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新型コロナで歌手の動画配信が人気 ファンと新たなコミュニケーション作り [動画配信]

◆新型コロナウイルスがきっかけとなって、演歌・歌謡界にもデジタル化の波が押し寄せている。コンサート・ライブのデジタル配信はもちろんだが、歌手の中にはウォーキングをしながらアカペラ歌唱を動画で届けたり、ライブ配信でファンになぞなぞを出題して早く正解を返した人にグッズをプレゼントするなど、ネット上でファンとの新たな絆作り進めるケースも見られる。

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毎週土曜日のライブ配信が人気の入山アキ子(左)と
ウォーキング・アカペラ歌唱に大反響の宮本静


 和歌山在住の歌手、宮本静は2010年のデビュー以来ずっと、和歌山をテーマにした歌の歌唱にこだわり続けている。その彼女がこのところ行っているのが、1万歩ウオーキングである。そこにひと味、工夫を凝らしたのが、歩きながらアカペラで歌う動画をFacebookで配信すること。

 もともと歩きながら良く歌っていたという「三百六十五歩のマーチ」を、ウオーキングの様子を自撮り動画配信する映像でアカペラ歌唱したところ、大きな反響があって彼女自身も驚いたほどであった。
 「歌いながら歩くと息が上がり、心拍数も上がります。そうするとカロリーも消費される訳です」と宮本。
 ファンサービスと共に健康増進にも役立つ、一挙両得という訳である。

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ウォーキング中のおしゃべりと歌を動画配信する

 彼女は10年前に、乳がんで亡くした妻を偲ぶひとりの男性を歌った「紀の川のほとりで」で歌手デビューしている。この楽曲は地元和歌山・紀の川市が進める、乳がんの早期発見・早期治療を呼びかけるピンクリボンキャンペーンのテーマソングにも指定された。
 これもウオーキングでアカペラで披露した。その後、同曲のカップリング曲「あんたの済州島(しま)」も歌っている。
 宮本は「これからもウオーキングで歌って、皆さんに楽しんでもらいます」と話している。


 テイチクエンタテインメントの歌手、入山アキ子は2020年9月9日発売の新曲「月に笑う蝶」がオリコン初登場7位(9月21日付け)と好スタートを切っているが、その陰にはコツコツと続ける動画配信で全国のファンとの絆を強める活動がある。

 毎日夜にYouTubeで届けているのが「入山アキ子のつれづれ日記」。新型コロナウイルスによって歌手活動がままならなくなってから欠かさずに配信を続け、すでに195回を数えるまでになっている。静かに優しい声で、その日の出来事や予定されているイベントの告知などを伝えている。
 聴きながら眠ってしまいそうな、心和ませる内容はファンの間でも好評である。

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間もなく200回を迎える「入山アキ子のつれづれ日記」

 また毎週土曜日の午後にFacebookとYouTubeでのライブ配信も人気だ。あたかも同じ場所にいるかのように錯覚させるほどで、視聴者になぞなぞを出題して、その回答をSNSのコメント機能を使って返すコーナーも人気。正しい回答を早く寄せた人にはグッズプレゼントもあって、次々と回答が寄せられる様子は、彼女の人気の高さを見るようでもある。

 締めくくりには新曲のカップリング曲で、入山自らが作詞した「笑顔の花が咲くように」を視聴者と一緒に歌う。ファンにとっては毎週末の欠かせない楽しみになっている。


[宮本静 オフィシャルサイト]
http://shizu.ikora.tv/
[入山アキ子 オフィシャルサイト]
http://入山アキ子.jp/








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