SSブログ

北沢麻衣(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 「あの人の好きなうた」の好調な要因は? [インタビュー]

◆歌手北沢麻衣が今までにない活発な動きを見せている。その契機となったのが、2020年1月に出した「あの人の好きなうた」(作詞・朝比奈京仔、作曲・杉本眞人)であった。発売後10ヶ月経った今、再びオリコンチャート80以内にランクインするなど、確実に実績となって現れている。その要因はどこにあるのか。

北沢麻衣.jpg
新曲が好調な北沢麻衣

 「どちらかと言うと、今までは私自身、消極的だったのですが、今までに関係を作ってきたり、SNSで応援してもらってきたカラオケ喫茶店などへ積極的に電話して、キャンペーンのお願いをし、ファン作りを進めました」
 その甲斐あって各地でファンが増え、先ごろ奈良市内で行ったライブでは「麻衣ちゃんを一目見たい、生歌を聴きたい」といった人たちが、関西はもとより中四国や関東からもやって来ている。

 もともと人見知りする性格だけに、歌うのは好きでもファンを増やすことは苦手としていた。ところが「あの人の好きなうた」を発売してすぐに新型コロナ騒動。これが逆に今までの性格を変えることになった。それが後押しして「コロナ前よりは逆に仕事が増えることになりました」と北沢。

 ところで北沢が歌う作品は「 どれも素晴らしいものですが、中でも今作は際立った楽曲だと思っています。その作品力が大きく、助けてくれています」と、今作がヒットに結びつくことに強い自信を見せている。

北沢麻衣3.jpg
積極的にファンとの触れ合いを強める

 彼女が今まで歌ってきた楽曲の大半は、デビュー曲の「私の胸をかじる人」以来、杉本眞人が書いてきた。それらすべてが北沢のオーダーメイドであり、それだけに彼女の独特の世界を描かれたものばかりである。

 北沢はそうし世界を「とにかく明るく楽しく歌って演じていきます」と、今の勢いをさらに盛り上げていこうと笑顔で応えていた。


[北沢麻衣 オフィシャルサイト]
http://uta-utai.com
[北沢麻衣 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/kitazawa-mai.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

千葉一夫(キングレコード) 鈍行列車で40年の歌手人生  記念曲第2弾「かすみ草」 [インタビュー]

◆特急でも快速でもなく、鈍行列車でここまでやってきたー。デビュー40周年のキングレコードの歌手、千葉一夫が今までの歩みを振り返って話した。高校卒業後は国鉄(現・JR)で鉄道員。歌が大好きで歌うポッポ屋と呼ばれていたほど。25歳で上京して、作曲家弦哲也の1番弟子に。念願の歌手デビューは1980(昭和55)年、キングレコードから出した「君に逢いたい」からであった。2020年1月には40周年記念曲第2弾「かすみ草」を出しているが、来春には新曲の話もある。

千葉一夫22.jpg
ゆっくくりと一歩一歩を歩んできた千葉一夫


 「かすみ草」は、歌に登場する激しく可憐な女性を、決して目立たず、そっと寄り添うように支えてくれる、小さな花のかすみ草と重ねて千葉一夫は唄う。
 これを「心の青春歌」という彼は、♪ かすみ草 かすみ草 〜 と優しく歌うことで、そのイメージをぐっと膨らませることが出来るという。

千葉一夫・かすみ草.jpg 鈍行列車で走ってきた千葉と、どこか共通する花のようでもある。デビューした昭和55年には、同期デビューの松田聖子、近藤真彦といった人気若手歌手が華々しくマスコミを賑わせていた。その影に隠れるように地味なスタートであった。
 ゆっくりとゆっくりと、誠実に歩んできたからこそ「出会えた人たちもいる」と、2011年に出した、永年共に生きる夫婦の絆を歌った「絆酒」を大切に唄い続けるのも彼らしい一面である。


 歌手になるために故郷の千葉県銚子市から上京して、もう45年になる。その銚子市のふるさと大使を務めているが、この町には赤字経営で知られたローカル鉄道会社、銚子電鉄がある。電鉄収入よりもそれ以外の売り上げの方が多いともいわれるほどである。
 でも元鉄道員の千葉にとっては、愛おしい存在であり、キャンペーン先では忘れずにアピールして、ふるさと大使ぶりを発揮している。

千葉一夫.jpg
人生の応援歌を歌い続ける

 一連のコロナ騒動によって、40周年記念関連のイベントはもちろん、新曲のキャンペーンも満足に出来ずに、千葉一夫の今年も終わろうとしている。
 先日、神戸市内で行われたKOBE流行歌ライブに出演した彼は、ラストソングに前作で40周年記念曲第1弾の「この世にひとつ愛の花」(2019年)のカップリング曲「明日に一歩また一歩」を選んだ。

 「生きる勇気が湧いてくる人生の応援歌です」
 地震や風水害、そして新型コロナウイルスと世の中を暗くする話題を吹き飛ばし、自らの歌手人生をも力付ける歌なのである。


[千葉一夫 オフィシャルサイト]
http://www.a8k.jp/chiba_fc/








nice!(3) 
共通テーマ:音楽

ファン・カヒ(日本クラウン) ライブで12月発売の「この両手を離さないよ」を披露 [ライブ]

◆開催が延び延びになっていたファン・カヒライブが2020年11月26日、大阪・東心斎橋のライブバーMAINで開かれ、ファン・カヒ(日本クラウン)は12月2日に発売する新曲「メランコリーに抱かれて / この両手を離さないよ」(作詞・内藤綾子、作曲・西つよし)をひと足先に披露した。師匠の作曲家、西つよし塩乃華織(同)五条哲也(同)可愛ゆみ(テイチクエンタテインメント)の西一門も応援に駆けつけて、新曲などを披露した。

ファン・カヒ.jpgファン・カヒ3.jpg
日本デビュー4年になるファン・カヒ


 ファン・カヒは今年11月23日で日本デビュー曲「Jealousy」を出して4年になるという。「この間に沢山の愛をもらってここまでやってきました。頑張って恩返しします」とカヒ。
 ライブではこの楽曲からカップリング曲「I love youを聞かせて」メジャーデビュー曲「真昼の白い月」(日本クラウン)前作のカップリング曲「スキャンダルな恋」12月発売の新譜でも前作を引き続きメイン曲として、今の好調さを<追撃>するという「メランコリーに抱かれて」などを唄った。

ファン・カヒ2.jpg
好評な「メランコリーに抱かれて」を歌う

 西つよしは「カヒに来年のクラウンヒット賞を狙わせる」と豪語する。その切り札になるのが「メランコリー に抱かれて」のカップリング曲「この両手を離さないよ」である。西の力強い言葉を受けて彼女も「来年はもっともっと頑張ります」と、去年よりも上手くなったという日本語で話していた。


 応援に駆けつけた塩乃ら3人は、それぞれオリジナル曲を披露。西つよしが父親の名前を付けたという自身のバンド、SHIGEZO BANDの演奏で新曲などを聴かせた。

塩乃華織.jpg五条哲也2.jpg
塩乃華織(左)と五条哲也

 塩乃華織は「この時期、歌えるのは喜びです。新曲『七尾線』は新たな私を感じてもらえます」と話し、五条哲也は「10月に出した『まよい川』は1度聴くと覚えてもらえ、好調な売れ行きです」と。

可愛ゆみ.jpg
可愛ゆみ

 4年前に西の門下に入った可愛ゆみは、去年、テイチクエンタテインメントに移籍した第1弾の「下北ひとり」を唄った。

西つよし.jpg
西つよし

 ライブの後半は西つよしがSHIGEZO BANDによる演奏で、オリジナル曲9曲を唄った。去年、亡くなった坂井一郎(徳間ジャパンコミュニケーションズ)に提供し、これからは西が歌い継ぐという「横須賀シェリフ」をはじめ、この歌がなかったら今の自分ないという「じょんから女節」(長山洋子)などのほか、アンコールに応えての「青春挽歌」(尾鷲義人)も。








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

第187回KOBE流行歌ライブ、千葉一夫・浅田あつこ・kenjiroが出演 [ライブ]

第187回KOBE流行歌ライブは2020年11月26日、神戸・新開地のKAVCホールで開かれ、千葉一夫(キングレコード)浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)kenjiro(テイチクエンタテインメント)の3人が出演した。

第187回KOBE流行歌ライブ.jpg
コロナ禍の中で行われた第187回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 デビュー40周年を迎えている千葉一夫は、松田聖子、近藤真彦らと同期になる。その40周年記念曲第2弾として今年1月に出した「かすみ草」同第1弾「この世にひとつ 愛の花」(2019年)などを披露。「かすみ草は寄り添って支えてくれる花。それにたとえて可憐生きる女性を唄った、心の青春歌」とアピールした。

千葉一夫.jpg
千葉一夫

 幾つになっても<あっちゃん>の愛称で親しまれる浅田あつこ。「おっちゃんと違うで」と、相変わらず笑わせる可愛いらしい大阪人である。そんな笑顔の絶えない彼女であるが、唄うのは悲恋歌。最新曲「米原の雪」は、前々作から続く鉄道が舞台。♪ 雪の簾を掻い潜っても逢いに行きます〜 と激しい女を表現する。

浅田あつこ.jpg
浅田あつこ

 kenjiroは8月に出した新曲「母の詩 〜白いカーネーション〜 」とカップリングで3拍子のワルツ調の楽曲「化身」を聴かせた。伝えたいこと、教えを乞いたいことがあっても、もう母はいない。男のクセにーと言われても、話しかけたい。そんな男の気持ちを、女性の円香乃が詞を書いたのが「母の詩ーー」である。

Kenjiro.jpg
Kenjiro

  次回は12月17日、同ホールで北川大介(日本クラウン)水城なつみ(キングレコード)可愛ゆみ(テイチクエンタテインメント)が出演する予定。








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

大阪流行歌ライブ、再び休演 12月度公演から当分間 [ライブ]

◆浪花演歌倶楽部実行委員会は、2020年12月16日に開催を予定していた「第287回大阪流行歌ライブ」を中止・順延すると、11月26日に発表した。

6B77F23B-6544-4107-B20B-0A2318ACC62F.jpeg


新型コロナウイルスの感染者数が「東京を抜いて全国1番になるという不名誉な状況」になったためで、観客・出演者・関係スタッフの健康面を考えて12月の開催を中止・順延とした。来年1月以降も「当分の間休演する」としている。

11月18日には9ヶ月ぶりに再開したばかりで、12月16日には木下結子(ホリデージャパン)北沢麻衣(徳間ジャパンコミュニケーションズ)おおい大輔(テイチクエンタテインメント)謝恩心(日本クラウン)の出演が予定されていた。









nice!(4) 
共通テーマ:音楽

すぎもとまさとオーセンティック・ライブ、ニューアルバム「STAND by MY SONGS」からなど全10曲  奈良・学園前ホール [ライブ]

◆シンガーソングライターのすぎもとまさと(テイチクエンタテインメント)のオーセンティック・ライブが2020年11月23日、奈良市の学園前ホールで開かれ、すぎもとは10月7日に出したばかりのアルバム「STAND by MY SONGS」(14曲収録)の中から「グロリア」「孤守酒(こもりざけ)」(石川さゆり)「VIVA・LA・VIDA! ~生きてるっていいね!~」(五木ひろし)などを披露するとともに、代表曲「吾亦紅」など全10曲を唄った。北沢麻衣(徳間ジャパンコミュニケーションズ)五条哲也(日本クラウン)がゲスト出演した。

すぎもとまさと・北沢麻衣.jpg
オープニングはすぎもとまさと×北沢麻衣で「銀次-GINJI-」


 このライブ、1985年に杉本眞人(すぎもとまさと)作曲の「私の胸をかじる人」(ポリドールレコード)でデビューし、以来、杉本作品を歌い続けている北沢麻衣が、師匠であるすぎもとを招いて企画したものである。
 北沢はデビュー翌年に、杉本による「銀次-GINJI-」を唄っている。これの歌詞だけを変えたのが、すぎもとが唄う「新宿銀次」である。オープニングではこれを2人で聴かせる一幕もあり、会場を沸かせた。

すぎもとまさと.jpg
ニューアルバムの中から新曲などを披露した

 北沢が2020年1月に出した「あの人の好きなうた」も、やはり杉本眞人の作曲である。ステージですぎもとは「今作で最後にしようと言っていたが、また書かされるのではないか」と笑ってみせた。

 すぎもとの作品1曲1曲には、それぞれドラマがある。
 ニューアルバムにも収録されている「最後の桜」は、些細なことから喧嘩別れしたまま一昨年、亡くなっていた友人を思って書いたという作品である。「唄うたびに彼を思い出す」と、この日も唄って友を偲んだ。
 こうした悲しい歌が彼には多いが、五木ひろしが唄った「VIVA・LA・VIDA! ~生きてるっていいね!~」「銀座のトンビ」といった明るい作品もあり、ラストではこれらも聴かせてた。アンコールには「皆さんの想いを込めて唄います」と、「あなたの背中に」で応えた。

■北沢・五条も杉本作品の新曲披露

北沢麻衣.jpg
北沢麻衣

 ゲストの北沢麻衣は太股まで切れ上がったスリットが入った黒のロングドレス。代表曲の「港のセレナーデ」から、すぎもとがニューアルバムにも収録している「御堂筋線で・・・」「真っ赤なワイン」を唄い、会場いっぱいの拍手を受けながら、目下好調な売行きを見せる新曲「あの人の好きなうた」とカップリング曲の「今までおおきに」も聴かせた。

五条哲也2.jpg
五条哲也

 デビュー10周年記念曲「桜並木の向こうで」で杉本作品を唄った五条哲也は、演歌路線に転換した10月に出したばかりの新曲「まよい川」のほか、「ほたる川」アルバムの中からやはり杉本作品の「新宿はぐれ鳥」も披露した。

杉本眞人作品を歌う会.jpg
杉本眞人作品を歌うカラオケ歌唱も

 ライブに先立っては、一般参加による杉本眞人作品を歌うカラオケ歌唱も行われ、80余人が参加した。








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

林田夏美、来年1月「大林幸二 “歌旅” きょうの夜!」に出演 [テレビ]

◆2020年6月に初めて出したCD「丹後 但馬 〜 未練旅」が、全国からの問い合わせや注文に追われる林田夏美が、来年1月にKBS京都テレビで放送される歌番組「大林幸二 “歌旅” きょうの夜!」に出演、歌を披露する。

林田夏美.jpg
林田夏美


 放送は2021年1月11日午前0時30分から。
 唄う「丹後 但馬 〜 未練旅」は、北近畿の観光地としても人気の高い天橋立、豊岡・円山川、城崎といった丹後・但馬の名所を、恋をなくした主人公が訪ね歩くご当地演歌である。温泉地として知られた城崎がある兵庫県豊岡市のラジオ局、FMジャングルには連日、リクエストが寄せられているほど。

 発売したCDはインディーズレーベルであり、CDショップには常備されていないため、注文は林田のSNSや電話に直接寄せられている。すでにプレスした半数以上を販売しており、中には「CDにサインして」といった依頼もあるという。こうした対応に追われるてんてこ舞いの日々が続いている。

 沖縄からは「ファンクラブも作りました」という報告もあり、林田は「人生の記念盤として出したつもりだった」にもかかわらず、予想外の出来事と驚いている。

大林幸二・中村さおり.jpg
番組の司会も務める大林幸二(左)とアシスタントの中村さおり

 番組は歌手の大林幸二がレギュラー出演し、パーソナリティの中村さおりがアシスタントを務める15分番組。毎週月曜日、午前0時30から放送されている。
 この日は大林、中村、藤かず子、竹中香世、美空星も出演して1月放送分が収録された。








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

北川裕二(キングレコード) 好調「大阪なさけ川」 好きゃねん大衆演歌 ファンの笑顔から元気もらう [インタビュー]

北川裕二.jpg◆歌手は歌って拍手をもらってこそ、その存在価値があるーと、話すキングレコードの歌手、北川裕二。コロナ禍でキャンペーンも出来ずに「今まで辛い想いをしてきた」という彼が唄う大衆演歌が、本拠地の大阪に戻ってきた。2020年10月には神戸市内でKOBE流行歌ライブに出演し、11月には大阪府内でCDショップなどでの新曲「大阪なさけ川」(作詞・かず翼、作曲・弦哲也)の歌唱キャンペーンを行った。体調も良く、「目一杯に頑張って、ヒットに結びつけたい」と話していた。12月には大阪市内でテレビ収録にも出演する。









北川裕二・大阪なさけ川.jpg もう1度、大阪を舞台にした大衆演歌を唄って、演歌を盛り上げてー。
 こんな声に押されるかのように、北川裕二は2020年9月9日に大衆演歌「大阪なさけ川」を出した。
 唄い出しが ♪ 橋の上から溜め息つけば 〜 と暗い詞で始まる。でも北川は「明るくニコニコして唄います」と、まるで鬱屈した今の世情を吹き飛ばすかのように笑顔を見せる。

 「体臭(大衆)は臭く、唄うのがいい」
 大好きな駄洒落で観客を笑わせる。
 「最初の3行は抑え気味に。少し甘ったれた感じで唄うといいですね」
 キャンペーンでは、こんな会話を挟みながら進めていく。

北川裕二・店頭キャンペーン.jpg
CDショップでの歌唱キャンペーン

 4年前には「泣いて大阪」(2016年4月)を出し、これが起爆剤となって、北川裕二の演歌は多くの人たちから支持されるようになった。そして今の基盤になっているという。
 この時、北川は大阪市内にウイークリーマンションを借り、半月間に渡って、大阪をはじめ関西各地でキャンペーンをして歩いている。

 「これによってお客さんに親しみやすくなった。大阪弁は優しさと温かさがある。大阪の人たちは唄っていると、一緒に唄ってくれるなど反応が良くて、気持ちがいい」

 そんな彼が大衆演歌と呼ぶ歌を唄い始めたのは、デビュー30周年の2013年に出した「女のみれん」からであった。キングレコードのディレクター、中田信也さんの提案であった。弦哲也が曲を書いた。
 正直、それまでは、作曲家弦哲也の2番弟子(1番は千葉一夫)としてデビューしながら、泣かず飛ばずと言っても良いくらい、売れない時代が続いていた。
 ところが、気持ちいいほどにこぶしを回して唄う大衆演歌は、演歌ファンを惹きつけた。取り分け大阪での人気は急上昇した。

北川裕二・KOBE流行歌ライブ.jpg
KOBE流行歌ライブで「大阪なさけ川」を歌う

 その新曲である「大阪なさけ川」は当初、6月の発売予定であった。曲が仕上がった3月には体調を崩して入院をしていた。退院して直ぐに覚えて唄ったが、新型コロナウイルスの影響で、全てが延期になった。
 ようやく9月に発売となると、ファンは待っていたかのように飛びついた。売れ行きの指標ともなるオリコンのチャートでは、今まで最高位だった3位を上回る、初登場2位にランキングされた。


 大衆演歌が戻ってきた。体調も元に戻り、北川は「お客の笑顔から元気をもらっている。唄えることがうれしい」と、笑顔を見せていた。





[北川裕二 オフィシャルサイト]
http://www.kitagawa-yuji.com/
[北川裕二 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10436








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

知里(日本クラウン) 4年前の「虹のかなたに」が今、話題に 銚子電鉄製作の映画のエンディングテーマソングに採用 [インタビュー]

◆日本クラウンの歌手、知里が4年前に出した「虹のかなたに」(作詞・小山田里奈、作曲・小田純平、2016年)が、2020年8月から全国で公開されている映画「電車を止めるな! 呪いの6.4km 」のエンディングテーマソングに採用されたのをきっかけに、再び話題なっている。

知里.jpg
4年前の「虹のかなたに」が再注目された知里


 映画は、赤字経営が続いている銚子電鉄(千葉県銚子市)が、台風で被害を受けた送電所の修理費を捻出するために始めたクラウドファンディングがきっかけであった。集めた資金を活用して映画を製作することで、その収益を修理に充てようと、2段階の計画が進められた。
 集まった金額は約500万円。もちろん映画の製作費用には到底足らない。そこで電鉄会社の竹本勝紀社長が、個人で追加資金を提供したという。

電車を止めるな!.jpg

 原作は同名の小説(PHP文芸文庫)で、神社の祠の石を動かしたことで悪霊が蘇ってしまった。それを元に戻すといったホラー作品。
 8月末に千葉・稲毛海岸のカーシアターで行われた、映画の完成上映イベントには、知里も参加して、エンディングソングとなった「虹のかなたに」を披露している。この時に映画を見た知里は「超C級作品です(笑)が、楽しんで見ることができます」と、感想を話していた。

 銚子電鉄と言えば、1日の鉄道の売り上げが「4、5千円という日もある」という弱小電鉄会社。年間売上のうち鉄道以外が8割を占めるといわれ、その代表商品として「ぬれ煎餅」やスナック菓子「まずい棒」などが知られている。最近では倒産防止をもじって「おとうさんのぼうし」という菓子も売り出しているという。今回の映画も本業の電鉄事業を支援するためのものでもある。

知里・虹のかなたに.jpg 知里「虹のかなたに」は、熊本地震があった年にリリースされている。壮大なスケールな歌で、明日を信じて前を向いて生きていこう、という、被災した人たちをも励ますメッセージ性ある爽やかな楽曲であった。
 ところが「全然売れなかった」と彼女。それが映画をきっかけに、一気に注目されるようになった。

 これには本人はもちろん、日本クラウンも寝耳に水だったという。
 しかも4年前の作品だけに、すでにCDの売れ行きも止まっていた。が、問い合わせが日々、増えてきたこともあって、メーカーでは急きょ増販体制を敷いたし、ネット販売のアマゾンでは品切れするほどの人気であるという。

 「虹のかなたに」は、混沌とした今の社会にあって、諦めずに頑張ろうと励ましてくれる、まさにこの時代にピッタリな1曲で、それが多くの人の心を打つのであろう。

 知里も、この好機を逃さずに今後は「駅にCDを置いてもらって、映画と一緒に盛り上げてもらえるとうれしいです」と、楽曲のアピールに力を入れる。





[知里 オフィシャルサイト]
https://office-kaneko.co.jp/
[知里 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/chisato/whats.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

第286回大阪発流行歌ライブ  永井みゆき、浅田あつこ、山崎ていじが出演  推薦曲コーナに花木優 [ライブ]

◆9ヶ月ぶりの再開となった大阪発流行歌ライブが2020年11月18日、大阪・心斎橋のBIG CATで行われた。永井みゆき(テイチクエンタテインメント)浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)山崎ていじ(日本コロムビア)の3人と、推薦曲コーナーに花木優(日本クラウン)が出演した。次回開催は12月16日に予定されている。

第286回大阪発流行歌ライブ.jpg
関西中心の出演者で行われた第286回大阪発流行歌ライブ


 大阪発流行歌ライブに今までに出演した歌手の中で、最も出演回数が多いという永井みゆき。新曲「雨の越後路」を5月20日に出しているが、久々の同ライブということもあって、「生歌を聴いてもらえるのが幸せです」と笑顔を見せて、早速に披露。これに続いて聴かせたのはデビュー曲の「大阪すずめ」。作詞がたかたかし、作曲は弦哲也で、新曲も同じコンビによって書かれたもの。それだけに永井も「雨の越後路を新しい代表曲にしたい」と意気込む。

永井みゆき.jpg
永井みゆき

 また松田聖子の「スイートメモリーズ」もカバーしてみせた。「小学生の頃、よく歌っていました」と、懐かしい歌に挑戦していた。


 デビュー26年で49歳になりました、と年齢を公言する浅田あつこは、4月に出した「米原の雪」を「もう一度、爆発させたい」と、新型コロナウイルスの影響で満足な活動も出来なかったうっぷんを晴らすかのように歌った。さらに「きょうは客席にも降りられへんけど、楽しみにしていたステージです。やはり私の居場所はここ」と、笑顔をふりまいていた。

浅田あつこ.jpg
浅田あつこ

 「米原の雪」には雪を蹴って走る列車が登場する。前々作では函館・五稜郭と木古内を結ぶ道南いさりび鉄道をモチーフにした「いさりび鉄道」を歌っており、これとは連作になる前作「そやけど」も聴かせた。


 山崎ていじは、まずは「浜防風」からスタート。この日は会場の観客には拍手は禁止と通達されていたが、この楽曲を歌い終わったところで、「拍手がないと盛り上がらない」(主催者)と、拍手を解禁にするといった一幕もあった。その後、「夜汽車」「サンセット浜田」「おまえしか愛せない」と歌った。

山﨑ていじ.jpg
山﨑ていじ

 来年1月20日に新曲「酔わせて候」を出すことを案内すると共に、この日がアルバム「山崎ていじ全曲集 別れのボレロ」(16曲収録)の発売日であることもアピール。アルバムのタイトルでもある新曲「別れのボレロ」(20年1月発売)は最後に聴かせ、「これは女歌ですが、こんな洒落た歌は自分にはなかった」とも。


 花木優は大阪・堺市出身。1999年に歌手デビュー。2019年11月に日本クラウン2枚目の「お人好し」を出しており、この日は「大阪大好き」(2007年)と共に歌った。

花木優2.jpg
花木優


[大阪流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

木下結子(ホリデージャパン)、4ヶ月ぶりの「chu-chu-ライブ」 新曲「泣いてもええやろ」を披露 [イベント]

◆ホリデージャパン移籍第1弾のシングル「泣いてもええやろ」を2020年10月21日に出した木下結子が、11月9日、大阪市平野区のカラオケ喫茶店、月ノ香で、4ヶ月ぶりの「chu-chu-ライブ」を開き、新曲を披露すると共に、岩崎宏美が歌った「思秋期」(1977年)も歌い、ヒットした当時を自らと重ねさねて振り返っていた。

木下結子 chu-chu-ライブ3.jpg
4ヶ月ぶりに「chu-chu-ライブ」を開いた木下結子


 毎月、定期的に開き、オリジナル曲にカバー曲を織りまぜて歌う「chu−chu−ライブ」は、新型コロナの影響を受けて3月から6月まで中止していたが、7月には再開したものの、8月からは再び開催を見合わせていた。
 久しぶりのライブには、デビュー曲以来という大阪弁で大阪女の心のうちを歌う新曲「泣いてもええやろ」を聴こうと、たくさんのファンが詰めかけた。

 「木下結子『放されて』の原点に戻したい、というレコード会社の社長の言葉が、移籍と新曲を出す決意をさせた」
 木下は集まったファンを前に新曲発売の経緯を、こう説明した。

木下結子 chu-chu-ライブ4.jpg木下結子 chu-chu-ライブ5.jpg
新曲「ないてもええやろ」が好調

 36年前に発売され、彼女の代表曲でもあり、この日も集まった人たちを前に歌った「放されて」は、吉田旺作詞、徳久広司作曲。好きな人に振られた女性が、泣いても泣いても止まらない涙と、恋しいと想う心を大きな淀川に放したいーと歌う悲恋歌である。

 ライブではまた、「放されて」の5年後に出して、木下にとっては欠かせない1曲となった「ノラ」のほか、還暦からの再スタートへの想いを込めた「ウヰスキー」やラテンの情熱的な「愛は海」リクエストが多い「いとしいあんちくしょう」といったオリジナル曲を歌った。

木下結子 chu-chu-ライブ・井上善日居.jpg
「chu-chu-ライブ」の相方はギタリストの井上善日居

 カバー曲コーナーでは、岩崎宏美が歌った「思秋期」も聴かせた。この楽曲は阿久悠作詞、三木たかし作曲の作品で、第19回日本レコード大賞歌唱賞などを受賞したヒット曲。木下がまだ15歳の頃、しばしばオーディションで歌っていたが「秋になると歌いたくなる曲なんです」といって披露した。将来は歌手になりたいと憧れていた頃を思い出させる、彼女にとっては忘れられない1曲である。

 「泣いてもええやろ」を、デビュー曲を上回る作品にしようと、今木下は今、各地でキャンペーンを展開すしている。その効果もあって「色んなチャートで、いい位置にランキングされています」という。

木下結子 chu-chu-ライブ7.jpg
12月には東京ライブと大阪流行歌ライブでも歌う

 chu−chu−ライブの次回開催は未定である。新型コロナウイルスの影響を受けたもので、同様に例年12月に開催しているディナーショーも今年は中止している。ただ、12月8日には東京ライブを開くほか、同16日には大阪流行歌ライブに約3年ぶりに出演する。


[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_kinoshita_yuiko.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

モングン(日本クラウン) デビュー15周年記念曲「昔のひと」 記念コンサートは来年に [インタビュー]

モングン.jpg◆日本クラウンの歌手、モングンがデビュー15周年を迎えている。それを記念する1曲が、ロマンをテーマにした「昔のひと」(作師・朝比奈京仔、作曲・徳久広司)。辛い過去の恋の相手と再会した女性の心のうちを描いた作品である。今までの楽曲の力強い男らしい楽曲からイメージを一新させており、何と今作は悲劇的なロマンに満ちた内容なのである。それが好調な売れ行きにつなげているのである。











 「振り返ると、あっという間の15年でした。この間にやってきた事の上に、自分が作られていることを感じている。全国のファンの人たちと良い巡り合いが出来るたびに、モングンの名前が成長していきました」
 と、ファン1人ひとりの応援に真摯に頭を下げる。

モングン・昔のひと.jpg 2006(平成18)年に「じょんがら夫婦節」で、徳間ジャパンから日本デビューしている。2011年には日本クラウンに移籍して、第1弾シングル「生きてる限り」を出し、「昔のひと」で9作目になる。
 韓国出身の彼は来日前には韓国民謡や演歌を歌っていた。今作のような歌謡バラードは、今まで苦手にしていたという。

 ところが、作曲家の徳久広司から「沢山のものを持つより、良いところをひとつ出した方が売れる。バラードは心模様を表現するもので、それにはエネルギーがいるが、どれだけ息を引き、吐くかでそれは変わる。泣かずに淡々と歌いなさい」とアドバイスを受けて、今では「バラードは自分の新たな一面だと発見しました。歌謡バラードは気持ちがいい」というまでになっている。

 コロナ禍の中でのレコーディングは、約1時間で終わった。
 それまでレッスンも出来なかったという。そんな状態を解消するために車の中で歌って練習していたが、「正直言って、不安な気持ちでいっぱいだった」とモングン。
 スタジオでは徳久たち作家たちが来る前に練習を済ませ、本番では「これまで歌えなかった気持ちを、一気にマイクにぶつけた」ことで、いつもと違った新しいモングンを創り出すことが出来たようである。

モングン2.jpg

 デビュー月は自らの誕生月と同じ9月であった。記念シングルはそれに合わせて発売したが、同時にプレミアムアルバム「サラン ノレ 〜愛の歌〜 」も出している。
 愛の曲を届けたいと、前々作の「北海じゃんじゃん節」までオリジナル8曲と、ステージでも歌ったことのないという「千年の古都」(都はるみ)などカバー曲を合わせて16曲を収録した。

 15周年の節目を飾るイベントとして、今秋、 記念コンサートを大阪市内で開催を予定していた。ところが新型コロナの影響を受けて、来年に延期している。
 何としても今年開催したかったモングンではあるが、「節目ということもあり、規模を縮小してでも実施したかったが、今の状況では来年にせざるを得なかった」と、来年の仕切り直しにかける。





[モングン オフィシャルサイト]
http://www.mongun.net/
[モングン 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/mongun/whats.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

竹村こずえ(日本クラウン)  三拍子の明るい夫婦演歌  デビューに合わせて母が用意した衣装の着物で歌う [インタビュー]

竹村こずえ.jpg◆日本クラウンの歌手、竹村こずえが2020年11月4日、新曲「小手毬草」(作詞・伊藤美和/作曲・西 つよし)を出した。8枚目のシングルで、今までのイメージをガラリと変えて、三拍子の明るいメロディで優しい雰囲気の夫婦演歌になっている。今年、父親を亡くしている。享年75であった。1月に出した女の内面の弱さを歌った前作では「ステージに立つと父と重なって涙が止まらなかった」といい、それならと大きく路線を替えて明るい楽曲を作ろう、と今作につながった。










 「小手毬草」のジャケット写真やポスターなどに見られる竹村こずえの衣装の着物は、彼女が母親から2014年のデビューに合わせて作ってもらったという一着である。デビュー曲「能登の海鳴り」は、女心をダイナミックに歌うパンチの効いた力強い作品やブルース調の楽曲であっただけに、衣装はドレスになった。以来、その着物は長くタンスに仕舞われたままなっていた。

竹村こずえ 小手毬草.jpg 今回ようやく、その衣装が日の目を見たわけであるが、ピンク地の可愛らしい柄の着物は、優しさあふれる夫婦演歌に相応しく、歌を一層華やかにしてくれている。
 この晴れ姿を目にした母親は「いつ着てくれるのかと気を揉んでいたようですが、今はすごく喜んでくれています」というから、まさに楽曲に合わせたかのようなエピソードである。

 前作の「おんなの仮面」は、今年1月に発売された。しかし間も無くしての新型コロナウイルス騒動である。あらゆる活動の自粛が求められ、新曲を出したけど歌えない、といった状態が今に至るまで続いている。
 「ステージの仕事もすべてキャンセルで、どうやって新曲を皆んなに知ってもらえば良いのか」と悩むばかりだったという。

 そんな中での新曲「小手毬草」のリリース。
 「家に居ながらにしてして、(歌を)楽しんでもらえる方法を考えていますが、他の人と同じことはしたくないし、色々と模索しています」
 ファンクラブの会員も多くは70代。インターネットを使いこなせるのもごくわずかというから、たくさんの歌手が始めているネット配信も始められずにいる。

■トリマーの資格取得

 竹村は<資格好き>である。今までにも大型自動車免許、船舶免許、美容師、エステ・ネイルと次々と取得していった。6つ目として、今年5月にトリマーの資格を取っている。芸は身を助けると言われるが、まさか新型コロナの影響でトリマーに転職でもあるまいが、これには少々訳があったようである。

竹村こずえ2.jpg

 彼女は2匹のペットの犬を飼っているが、そのうちの1匹が急性胃腸炎に罹ってしまった。原因はがまた厄介で、人見知りをする性格の犬なのである。他人に触られることを極度に嫌い、トリミングサロンでも大騒ぎな状態であったからだ。
 「それなら私がトリマーの資格を取って、私がシャンプーから、ブロー、カット、爪切り、耳掃除など、すべてをしてやろう、となったんです」

 竹村は集中力が人一倍高い。
 「これをやろうと思うと、それしか見えないんです」
 歌手になろうと思った時もそうであった。
 「歌を猛勉強し、デビューが決まるまでレッスンも受けることもなく、とにかく目標を目指して頑張りました。やり遂げないと気が済まない性格なんです」

 「小手毬草」をたくさんの人に届けたい。その強い想いが、発売直後のオリコン11月16日付け演歌・歌謡曲チャートでは、初登場6位にランキングされる、といった結果になって現れている。
 こんなところにも強い集中力と見られる。





[竹村こずえ オフィシャルサイト]
http://www.tree-top.jp/
[竹村こずえ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/takemura/whats.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

林田夏美、全国からリクエスト相次ぐCDデビュー曲「丹後 但馬 〜未練旅」 [インタビュー]

◆フラワー装飾を本業にしながら歌手デビューした林田夏美が2020年6月24日に出した第1弾シングル「丹後 但馬 〜未練旅」(作詞作曲・床瀬あい)が、北海道から沖縄まで全国各地で話題になっている。歌の舞台にもなっている兵庫県豊岡市にあるFMラジオ「エフエムたじま(愛称・FMジャングル)」には、数多くのリクエストが寄せられているという。

林田夏美.jpg
デビュー曲が好調な林田夏美


 「丹後 但馬 〜未練旅」は京都・丹後と兵庫・但馬を舞台に歌う恋歌。日本三景のひとつ天橋立から、霧で知られた兵庫・豊岡の円山川、そして湯の町城崎と恋を追いかけて旅するひとりの女を歌っている。

 林田夏美は、舞台やイベント会場などのフラワー装飾を手がけている。ラジオパーソナリティをする娘や、知人からの勧めもあって、2年前に1度、「丹後 但馬 〜未練旅」をレコーディングしたが、私家盤として世に出ないままになっていた。

 テレビ音楽番組の「演歌ジャックス」などにも出演してカバー曲を歌ってきたが、フラワー装飾の仕事が忙しくなって、最近は歌からは遠のいていた。
 今年に入って新型コロナウイルスの影響で、あらゆる仕事がなくなり、空いた時間を利用して眠っていた楽曲を再度レコーディングし直すことにした。

 8月16日に初めて京都のテレビ局で放送され、SNSでも紹介されたことで、その前後からCDを欲しいといった問い合わせが、全国から寄せられた。初めて彼女を知った沖縄の人からは、SNSで「すでにファンクラブも作った。1度、沖縄にも来て欲しい」といった依頼も来るほど。
 林田も「コロナが背中を押してくれた、全くの想定外の出来事です。大切に歌っていきたい」と話している。










nice!(4) 
共通テーマ:音楽

「演歌ジャックス」12月放送分を収録 ゲストにチョン・テフとモングンの韓国出身の2人 [テレビ]

◆音楽番組「演歌ジャックス」(奈良テレビ放送、J:COMなど)の12月放送分の収録が2020年11月4日、大阪市内で行われた。ゲストはチョン・テフ(徳間ジャパンコミュにケーションズ)とモングン(日本クラウン)の、いずれも韓国出身の2人。トークコーナーでは新曲への想いを話す。恒例のコスプレ歌謡コーナーでは、MARIとジャックスモンスターズが「セーラー服と機関銃」を披露。久々に出演した現役看護師でもある野村真希は、応援隊を引き連れての派手なステージを見せる。林田夏美は6月に出した「丹後・但馬 〜 未練旅 〜 」を披露する。

チョン・テフ4.jpgモングン2.jpg
チョン・テフ(左)とモングン


 日本で歌手デビューして今年で25周年を迎えているチョン・テフは、2020年12月9日にデビュー25周年記念の特別盤として、CDとDVDがセットになった「冷たい雨」を出す。
 7枚目のシングル「冷たい雨」は19年11月に出しているが、「キャンペーンや全国での記念コンサートも満足に出来ずにいた」(チョン)ため、装い新たに再度発売することで、楽曲の良さをアピールしていくという。

チョン・テフ5.jpgチョン・テフ2.jpg
日本でのデビュー25年になる

 「冷たい雨」はインパクトあるサウンドが多くの人を惹きつけているが、カップリング曲の「ステージ」は、今回彼が初めて作曲したという作品である。
 16歳で韓国でダンサーとしてデビューしているチョンは、日韓合わせるともう30年の芸歴になる。「ここまでやってこられたのはファンの方たちの応援があったからで、その感謝の気持ちを届けるために作った」。
 21年1月16日には大阪・京橋のライブレストラン、ベロニカでバースデーパーティーも予定している。


 12月のもう1人のゲストであるモングンは、日本でデビューして15周年を迎えている。20年9月には「昔のひと」を出しており、これが好調な売れ行きを見せている。今までの彼の楽曲は、力強い男らしさを表すものが多かった。ところが今作はガラリと変わって、過去の辛い恋の相手に再会した女性の心情を歌っている。朝比奈京仔が作詞、徳久広司の作曲である。
 韓国では民謡と演歌を歌ってきたこともあって「こうした歌謡バラードには苦手意識があったが、新たな自分を発見した」と、自信につなげたようである。

モングン3.jpgモングン.jpg
新曲が好調なモングン

 15年はあっという間だったという。今までの1年1年を振り返り「ファンの人たちといい巡り逢いがあり、その上に自分を作り上げてきた」と話すモングン
 「拍手をするにも右手だけでは難しく、両手を合わせることで初めて大きな音が出る。来年はモングンの名前をもっと大きくしていきたい」と、意欲を見せていた。


林田夏美2.jpg
新曲好調な林田夏美

 長くこの番組でフラワー装飾も手掛けてきた林田夏美が、久しぶりに歌手として1周目に出演する。20年6月に出したオリジナル曲「丹後・但馬 〜 未練旅 〜 」が、本人も驚くほどの反響が全国から寄せられているという。番組では、その歌を披露する。

野村真希3.jpg
応援隊を引き連れての野村真希


 現役看護師でもある野村真希は、12月は1週目と5週目に出演する。1週目放送の「それゆけエンジェル」では、彼女を盛り上げるために応援隊の88アカデミーの皆さんが駆けつけて踊ってくれる。

MARI&ジャックスモンスターズ.jpg
MARI&ジャックスモンスターズ

 人気コーナーのひとつ、コスプレ歌謡コーナーではMARIが、本人が大好きだというセーラー服を着て、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」歌う。バックに従えているのは、お馴染みの男性レギュラー出演者4人によるジャックスモンスターたちである。放送は2週目の予定。


【レギュラー出演者と歌唱曲】
林よしこ.jpg
林よしこ 「夢酒場」
MARI2.jpg
MARI「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」「なのにあなたは京都へ行くの」「セーラー服と機関銃」
TAIKI.jpg
TAIKI 「I`ll remenber you」
岩井都美子2.jpg
岩井都美子「真夏の夢」「新宿の女」
JACKS娘.jpg
JACKS娘 「情熱の花」
平井一郎.jpg
平井一郎 「真知子」
野村真希2.jpg
野村真希 「ブギウギ!それゆけエンジェル」「愛をありがとう」
林田夏美.jpg
林田夏美「丹後・但馬〜未練旅」
中村さおり.jpg
中村さおり 「ごめんね」
竹中香世.jpg
竹中香世 「悪あがき」
あたりめ.jpg
あたりめ 「NO WAR」
岡本昇士.jpg
岡本昇士 「雪国の町」
楠本佳生.jpg
楠本佳生 「すべてを愛して」
島幸作・ナレーション.jpg
ナレーションの島幸作
小池史子.jpgファンキー・コバ.jpg
司会: 小池史子(左)とファンキー・コバ


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

伊奈木紫乃(徳間ジャパン) 11.27に大阪・帝国ホテルでディナーショー 「大阪〜テバン〜」などを披露 [イベント]

◆大阪を舞台にした歌謡曲「大阪〜テバン〜」を2020年2月に出した、徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、伊奈木紫乃が、大阪・帝国ホテルで11月27日にディナーショーを開く。

伊奈木志乃 B.jpg
伊奈木紫乃


 当初、4月に開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期していた。入場者数を約半分に減らして実施する。
 伊奈木が同ホテルでディナーショーを開くのは初めてで、当日はジャンルを超えた幅広い音楽14〜16曲を歌唱する予定である。

 新曲「大阪〜テバン〜」は、日韓交流の架け橋になれば、と彼女自身が作詞をした。伊奈木は「ディナーショーでは自分の魅力をお届けしたい」と話している。











nice!(4) 
共通テーマ:音楽

ひなたみな(ホリデージャパン)  11月18日に「薄化粧」をリリース [新曲]

◆岐阜県在住の歌手、ひなたみなが2020年11月18日にニューシングル「薄化粧」を出す。2年ぶりの新曲で、今回も作詞・朝比奈京仔、作曲・杉本眞人による作品。カップリングは、やはり両氏による「この雨が涙なら」

ひなたみな.jpgひなたみな・薄化粧.jpg
ひなたみなと新曲の「薄化粧」

 メイン曲の「薄化粧」カップリング曲の「この雨が涙なら」共に、雨が大切なキーワードになっている。恋に破れた悲しく切ない女心を朝比奈が書いた。それを優しく甘い声でひなたみなが歌い、男性ファンを惹きつけそうな歌謡曲である。

 ひなたが杉本作品を歌うのは、2015(平成27)年に日本コロムビア移籍第2弾の「飲むっきゃないね/地上の恋」(作詞・石原信一)からで、これ以降、杉本作品を歌い続けている。
 前作「雪になる / あなたでなければ」(2018年)からホリデージャパンに移籍しており、この作品も今作同様に作詞は朝比奈京仔、作曲は杉本眞人であった。

 歌手デビューは2007(平成19)年に出した「長良川鵜飼舟」であった。13(平成25)年には「星空物語」で日本コロムビアに移籍している。


[ひなたみな ホリデージャパン]
http://ps-scorpion.jp/artist/profile_hinata.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽