SSブログ

三ツ屋亜美、「黄昏のカフェ」で昨夏デビュー 元陸上選手の頑張りで 、歌手を一生の仕事に [インタビュー]

◆大人のバラード曲「黄昏のカフェ」で去年7月に念願のメジャーデビューを果たした徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、三ツ屋亜美。ファッションモデルの山口小夜子や「DESIRE ー 情熱 ー」当時の中森明菜をイメージしたという、額に垂らした前髪を真っ直ぐに切りそろえた黒々としたロングヘアが印象的である。何物にも代えられない自分の想いを実現した彼女は今、歌手を一生の仕事にしていくと話す言葉は力強い。

三ツ矢亜美・ベルディ京都芸大店.jpg
黄昏時の京都のカフェでの三ツ屋亜美


 身長164センチ。スラリと伸びた姿は、彼女を初めて見る人たちからは「まるでモデルのよう」といった声も聞かれるほどである。
 その恵まれた体を生かして、中学・高校時代は陸上部で100・400mハードル競技に打ち込み、全国高校総体や国体にも出場する活躍ぶりであった。

 高校卒業後の進路にはスポーツ選手という選択肢もあったが、芸能界の道を選んだ。グラビアモデルをしたりVシネマにも出演した。「プロレスのリングで水着姿になってバレリーナのようなY字バランスをやって見せたこともある」と三ツ屋。
 子どもの頃からピアノを弾いていたこともあり、音楽には興味を持っていた。「歌が好きだった祖母や母の影響もあった」(三ツ屋)のであろう、自然と歌が頭の中で存在感を強めていった。

 長崎県大村市で歯科医をしていた音綾(ペンネーム)との出会いが、それを決定付けた。心臓病を患い余命幾ばくもなかった音綾が三ツ屋に託したのが、かつて暮らしたことがある京都での妻との思い出を書いた「愛 火のように京都」であった。
 「これを足がかりに、いつかメジャーレーベルからCDを出しなさい」
 この音綾の一言を胸に秘めて彼女は、作品をインディーズレーベルでCD収録して、愛海の芸名で、安倍理津子の前歌を務めながら歌ってきた。

三ツ屋亜美 music news jp.jpg
今年はライブもしたいと意欲を見せる

 新型コロナ騒動真っ只中の2020年7月29日、徳間ジャパンコミュニケーションズから「黄昏のカフェ」(作詞・円香乃、作曲・大谷明裕、編曲・竹内弘一)を出して、その夢を実現することになる。すでに7年の歳月が経っていた。しかし音綾は、3年前にすでに亡くなっており、晴れ姿を見せることはかなわなかったのである。

 「精一杯、頑張って歌っていきます」
 三ツ屋は音綾に話しかけるように、行く先々で語っている。

 偶然に入った黄昏時のカフェで久しぶりに会った、かつて一緒に暮らしていた彼は、ブラックコーヒーと読みかけの本といった昔と同じ姿であった。そんなシーンから「黄昏のカフェ」は始まる。
 ほんの少しの間、会話を交わしている間に幸せだった頃のことを思い出してしまう。カフェでの束の間の出来事を歌った、悲しいラブソングである。

 彼女は今、東京・神保町の古書街にあるカフェなど、仕事で出かけた先々でカフェを訪ね歩いている。そこでコーヒーを飲みながら、静かな時間を過ごすのである。ただし、それだけでは済ませないのが三ツ屋流。動画で店の紹介し、それを編集してYouTube「みつあみチャンネル」で配信し続けている。

 こうしたカフェめぐりは、三ツ屋亜美の名前と顔、それに「黄昏のカフェ」の曲を知ってもらい、覚えてもらうためのもの。新人ならではの地道な活動はまだまだ続くが、今年春には東京か神奈川でライブを開きたい、と計画を練っている。





[三ツ屋亜美 オフィシャルサイト]
https://www.facebook.com/people/Ami-Mitsuya/100008549222707
[三ツ屋亜美 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_profile/Mitsuya-Ami.html








nice!(4) 
共通テーマ:音楽