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北川裕二(キングレコード) 好調「大阪なさけ川」 好きゃねん大衆演歌 ファンの笑顔から元気もらう [インタビュー]

北川裕二.jpg◆歌手は歌って拍手をもらってこそ、その存在価値があるーと、話すキングレコードの歌手、北川裕二。コロナ禍でキャンペーンも出来ずに「今まで辛い想いをしてきた」という彼が唄う大衆演歌が、本拠地の大阪に戻ってきた。2020年10月には神戸市内でKOBE流行歌ライブに出演し、11月には大阪府内でCDショップなどでの新曲「大阪なさけ川」(作詞・かず翼、作曲・弦哲也)の歌唱キャンペーンを行った。体調も良く、「目一杯に頑張って、ヒットに結びつけたい」と話していた。12月には大阪市内でテレビ収録にも出演する。









北川裕二・大阪なさけ川.jpg もう1度、大阪を舞台にした大衆演歌を唄って、演歌を盛り上げてー。
 こんな声に押されるかのように、北川裕二は2020年9月9日に大衆演歌「大阪なさけ川」を出した。
 唄い出しが ♪ 橋の上から溜め息つけば 〜 と暗い詞で始まる。でも北川は「明るくニコニコして唄います」と、まるで鬱屈した今の世情を吹き飛ばすかのように笑顔を見せる。

 「体臭(大衆)は臭く、唄うのがいい」
 大好きな駄洒落で観客を笑わせる。
 「最初の3行は抑え気味に。少し甘ったれた感じで唄うといいですね」
 キャンペーンでは、こんな会話を挟みながら進めていく。

北川裕二・店頭キャンペーン.jpg
CDショップでの歌唱キャンペーン

 4年前には「泣いて大阪」(2016年4月)を出し、これが起爆剤となって、北川裕二の演歌は多くの人たちから支持されるようになった。そして今の基盤になっているという。
 この時、北川は大阪市内にウイークリーマンションを借り、半月間に渡って、大阪をはじめ関西各地でキャンペーンをして歩いている。

 「これによってお客さんに親しみやすくなった。大阪弁は優しさと温かさがある。大阪の人たちは唄っていると、一緒に唄ってくれるなど反応が良くて、気持ちがいい」

 そんな彼が大衆演歌と呼ぶ歌を唄い始めたのは、デビュー30周年の2013年に出した「女のみれん」からであった。キングレコードのディレクター、中田信也さんの提案であった。弦哲也が曲を書いた。
 正直、それまでは、作曲家弦哲也の2番弟子(1番は千葉一夫)としてデビューしながら、泣かず飛ばずと言っても良いくらい、売れない時代が続いていた。
 ところが、気持ちいいほどにこぶしを回して唄う大衆演歌は、演歌ファンを惹きつけた。取り分け大阪での人気は急上昇した。

北川裕二・KOBE流行歌ライブ.jpg
KOBE流行歌ライブで「大阪なさけ川」を歌う

 その新曲である「大阪なさけ川」は当初、6月の発売予定であった。曲が仕上がった3月には体調を崩して入院をしていた。退院して直ぐに覚えて唄ったが、新型コロナウイルスの影響で、全てが延期になった。
 ようやく9月に発売となると、ファンは待っていたかのように飛びついた。売れ行きの指標ともなるオリコンのチャートでは、今まで最高位だった3位を上回る、初登場2位にランキングされた。


 大衆演歌が戻ってきた。体調も元に戻り、北川は「お客の笑顔から元気をもらっている。唄えることがうれしい」と、笑顔を見せていた。





[北川裕二 オフィシャルサイト]
http://www.kitagawa-yuji.com/
[北川裕二 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10436








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