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成世昌平、大阪国際交流センターでコンサート「昌平のおもろい唄の世界 ~淀の流れに ~」  民謡から演歌まで [コンサート]

◆新型コロナウイルスの影響で開催が伸びのびになっていた民謡・演歌歌手の成世昌平(日本クラウン)のコンサート「昌平のおもろい唄の世界 ~淀の流れに ~」が2022年3月18日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで開かれた。新曲の「三十石船哀歌」など演歌作品の数々から民謡など全16曲を歌った。同じ事務所の竹川美子、六本木ヒロシがゲスト出演してステージに華を添えた。


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見せ場いっぱいの久々のコンサート


 恒例となった民謡での幕開けであった。今回は「民謡七福神」。唄と三味線は成世昌平。笛、鳴り物、大正琴といった面々と藤和弘扇による舞踊の華やかな舞台で観客を引きつける。さらに「尾鷲節」「デカンショ節」と続けた。

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民謡でオープニング

 また成世はここ20年ほどは新たに落語への挑戦を続けており、その多芸ぶりを見せる。この日は民謡を取り入れた落語仕立ての「昌平の三十石」も披露した。

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落語仕立ての「昌平の三十石」も

 休憩をはさんでの2部では、新曲をはじめオリジナル演歌の数々を聴かせた。ラストで歌った新曲の「三十石船哀歌」は、江戸時代から明治中頃まで京都から大阪まで、淀川で運航されていた三十石船と哀れな女を描いた楽曲。もず唱平作詞の文芸作品である。

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華麗なシーンも

 京から大阪に下働きにやって来た女は、父の死で堀江の遊郭に身売りし、後にかつて京から乗った三十石船の船頭の唄をもう一度聴きたいと、天満・八軒屋の船着き場にたたずんで耳を澄ます情景は哀れを誘う。
 このほか代表曲の「はぐれコキリコ」「鶴の舞橋」なども歌った。

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竹川美子
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六本木ヒロシ

 ゲストの竹川美子はデビュー20周年。新曲「女のいろは坂」デビュー曲「江釣子のおんな」など5曲を歌い、コロナ下で歌える喜びを表していた。六本木ヒロシは新曲「切り札」はじめ4曲を歌い「成世さんに近づける演歌歌手になりたい」と話した。

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自ら楽しんだコンサートでもあった

 成世は「この2年間はキャンペーンをはじめ、何も出来ないでいました。しかも37年の歌手生活で今回、初めて日本クラウンの社長に私のイベントに来ていただきました」と、久々に開いた自らのコンサートを体いっぱいに楽しんでいた。


※写真・記事の無断使用はお断りします。

[成世昌平 オフィシャルサイト]
http://www.havmercy.co.jp/Naruse/pg88.html
[成世昌平 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/naruse/news?ima=1853









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