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すぎもとまさとオーセンティック・ライブ、ニューアルバム「STAND by MY SONGS」からなど全10曲  奈良・学園前ホール [ライブ]

◆シンガーソングライターのすぎもとまさと(テイチクエンタテインメント)のオーセンティック・ライブが2020年11月23日、奈良市の学園前ホールで開かれ、すぎもとは10月7日に出したばかりのアルバム「STAND by MY SONGS」(14曲収録)の中から「グロリア」「孤守酒(こもりざけ)」(石川さゆり)「VIVA・LA・VIDA! ~生きてるっていいね!~」(五木ひろし)などを披露するとともに、代表曲「吾亦紅」など全10曲を唄った。北沢麻衣(徳間ジャパンコミュニケーションズ)五条哲也(日本クラウン)がゲスト出演した。

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オープニングはすぎもとまさと×北沢麻衣で「銀次-GINJI-」


 このライブ、1985年に杉本眞人(すぎもとまさと)作曲の「私の胸をかじる人」(ポリドールレコード)でデビューし、以来、杉本作品を歌い続けている北沢麻衣が、師匠であるすぎもとを招いて企画したものである。
 北沢はデビュー翌年に、杉本による「銀次-GINJI-」を唄っている。これの歌詞だけを変えたのが、すぎもとが唄う「新宿銀次」である。オープニングではこれを2人で聴かせる一幕もあり、会場を沸かせた。

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ニューアルバムの中から新曲などを披露した

 北沢が2020年1月に出した「あの人の好きなうた」も、やはり杉本眞人の作曲である。ステージですぎもとは「今作で最後にしようと言っていたが、また書かされるのではないか」と笑ってみせた。

 すぎもとの作品1曲1曲には、それぞれドラマがある。
 ニューアルバムにも収録されている「最後の桜」は、些細なことから喧嘩別れしたまま一昨年、亡くなっていた友人を思って書いたという作品である。「唄うたびに彼を思い出す」と、この日も唄って友を偲んだ。
 こうした悲しい歌が彼には多いが、五木ひろしが唄った「VIVA・LA・VIDA! ~生きてるっていいね!~」「銀座のトンビ」といった明るい作品もあり、ラストではこれらも聴かせてた。アンコールには「皆さんの想いを込めて唄います」と、「あなたの背中に」で応えた。

■北沢・五条も杉本作品の新曲披露

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北沢麻衣

 ゲストの北沢麻衣は太股まで切れ上がったスリットが入った黒のロングドレス。代表曲の「港のセレナーデ」から、すぎもとがニューアルバムにも収録している「御堂筋線で・・・」「真っ赤なワイン」を唄い、会場いっぱいの拍手を受けながら、目下好調な売行きを見せる新曲「あの人の好きなうた」とカップリング曲の「今までおおきに」も聴かせた。

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五条哲也

 デビュー10周年記念曲「桜並木の向こうで」で杉本作品を唄った五条哲也は、演歌路線に転換した10月に出したばかりの新曲「まよい川」のほか、「ほたる川」アルバムの中からやはり杉本作品の「新宿はぐれ鳥」も披露した。

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杉本眞人作品を歌うカラオケ歌唱も

 ライブに先立っては、一般参加による杉本眞人作品を歌うカラオケ歌唱も行われ、80余人が参加した。








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