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第269回大阪流行歌ライブ 湯原昌幸・HANZO・朝花美穂・桂木龍が出演 [ライブ]

◆デビュー55年のベテランから去年5月にデビューしたばかりの新人まで4人が最新曲などを披露した第269回大阪流行歌ライブが、2019年1月16日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。20歳の新人ながら迫力ある歌唱で会場を沸かせた朝花美穂(徳間ジャパンコミュニケーションズ)は、カバー曲ながら「瞼の母」を歌うと、会場からは大歓声がわき上がっていた。

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第269回大阪流行歌ライブの出演者たち


 出演者の中で最ベテランの湯原昌幸(テイチクエンタテインメント)は、東京オリンピックが開かれた1964年に17歳で歌手デビューしている。バンドボーカル時代に歌ったヒット曲を1971年にリメイク、シングルリリースして空前の大ヒットとなった「雨のバラード」が、この日のラストソング。「今でもたくさんの人に歌われ、これを歌わないと僕のイベントは始まらないし、終わらない」といって会場を沸かせていた。

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湯原昌幸

 3月5日には東京・代官山の鳳鳴館で「芸能生活55周年 Birthday&Dinner Show」を開く。その会場では2月20日発売予定の新曲「星になるまで」(作詞・田久保真見、作曲・杉本眞人)の発表会も兼ねるが、この流行歌ライブ会場では一足早くその新曲を「ステージでは初めて歌います」と披露していた。


 シンガーソングライターのHANZO(テイチクエンタテインメント)は、2018年10月に出したバラード「人生の晩歌」を披露した。「生きていくことは決して楽ではなく、勝負の繰り返しであるが、必ず朝がやってくることを歌ったもの」だという。
 歌うには決して簡単な楽曲ではないが、彼は「映画のワンシーンを見るように淡々と歌えばいい」とアドバイスしていた。

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HANZO

 代表曲の「てっぺん」など彼の歌はカラオケでもたくさん歌われている。3月21日には優勝賞金10万円のカラオケ大会「第3回 HANZO杯」とライブを大阪市内で開く。「毎回200人程度の参加がある」人気のカラオケイベントだという。


 新人の朝花美穂はデビューから1年も経っていないものの、すでに中堅の風格すら感じさせる歌いっぷりを見せていた。演歌や大衆演劇が大好きだという祖母に連れられて幼い頃からそれに親しんできたこともあって、2018年5月に晴れて演歌歌手としてのデビューを果たしている。

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朝花美穂

 この日、客席をうならせたのが「瞼の母」だった。中村美律子バージョンのカバーであったが、中村の後継者ができた、と思わせるほどに説得力ある台詞と歌は、聴くものを歌に引き込ませていた。さすが長年、演歌と大衆演劇に親しみ、3歳からは日舞も習ってきたというだけはある、観客の多くはそんな印象を抱いていたようである。

 デビュー曲の「なみだの峠」も台詞入り。「これからますます歌に磨きをかけて、歌も芝居も出来る歌手になりたい」と抱負を話していた。


 推薦曲コーナーに出た桂木龍(日本コロムビア)は、朝花と同じ鳥取県出身で、しかも元フェザー級のプロボクサーという異色の経歴を持つ。デビューは1993年。この日は2018年2月に出した「幸せとまれ・・・赤とんぼ」と、カップリングの「夢の銀河 〜 鳥取砂丘 〜 」を同じ事務所の三輪ひろしとデュエットした。

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桂木龍


[大阪流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/







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