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歌手生駒尚子(徳間)と小川リエ(夢)が漫才師に!  M1予選会でナイスアマチュア賞を受賞 歌姫ちゃんず!リエ&ナオ [デビュー]

◆既成の歌手という枠にとらわれないエンタテインメントを目指したいーと、ハリセン演歌歌手の小川リエ(夢レコード)と河内音頭師で歌手の生駒尚子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)の現役歌手2人が、漫才の最高峰を決めるM1グランプリの1回戦で、審査員が最も印象に残った出場者に送るナイスアマチュア賞を受賞した。歌手の活動に幅を持たせたいと、ベテランの彼女たちが何らかの化学反応を求めて、新たな挑戦に乗り出している。

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漫才師デビューした歌手の小川リエ(右)と生駒尚子
その名も「歌姫ちゃんず!リエ&ナオ」


 2人のコンビ名は「歌姫ちゃんず!リエ&ナオ」
 小川リエはハリセンで知られたチャンバラトリオの弟子で、受け継いだハリセンを「ひとつたたけば幸せに〜」と打ち、最新曲の「浪花の一番星」を歌うハリセン演歌歌手。デビューして24年のベテランである。
 一方の生駒尚子は父で河内音頭師の生駒一の元で、数少ない女音頭師として活動していたが、1995年に「河内太鼓」で歌手デビュー。10枚目のシングル「可愛いおんな」を2019年7月にリリースしている。

 この2人の出会いは、生駒が歌手デビューして間もない頃、すでに関西の芸能界で活動していた小川から、通天閣の地下にあった通天閣歌謡劇場への出演を誘われたのが最初であった。
今回も小川が生駒を誘った。
 「小川先輩(生駒はこのように呼ぶ)から、2人で一緒になんかやらへんか、と声をかけてもらって、内容も聞かずにやりますって答えたんです」と生駒。

 それが漫才だったとは少々驚きであっただろうが、生駒は、河内音頭にラテンのリズムを取り入れるなど、新しいことへの取り組みにも積極的なだけに、「大阪人やから人を笑わすことは出来るし、互いの能力が重なることで化学反応が起こるかもしれない、と考えたんです」と、自信を見せるほどである。

 予選会は2020年9月25日、大阪市中央区の朝日生命ホールで行われた。プロ・アマ合わせて175組が出場した。彼女たちはアマチュア部門でエントリーした。

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これからは歌手と漫才師の二足のわらじ!?

 2人が演じたのは、小川が可愛らしいピンクの幸せのハリセンを持って、生駒に小気味よく突っ込んでいく<リズム漫才>風の約4分程度の、しゃべくりとパフォーマンスを絡めたネタであった。

 河内生まれの生駒と京都生まれの小川は、ネタのオープニングで雅楽が流れる中「毎度、おいでやす」「リエどす」と、賑やかに登場する。
 極め付けは、小川が生駒の頭をハリセンでたたいて、「女の命」といわれる髪の毛を落とすシーン。かつてのチャンバラトリオを思わせるが、これはお仕置きのハリセンではなく幸せを届ける一手だとか。

 歌手らしく、これに歌ネタもちゃんと盛り込んだ。コンビ結成に合わせて作ったオリジナル曲「歌姫ちゃん音頭」「手を洗おうの歌」がそれ。「歌姫ーー」は河内音頭のメロディーに、歌姫ちゃん風にアレンジした歌詞を付けて歌う。
 コンビを結成したのは今年1月。さあこれから本格的に練習という時に新型コロナ騒動である。練習はもちろん、お客さんに見てもらう機会もない。そこで始めたのがYouTubeによる動画配信であった。

 チャンバラトリオを師匠に持つ小川であるが、こうした舞台は初めてであっただけに「師匠のビデオを見て勉強した」という。
 彼女たち、今回は本選への夢は断たれたが、小川は「楽しみながら上を目指したい」と、ちょっと緩めの発言。それに対して生駒は「漫才で目立って、歌手としててっぺんを取ってみたい」と、言い切った。








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石見銀山歌謡祭、2年ぶりの開催へ 来年5月  永井裕子・朝花美穂ら5人の出演決定 [イベント]

◆世界遺産石見銀山の地より、演歌発信ーをキャッチフレーズに、毎年行なわれている「石見銀山歌謡祭」(主催・石見銀山歌謡祭実行委員会)が2021年5月23日に、島根県大田市のサンレディー大田(ふれあいホール)で2年ぶりに開催されることが決定した。

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2年ぶりに来年5月に開催する第9回石見銀山歌謡祭


 同歌謡祭は今年、新型コロナウイルスの影響を受けて開催を中止している。
 第9回目になる今回の石見銀山歌謡祭に出演するのは、石見の国おおだ観光大使を務める永井裕子(キングレコード)をメインに、パク・ジュニョン(同)水城なつみ(同)島あきの(日本クラウン)朝花美穂(徳間ジャパンコミュニケーションズ)の5人。

 午後12時の開演。
 1部はふれあいステージで一般参加のカラオケ発表会。同2時30分からの2部のスターパレードでは永井、パク、水城、島、朝花がそれぞれ、新曲などを披露する。

 入場料は当日4000円。前売りは3500円(CD付)。
 問い合わせは、島根県大田市のCDショップ、歌の駅えんか(0854-82-2700)まで。

 開催には大田市・大田商工会議所・石見銀山テレビ放送・島根日日新聞社・エフエムいずも・キングレコード・日本クラウン・徳間ジャパンコミュニケーションズ・Webプレス社が後援している。
 また日の出歌友会・スタジオ弦・石見銀陵歌謡会・カラオケあじさい・各カラオケサークルの協力を得ている。


[企画・制作 歌の駅えんか]
https://enka2700.wixsite.com/enka








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木下結子(ホリデージャパン) 新曲「泣いてもええやろ」発売記念ライブ 尼崎・サウンドステージ月光 [ライブ]

◆歌手木下結子のホリデージャパン移籍第1弾「泣いてもええやろ」(作詞・もりこうすけ、作曲・サスケ、編曲・矢田部正)の発売記念ライブが2020年10月24日、兵庫県尼崎市のカラオケ喫茶店、サウンドステージ月光で開かれた。デビュー曲で代表曲でもある「放されて」(1984年)以来の、大阪弁で歌うバラードの新曲を披露した木下は「今年迎えた還暦からの歌人生を、ぼちぼちと歩んでいきたい」と、新たなスタートへの想いを話していた。

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37年目の想いをのせて歌う


 新曲発売日の10月21日にも同じサウンドステージ月光で発売記念ライブを開いており、この日はこれに次ぐ第2弾だったが、前回を上回る観客で会場はいっぱいになった。
 ライブでは新曲を披露すると共に、36年の歌手人生を振り返るように、デビュー曲から2ndシングル「純平恋唄」(1987年)5年目に出した「ノラ」(1989年)2004年に出した「放されて04」そのカップリング曲「今はこのままで」と、思い出の楽曲を次々と歌った。

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哀しい涙と美しい大阪湾の夕陽が対照的な新曲「ないてもええやろ」

 「放されて」は当初、大阪ローカル盤、いわゆるプライベート盤として日本コロムビアから発売されるはずだった。ところがレコーディングが終わった直後に、全国発売に切り替わり、木下は急きょ東京へ引っ越しすることになった。事務所は都はるみが抜けたサンミュージックに決まった。
 本人にとっても驚くばかりの出来事であった。
 1980年代後半にかけて流行った大阪ものの楽曲の走りとなった作品でもあり、その年の有線放送大賞新人賞にもノミネートされている。

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36年の歴史を振り返りながらオリジナル曲を歌った

 今も変わらぬ高い歌唱力がすでに評価されていた訳であるが、3年後に出した「純平恋唄」は売れなかった。当時としては歌詞の表現に反社会性があったのか「NHKでは放送禁止になった」(木下)し、歌う機会も限られたという。

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木下のデビュー当時の思い出を話す鈴木さん(右)

 デビュー前から木下を支えていた1人が、当時の日本コロムビア大阪レコード営業所で営業課長をしていた鈴木健朗さんであった。レコード卸会社のライラック商事(当時)と一緒になって、関西各地でキャンペーンを行なっている。
 その後、鈴木さんは広島営業所長、東京本社勤務を経て、現在は勇退しているが、木下の応援は変わりなく続けている。この日も会場に姿を見せていた。

■もう少し聴いてほしい

 木下結子の歌の魅力は物語性のある歌唱にある。
 デビュー5年目に出した「ノラ」(1989年)は、当初は「野良」のタイトルになるはずだった。詞を書いたのはちあき哲也(2015年5月没)。当時、母を亡くしたばかりの氏は「しばらく仕事はしない」と依頼を断っていたが、作曲をした徳久広司の再三の説得に折れ、「曲を先に書いてくれれば」という条件で、名曲が出来上がった。

 ちあきはその後、母を亡くした時の思いを綴った「吾亦紅」(2007年)を杉本眞人に贈り、大ヒットさせている。

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衰えぬ歌唱力は今も全国区

 木下は2012年から日本クラウンで6枚のシングルを出している。その迫力あるブルース・バラードは、いずれも聴く者の耳をそば立たせる。
 その中から3曲を歌ったが、中でも「ウヰスキー」(2012年)は今でも必ずステージで歌う。それは歌詞にある、人生はやり直しができる、いいことあると思わなきゃ 〜 と、弱気になりがちな気持ちを奮い立たせてくれるからである。

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歌手を辞めることも考えた

 還暦を迎えたのを機に、木下は歌手を辞めることを考えていた。
 世の中はコロナ、コロナで暗鬱としている。希望も感じられないから尚更であった。でも、ファンの声援もあって踏みとどまることにした。しかしここでも、やはり「ウヰスキー」が元気をくれたようである。
 「今回の移籍を境に住まいも引っ越しをし、もう少し歌って行こう、もう少し聴いてもらいたい」
そんな想いで、デビュー当時に還るような大阪弁で歌う新曲「泣いてもええやろ」にかけた。

■これからも歌います

 新曲では、36年間で流した沢山の涙の捨て場所に大阪湾を選んだ。デビュー曲でのそれは大淀川(淀川)だったが、そこでは足りないほどの涙の量なのである。歌では揃いのピアスも大阪湾に放してしまう。大阪湾に沈む夕陽がいずれは朝日になるように、出直すんやーと、歌はどこか木下本人の気持ちと重なるようであった。そんな歌には、会場からも大きな拍手が起こっていた。

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大きな拍手が送られた新曲

 こうした気持ちが通じたのであろうか、文化放送系で放送中の人気ラジオ番組「走れ歌謡曲」に約10年ぶりに出演が決まったという。12月8日に放送される。また12月16日には、これも久しぶりに「大阪発流行歌ライブ」のメインコーナーに出演する。

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まだまだ元気に歌いたい

 「これからも元気に歌います」という木下が、この日のライブのエンディングに歌ったのは、やっぱりオリジナル曲の「ありがとう そしてこれからも・・・」であった。

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エンディング曲を歌う木下(中央)


[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_kinoshita_yuiko.html








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安倍理津子(テイチク)50周年記念ライブで全15曲  来年は新曲出します  神戸・チキンジョージ [ライブ]

◆今年8月で歌手生活50周年を迎えたテイチクエンタテインメントの歌手、安倍理津子が2020年10月16日、神戸市中央区のライブハウス、チキンジョージで50周年記念ライブを開いた。最新曲「恋人気分で」やカバー曲など全15曲を歌って、「楽しい50周年記念ライブでした」と、話していた。

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デビュー50周年を迎えている安倍里葎子


 毎年春と秋にチキンジョージでライブを始めて8年。今年4月にも予定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止せざるを得なかった。
 「4、5ヶ月間、仕事もなく、自宅での母の介護でした」
 と報告する安部にとっては、今回、約1年ぶりの神戸開催であった。

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約1年ぶりの神戸チキンジョージ

 オープニングは「恋人気分で」
 2017年のテイチク移籍第1弾の楽曲である。「老いも若きも恋がしたくなるような歌です」と安倍。
 一生に一度という新人賞を手にした「愛のきずな」(1970年)に通じるような作品でもある。

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デビュー曲から最新曲まで

 安倍は、橋幸夫と歌った「今夜は離さない」(1983年)以来、デュエットの女王と呼ばれるほど、最新デュエット曲の「狸小路の夜は更けて」までに、17人の男性と歌っている。
 この日のライブでは、前作のカップリング曲で、滅多に歌わないという「私だけのピアニスト」を、バック演奏を務めたダメダメ倶楽部バンドのボーカル、ボビー江頭とのデュエットも聴かせた。

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観客を交えてのデュエットコーナー

 代表曲となった「今夜は離さない」は、北海道からやって来たという安倍とは中学時代の同級生の男性をはじめ、3人の観客をステージに上げて1コーラスずつを一緒に歌って会場を沸かせた。

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来年には新曲も

 安倍は「来年には50周年記念曲のリリースを予定している」といい、チキンジョージ・ライブは来年5月28日の開催を決めた。

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次回のチキンジョージは来年5月28日


[安倍理津子 オフィシャルサイト]
https://abe-ritsuko.com/
[安倍理津子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/abe-ritsuko/








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福島はじめ(クラウン) 福島・下郷町長を表敬訪問  C/W「塔のへつり」をアピール [イベント]

◆日本クラウン移籍第3弾の「北国終列車」(作詞・麻こよみ、作曲・徳久広司、編曲・石倉重信)を2020年10月7日に出した、福島県出身の歌手、福島はじめが、同13日、カップリング曲の「塔のへつり」(同)のPRのため、歌の舞台になっている観光地、塔のへつりがある福島県下郷町の星學町長を訪ね、「全国に塔のへつりと新曲をアピールしていきます」と伝えた。

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星下郷町長(左)を訪ねた福島はじめ。手にしてるのは下郷町のマスコット「しもごろー」


 星町長との面談は約15分であった。
 歌手福島はじめと下郷町との関わりは、4年前に下郷町内で開かれたふるさと祭りに出演したことがある。カップリング曲に登場する塔のへつりは、全国的に知られた江戸時代の宿場町の風情を残した大内宿と共に、下郷町を代表する観光名所で、国指定の天然記念物となっている。へつりとは、福島・会津地方の方言で断崖の意味。

 面談では福島が自身の楽曲「塔のへつり」を「下郷町はもちろん、福島県のPR曲として歌っていきたい」と話すと、町長も「(歌で)年々減りつつある観光客が増加することを願っています。コロナ禍で自粛した祭りが再開したときには、町民全体で応援したいので、頑張って欲しい」とエールを送っていた。

 かつて福島も参加した下郷町の祭りも、今年はコロナ禍で中止になっているが、福島は「いつか再開したら『塔のへつり』を披露したいですね」と話していた。


[福島はじめ オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/福島はじめ/
[福島はじめ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/fukushima/whats.html








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シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫、「とっぴんばらりのぷう」でCDメジャーデビュー 見栄張りの生きづらい社会を風刺  久々の大賞狙う!? [新曲発表]

◆俺の人生、こんなもんよ ハハハハッ~!と高らかに笑い飛ばす。「とっぴんばらりのぷう」と、何処か風変わりなタイトルの歌が2020年10月21日、フリーボードから発売される。歌うのは松竹芸能の漫才師、シンデレラエキスプレスの渡辺裕薫。鬱屈とした、どこかギスギスとした世の中の今、それを笑い飛ばすような楽しいコミックソングである。くよくよ悩むのが馬鹿らしくなるほど、体がわくわくしてくる。販売はキングレコードから。

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赤塚不二夫のギャグマンガのような面白さの「とっぴんばらりのぷう」を
歌うシンデレラエキスプレスの渡辺裕薫


 とっぴんぱらりのぷうは秋田県の方言で、めでたしめでたし、という意味がある。全国には同じような意味を持つ方言は幾つもあるのに、どうして秋田県なのか。
 「この言葉には、子供が喜んでくれそうな響きがあるんです」と、渡辺裕薫は漫才師らしいセンス見せる。
シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫・とっぴんばらりのぷう.jpg 歌は見栄を張って、銀座で買った高級革靴を買って一度も履かずに、店の紙袋を振り回して歩いたり、高級寿司店で注文するのはかっぱ巻きとあがりと、ガリだけーといった面白くておかしい主人公が元気に街を闊歩する。まるで植木等の「スーダラ節」を思わせるような楽しいストーリーの締めくくりが、とっぴんぱらりのぷう、という訳である。

 作詞と作曲をした、なにわの最後の演歌師と言われる田浦高志は「今の時代、誰もがどこか無理をして生きている。もっと気楽に生きてもいいんじゃない、という思いで書きました。かつての『スーダラ節』のように、気楽に生きるサラリーマンの雰囲気を再現しました」と明かす。

 漫才師の渡辺裕薫が歌を始めたのは7、8年前。演歌のような「松竹の芸人(おとこ)」という歌を自分で作って、楽屋などで鼻歌で歌っていたのが始まりであった。
 それを聴いた周りの人たちと9人編成のバンドを組んで、劇場で歌っていたという。それだに歌手顔負けの歌いっぷりで、歌謡界に新風を吹き込みそう。
 この人、相当に創造力に富んでいるようで、手作りの月刊の「シンプレ新聞」を作って、もう10年以上も関係者に配り続けているという。

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作詞・作曲は最後のなにわの演歌師・田浦高志

 そうしたところに目を付けたのが、「とっぴんぱらりのぷう」を作詞・作曲した演歌師の田浦高志であった。旧知の、レコード会社・フリーボード(本社・東京都)の勝間光和社長と連絡を取り合って、「歌い手は関西の芸人で」の条件付きでゴーサインをもらった。
 知人を介して渡辺を紹介してもらったといい「歌手として声も出ているし、性格は真面目。しかもおちゃらけなところもあって、僕の提案にも二つ返事でOKしてくれた」と田浦。

 その渡辺は「子供の頃、街に歌が流れていて、自然とテンションが上がっていました。そんな1日の原動力になるような歌にしたいですね」と、早くもヒットに期待を寄せる。

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やるからには高みを目指したいという渡辺裕薫

 シンデレラエキスプレスはデビュー32年になるベテラン漫才師である。活動の場は多くが演芸場である。歌手はゼロ年生というが「CDを1枚1枚地道に売っていくために、色んな所て歌っていきたい」と、新人歌手らしい殊勝なところを見せる。
 歌うことが「本業の漫才の表現力や存在感を高めることにつなげられればいい」とも。

 漫才師のシンデレラエキスプレスは2009年に第44回上方漫才大賞奨励賞を受賞している。歌手、シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫としてはー。
 「それ以来、大賞とは縁がないんです。18歳になる息子が、やるからには高い目標を持てと言うんです」
 何やらビッグ賞を狙っているようでもある。


[シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫 オフィシャルサイト]
https://twitter.com/cinprecinpre?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
[シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫 松竹芸能]
https://www.shochikugeino.co.jp/talents/cinderellaexpress/








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塩乃華織(クラウン) ふるさとテーマにワンマンライブ 全13曲歌う [ライブ]

◆日本クラウンの歌手、塩乃華織が2020年10月12日、大阪・堂山のライブハウス、umedaTRADで第24回目のワンマンライブを開いた。毎回、テーマを設けてカバー曲などを披露しているが、今回のテーマは「ふるさとを想う」。大阪で生まれ育って、ふるさとは大阪という彼女であるが、三橋美智也の「夕焼けとんび」などを歌った。

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定期ライブでファンに歌を届ける


 ライブは2ヶ月に1度、毎回テーマを変えて、umedaTRADの協力で開いている。今回のテーマである「ふるさとを想う」は、自分の田舎がない塩乃が子供の頃に「田舎が欲しい。買うて〜」と、親にねだったという経験から想い起こした。
 もちろん田舎は買ってもらう事はできなかったが、ある時、いとこが住む島根県の田舎へ行ったことがある。その夜「布団に入ると虫がいて、一晩中寝られなかったことがあった」(塩乃)ことから、2度と「買うて」とぐずることはなかったという。

 そんな体験を元に、多くの人が故郷の情景を思い起こす「夕焼けとんび」「ふるさとのはなしをしよう」(北原謙二)や「竹田の子守歌」(赤い鳥)「童神」(夏川りみ)の子守歌2曲も歌って、観客の郷愁を誘っていた。

 塩乃の故郷と言えば大阪なのである。その大阪を歌った楽曲の中から「大阪のおんな」(石川さゆり)「泣かへんわ」(天童よしみ)も聴かせた。

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次回のライブは12月8日に開催する

 彼女の最新曲「七尾線」は去年11月に発売している。まもなく1年がやって来るが、この間、満足な活動も出来ていない。今年に入ってからの新型コロナウイルスの影響である。このライブも本来は9月開催予定だったが、1ヶ月延期しての実施となった。
 「1日に5時間もカラオケボックスにこもっている」など、今は大好きな歌を、思う存分に歌える日を待ち続けている彼女である。

 ラストソングは、この「七尾線」を選んだ。アンコールには「誘惑されて棄てられて」(2011年)で応えた塩乃は「見えない敵と戦う中で、年末恒例のディナーショーは中止します。代わって12月8日に、今年最後のワンマンライブを行います」と、来場を呼びかけていた。


[塩乃華織 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/shionokaori/
[塩乃華織 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/shiono/whats.html








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永井裕子(キング) ふるさと佐賀で20周年凱旋コンサート ゲストに西方裕之と岩本公水 [イベント]

◆デビュー20年を迎えているキングレコードの歌手、永井裕子が2020年10月18日、地元佐賀県の佐賀市立東与賀文化ホールで「永井裕子20周年記念コンサート」を開き、代表曲から新曲「そして…女」まで、全11曲を歌った。同じレコード会社の先輩歌手で、同じ佐賀県出身の西方裕之と岩本公水が舞台に花を添え、20周年を祝った。

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 永井は集まった約250人の観客を前に、デビューからの20年間を振り返って「長かったような、あっという間だったようです。故郷を離れてホームシックになることもあったけれど、周りの方々に支えて頂いて、ここまで来ることが出来ました」と、涙で言葉を詰まらせながら話していた。
 オープニングは、白地に赤と黒の鮮やかな振袖姿で、ふるさと佐賀県に面する玄界灘を舞台にした「玄海恋太鼓」を威勢よく披露。
 「大勢のお客様を前にステージで歌わせていただくのは8カ月ぶりです。その舞台がふるさと佐賀というのは感無量です」とあいさつすると、会場は温かい大歓声で包まれた。
 会場を沸かせたのは「哀愁桟橋」をはじめ「菜の花情歌」「郡上八幡おんな町」など自身の代表曲。そして北島三郎の代表曲である「漁歌」もカバーすると、さらに会場を盛り上がっていた。

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 この日披露した楽曲は11曲。それを締めくくったのは、5月27日に発売した新曲「そして…女」。この作品は2012年発売の「そして…雪の中」13年発売の「そして…湯の宿」に続く「そして…」シリーズ3部作の集大成となる20周年記念曲である。
 永井は「全ての女性にとって主題歌になるような作品です。ぜひ皆さん自身と重ねながら応援して頂けたら嬉しいです」とアピールしていた。

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 永井をデビュー当時から知る音楽評論家の小西良太郎、作曲家四方章人、キングレコードの古川健仁プロデュサーも駆け付け、小西は「デビューの前から一緒に歩んできたので他人とは思えない。近々必ず化けるでしょう」と太鼓判を押していた。
 それに応えるように永井は「少し大人の女性らしく落ち着きも意識しながら、持ち前の元気さは変わらずに走り続けていきたい」と、意欲を見せていた。








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みやま健二(テイチク) 移籍第1弾「太鼓男祭り」 大阪で新曲発表会 [イベント]

◆歌手、みやま健二のテイチクエンタテインメント移籍第1弾で、2020年8月19日に発売された「太鼓男祭り」(作詞・鈴木紀代、作曲・西つよし)の新曲発表会が、10月11日、大阪市東住吉区の平野区画整理記念会館で開かれた。新曲を披露したみやまは「祭り気分を味わって下さい」と、場内を盛り上げていた。

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好調なスタートを見せる「太鼓男祭り」を披露する


 新曲は前作の「能登の灯祭り」に続く祭り歌である。
 今回は四国三大祭りのひとつで、愛媛県新居浜市の勇壮・華麗な太鼓祭りをモチーフにしている。
歌詞にある ♪ 女が惚れる 骨太男 〜 のように、みやま自身もまさに<骨太男>そのもの。それだけに女性ファンも多く、この日もたくさんの女性から声援を受けていた。

 この日、3度にわたって「太鼓男祭り」歌ったみやまは「この歌を契機に、祭り歌のみやまーのイメージを浸透させたいと思っています」と、これからも勇壮な祭り歌を歌っていく意気込みを話していた。

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新曲は前作に続いての祭り歌

 カップリングの「あゝおふくろよ」(作詞・鈴木紀代、作曲・西つよし)は、亡き母を想う男性を歌っている。みやま自身も母を18年前に亡くしているだけに、「これを歌うと必ず、母が瞼に浮かぶんです」と、涙を見せながら歌った。

 発表会では、前作の「能登の灯祭り」前々作の「浜撫子」をはじめ、「京都恋めぐり」など京都で活動していた時代の作品もメドレーで聴かせた。
また、歌手の花黎奈、みやまと同じ事務所の歌手三浦潤もオリジナル曲を歌って花を添えた。

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新曲発表会に花を添えた花黎奈(左)と三浦潤

■カラオケでも「太鼓男祭り」

 新曲発表に先立って行われたカラオケ発表会では、みやまに縁のある人たちがたくさん出場して、男女合わせて15人が「太鼓男祭り」を歌った。
 京都府内からの男性出場者は、自前の「太鼓男祭り」と曲名が入ったオリジナル法被を着て歌を披露していた。


[みやま健二 オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/
[みやま健二 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/miyama/








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宮本静、デビュー10周年記念コンサート   和歌山・海南nobinosホールに響かせたふるさと癒し歌 [コンサート]

◆デビュー10年目を迎えて今、和歌山を代表する歌手の1人と言われるまでになった宮本静が、2020年10月10日のデビュー記念日に、和歌山県海南市にある今年6月に開館したばかりの海南nobinosホールでデビュー記念コンサートを開いた。2010年に歌手として世に出てから一貫して、ふるさと癒し歌をテーマに、地元和歌山の歌を歌い続けている。3部構成で行われたコンサートでも、和歌山の魅力を盛り込んだ全17曲を歌い、集まった観客には「これからも15年、20年と頑張ります。皆んな付いてきてよ」と、元気に呼びかけていた。

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デビュー10周年を飾ったコンサートで歌う宮本静


 宮本静はデビューして10年間に23曲をリリースしている。その多くが地元の和歌山県を舞台に歌った「ふるさと癒し歌」なのである。デビュー曲「あんたの済州島(しま)へ」は、和歌山から済州島へ嫁ぐ女性が故郷への想いを大切に生きていこうという女性への応援歌である。この日はオープニングで披露して、1部では5曲のふるさと癒し歌を聴かせた。

 歌が大好きだという和歌山・海南市の神出政巳市長の姿も見られた会場で、デビューからの10年を振り返るように宮本は「苦しい事、楽しいこと、いろいろありましたが、プロの世界は厳しさも教えられました」と話していた。

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 2曲目に歌った「黒江からこころ為(ため)の女」(2012年)は、デビュー2枚目のシングルのメイン曲。500年の歴史を持つ紀州漆器の生産地として知られる和歌山・黒江地区を舞台に歌ったものである。
 続いて歌った「静の黒潮節」(2015年)は、同年の和歌山黒潮国体開催が契機となって話題になった楽曲である。彼女の4枚目のシングルである。同年には世界遺産の高野山のふもとの和歌山かつらぎ町を舞台に、平家物語の悲恋をモチーフにした「天野恋塚」も出しており、これも披露した。

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バックを務めたのは若いダンシングチーム

 1部の最後ではダンシングチーム・PROGRESSの踊りをバックに、「男節」で盛り上げた。

■力強く新曲「千畳太鼓」も

 デビュー曲のカップリング曲は「紀の川のほとりで」である。乳がん検診の早期受診を推進する世界規模のキャンペーン・シンボルであるピンクリボンのテーマソングにも選定されているという。2部では、これを和歌山県を拠点に活動するフォークシンガー、横山恭二のギターで歌ってみせた。
 最近、早朝に始めたアカペラでウォーキングでこれを披露したところ、大きな反響があったことも報告していた。

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 このほか今年4月に出した新曲「千畳太鼓」を、やはりPROGRESSをバックに披露した。10周年記念曲でもあるこの楽曲は、和歌山・白浜にある岩畳を思わせる大岩盤の海岸の千畳敷が舞台。現地でジャケット写真などを撮影しており、宮本は「力を与えてくれる歌です」と力強くこぶしを突き出して歌った。

■全国へも飛び立ちたい

 いよいよラストの3部では地元和歌山のピアニスト、木谷悦也によるピアノ演奏や、そのピアノに合わせて宮本は「舟唄」(八代亜紀)に初挑戦した。和歌山・新宮の人たちの間で歌われていたという「新宮ブルース」を聴かせたり、デビュー以前から歌っていたという木下結子の名曲「ノラ」も歌った。

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フォークの横山恭二と
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フクラシックピアニストの木谷悦也とのセッションも

 和歌山をふるさととする宮本だが、実は生まれは島根県なのである。小学生の時、和歌山に移り住み、以来、紀の川市で育っている。今では言葉をはじめとして<和歌山の女>そのものである。
 数々の歌謡コンテストにも出場して、1992(平成4)年にはNHK-BS「勝ち抜き歌謡選手権」にも出場して、松原のぶえの「蛍」でチャンピオンになったほど。その後、結婚・出産を経てのプロデビューであった。

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大好きな和歌山を歌い続ける

 かつて彼女はテレビに出演して「和歌山が大好きで、和歌山の良さをどんどん歌い、全国へも飛び立ちたい」と話していた。その想いは今も変らず、19年11月には東京・銀座のヤマハ銀座スタジオで、ファーストアルバムの発売を記念して、ふるさと癒やし歌コンサートも開いている。

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和歌山の歌を全国へ-と願う

 この日のラストソングに選んだのは「我が名は青洲」(作詞・三倉ひさお、作曲・徳久広司、2014年。翌年に新録バージョンを出している)。世界で初めて全身麻酔を用いた手術を成功させた、和歌山が生んだ偉人のひとりである華岡青洲を歌った男歌である。
 和歌山を歌い続ける宮本には相応しい代表曲であるようだ。

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これからもふるさと癒し歌を歌い続ける

 プロデビューして10年を記念したこのコンサートのアンコールソングは「愛をありがとう」。これを歌い終わって宮本は、「きょうのステージでは10年という長い月日をかみしめていました。これからもふるさとの明るい未来に向けて、和歌山の歌を歌っていきたいです」と、力強く語っていた。


[宮本静 オフィシャルサイト]
http://shizu.ikora.tv/








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松浦ゆみ(ウェブクウ) デビュー20年  来春は純烈と共演も [インタビュー]

「涙のラブバラード」(WING EXPERT、2010年)で多くの演歌・歌謡曲ファンに歌唱力の高さを認めさせた歌手、松浦ゆみが、デビュー20年を迎えている。

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デビュー20年を迎えている松浦ゆみ


 その彼女も新型コロナの影響で、今は活動もママならないが、大きなイベントでは来春、純烈と共演する神戸チャリティーコンサート(会場・神戸レバンテホール)に出演が決まっている。

 演歌・歌謡曲の世界に身を転じる前は、アメリカンポップス中心のオールディズを歌っていた。
 大阪港を行き交う観光船サンタマリア号の船上でもボーカルを披露するなど、現在の演歌、歌謡曲に止まらない幅広い分野でも話題を振りまいた。

 ヒット曲「涙のーー」は、そうしたポップスの要素も盛り込み、小ジャズと呼ぶジャズのノリを取り入れた。それを彷彿させるのが、最新曲「再び…愛のバラードを」である。2018年に出し、相変わらず高い人気を維持している。

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大阪港で夕陽を眺める

 10月のある日、懐かしい大阪港で夕陽で赤く染まる海を眺める姿は、20年を迎えている今、歌手、松浦ゆみが向かうべき道を探っているようでもあった。


[松浦ゆみ ウェブクウ]
http://www.webkoo.co.jp/j-songs/ma/matsuura-yumi/








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「演歌ジャックス」11月放送分を収録 五条哲也・秋山涼子がゲスト出演 [テレビ]

◆ゲスト歌手によるイチ早い新曲の披露と度肝を抜くコスプレ歌謡コーナーなどで視聴者を楽しませている音楽番組「演歌ジャックス」(奈良テレビ放送、J:COMなど)は毎月、大阪市内で収録されている。2020年10月7日には、ゲストに五条哲也(日本クラウン)と秋山涼子(テイチクエンタテインメント)が出演して、11月放送分の収録が行われ、それぞれ今秋発売の新曲を聴かせた。レギュラー出演のMARI(アクトラスレコード)は、忍者に扮してきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」を歌う。


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秋山涼子(左)と五条哲也

 11月1週目と2週目の放送に出演するゲストは五条哲也。収録日が発売日だった「まよい川」(作詞・高畠じゅん子、作曲・水森英夫、編曲・伊戸のりお)を披露した。この新曲で女性の切ない気持ちを歌って、初めて本格演歌に挑戦している。その内容に収録現場では高い評価を得ていた。「切ない詞ですが、暗くならずに笑顔で、2枚目路線で歌っています」という。

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五条哲也

 リズミカルなメロディーをハイトーンで歌い、彼の個性も存分に発揮されている。高畠の詞を歌うのは初めてである。哀しい女性の心のうちを声を張り上げるように歌う別れ歌であるが、そこには何処か明るさも感じられる。
 ジャケットの横顔は「昭和の銀幕スターを意識しました」(五条)といい、歌に登場するひとり酒場で酔う女性の姿は、まさに映画のワンシーンそのものである。



 関西にも多くのファンを持つ秋山涼子は番組には初出演。この日、最新曲の絵柄でラッピングした愛車、涼子号で来阪した。「海峡なみだ雪」の続編という「終着・・・雪の根室線」(作詞・円香乃、作曲・松井義久、編曲・伊戸のりお)は、北海道・根室本線を舞台に、女性の切ない心のうちを歌い、11月18日にリリースされる。放送日が新曲の発売日になる。

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秋山涼子


 歌には滝川、野花南(のかなん)幾寅と根室本線の駅が登場する。雪の最終地の幾寅駅に降り立ち、未練を絶って夢のかけらに灯をともすという内容である。心地いいリズムは、演歌ファンならずとも鉄道ファンの「歌てつ」たちの興味をそそることであろう。新曲の発売を記念して、同曲の歌唱音源を送ると、寸評を添え返信する新たなカラオケ企画も考えている。優秀者には秋山使用の小物などをプレゼントする。


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大人気のコスプレ歌謡コーナー

 コスプレ歌謡コーナーではすっかり話題の人になったMARIが、今月は黒装束の忍者に扮して、きゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」歌った。バックを務める男性レギュラー出演者4人によるジャックスモンスタたちが、踊りで彼女を盛り上げる。
 自宅でもセーラー服などでコスプレをするというほどのMARIは、毎月、自身でアイディアをひねり出して、衣装まで手作りするほどの念の入れようである。


【レギュラー出演者と歌唱曲】
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林よしこ 「さよならだけが言えない」
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MARI「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」「あなた」「にんじゃりばんばん」
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TAIKI 「I`ll remenber you」
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岩井都美子「笑って許して」「ノラ」
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JACKS娘 「恋人もいないのに」
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平井一郎 「俺の夢」
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HIRO 「二歳からのお願い」
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美空星(みそら) 「能登の恋まつり」
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司会: 小池史子(左)とファンキー・コバ


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/








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岩出和也(キングレコード) 「黄昏に愛を・・・」 クリスマスディナーショーに向け新曲アピール [インタビュー]

◆自らの楽曲では今までにないイメージのオシャレな歌謡曲「黄昏に愛を・・・」を2020年4月に出したキングレコードの歌手、岩出和也が、新曲発売以来初のキャンペーンを10月9日、大阪市内で行い、新曲と共に12月に大阪府泉佐野市のスターゲイトホテル関西エアポートて開くクリスマスディナーショーをアピールした。

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岩出和也


 「黄昏に愛を・・・」発売罤1週目のオリコンチャートランキングは4位であった。2週目に入って1位に上昇するなど好スタートを切った。全く新しいジャンルで、オシャレ度も高い楽曲が支持されたようである。作曲もこのところ岩出の楽曲で続いていた弦哲也から、アニメ「 六神合体ゴッドマーズ」の主題歌を歌ったことでも知られる、歌手で作曲家のひうら一帆が起用された。
 それだけに「黄昏に愛を・・・」は、今までの無難な路線を避けたかのように、少し冒険をした形の作品で、「面白味のある作品」でもあるという。

岩出和也・黄昏に愛を・・・.jpg 歌の後半の ♪ あゝ揺れて揺れて 〜 からのサビの部分は、聴かせどころでもある。
 「サビであるべき後半を聴き流されることのないように、デモテープのメロディーからはガラッと変えてもらいました」と、岩出。

 新型コロナの逆境を跳ね返すような発売直後の勢いのだったが、全くキャンペーンも出来ず、生歌も聴いてもらえない状態でもあった。岩出にとっては「歌の評判を掴むこともできず、闇中模索のようなスタート」であった。

 新曲のレコーディングは2月全くに行われた。
 その少し前、2月12日に大阪・岸和田で行われた岸和田歌謡祭が、彼にとってイベント出演の最後となった。東京で予定していた屋形船イベントも中止になった。
 以来、新型コロナウイルスの影響で「テンションは下がる一方だった」という。

 「新型コロナによって有名タレントや俳優が相次いで亡くなり、この先、どうなるのか想像も出来なかったし、食べていけるのかという不安もあった」

■12月には最高のクリスマスプレゼントを

 このような時期の新曲発売だった。10月7日には「岩出和也 全曲集2021」も発売している。今年2枚目のアルバムである。
 12月20日には恒例のクリスマスディナーショーを、ソーシャルディスタンスを取りながら100数十人規模で予定している。地元岸和田に近い泉佐野市のホテルには、会場の前後にそれぞれステージを設けるといった構成を考える。

 スマート感が増した新曲の生歌を楽しみにしている人たちにとっては、最高のクリスマスプレゼントになりそうである。





[岩出和也 オフィシャルサイト]
http://www.sunnysb.jp/iwade/
[岩出和也 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=20199








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福島はじめ(日本クラウン)、京都・車折神社で新曲「北国終列車」のヒット祈願 [イベント]

◆新曲「北国終列車」(作詞・麻こよみ、作曲・徳久広司)を2020年10月7日に出した日本クラウンの歌手、福島はじめが同8日、京都市右京区の車折神社でヒット祈願を行った。

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神妙な面持ちでヒットを祈る福島はじめ


 芸能神社としても知られているここには、多くの芸能人が参詣している。この日、雨がそぼふる中を、在阪の後援会の人と山門をくぐった福島は、本殿で宮司の祈祷を受け、「きっといつも以上に成功する。多くの人が笑顔になれるエンターテインメントを届けられるように、健康で仕事に臨めますように」と、心に念じていた。

 ヒット祈願を終えた福島は、気合い十分に「歌で巡る列車旅を楽しみます」とも話していた。

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新曲「北国終列車」
カップリングは「塔のへつり」

 「北国終列車」は、福島が日本クラウンに移籍して3枚目のシングル。前作までの切ない女心を歌った作品から一転して、アップテンポな列車演歌に仕上げられている。作曲を担当した徳久広司は、三橋美智也の「哀愁列車」を重ねて「令和の哀愁列車」と呼ぶほど、哀愁を帯びた作品になっている。


[福島はじめ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/fukushima/whats.html








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第5回WARAKASUライブ、マドンナに清水節子(日本コロムビア) みやま・福島・三浦のWARAKASUメンバーとコラボ [ライブ]

◆新型コロナウイルスの影響で延期されていた第5回WARAKASUライブ(主催・WARAKASU)が2020年10月4日、大阪・御堂筋に面した大阪市中央区淡路町にあるレストランカフェ、ミートダイニング・リバーべで開かれた。毎回、東京から女性歌手をマドンナとして招き、在阪の音楽事務所、WARAKASU(春元美紀子代表)所属の歌手たちとコラボするライブで、今回は8月に新曲「ごめんね大丈夫」を出した日本コロムビアの清水節子が魅惑的なステージを披露した。

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清水節子


 WARAKASUライブでは初めてランチを楽しみながら楽しむスタイルが採られた。初出演の清水節子は「大阪は人情が厚くて、大好きになりました」と話し、自身の歌唱コーナーでは新曲の「ごめんね大丈夫」をCDジャケットと同じ華やかな衣装で披露した。この衣装には、胸横まで幅広の網目スリットが入るセクシーさがうり。
 清水は「本来は下着を付けませんが、今日は少し涼しいので付けています」と、観客を笑わせていた。

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 このライブのレギュラーでもあるWARAKASU所属の歌手、みやま健二(テイチクエンタテインメント)福島はじめ(日本クラウン)三浦潤の3人のいずれかと、マドンナが一緒に歌う相手を決めるアミタくじでは、福島はじめが相手役を射止めて、新曲のカップリング曲「粋な関係」を歌った。

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 この楽曲は本来、俳優の千葉真一とデュエットするのであるが、この日、急きょ決まった〈新コンビ〉に清水は「血圧が上がりそう」と言えば、緊張を隠せない福島は照れ臭くさそうに見つめ合っていた。

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 三択クイズでは、「清水とデートをするならどこへ行く?」といった質問に、みやま健二、福島、三浦潤の3人がそれぞれ答え、清水が好みのデートコースを選ぶというもの。
 清水のメガネにかなったのは「ロマンチックな海辺をドライブします」と提案したドライブ好きなみやまであったが、「でも今晩には横浜へ帰らなければいけない」と、さらりと躱されていた。

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清水節子

 それぞれの箇所コーナーでは、清水が新曲「ごめんね大丈夫」のジャケット写真と同じ、大きく胸までの網目のスリットが入ったトレスで登場して、観客の視線を釘付けした。
 「見えそうで見えない」(清水)という清水ならではのこのドレス。チョア、チョア〜(いいね・好きの意)とセリフが入る新曲「ごめんね大丈夫」を、一層色っぽく盛り上げていた。

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勢ぞろいした出演者



 みやま健二は8月19日に出した新曲「太鼓男祭り」そのカップリング曲「あゝおふくろよ」などを歌い、「お祭り男として、これからも祭り歌を歌い続けたい。カップリング曲は歌うたびに亡き母親の姿が浮かんできます」と話していた。客席に姿を見せた実姉も彼の歌に目頭を押さえていた。

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みやま健二

 福島はじめは10月7日に新曲「北国終列車」を発売するが、ひと足早くこれを披露。今までの切ない女歌からガラリと変わって、軽快な列車演歌で、周囲を驚かせていた。
 彼はこれの発売を機に、大阪と奈良を結ぶ近鉄電車奈良線の車両に広告を掲出中で、これから登場する特設ホームページとミュージックビデオでも新たな試みを考えているという。

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福島はじめ

 三浦潤は歌手デビュー6年目であるが、今年1月に活動拠点を京都から大阪へ移した。その矢先に湧き起こった新型コロナ騒動で、満足な活動もできてきないという。それでもこの日はデビュー曲「函館から東京へ・・・」を歌って、笑顔を振りまいていた。

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三浦潤


[WARAKASU]
https://warakasu.jimdofree.com/








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真咲よう子(日本クラウン)、後援会向け情報紙で懐かしい写真などを掲載 [インタビュー]

「片恋川」を歌う日本クラウンの歌手、真咲よう子が後援会会員に向けて発行する情報紙「真っ咲き新聞」が、2020年10月1日に発行した感奮興起の秋号で346号を迎えている。新型コロナウイルスの影響で、関西地区では2月に和歌山市のカラオケ喫茶店で行った、新曲「片恋川」のキャンペーン以来、本格的な活動は休止状態だが、ファンにとっても懐かしい貴重な写真などを掲載している。

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真咲よう子


 真っ咲き新聞は21年前から毎月、400部を発行している。A3サイズの1枚で、最新のイベント・キャンペーン報告など、写真中心の構成。真咲の自筆によるキャプション(写真説明文)も書かれていて、心温まる内容になっている。

 最新号には<今日の晩ごはん>と題して、東京駅でいつも買うという崎陽軒のシウマイ弁当を紹介したり、キャンペーンで訪ねた先などで撮影しているマンホールのふたの写真も、最新号ではJR高崎駅で撮ったものを紹介している。
 また、クッキング・ホイル「スーパー サンホイル」のテレビコマーシャルに出演していた1981年の映像写真も掲載している。

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真っ咲き新聞

 新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす時間が多くなり、真咲も掃除や整理整頓をすることが増えたという。そんな中から昔の懐かしい写真も沢山出てきた。中には月刊平凡のグラビアページに掲載された、デビュー間もないアイドル時代の水着姿を映したレアな写真もあった。

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テレビ埼玉で林寛子と

 20年前にテレビ埼玉の番組に出演した時の林寛子とのツーショットや、2009年9月に京都・太秦の東映撮影所で撮影されたテレビドラマ「水戸黄門」に出演した際に、撮ったものも出てきた。この時の「水戸黄門」は第40部で、出演した回にはメインゲストとして堺正章が松尾芭蕉役で出演していた。真咲は「水戸黄門」には2回出演している。

 真っ咲き新聞はオフィシャルサイトでも一部を公開している。

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テレビドラマ「水戸黄門」に出演した時、京都・太秦の東映撮影所で

 約1年ぶりにMusic news Jp(MNJ)の インタビューを受けた真咲は「今回、久しぶりに関西の後援会の皆さんにお会いできて、元気をもらいました。気持ちを前向きに、生の歌を聴いてもらえるように頑張っていきたいです」と話していた。





[真咲よう子 オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/masaki/wn.html
[真咲よう子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/masaki/whats.html








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