SSブログ

モングン(日本クラウン) デビュー15周年記念曲「昔のひと」 記念コンサートは来年に [インタビュー]

モングン.jpg◆日本クラウンの歌手、モングンがデビュー15周年を迎えている。それを記念する1曲が、ロマンをテーマにした「昔のひと」(作師・朝比奈京仔、作曲・徳久広司)。辛い過去の恋の相手と再会した女性の心のうちを描いた作品である。今までの楽曲の力強い男らしい楽曲からイメージを一新させており、何と今作は悲劇的なロマンに満ちた内容なのである。それが好調な売れ行きにつなげているのである。











 「振り返ると、あっという間の15年でした。この間にやってきた事の上に、自分が作られていることを感じている。全国のファンの人たちと良い巡り合いが出来るたびに、モングンの名前が成長していきました」
 と、ファン1人ひとりの応援に真摯に頭を下げる。

モングン・昔のひと.jpg 2006(平成18)年に「じょんがら夫婦節」で、徳間ジャパンから日本デビューしている。2011年には日本クラウンに移籍して、第1弾シングル「生きてる限り」を出し、「昔のひと」で9作目になる。
 韓国出身の彼は来日前には韓国民謡や演歌を歌っていた。今作のような歌謡バラードは、今まで苦手にしていたという。

 ところが、作曲家の徳久広司から「沢山のものを持つより、良いところをひとつ出した方が売れる。バラードは心模様を表現するもので、それにはエネルギーがいるが、どれだけ息を引き、吐くかでそれは変わる。泣かずに淡々と歌いなさい」とアドバイスを受けて、今では「バラードは自分の新たな一面だと発見しました。歌謡バラードは気持ちがいい」というまでになっている。

 コロナ禍の中でのレコーディングは、約1時間で終わった。
 それまでレッスンも出来なかったという。そんな状態を解消するために車の中で歌って練習していたが、「正直言って、不安な気持ちでいっぱいだった」とモングン。
 スタジオでは徳久たち作家たちが来る前に練習を済ませ、本番では「これまで歌えなかった気持ちを、一気にマイクにぶつけた」ことで、いつもと違った新しいモングンを創り出すことが出来たようである。

モングン2.jpg

 デビュー月は自らの誕生月と同じ9月であった。記念シングルはそれに合わせて発売したが、同時にプレミアムアルバム「サラン ノレ 〜愛の歌〜 」も出している。
 愛の曲を届けたいと、前々作の「北海じゃんじゃん節」までオリジナル8曲と、ステージでも歌ったことのないという「千年の古都」(都はるみ)などカバー曲を合わせて16曲を収録した。

 15周年の節目を飾るイベントとして、今秋、 記念コンサートを大阪市内で開催を予定していた。ところが新型コロナの影響を受けて、来年に延期している。
 何としても今年開催したかったモングンではあるが、「節目ということもあり、規模を縮小してでも実施したかったが、今の状況では来年にせざるを得なかった」と、来年の仕切り直しにかける。





[モングン オフィシャルサイト]
http://www.mongun.net/
[モングン 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/mongun/whats.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽

竹村こずえ(日本クラウン)  三拍子の明るい夫婦演歌  デビューに合わせて母が用意した衣装の着物で歌う [インタビュー]

竹村こずえ.jpg◆日本クラウンの歌手、竹村こずえが2020年11月4日、新曲「小手毬草」(作詞・伊藤美和/作曲・西 つよし)を出した。8枚目のシングルで、今までのイメージをガラリと変えて、三拍子の明るいメロディで優しい雰囲気の夫婦演歌になっている。今年、父親を亡くしている。享年75であった。1月に出した女の内面の弱さを歌った前作では「ステージに立つと父と重なって涙が止まらなかった」といい、それならと大きく路線を替えて明るい楽曲を作ろう、と今作につながった。










 「小手毬草」のジャケット写真やポスターなどに見られる竹村こずえの衣装の着物は、彼女が母親から2014年のデビューに合わせて作ってもらったという一着である。デビュー曲「能登の海鳴り」は、女心をダイナミックに歌うパンチの効いた力強い作品やブルース調の楽曲であっただけに、衣装はドレスになった。以来、その着物は長くタンスに仕舞われたままなっていた。

竹村こずえ 小手毬草.jpg 今回ようやく、その衣装が日の目を見たわけであるが、ピンク地の可愛らしい柄の着物は、優しさあふれる夫婦演歌に相応しく、歌を一層華やかにしてくれている。
 この晴れ姿を目にした母親は「いつ着てくれるのかと気を揉んでいたようですが、今はすごく喜んでくれています」というから、まさに楽曲に合わせたかのようなエピソードである。

 前作の「おんなの仮面」は、今年1月に発売された。しかし間も無くしての新型コロナウイルス騒動である。あらゆる活動の自粛が求められ、新曲を出したけど歌えない、といった状態が今に至るまで続いている。
 「ステージの仕事もすべてキャンセルで、どうやって新曲を皆んなに知ってもらえば良いのか」と悩むばかりだったという。

 そんな中での新曲「小手毬草」のリリース。
 「家に居ながらにしてして、(歌を)楽しんでもらえる方法を考えていますが、他の人と同じことはしたくないし、色々と模索しています」
 ファンクラブの会員も多くは70代。インターネットを使いこなせるのもごくわずかというから、たくさんの歌手が始めているネット配信も始められずにいる。

■トリマーの資格取得

 竹村は<資格好き>である。今までにも大型自動車免許、船舶免許、美容師、エステ・ネイルと次々と取得していった。6つ目として、今年5月にトリマーの資格を取っている。芸は身を助けると言われるが、まさか新型コロナの影響でトリマーに転職でもあるまいが、これには少々訳があったようである。

竹村こずえ2.jpg

 彼女は2匹のペットの犬を飼っているが、そのうちの1匹が急性胃腸炎に罹ってしまった。原因はがまた厄介で、人見知りをする性格の犬なのである。他人に触られることを極度に嫌い、トリミングサロンでも大騒ぎな状態であったからだ。
 「それなら私がトリマーの資格を取って、私がシャンプーから、ブロー、カット、爪切り、耳掃除など、すべてをしてやろう、となったんです」

 竹村は集中力が人一倍高い。
 「これをやろうと思うと、それしか見えないんです」
 歌手になろうと思った時もそうであった。
 「歌を猛勉強し、デビューが決まるまでレッスンも受けることもなく、とにかく目標を目指して頑張りました。やり遂げないと気が済まない性格なんです」

 「小手毬草」をたくさんの人に届けたい。その強い想いが、発売直後のオリコン11月16日付け演歌・歌謡曲チャートでは、初登場6位にランキングされる、といった結果になって現れている。
 こんなところにも強い集中力と見られる。





[竹村こずえ オフィシャルサイト]
http://www.tree-top.jp/
[竹村こずえ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/takemura/whats.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽