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第173回KOBE流行歌ライブ、北川裕二、山本和恵、三丘翔太、秋ますおの4人が出演 [ライブ]

◆すでに遠い日へと過ぎ去った昭和の時代を懐かしむように、昭和のメロディーが好まれている。2019年2月21日、神戸・新開地で開かれた第173回KOBE流行歌ライブでも、数多くの昭和歌謡曲・演歌が披露されて観客を楽しませていた。北川裕二、山本和恵、三丘翔太、秋ますおの4人が出演した。

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第173回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 この日のメインゲスト、北川裕二(キングレコード)は作曲家、弦哲也の2番弟子。高い歌唱力を持つがヒットに恵まれなかった彼に、大きな転機を持たらせたのは6年前、昭和演歌の味がたっぷりを染み込んで大衆演歌と名付けられた「女のみれん」(2013年)だった。ライブではこれを歌うと共に、昭和歌謡曲・演歌ばかり12曲を収録したカバーアルバム「歌匠 弦哲也を歌う」(2019年1月)の中から、内藤国雄が歌った「おゆき」を聴かせると、客席はその歌にに聴き入っていた。

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北川裕二

 カバーアルバムと同時に発売したのが、ロックバラード演歌という新しい切り口のシングル「やめとくれ!!」。これを最後に歌って「これでホームランをねらっています」と北川。


 三丘翔太(テイチクエンタテインメント)は7曲のタイトルが書かれた昭和歌謡曲・演歌のお品書きを用意していた。客席から拍手によるリクエストで、その中から「そして神戸」(内山田洋とクールファイブ)「細雪」(五木ひろし)を選び、客席を回ってを歌うと、拍手がわき起こっていた。彼はカバーアルバム「翔太のお品書き」「翔太のお品書き2」を出している。歌った2曲はそこには収録されていないが「アルバムを買ってください」とアピール。

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三丘翔太

 KOBE流行歌ライブには初めての出演の三丘は、今年1月に出した「散歩道」も披露。



 山本和恵(ウイング・ジャパン)は、30代から各地のカラオケ大会で名前を轟かせ、プロになってからは全国のカラオケ喫茶店でのキャンペーンを行うだけに、彼女の名前はカラオケ好きな人には良く知られている。彼女の歌は「三つの宝石」に代表されるように、多くが自身の実生活をベースに生み出された作品。自らが 作詞していている。ただこの日も歌った演歌「大阪恋みれん」は作詞が里村龍一、作曲は美樹克彦という異色作。

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山本和恵

 今年1月に出した「愛は刹那に」は山本の作詞による得意とするバラードで、「今を大切に生きよう」のメッセージを込める。


 PRコーナーには、福岡県からやって来た秋ますお(IZレコード)が出演した。長く歌謡教室を開いており、最近はカラオケ喫茶店も経営している。2012年に「哀しみのアンモラル」でCDデビューし、バラード系の作品を歌ってきた。3枚目のシングル「憎めないア・イ・ツ」では、初めてという軽快なメロディーで歌う。

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秋ますお

 「メジャー歌手にと誘われるのですが、関心はないんです」と、あっさりとしている。それでもデビュー曲の人気は高く、会場には関西のファンらが熱い声援を送っていた。







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