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朝花美穂(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  大阪でも「出世街道旅からす」新曲発表会   「さらに歌に磨きをかけたい」  ボニーラ [イベント]

朝花美穂2.jpg◆20歳にしてすごい歌手が登場したものである。デビューからわずか8ヶ月ながらステージ度胸もトークも、まるで何年も歌ってきた人のように、しかも歌は文句なしに上手い。歌唱力だけなら今年の紅白歌合戦出場は間違いなく当確であろう。徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、朝花(あさか)美穂が2019年3月6日に出すシングル第2弾「出世街道旅がらす」の新曲発表会が、同1月30日、大阪・茶屋町のライブレストラン、ボニーラで開かれ、業界関係者に新曲が披露された。


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 朝花美穂のデビューは2018年5月だった。デビュー曲は「なみだの峠」。大阪でも開かれたそれの業界向けの発表会は、親会社のカラオケボックスのパーティールームだった。今度はゆったりと座ることができて、食事もふんだんに用意するといった具合で、わずか1年未満でかなりの出世である。

 それを地でゆくような新曲のタイトルは「出世街道旅がらす」。股旅演歌で、得意なセリフ入りの男歌である。これを歌った朝花は「元気な歌が大好きで、(曲をもらって)とても嬉しかったです」と笑みを見せると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

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デビュー2枚目のシングルは3月発売

 彼女の歌にはこんなエピードもある。
 デビュー曲を偶然にスマートフォンで聴いた9才になる、普段は演歌とは縁の薄い女の子が突然、それを投げ出して、そばにいた父親に「この人誰?すごくうまい」と訊ねたというから、良いものは年齢を問わずに伝わるようである。

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久々の大型新人登場

 この日はまた、朝花が老婆に扮して、約10分もある「九段の母」をカバーして、♪ 倅よ〜 とステージにしゃがみ込むなどひとり芝居も演じ、大衆演劇を祖母と一緒に幼い頃から親しんできただけに堂々たるところを見せた。

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舞台に座り込んでの熱唱・熱演

 歌手デビューのきっかけとなったNHKのど自慢でチャンピオンになった際の歌唱曲、島津亜矢の「縁(えにし)」を歌い、踊りで美しい指先の動きなど所作を見せた。新曲のカップリング曲で地元・鳥取県米子市の夏祭り「がいな祭」も聴かせた。

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徳間ジャパンの下川一秀常務取締役

 徳間ジャパンコミュニケーションズの下川一秀常務取締役は「デビューから8ヶ月、すべてが順調に推移している。彼女がポップ、ステップ、ジャンプと飛躍出来るよう支援していく」と話し、朝花は「さらに歌に磨きをかけられるように、勉強していきたい」と、意欲を見せていた。

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強い意気込みを見せる朝花美穂


[朝花美穂 オフィシャルサイト]
https://asakamiho.jp/
[朝花美穂 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/asaka.html







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花咲ゆき美(日本クラウン). 「ひとり象潟」 秋田の景勝地・象潟が舞台 印象的なロングトーン 2月には「掛魚まつり」で披露 [インタビュー]

花咲ゆき美 2.jpg◆象潟(きさかた)は今は雪景色だろうか。日本クラウンの歌手、花咲ゆき美が訪ねたのはまだ一面に黄金の海が広がり、遠くに鳥海山が浮かんでいた。2018年12月リリースの彼女の新曲「ひとり象潟」は、象潟を旅する恋に傷いた女性の心の内を描いている。象潟を歌ったのは松尾芭蕉、島倉千代子に次いで3人目ということで、地元の秋田県にかほ市からはふるさと宣伝大使に任命されたほどで、19年2月4日には300年も続くと言われる、同市の金浦山神社で行われる掛魚(かけよ)まつりでは、市内の道の駅で「ひとり象潟」を披露する。








 象潟とは秋田県にある景勝地のひとつ。江戸時代の地震で海底が隆起して陸地化、現在のような水田化された。今、そこには島と呼ばれる103の小さな山が点在し、象潟ならではの景観を作っている。

花咲ゆき美・ひとり象潟.jpg デビュー14作目で初めてそこを訪れた花咲ゆき美が歌うのは「ひとり象潟」。恋をなくした歌の主人公の女性は小島に涙を流し、芭蕉も立ち寄った蚶満寺(かんまんじ)で過去を悔い、そして鳥海山に未来を占うー。歌には象潟の景色が散りばめられている。
 「ご当地ソングでは津軽を歌っていますが、今回のようにピンポイントを歌うのは初めてです。私の歌には寒くて悲しい歌が多いのですが、この歌もやはり寒い北国ですね」

 詞は麻こよみが書いた。
 作曲はデビュー前からの恩師、新井利昌である。この新井に花咲は「ロングトーンで歌い終わりたい」と、初めてわがままを言った。
 ♪ あなたに 逢いたい 〜〜 確かに長く伸ばしている。「物語を長く続かせて余韻を持たせたかった」
「こんなお願い、今まで言ったことなかったのですが、すんなりと聞いてもらえました」

 麻が「素晴らしい所がある」と詞に現したのが象潟だった。
 その地を歌ったものには、江戸時代には松尾芭蕉が「奥の細道」に著した、象潟や雨に西施がねるの花、があるし、近年では島倉千代子が合併前の象潟町の依頼で歌った「象潟小唄」が知られている。
 花咲は芭蕉以来3人目ということになり、「ひとり象潟」は象潟史の残る名誉ある作品となったのである。

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にかほ市宣伝大使の名刺

 間近に迫った掛魚まつりではそれを歌うが、掛魚とは漁師が氏神に供える魚のこと。ここでは地元で獲れる鱈が主役で、祭りはタラまつりとも言われている由縁である。
 「地元の食べ物も色々と食べてみたいですね。見かけたきりたんぽスープカレーにも興味がわきます」


 カップリングの「酒場のまねき猫」は、ノリのいいリズム演歌。キャンペーンで配る歌詞カードには、振り付けの踊りを見ることが出来るQRコードを添付している。





[花咲ゆき美 オフィシャルサイト]
http://www.t-force1.com/
[花咲ゆき美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/hanasaki/whats.html







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