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第6回WARAKASUライブ、マドンナに清水まり子(アクトラスレコード) 新曲「父さん、あのね。」などを  WARAKASUメンバーは父の思い出を [ライブ]

◆マドンナ役に在京の女性歌手を招き、音楽事務所WARAKASU(大阪市、春元美紀子代表)のメンバーと歌の共演をする「WARAKASUライブ」が2020年12月6日、大阪市大正区の情熱ホール・楽で開かれた。6回目になる今回のライブのマドンナは、父親への想いを込めた新曲「父さん、あのね。」を20年11月に出したばかりの清水まり子(アクトラスレコード)。歌に合わせて、同メンバーが自分たちの父親の思い出を披露するコーナーでは、清水をはじめ、客席でも涙で目を曇らせる人たちも見られた。

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自ら歌詞の原案を書いた新曲「父さん、あのね。」を歌う


 ライブの前日に50歳の誕生日を迎えた清水まり子は、26年前、23歳で「父娘坂」でデビューして、一躍ヒット歌手の仲間入りを果たした。5年前には「雪哭き津軽」がヒット。新たな代表曲として話題になった。
 最近は今までの演歌歌手の枠を飛び出して、新たな自己表現を模索。前々作では男性ホルモンを注射して曲のイメージ作りに取り組んだほどであった。

 新曲「父さん、あのね。」で、歌詞の原案を作った彼女は、顔を合わせると口喧嘩ばかりしている76歳の父親に改めて想いを寄せ、過去を振り返り感謝すると共に気遣いを見せる。
 この作品は清水の原案を元に、AKB48の「365日の紙飛行機」を作曲したシンガーソングライター、青葉紘季が作詞・作曲しており、またまた新たな作品への挑戦なのである。

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デビュー26年目で、また新たな試みをみせる

 ライブでは、清水の「父さん、あのね。」の歌唱に先立って、福島はじめ、三浦潤、みやま健二と特別出演の渡辺要がそれぞれ、父親への想いを語った。

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デートをするなら誰?の質問コーナーで清水まり子が選んだのは三浦潤であった

 福島は子供の頃には数えるほどしか出来なかったキャッチボールも、4年前に脳梗塞を患った父親とはもう出来ないけれど「正月には思い出をキャッチボールしようね」と、伝えた。三浦にとって父親はいつもヒーローだったが、病に倒れた8年前の病床で「男は母親を大事にしろ」と言った言葉が今も耳に残っているという。

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父親の思い出を語る三浦潤(右)。それを聴き入る清水まり子

 みやまにとっては「父は怖い人だった」が、母親を追うように18年前に亡くなったという。「男の見本のような人で、そうした生き方をしたい」と話した。渡辺は子供時代に悪童と喧嘩した時の父親の言葉を思い出していた。

 清水はまた、新曲のカップリング曲「あなたへ −2020-」「父娘坂」「雪哭き津軽」さらに、この歌を歌うまでは格好を付けて生きてきた自分を変える事になったという「化粧崩れ」も歌った。
 「あなたへーー」は、7年前にリリースした楽曲を、アコースティック調からフルオーケストラに変えてレコーディングし直したもので、父を想うメイン曲に対して、こちらは33年前に亡くなった母を偲ぶ内容である。

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「北国終列車」を歌う福島はじめ(左)と「函館から東京へ・・・」の三浦潤
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「太鼓男祭り」のみやま健二(左)と「大間崎漁歌」を歌う渡辺要

 ライブのレギュラーでもある3人と渡辺は、それぞれ新曲などを披露した。また、福島と三浦で「あずさ2号」(狩人)三浦・みやまで「情炎」(吉幾三)みやま・福島では「酒よ」(同)をカバーした。

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楽しいライブでした

 初参加したマドンナの清水は「楽しかったです。『父さん、あのね。』は、感じて共鳴してもらえると嬉しいです」と話していた。

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また来ます-とエンディングで手を振る清水まり子


[WARAKASU] https://warakasu.jimdofree.com/ [清水まり子 オフィシャルサイト] http://www.actrus.jp/marikoshimizu/
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