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第189回KOBE流行歌ライブ、西方裕之・ 三丘翔太・一条貫太・朝花美穂 新曲などを熱唱 [イベント]

◆ベテランから若手まで本格演歌歌手4人が出演した第189回KOBE流行歌ライブが、2021年7月22日、神戸・新開地のKAVCホールで開かれた。出演者の1人で前日にデビュー36年目を迎えたキングレコードの西方裕之は、予定より1曲多い8曲を歌った。観客は聴き応えたっぷりな歌唱に満足し切った様子であった。

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第189回KOBE流行歌ライブ
(左から一条貫太、西方裕之、三丘翔太、朝花美穂)


 4ヶ月ぶりの開催となったKOBE流行歌ライブは、2部に分かれて行われた。1部は三丘翔太(テイチクエンタテインメント)一条貫太(日本クラウン)朝花美穂(徳間ジャパンコミュニケーションズ)の若手が出演。

 2部ではこの3人がそれぞれ新曲など2曲を歌うと共に、西方裕之による特別ステージといった内容。
 KOBE流行歌ライブは約2年ぶりという西方は、1曲目の「遠花火」から新曲の「帰郷」まで、ベテランの歌唱ぶりを存分に聴かせて、観客を魅了した。

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西方裕之

 1987年の西方のデビュー曲「北海酔虎伝」は作詞が星野哲郎、作曲は徳久広司だが「当時、用意されていた楽曲は7作ありました。このうち5曲はお蔵入りになった」(西方)のである。その中の1曲が2020年にリリースされた前作の「出世灘」。力強い男歌で彼の本領発揮といった歌いっぷりは、デビュー曲として書かれた作品だけに力作で、しかも時代の隔たりも感じさせない。

 西方はアルバム「演歌の王道 春日八郎・三橋美智也 を唄う」(12曲収録)を今年8月4日に発売する。ライブではその中から「赤いランプの終列車」(春日八郎)を披露。春日と三橋と仲が良かったという村田英雄のエピソードを紹介すると共に、村田の「蟹工船」も聴かせた。

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西方裕之

 今年5月に出した新曲「帰郷」は、作詞が朝比奈京仔で、曲は杉本眞人が初めて書いており、これを歌い、カップリングに新録版として収録している、1996年に出した「赤とんぼ」も聴かせた。
 当初の予定ではライブはここで終わるはずであった。ところが、「緊張していた久しぶりのステージも、ようやくほぐれてきました。もう1曲歌います」と言って、西方は「玄海育ち」をプレゼントして、集まった人たちを喜ばせた。

■若手も熱唱

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三丘翔太
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一条貫太(左)朝花美穂

 同じ2部では、若手の三丘はふるさとを想い描いて歌うと「酒しずく」を、一条は自身初のメジャー演歌「酒場の花」朝花は大衆演劇をモチーフにした「姉弟役者」と、それぞれ新曲など2曲づつを披露した。

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