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大下香奈(ホリデージャパン)、 小田純平プロデュースの新曲「残り香」   狂おしい恋に身を焦がす女性を演じる [インタビュー]

◆現役のアナウンサーで歌手の大下香奈が、2019年6月にホリデージャパン移籍8枚目のCD「残り香」を出した。初めてのシンガーソングライター小田純平によるプロデュース作品である。小田の楽曲提供は、アルバム収録曲を含めるとこれが7曲目になる。悲しい大人の女性を歌わせることで、何もかもが新しいという大下を創り出した。

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この歌で女優になって演じている


 作詞は伊藤美和である。
 ♪ あと幾つ 眠ったら(中略)忘れられますか 〜 で始まり、♪ 逢いに来て 残り香が 消える前に 〜 と詞は綴られている。
 怖いほどの女の情念である。
 「これだけ女性の情念に特化した、ドラマチックな作品は今までなかった」
 大下香奈は大変な楽曲を手にしてしまった、と当初は困惑気味であった。

大下香奈 残り香.JPG 大下をよく知る小田は、彼女の高音の響きある声を生かした、哀しい表現を求めた。小田とコンビを組む機会の多い編曲家の矢田部正は、イントロにアコーディオンの音色を挿入して、主人公の悲壮なまでの心の動揺を表した。

 レコーディングを控えた大下は、小田からの要請を受けて、ホリデージャパンの本社がある東京・港区のビルの地下レコーディング室で、作品イメージの打ち合わせを行なっている。
 小田がギターを弾きながら歌い、歌の主人公の演じ方や表現の方法を語り始めた。
 「こんな歌い方でいいの?ダメ。じゃぁ、これは?こんなやり取りが何度も続いて、当初30分の約束が、終わってみると2時間も経っていました」

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新しくなった大下香奈が歌う

 綿密な打合せが功を奏したのか、実際のレコーディングは5テイクほどで終わっている。
 小田は大下に「言うことない。素晴らしい女性が出来上がった」と、思っていた通りの女性像の完成に満足そうであった。

 それは大人の女性である。
 心が泣いている悲しみに打ち沈んでいる。
 「その悲しみが彼女の声の中に出ている」
 小田は絶賛する。

 「自分とはまったく違う歌の主人公を演じるのは楽しくて、やり甲斐がありますね。でもわずか4分ほどの歌唱で、相手の男性が恋しくて憎らしくて、だけど恋しいといった女性の深い想いを演じるのは並大抵ではなかったし、疲れました」

 大下は「小田監督の下、女優になって演じ切った、まったく新しいわたしが出来上がっています」と打ち明ける。ファンもテレビで歌う彼女を見たり、キャンペーンで生歌を聴いて、その変化に一様に満足気である。





[大下香奈 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/kana-oshita/
[大下香奈 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_a8_ok.html








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