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真木ことみ(日本クラウン)   「恋散らしの雨 / あたたかい雨」  ふたつの雨が見せる切ない女性のドラマ [インタビュー]

真木ことみ2.jpg◆日本クラウンの歌手、真木ことみが2019年2月6日にリリースした新曲「恋ちらしの雨」は、カップリング曲「あたたかい雨」とともに、雨がキーワードである。発売日には東京・中野のCDショップで歌唱キャンペーンを行ったが、偶然にも空は雨模様。2曲とも雨がが重要な意味を持っているだけに、さい先のいいスタートであった。1ヶ月たった3月11日付けのオリコン演歌チャートでも16位にランキングされているなど、好調な売れ行きを見せている。










真木ことみ・恋散らしの雨.jpg 恋散らしー。聞き慣れない言葉だった。しとしとと静かに降る雨が、花びらを散らせていく光景に、恋の終わりを重ねている。真木は「まるで絵でも見ているかのような、日本の美しい情景を感じさせてくれます」と説明している。

 作詞は麻こよみ、作曲は徳久広司。この売れっ子コンビによる作品は、真木にとっては2作目になる。

 1番から3番まで、ラスト近くで 〈雨 雨 雨 雨 〉と雨が4つも続く。感情が高まるところでもある。「すべて違う雨を表現しており、最初は強く、次は弱く、再び強く、最後は色っぽくといった具合に表現を微妙に変えています」
 これはあくまでも真木の解釈による表現であり、正解はないという。
 「歌う方の気分で表現を変えてみてもいいですね」

 真木の声は太く「女性の優しさを表現するのは苦手」と自身で告白しているが、今作の「恋散らしの雨」では「徳久先生のメロディーによって角が取れて、優しさや柔らかさを表現できたように思えます。素の自分も出すことができました」と、レコーディングも短い時間で終えている。

 真木の「スッとレコーディングが終わると、歌い手としてはもっと違う表現ができるんじゃないかと思うんですよね」の言葉は、やはり歌い手であることを感じさせる。、


■心を癒す雨

 カップリング曲は「あたたかい雨」。バラード調の歌謡曲である。やはり雨がキーワードになっている。作詞は真木のマネージャーである浦千鶴子。真木に提供するのは3作目になる。作曲は鳥羽一郎の子息でシンガーソングライターの木村竜蔵で、真木にはこれが初めての作品になる。

真木ことみ.jpg

 「切ない歌なんだけど、不安なことや苦しみも、貴方と一緒ならば幸せに思えるでしょうといった歌なのです。癒されるメロディーで、繰り返し聴きたくなる楽曲です」

 演歌だとコブシや感情が入ってしまいがちだが、この作品では「それを入れないで歌うのがポイント」のようでもある。

 この歌の雨はタイトルの通りに、心を温かくしてくれる。一方のメイン曲の「恋散らしーー」では冷たい雨がしとしとと降るといった、2つは対照的な雨を表現している。






[真木ことみ オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/maki-kotomi/
[真木ことみ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/maki/whats.html







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