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第290回大阪発流行歌ライブ、多岐川舞子、小桜舞子、北沢麻衣の3人の「まい」と沢井明が熱唱 [ライブ]

◆それぞれ名前に「まい」が付く女性歌手の多岐川舞子(日本コロムビア)小桜舞子(テイチクエンタテインメント)北沢麻衣(徳間ジャパンコミュニケーションズ)の3人と、沢井明(テイチクエンタテインメント)が出演した第290回大阪発流行歌ライブが2021年12月15日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIGCATで開かれた。今まで会えなかった多くの歌好きの人たちとの再会を全身で感じ取っていた4人は、最新曲などを会場いっぱいに響かせていた。

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勢ぞろいした第290回大阪発流行歌ライブ出演者たち


 当初、今年1月の出演が予定されてた沢井明は11ヶ月ぶりの登場となった。「5年前に発売して、今まで歌い続けて皆さんの間に浸透してきました」という「あまのじゃく」をオープニングで、まず披露した。
 月のうち半分は暮らしているという大阪には沢山もファンいる。

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沢井明

 今年1月に出した、映画を人生に例えた「東京シネマ」と、亡き母親を思い浮かべながら歌うカップリングの「母の歌」も、そうした熱いはファンなどに向けて聴かせた。どちらの楽曲も田尾将実作詞、たきのえいじ作曲で、久々の大阪発流行歌ライブへの出演に「楽しかったです」の感想も。


 北沢麻衣はレコード盤時代からの長いキャリアを持つベテランである。最近は新曲のたびに出演している大阪発流行歌ライブであるが、休業の期間が長く、初出演は復帰後の10年前になる。
 この日はデビュー2作目の「銀次 - GINJI-」から「港のセレナーデ」といった代表曲から、前作の「真っ赤なワイン」大阪の地下鉄御堂筋線を舞台に切なく歌ったラブソング「御堂筋線で」も歌った。

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北沢麻衣

 デビュー当初から師匠として慕ってきたシンガーソングライターで作曲家の杉本眞人との再会が復帰のきっかけ。その後は全国を小まめに歌い歩き「沢山の人たちに歌ってもらえるようになりました」という。
 新曲「あの人の好きなうた」も聴かせた。これで徳間ジャパンコミュニケーションズへ移籍。やはり切ない恋歌は、杉本眞人作品である。12月19日には奈良・学園前で「すぎもとまさとクリスマスライブ」にも出演する。


 小桜舞子はライブ当日が新曲「幸せ桜」の発売日であった。しかも久しぶりの大阪に感動がいっぱいである。「今まで会えなかった分を楽しませてもらいました」と、流行歌ライブを満喫していた。
 「来月のBSプレミアムの歌番組では大阪モノの『月の法善寺横丁』を歌います。セリフの大阪弁が難しかったです」
 毎朝5時に起きてのウォーキングは欠かさないが、「月のー」を口ずさみながら歩いているという。

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小桜舞子

 新曲「幸せ桜」は弦哲也作曲、麻こよみ作詞の3部作完結編。「女性作詞家ならではの作品は男性では書けない細かな心の機微を表現してもらっています」
 暗く沈んだ気持ちを前向きにしてくれる、彼女のテーマ曲となると言われており、この日のステージでも笑顔いっぱいに聴かせた。
 

 デビュー33年目の多岐川舞子は今年9月に発売した「恋いちもんめ」カップリングの「柳川しぐれ」などを披露した。
 揺れる女心を「花いちもんめ」に例えた「恋ー」で、初めて杉本眞人作品を歌って、「フォークタッチの新しい歌世界への第一歩を踏み出している」という。

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多岐川舞子

 カップリング局の「柳川ー」は、2011年に出した「雨のたずね人」のリメーク。新曲は3曲入りで、ボーナストラックとして収録したのが、多岐川が初めて作詞家・作曲を手がけた作品の「幸せめぐり」である。
 この日はまた、サクソフォンを聴かせて歌を歌うというシーンもあって、ファンを喜ばせた。

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[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/
















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