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氷川きよし(日本コロムビア) デビュー20周年記念で大阪城ホールで初の単独コンサート  今ここで歌えるのは皆さんのお陰    感謝を伝える全44曲の熱唱 [コンサート]

◆日本コロムビアの歌手、氷川きよしが42歳の誕生日の2019年9月6日、大阪市中央区の大阪城ホールでデビュー20周年記念コンサートを開いた。デビュー曲の「箱根八里の半次郎」から最新曲の「大丈夫」まで全44曲を熱唱。自身の人生を歌った「冬のペガサス」なども披露し、入場した昼夜合わせて約1万6千人のファンに多くの感動を与えた。オープニングでは高さ5メートルの昇降装置に乗って歌うなど、大きな会場を存分に生かした華麗な演出も見せた。同ホールで単独のコンサートは初めての氷川は「ファンの皆さんたちがいたからこそ、今、氷川きよしがここで歌うことができます」と、感謝のメッセージを伝えた。

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デビュー20周年を見せて聴かせてファンを魅了


 オープニングで大きな歓声に迎えられて、ステージ中央の扉から緑色の衣装をまとって現れた氷川きよし。昇降機でステージから5メートルの高さまで昇り「龍翔鳳舞」を歌って、それはタイトルの通り、まるで龍が天に登るかのようで、初っ端から観客を圧倒させた。

 かと思うと、ステージに降りると今度は真っ赤な衣装に着替えて、中央花道の先端まで移動して「それぞれの花のように」を歌唱。たくさんのファンをはじめ、この日集まった人たちへの感謝の想いを込めた20周年記念コンサートならではの、趣向を凝らした見せ場が次々と現れ、見るものを否応がなしに引き込ませる。

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観客を圧倒させた迫力のシーン

 観客を驚かせるシーンはまだまだある。
 2階席前に設えたトロッコに着流し姿で乗って歌いながら会場を1周したり、クレーンに乗ってフジテレビ系テレビアニメ「ドラゴンボール超」のオープニングテーマにもなった「限界突破×サバイバー」を聴かせるといった迫力の場面も。
 そしてアンコールでは、コンサートのテーマメッセージを込めた「あなたがいるから」を、ステージ高く吊り下げられたブランコに乗って、天使をイメージして真っ白な衣装をなびかせながら歌った。

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トロッコに乗って会場一周

 見所たっぷりなコンサートであったが、会場いっぱいに埋め尽くした人たちの心を動かしたのは氷川自身の人生を過去・現在・未来に分けて歌った「冬のペガサス」「メトロノーム」「碧し」の3曲であった。
 「冬のー」は今まで自分自身が苦しさを乗り越えて希望へとつなげてきた、今の心境を歌っている。自らを押し殺していた幼少期から10代にかけて、自分の存在に悩んだ苦しい想いを綴ったのが「メトロノーム」。それらはどれも「歌手氷川きよしの想いをそのまま歌った」もので、すべての人に感謝の気持ちを伝える作品である。

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バースデーケーキのプレゼントも

 いずれの楽曲も「僕の想いを伝えて書いてもらったもの」(氷川)で、歌手氷川きよしがどのように出来上がり、そしてこれから目指す方向ーを伝えている。中には涙を滲ませて聴き入る観客もいた。
 氷川は「今はただ本当にありがとうの気持ちをすべての人に伝えたい。生命ある限り歌い続けたい」と、話していた。

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自身の人生を歌う

 コンサートでは「星空の秋子」など女性シリーズや、デビュー曲に代表される股旅物シリーズ、「情熱のマリアッチ」などメドレーで聴かせたリズム歌謡シリーズ、そして大阪オリジナルの構成を見せた「大阪とんぼ」など、定番コーナーも揃えた。


[氷川きよし オフィシャルサイト]
https://www.nagarapro.co.jp/top/artist/artist.php?id=1
[氷川きよし 日本コロムビア]
https://columbia.jp/hikawa/







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