原田悠里(キングレコード) 挑戦し続けます 恒例のコンサートで紅白復帰へも意欲 NHK大阪ホール [コンサート]

◆デビュー36年のキングレコードの歌手、原田悠里が2018年11月15日、NHK大阪ホールで「原田悠里コンサート2018」を開いた。同9月に発売した「恋女房」やミリオンセラーの「木曽路の女」(1985年)夢がかなったNHK紅白歌合戦で歌った「津軽の花」(1999年)など全16曲を歌った。40年ぶりという「ノクターン」のピアノ演奏も聴かせた。前日のNHK紅白歌合戦出場者決定のニュースに触れ「また紅白の舞台に戻ってみたい」と、新たな挑戦への意欲をみせていた。

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新たな夢への挑戦意欲を感じさせた原田悠里


 今回で13回目になる原田悠里コンサート。NHK大阪ホールを会場にするのは3度目になる。そのステージに真っ白なドレスで登場した原田は、2010年の平城遷都1300年を記念して作られた大作とも言える「古都旅情」で幕を開けた。そこには百合に花を描いたパネルも。

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 コンサート1部では演歌歌手としての顔だけではなく、彼女の多才ぶりをたっぷりと味あわせてくれた。そのひとつがピアノ演奏。原田は約40年前、鹿児島大学教育学部音楽科を卒業後、横浜にある小学校に勤めたが、そこで弾いて以来という「ノクターン」を聴かせた。客席からは<ガンバレー! ファイト!>といった声援も飛んで、それに押されるように去年のコンサートでも披露した「愛の讃歌」も再びー演奏した。

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 二葉百合子伝授の歌謡浪曲もまた、原田のもうひとつの顔である。譲り受けたのが、太平洋戦争末期に多くの特攻飛行兵を見送って、鹿児島・知覧の母とも言われてきた鳥濱とめさんをモデルにした「特攻の母 〜ホタル〜 」。オリジナルは約15分にもなる、その楽曲を涙ながらに歌い上げた。

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河内屋菊水丸

 ゲストには河内音頭の河内家菊水丸が出演。本邦初公開の音頭「原田悠里物語」を和太鼓とエレキギターも伴奏で歌って、会場を沸かせた。

■来年には台湾でコンサート

 後半は「木曽路の女」「安曇野」など代表曲をまじえたオリジナル曲を揃えた。
 デビューして36年の原田にとって思い出の歌は数々あるが、この日選んだのは「身の上話」(1992年)と「人生夢桜」(2016年)の2曲。
 「身の上ーは、選ばれるのを期待していた紅白の落選を知らせる電話を受けたときの心境とダブル作品。また人生ーは、余命を宣告されていた故・下地亜紀子先生が書かれた遺言のような歌です」と原田。

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 原田はデビュー18年目の時、紅白歌合戦に初出場しており、以来、3年連続で年末の華やかな舞台を踏んでいる。
 期待されながら何度も落選しての出場だったから喜びもひとしおだったわけで、それだけに「また紅白の舞台に戻ってみたい」と、紅白出場者決定のニュースを見て再び意欲を燃やしたことを告白した。

 このところ5年ほど連続して原田は、台湾に通っている。この日も披露した「我愛妳」は約100年前に台湾にダムを作った技術者の夫人をモデルに、吉幾三が作詞作曲した壮大な楽曲。これが縁となり台湾との関係はさらに強まり、来年1月20日には台湾の台北でコンサートを開くことが決まっている。

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ラストはやはり「津軽の花」

 j原田は「来年11月、ここNHK大阪ホールで会えるように」と再会を誓い、新曲「恋女房」に続いてラストソングには「津軽の花」を歌って、賑やかにステージを締めくくった。


[原田悠里 オフィシャルサイト]
http://www.kitajima-music.co.jp/yuri/
[原田悠里 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10099








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