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山田壽一(ホリデージャパン)、リサイタルで全21曲を歌う   特別ゲストに真木ことみ  大阪・大東市立サーティホール [コンサート]

◆デビュー7年目の歌手山田壽一のリサイタルが2021年10月24日、大阪府大東市の市立総合文化センター・サーティホールで開かれた。最新曲「日向恋しや」から、「俵星玄蕃 元禄名槍譜」「イヨマンテの夜」などカバー曲を併せた全21曲を熱唱した。特別ゲストとして真木ことみ(日本クラウン)が出演。来年迎えるデビュー30周年の記念盤として10月6日に発売したばかりの「天の糸」を披露した。

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出演者が勢ぞろいしての山田壽一リサイタル


 2015(平成27)年 9月に「風ごよみ」でメロディーレコーズからデビューした山田壽一は、民謡仕込みの高音を得意とする。この日も披露した2枚目のシングル「日向恋しや」(2018年、ホリデージャパン)では、宮崎県の民謡、日向木挽き歌を挿入して哀愁感を漂わせた。

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尺八を交えて得意の民謡も

 この「日向恋しや」にはエピソードも多く、発売当初、宮崎県でアポなしでカラオケ喫茶店を回ってキャンペーンをした時のこと。初めて飛び込んだ店の店主が偶然にも「明日、この曲でカラオケ発表会に出るんです」といって歓迎してもらったことは、決して忘れられないことだという。

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定年退職してからの歌手人生を振り返りながら歌う

 1部のカラオケ発表会に続いて行われたリサイタルは、デビュー曲「風ごよみ」でオープニング。さらに故郷・大分県の別府を歌った「哀愁別府」へと続けた。
歌手デビュー以前には「カラオケ大会荒らしと言われた」(山田)だけに、カバー曲のレパートリーの曲数も多い。

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カバー曲もたくさん聴かせた

 去年9月まで1年間続けたラジオ関西(神戸市)での番組「山田壽一の心唄」に寄せられた数多くのリクエスト曲で、自身の初のアルバム「心唄–ファーストアルバム–」(2019年)にも収録した中から「あんときゃどしゃ降り」(春日八郎)「星屑の町」(三橋美智也)「さらせ冬の嵐」(山内惠介)などのカバー曲も聴かせた。

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演出感たっぷりで「俵星玄蕃 元禄名槍譜」を歌う

 大ホールの会場に響き渡る大音響と共に、ステージでの演出も見る者の目を楽しませた。「俵星玄蕃 元禄名槍譜」では、舞台いっぱいのスモーク、さらには雪を散らせるなど、槍を持って仁王立ちする山田の姿は討ち入り義士そのもの、といった具合であった。


 特別ゲストの真木ことみは、まず披露したのが新曲の「天の糸」.。来年迎えるデビュー30周年の記念曲の序章となる作品で、初めて弦哲也に作曲を依頼した作品でもある。「こんなに長く続けられると思ってもいなかった」と、今年1月に出した前作「東京しぐれ」自身と重ねて歌う「石蕗(つわぶき)の花」などを歌った。

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来年がデビュー30周年の真木ことみ

 自分のコーナーの最後では再度、「天の糸」を歌って、真木は「この楽曲との出会いがきっかけとなって、私自身に花が咲くような気がするんです」と目を輝かせていた。

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松浦ゆみ
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松本恵美子
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池田かよこ

 このほかこの日のゲストには松浦ゆみ(ウエブクウ)松本恵美子(メロディーレコーズ)池田かよこ(同)も出演。松浦は「再び・・・愛のバラード」を、松本は「大和路の恋歌」池田は「ラ・シャンソン」などを歌った。

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[山田壽一 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_yk.html








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