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男石冝隆(テイチクエンタテインメント)  新曲「竹の花」  聴けばきくほど歌いたくなる心を揺るがす楽曲  深い女の情念を歌う [インタビュー]

◆120年に1度咲くと言われる竹の花のように、長く一途に好きな男性を想い続ける女性の情念を、竹に重ねて歌う男石冝隆のテイチク5枚目のシングル「竹の花」が2020年8月19日に発売された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて仕事が制約される中、「多くの方に気に入ってもらい、カラオケで歌ってもらっている」など、8月31日付けのオリコン演歌・歌謡曲チャートでは9位にランキングされ、早くも高い反響を集めている。

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男石宜隆


 作家陣は、前作の「閨(ねや)の月影」と同じ、作詞円香乃、作曲岡千秋、編曲伊戸のりおである。前作が月をモチーフにしたから、今作では竹をと早くから決まっていたという。まるで竹取物語のようなシリーズでもある。
 もともと女歌を多く歌ってきた男石冝隆だが、今作の「竹の花」では男歌のように力強く、しっかりと感情を込めて歌っている。レコーディングでいつも通りにしっとりと歌い始めた彼に、作曲家の岡千秋は「竹が天を貫くように、しっかり声を出して歌うように」と、歌い直しを求めた。

 確かに聴いていて安定感がある。歌には ♪ ハラリ 頬に・・・ 〜 など、ロングトーンが2度入る。「ここが皆さんに気に入られているんです」と男石。
 岡は「ロングトーンのところではしっかりと声を張って歌うように」と男石にアドバイスしているが、男石は思い切り声を出す「ロングトーンには少々驚いた」という。

男石宜隆・竹の花.jpg 男石は2016年にテイチクからメジャーデビューする以前、4年前から演歌と歌謡曲の要素を兼ね備えた楽曲を自ら作詞・作曲して歌うシンガーソングライターとして活動していた。
 その頃の経験から、今も楽曲作りには自分の思いを提案する。たとえば前作では「マイナーな三連のリズムで作って欲しいとお願いした」し、カラオケ好きの人たちの多くが好む、演歌と歌謡曲の中間のような作品を希望した。
 今作でもそスタイルは変わらず、前作では琵琶の生音を入れたが、今回は生の二胡の音を入れて「和のテイストを盛り込んでもらいました」と、こだわりをみせる。

 こうした楽曲に向かう姿勢は、歌謡教室の講師を長年やってきたからでもある。この間に歌好きの人たちが、どのような歌を求めているのか、を絶えずリサーチしていたという。カラオケ発表会に行くと、プログラムを見て歌われているのは、どんな作品なのかなど、歌の傾向を探ったりもした。演歌と歌謡曲の両方の要素を持った作品は、こうした<市場調査>から生まれてきたものである。

 一方カップリング曲の「ヤバイ・・・」は、ノリのいいポップな楽曲である。ステージのエンディングを飾る歌として作ってもらったという。
 「ヤバイとバイバイをかけた軽快な歌詞は、振り付けを交えて皆さんと一緒に楽しんでもらえます」と男石。

 エンディングで歌いたいのであるが、新型コロナウイルスの影響もあって、肝心のステージは「営業、キャンペーン共にキャンセルや延期ばかり」で、なかなか「ヤバイ・・・」をステージで歌う機会はやってきそうにもない。
 ただし10月22日には神戸・新開地のKAVCホールで開かれる予定のKOBE流行歌ライブに出演が決まっているから、ここでは披露できそうである。



 男石は「『竹の花』は、一度聴いてもらうと歌いたくなり、2度聴くともっと歌いたくなる楽曲です。何度聴いても心を揺るがしてくれるはずです。たくさんの方に歌ってもらって、宣伝してもらい、覚えてもらえるとうれしいです」と話していた。

 竹が花を咲かせると不吉な前兆であるとも言われるが、まっすぐ伸びる竹のように、この「竹の花」が蔓延する新型コロナウイルスを吹き飛ばしてくれる、そんな吉兆を呼ぶきっかけとなるといいのであるが。


[男石冝隆 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/oishinobutaka
[男石冝隆 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/oishi/








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