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入山アキ子、出会いと運と縁で歌い続けてこられた 「人生七曲り」キャンペーンで明かす [インタビュー]

◆あの日あの人に出会ったから今があるー。入山アキ子(テイチクエンタテインメント)の新曲「人生七曲り」は、自らが「運と縁に助けられてここまで来た」という自身の半生を綴ったような、そんな歌である。2022年2月4、5の両日、大阪・堺市内と大阪市内で行った歌唱キャンペーンでは、忘れられない出会いの数々を披露してくれた。また歌う元看護師として「体にも心にも良い歌を皆さんに届けたい」とする一方で、事務所の電話番号を公開して健康に役立つ情報提供やアドバイスをする「よりそいホットライン」を開設しているなど優しさを見せる。

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大阪・堺市内のキャンペーン先で歌う入山アキ子


 数多くの出会いを重ねて来た入山であるが、歌手の道を歩むようになって彼女に大きな影響を与えた3人の人物を亡くしている。1人は6年間の闘病の末に8年前に旅立ったマネージャーであった。そして去年にはステップアップの道筋を作ってくれた事務所の和久井保社長を、さらには師匠で作曲家の鈴木淳の2人を相次いで見送ることになった。

 いずれも言葉にもならないほどの悲しい出来事であったが、そのつど大きな成長を見せてきたのも事実。これこそ彼女がいう「運と縁」なのであろう。
 デビューからずっと入山を見続けていた鈴木とは多くの思い出があるが、忘れられないのは鈴木のレッスンを受けていた時のこと。


 「先生がアコちゃん、いい曲が出来上がったよ、と大きな声で叫ぶので、地下のスタジオまで降りて行くと、これはいいと言ってひとり頷いておられるんです」

 この時に出来上がったのが ♬ 燃える 〜 で始まる「紀淡海峡」なのである。
 マネージャーを亡くして沈んでいた入山にとっては、元気を取り戻すこの上ないプレゼントになった。しかも初めての関西を舞台にした作品は、大市場へ打って出る大きな武器ともなったのである。
 事実、この作品は紀淡海峡の地元和歌山をはじめ、広く関西で彼女の名前を浸透させる大きな弾みとなった。

 和久井との別れは入山にとっては名状し難いものであったであろう。前川清など数多くの歌手を育てた80歳を過ぎた元名マネージャーの和久井が「入山がたった1人でドタバタしている」のを見かねて、手を差し伸べてくれたのである。
 あの和久井さんがー彼女にはとても信じられない話であったし、また去年3月に届いた訃報も信じられないものであった。これからという時であったからこそ、そのショックは大き過ぎた。

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「目指すはテッペン」

 それでも入山はここでも「運と縁」を手にする。音楽プロデューサーの松崎澄夫がプロデュースをして、「春一番」をはじめキャンディーズの楽曲の作曲などを数多く手掛けた穂口雄右が「今度は大人の歌謡曲を」と、作詞と作曲をした「人生七曲り」がそれであった。
 その歌は ♬ あなたについていけば 辿り着くのね 〜 で終わる。「あなた」は和久井の盟友である松崎や穂口たちに代わったが、その遺志は固く守られて行くであろう。

 そうした数々の運と縁で入山が「目指すのはテッペン」と言い切る。遺志に背くことなく「人生七曲り」のヒットへ向けて連日連夜、駆け回っているのもそのためである。。

※記事・写真の無断使用はお断りします。


[入山アキ子 オフィシャルサイト]
https://入山アキ子.jp/
[入山アキ子 テイチクエンタテイメント]
https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/iriyama/








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