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舟木一夫、芸能生活60周年記念コンサート  流行歌の数々を披露  大阪・新歌舞伎座 [コンサート]

舟木一夫芸能生活60周年記念コンサートが、大阪・上六の新歌舞伎座で開かれている。2022年3月4日の初日は会場入り口に満員御礼の幕が下され、立ち見が出るほどで、衰えぬ人気の高さを見せていた。6日まで。

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 休憩を挟んでの2部構成で約30曲を歌った。1部で着流し姿で現れた舟木は、今までに出演してきた時代劇のテーマ曲を揃えた。
 中でも忘れられないのが、デビュー翌年の昭和39年、弱冠19歳で出演したNHK大河ドラマ2作目の「赤穂浪士」(大佛次郎原作)。舟木は矢頭右衛門七役に抜擢され、この年の11月にはシングルレコード「右衛門七討入り」を発売している。この日は去年12月に迎えた77歳の声で、それを聴かせて当時を振り返っていた。

 大河ドラマ出演後も多くのテレビ・映画・舞台で時代劇に出演し、その主題曲などを出してきている。この日披露したのは「新吾十番勝負」「一心太助 江戸っ子祭り」など10曲ほどで、極め付けは時代劇ファンと共にカラオケ好きな人にもお馴染みの「銭形平次」で、観客を堪能させた。

 「売れた歌はいい歌と言われてきましたが、いい歌でも色んな事情で売れなかったものはあります」と、普段は聴く機会も少ない作品も聴かせた。。

 観客の多くは60代後半から80代。しかも9割方は女性であったが、それに混じって過去の公演のプログラムを持参して、ショーを楽しむ熱烈な男性ファンの姿も見られた。
 デビュー曲の「高校三年生」から「修学旅行」「学園広場」「高原のお嬢さん」「東京は恋する」「北国の街」など、次々と歌われる懐かしい楽曲に、誰もが時計の針を逆回しするかのように、当時を思い起こしているようであった。
 ラストソングでは、ご当地大阪を明るく歌った「青春の大阪」が始まると、会場を埋め尽くしたファンは一斉に立ち上がって手拍子で盛り上げた。

 今回のコンサートは、1月の東京国際フォーラムを皮切りに全国を巡回する60周年記念ツアーとは別バージョンと位置付けられており、5月には京都・南座などでも開催が予定されている。

 舟木はデビュー曲の「高校三年生」は当初、童謡などを担当している学芸部から発売されようとしていたことを明かし、「そうであれば今日、ここには立っていられなかったかもしれません。18歳でデビューして、60年は早かったです。あと何年歌えるか分からないけれど、やれるところまでやります。何となく付き合ってください」と、集まったファンに緩く呼びかけていた。


[新歌舞伎座 芸能生活60周年記念コンサート]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/s20220304.html




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塩乃華織が4月発売の新曲「命さらしても」を披露  葉月みなみも移籍第1弾関西初お披露目  「演歌ジャックス」4月放送分を収録 [テレビ]

◆テレビ音楽番組「演歌ジャックス」(奈良テレビ放送、J:COM関西などで放送中)の2022年4月放送分の収録が同3月2日に大阪市大正区で行われた。話題のゲストコーナーには、第1週と2週目が2022年4月6日に新曲を発売する塩乃華織(日本クラウン)が出演。前作から引き続いて西つよしによる作曲の「命さらしても」を早々と披露する。3週目と4週目の葉月みなみ(テイチクエンタテインメント)は、去年6月にテイチクに移籍したばかり。その第1弾となったシングル「許さないで・・・ねぇ」を歌う。年齢も近い2人の女性演歌歌手が話題の新曲を聴かせる。

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塩乃華織(右)と葉月みなみ


 塩乃華織の新曲「命さらしても」は作詞・作曲共に前作「きのくに線」と同じ内藤綾子、西つよしのコンビ。今まで以上に女性の心情をドラマチックな歌の世界を表現する。曲先行で制作された作品のイメージに合わせて、歌詞を書くという内藤の手法は今作も健在である。黒のドレスに身を包んでカメラに向かった塩乃。一気に大人の雰囲気を増幅させている。カップリング曲の「Rain」は歌謡バラード。

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塩乃華織

 「羨ましいほどに格好いい女性が主人公です」と塩乃が作品を語るそれは、彼女にとって初めて歌う世界観の〈歌謡演歌〉である。「それだけに格好良く表現したいですね。でもそこが1番難しいのですが」とも。
 3月15日には大阪・堂山のライブハウス、umedaTRADで定例のワンマンライブを開き、新曲を披露すると共にCDの予約販売をスタートさせるという。




 3週4週目のゲストはテイチクエンタテインメントの葉月みなみ。21年6月にテイチクに移籍したばかりである。移籍第1弾のシングル「許さないで… ねぇ」(作詞・渡辺なつみ、作曲・桧原さとし、編曲・矢野立美)。カップリングは「ふるさと慕情」(作詞・渡辺なつみ、作曲・桧原さとし、編曲・周防泰臣)。 発売2週間で早々と、週間USEN HIT演歌・歌謡曲のランキングで第1位を獲得している。「ねぇで始まり、ねぇで終わる」歌は印象的。

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葉月みなみ

 歌手デビューは2009年。キングレコードから出した「恋の占いかくれ鳥」がデビュー曲であった。1979年に新潟市で生まれ、2001年に大東文化大学を卒業している。そこの後輩には若手人気歌手で、演歌第7世代の1人でもある新浜レオンがいる。爽やかな歌声でありながら、日本酒処の新潟県の出身らしく「粘り良し」な性格で、歌に登場する主人公同様に「一途な性格も一緒でしょうか」という。「振り付けを覚えて、歌って下さい」と呼びかける。





【4月の見どころ】
林田夏美・Saori
 収録現場ではさかんに但馬弁が飛び出す。共に兵庫県養父市在住である。林田が演歌なのに対して、saoriはポップス。4月放送で林田はデビュー曲「丹後・但馬未練旅」を歌う。「城崎の街では、この曲が良くながれています」とか。

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林田夏美(左)とsaori

 「花はただ咲く」を歌うsaoriは、2月から自身のYouTubeチャンネル「わたしやるから」を開設している。街歩き探訪や人物、食、歌などさまざまテーマに挑戦してみようというもので、1回目はフラワー装飾家でもある林田夏美さんの指導でフラワーアレンジメントに挑戦している。

長生忠之・藤川真千子
 昭和歌謡石原裕次郎を歌うコーナーでは、石原裕次郎のオリジナル曲を歌い続け、4月には「狂った果実」を藤川のフラダンスを交えながら歌い、さらに「サヨナラ横浜」も。コーナー開設以来すでに16曲を歌ってきたといい、「近い将来には裕次郎さんの歌ばかりをカバーしてミニコンサートも開きたい」と長生。藤川は5月には新歌舞伎座での三山ひろし特別公演に出演するという。

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長生忠之・藤川真千子

島幸作・岡田由美
 相変わらず仲のいい夫婦を演じ、 「夫婦の旅路」をデュエットし続ける2人。島は岡田が歌うはずのパートまで歌って、岡田がそっと島の腕を掴んで知らせるほのぼのとしたシーンも見られた。その島は「“ピカピカ”の1年生のつもりで、これからもチャレンジしていきます」と意欲を見せると。岡田は「これからも偽物の夫婦を演じていきたい」と笑わせる。

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島幸作(写真右)・岡田由美


【レギュラー出演者と歌唱曲】
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MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」
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MARIとJACKSモンスターズ 「ローハイド」(カバー)
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TAIKI 「グッバイ・マイ・ロード」
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岡田由美 「演歌旅がらす」
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岩井都美子 「笑って許して」(カバー)「Que Sera Sera」(カバー)
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JACKS娘 「ヘイ・ポーラ」(カバー)
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平井一郎 「俺の夢」
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長生忠之「サヨナラ横浜」(カバー)
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七音(ななと)ゆみ「アンジャベル〜母の置き土産〜」「ゆみちゃんの応援歌〜始めの一歩〜」
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音葉潤「歌うよ」
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楠本佳生 「港の別れ唄」(カバー)「気まぐれ雨」(カバー)

【司会】
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小池史子
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ファンキー・コバ
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岩井都美子

※写真・記事の無断使用はお断りします。


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/








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歌謡曲応援の会、 幸福の川(幸田和也・福島はじめ・川井聖子)ライブ開く ゲストに森川大輔 [ライブ]

◆2000年から開かれている「歌謡曲応援の会」で、歌手の幸田和也・福島はじめ・川井聖子の3人出演者の頭文字を取って名付けたライブ「幸福の川」が2022年2月28日、大阪市北区のロイヤルホースで開かれた。エンディングでは福島の弾く沖縄三線に合わせて3人が石川さゆりの「暁月夜〜あかつきずくよ〜」を歌った。

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歌謡曲応援の会 ライ「幸福の川」の出演者


 幸田和也(ホリデージャパン)は2008年に歌手デビューしており、今年で15年目になる43歳。大阪から東京へ活動拠点を移して、21年9月には同じホリデージャパンの朱夏洋子との競作「えらいこっちゃで」を出している。
 この日は、その新曲をはじめオリジナル曲、カバー曲を合わせて7曲を歌い、朱夏のジャズアレンジの「えらいこっちゃで」とは違う、歌謡曲バージョンのそれを聴かせた。

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幸田和也

 福島はじめ(日本クラウン)は最新シングル「相馬 明日酒」(21年8月発売)をメインのほかカバー曲を含めて7曲を歌唱。オリジナルでは女歌の「女の時雨」演歌で初めてアニメによるプロモーションビデオ(PV)に挑戦した「北国終列車」を披露した。カバーは「細雪」(五木ひろし)「かもめの街」(ちあきなおみ)に挑戦し、「美しい日本語の歌詞を大切にしたい」とも。「宗右衛門町ブルース」(平和勝次)のジャズバージョンも歌った。

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福島はじめ

 川井聖子(日本クラウン)は大学在学中の2001年にデビューし、今年、20周年を迎えている42歳。 それを記念して去年12月に出したのが、彼女が辿った道のりを振り返ったアルバム「ここから」(16曲収録)。その中からオリジナルの「迎え傘」「坂田外伝~小春~」や、「池上線」「旅的途上」といったカバー曲も聴かせた。

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川井聖子

 ここ2年ほどは芸名を川波奈七子に変えていたが、この時に出した「大和恋歌 / 万葉の旅人(カップリング)」をライブでも歌った。


 ゲストの森川大輔(日本コロムビア)は大学卒業後はサラリーマンをしていたが、故郷の竹田城を舞台に母親が詞を書いた楽曲「天空の城 竹田城」で、16年にホリデージャパンから歌手デビューしている。

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森川大輔

 この日、4曲を歌った中でメインは19年12月に出した「東京蜃気楼」。「今月は『東京蜃気楼』を初めて東京で歌います」と、デビュー6年目の意欲を見せていた。

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エンディングは「暁月夜〜あかつきずくよ〜」

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