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大谷めいゆう、大阪・十三でライブ開く  提供曲・オリジナル曲など全12曲を歌唱 [ライブ]

◆作曲家でシンガーソングライターの大谷めいゆうのライブが、2019年12月6日、大阪・十三のライブハウス、246ライブハウスGABUで行われた。青春三部作と言われる青春ソングや演歌歌手の哀感を歌った「パンの耳」(天童よしみ)今なお多くの人に歌われる「ありがとう感謝」(小金沢昇司)など全12曲を歌った。

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同世代に向けたメッセージソングを作りたいという大谷めいゆう


 大谷めいゆうは大阪市出身で、ライブ当日には北野高校時代の同級生たちが会場最前列に陣取って声援を送っていた。「
 65歳になった彼は、曲作りにますます意欲を見せている。70万枚のヒット曲で知られる同い年の歌手、原大輔(テイチクエンタテインメント)とは「もう一度、夢を見てみよう」と、今年9月に「これからの人生」を原に提供している。この日は、古い友と夢を語り合うカップリング曲の「俺の生き様」と合わせて披露した。

 「去年暮れに彼と会って、もう一度やろうと意気投合して、同世代に向けたメッセージソングを作りました」

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 大谷は北野高校から早稲田大学へ進んでいる。青春三部作と呼ぶ「俺たちのC'est la vie(セ・ラ・ヴィー)」「借りた八千円~一言芳恩~」「早稲田松竹」は、そうした東京での学生時代に題材を取っているもので、「借りた ー 」は滑り止めで受験するための受験料を友人から借りた実話を基に書いた作品である。

 多くの作品は聴く人の心に染みる楽曲が多い。
 作詞家山本茉莉が歌手時代の苦労話を詞にして、大谷が曲を書いた「パンの耳」は、天童よしみが歌った。
 これは山本の下積み歌手時代の体験を歌にしたもの。クリスマスイブにもかかわらずスナックでキャンペーン。出番の声がかかるまで寒い外で、鞄に詰め込んだカセットを持って立って待っている。多くの演歌歌手が体験していることだけに、涙を誘うシーンもある。

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 やはり寂しいクリスマスを歌うのが「55回目のクリスマス」。大谷が55歳の時に作った作品である。♪ 街のあかりが 今夜のキャンドル 〜 と、ひとりで過ごすイブの夜を描写。 ♪ 想い出と語り明かそう 〜 と歌っている。

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ゲストの北沢麻衣と塩乃華織が司会を担当

 過ぎた日々に想いを馳せ、これからの人生に 夢を膨らませるライブの締めくくりは、彼が多くを提供するキングレコードの歌手、小金沢昇司の「ありがとう感謝」。人生すべてに感謝を示すかのようなライブであった。

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1月に徳間ジャパン移籍第1弾の新曲を出す北沢麻衣(左)と五条哲也
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新曲「七尾線」を歌う塩乃華織(左)と女装歌手の立石光

 ライブではこれより先、この日のゲスト歌手の北沢麻衣(徳間ジャパンコミュニケーションズ)五条哲也(日本クラウン)塩乃華織(同)立石光(夢レコード)らが、オリジナル曲と昭和の流行歌を歌って盛り上げた。

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古市幸弘(左)と中川肇

 大谷は「これからぼくらの世代に向けたメッセージソングを作っていきたい」と話していた。


[大谷めいゆう ウィキペディア]
https://ja.wikipedia.org/wiki/大谷明裕








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KANA(テイチクエンタテインメント) 「再会の街」 女性ファンの心を揺さぶる 来年はHANZOとのライブツアーも [インタビュー]

KANA・再会の街 2.jpg◆姐御のニックネームがよく似合うダイナミックな歌いっぷりが女性から人気の、テイチクエンタテインメントの歌手、KANAのファン層が広がっている。歌手デビューして21年、テイチクからソロデビューして11年目。40ー50代でKANAを支持するファン層が広がっているという。歌うのは切ない愛をテーマにした歌謡曲であるが、ロックを思わせるような激しさもあったりする。2019年11月には、テイチク10枚目のシングル「再会の街」を出している。♪ そっと秘めた想い 口に出来ず 〜 女性の心を揺さぶる。


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 大人の愛を歌うKANAの歌は難しいー。
 こんな声をよく聞く、とKANAは話す。ワイルドでパワフルな表現が、そう感じさせるのであろうか。
 それでもこのところ、ファン層の拡大もあってか、カラオケで歌う人が増えているという。中でも関西では、リクエストの多い「コイノアシアト」が良く歌われている。2017年にリリースした楽曲であるが、当時から歌うには難しい、と言われていた。

 「周りでは難しい言われますが、メロディは決してそうでもないんですよ。『コイノアシアト』が、今頃たくさん歌われるのは、恐らく練習に2、3年かかったんでしょうね」とKANAは笑う。

 このように歌いやすい歌が好まれ、またそれに沿った楽曲作りが重視される風潮が演歌・歌謡界にはある。それに抗うように彼女が歌うのは「でも、こういう作品なんです」と説明する。
 そんな彼女は「自分たちが良いと思った、私らしい楽曲を作っていきたいのです」といった信念を曲げない。それがたとえ歌いづらいと思われても、「私(KANA)らしさ」というオリジナリティを大切にしたいのである。

 新曲「再会の街」は作詞が冬弓ちひろ、作曲は実兄の小林宏和、編曲は佐藤和豊による大人のラブソングである。3年前に完成していた作品。長く眠っていたが、時折、ライブでは歌って評判を取っていた。
 今回、新曲の話が持ち上がった際に「それならば、とメイン曲として収録しました」という。

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 「再会の街」の発売を記念して、今回で4回目になるボーカルコンテスト&パフォーマンス発表会を行う。
 ボーカルコンテスト部門でグランプリを受賞するとKANAのライブに出演して、オリジナルバンドの演奏でグランプリ受賞曲を1曲歌唱出来る。その模様はDVDに収録してプレゼントされるという。
 応募の締切は2020年4月17日必着。決勝は20年6月28日、東京・品川の「J-SQUARE SHINAGAWA」で行われる。

 来年は2月から、同じテイチクのシンガーソングライター、HANZOとジョイントして「KANA&HANZO 2020ライブツアー」を、全国8ヶ所で行う。初めての試みである。皮切りの大阪会場は大阪・中崎のライブハウス、キャンディライオン。
 「HANZOさんとは去年、一緒に仕事をしてから、お互いの音楽を意識するようになりました。今回、歌謡曲の世界で2人で何か出来たらいいね、ということになりました」

 内容も2人がお互いの歌を交換して歌ったり、楽器やコーラスも交えて「楽しいライブ」を企画している。
 決定されている8会場以外でのファイナルライブも計画中である。





[KANA オフィシャルサイト]
http://pre-pro.co.jp/talent/kana/
[KANA テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kana/








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