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菅原文太にあやかったデビュー45年の千葉げん太が初出演 J:COM11ch「歌に恋して」4月放送分を収録 [テレビ]

◆日本クラウンの歌手でデビュー45年になる千葉げん太が2019年3月4日、J:COM11chで放送中の歌番組「歌に恋して」4月放送分の収録 に出演した。18年12月に出した新曲で 望郷3部作の完結編「望郷雪国」 をアピールした。

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新曲「望郷雪国」をアピールする千葉げん太


 「望郷雪国」は17年前に他界した母親を懐かしむ、千葉げん太の実体験を元に歌われた作品である。病弱だった父親の代わりに、三男の千葉をはじめ男ばかり3人の子供を育てたという働き者だった母を残して、千葉は18歳で歌手を目指して宮城県栗原市の実家を後に上京した。

 コメディアンの関敬六や渥美清の付き人を5年間経験。その時の縁で、端役ながら森繁久弥や美空ひばりの舞台公演に出演。北島三郎の新宿コマ公演にも出たが、その際に出会った作曲家で、北島の「函館の女な」などの曲を書いた島津伸男に師事して、1976年に「トラック野郎」で念願の歌手デビューしている。

 前年に公開されていた映画「トラック野郎」で主役を務めた菅原文太は同じ栗原市の出身。デビュー前に菅原の家を訪ねた際に、文太にあやかってげん太を名乗ることになった。

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 2001年に「望郷わらべ唄」を出し、16年には「望郷波止場」そして去年12月5日に望郷シリーズの完結編として「望郷雪国」をリリースした。この新曲は三山ひろしの「お岩木山」などを手がけた千葉幸雄が作曲し、歌詞は千葉げん太自身が宮迫はじめのペンネームで書いた。千葉は20年前から、20枚にもなる作品すべてを自身で曲を書いている。

 新曲は、舞台を北海道に変えてはいるが、兄弟3人が母が作ってくれた味噌汁や煮っころがし、ずんだ餅の味が恋しいと歌う。今でも母親を思い出すと涙が出てくるが、歌う顔はあくまでも笑顔。歌いながら千葉は「母ちゃん、元気で頑張ってるよ」と語りかけるのだという。

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収録のもよう
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エンディングは歌恋ポーズで

 もう1人のゲストの城山みつきは兵庫県姫路市出身。幼い頃から白亜の名城、姫路城を見て育った。テイチクエンタテインメントからデビューして今年、4年目になる。1月に3作目の「雨、あがる / 富姫」を出している。

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地元・姫路を舞台にした「富姫」を歌う城山みつき

 カップリングの「富姫」は、泉鏡花の小説「天守物語」に材を取る。台詞入りの6分余の長編歴史歌謡は、その昔、姫路城の天守に棲んでいたと言われる富姫という美しい魔物と、鷹匠との恋物語である。
その天守でプロモーションビデオを撮影しており、これは姫路城始まって以来のことだという。

■渡辺要などのレギュラーも歌唱

 「歌に恋して」は、毎週月曜日午前10時、J:COM11chで放送されている。番組にはゲストのほか毎回、レギュラー歌手が最新曲を披露している。
 この日も渡辺要(日本クラウン)が「母は今でもこころの港」を、みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が「能登の灯祭り」福島はじめ(日本クラウン)は「女の時雨」野村真希(ウイングス・エンタテインメント)は「ブギウギ!それゆけエンジェル」を歌った。

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渡辺要(左)みやま健二

 視聴者のリクエストに応えるコーナーでは、みやまが沢田研二の「勝手にしやがれ」を歌い、本物そっくりに帽子を投げるシーンも見せた。

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福島はじめ


[歌に恋して]
https://warakasu.jimdofree.com/歌に恋して/







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