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第4回歌を歩く、中村美律子「竜田川」の舞台、奈良・斑鳩の里に竜田川〜法隆寺を巡った約2万歩 [イベント]

◆新型コロナ真っ只中の昨夏に始めた「歌を歩く」も、昨日歩いた奈良・竜田川から法隆寺へ至るコースで4回目を迎えた。歌の舞台となった土地を訪ね歩いて、地元の人とも触れあい、歌の心を感じ取ろうというものである。今回は中村美律子さんの「竜田川」の舞台を訪ねました。

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龍田川に架かる橋の上で
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龍田川
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龍田川に沿って歩くと冬装束した紅葉の木立が


 JR関西本線の王寺駅に午前11時に集合したのはCDショップミヤコ瓢箪山店の岩城秀治会長、西村電気商会の三上富美子さん、ホリデージャパンの歌手木下結子さん、音楽事務所WARAKASUの春元美紀子代表、松川登志子さん、それに記者の曽崎重之の6人であった。

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最初のチェックポイントの若草橋

 今回取り上げた歌は中村美律子さん(キングレコード)が2001年に出した「港町情話」のカップリング曲「竜田川」(作詞・つかけんじ、作曲・富田梓仁)。
 黄昏の竜田川を舞台に、黙って別れた人を想って旅する女性の心のうちを歌っている。

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古い家並みが続く龍田の街
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法隆寺の鎮守社である龍田神社

 法隆寺を建立した際に、その鎮守社として創建された龍田神社に通じる龍田の街並みには、江戸時代を思わせるような民家が軒を並べていた。
 そこにも新しく建て替えた住宅もあり、その1軒の玄関先に立っていた84歳の男性は「街の外から訪れる人は珍しい」と、親しく話しかけてくれ、近くに龍田神社があることと、法隆寺ま法隆寺での道を教えてくれた。

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みたらし団子を食べながら地図をチェックする木下結子さん(左)元祖歩きスマホの二宮金次郎さん
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左へ行くと京だよ

 それより前、スタートして間近に出会った女性も、親切に土地のことをあれこれと教えてくれたのも印象的で、そんなわずかなことであったが旅が心地よくなった。

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龍田城址

 黄昏にはまだ陽が高く歌のようにはいかない。竜田川沿のもみじの葉もすでに落ちて、その小径は寒々としていた。朱色の小橋だけが秋の紅葉の華やかさをわずかにとどめていた。
 橋を渡り、小高い丘を登った所が、かつて龍田城が建っていたところであった。龍田城は賤ヶ岳の七本槍で知られた片桐且元の居城として知られている。

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龍田川に来たらやはり竜田揚げ定食でしょう
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法隆寺と言えばやはり五重塔でしょう
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 龍田神社を経てようやくたどり着いた法隆寺前の食堂で昼食にした。柿の葉寿司、柿を練り込んだ柿うどんなど奈良ならではのメニューが並んでおり、記者は龍田川にちなんで竜田揚げ定食を頼んだ。そのボリューム満点さには驚かされた。

 さて日本で初めて世界文化遺産に登録された法隆寺は、現存する世界最古の木造建築物であるともいう。無料で入れる境内を回った。ここは歌には登場しないが、竜田川まで来たら無視して帰る訳にはいかない。賽銭は入れてお祈りはしたものの、法隆寺のメインである五重塔や金堂など、有料ゾーンは遠慮申し上げた。

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藤ノ木古墳

 この日最後は藤の木古墳であった。法隆寺からほど近い所に位置し、つれづれの道を少し歩くと、きれいに整備された古墳が目の前に現れた。
 古墳時代後期、6世紀第4四半期の、畿内では前方後円墳の造営が終わろうとしていた頃の円墳である、とされている。
 ここを見学して、あとはJR法隆寺駅を目指した。途中、おしゃれな造りの喫茶店を見つけて、ここで1日の疲れを癒した。

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喫茶店で休憩
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法隆寺駅
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法隆寺駅に差し込む西日

 自宅を出てから帰宅するまでの距離数は14キロ、歩数は1万8263歩であった。次回は2月20日に予定している。

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龍田3人娘







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