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第294回大阪発流行歌ライブに和田青児・葵かを里・出光仁美・塩乃華織が出演 [ライブ]

◆大阪は約3年ぶりという和田青児(日本クラウン)に、オリジナル曲の中から奈良・京都・金沢の古都シリーズをメドレーで歌った葵かを里(徳間ジャパンコミュニケーションズ)デビュー曲から新曲までを披露した13年目の出光仁美(日本コロムビア)只今絶好調な塩乃華織(日本クラウン)の4人が出演して、2022年4月20日、大阪・心斎橋で開かれた第294回大阪発流行歌ライブの会場は盛り上がりを見せた。

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第294回大阪発流行歌ライブ


 和田青児は、この日も歌った第32回日本有線大賞新人賞を受賞したデビュー曲「上野発」から36年が経つ。生歌を届けられない日々を過ごしたこの3年近くの経験は、デビューしてから初めてのこと。22年2月に出した新曲「里ごころ」を歌える喜びをステージで表して、「今年はこの歌を頑張って歌っていきます」と熱っぽく語っていた。この新曲は、もう実家もなくなってしまった故郷であるが、2年ほども帰っていない寂しさを、自らが星つかさのペンネームで作詞・作曲したという望郷の作品である。

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和田青児

 葵かを里は舞いながら歌う演歌歌手として定着している。この日も22年3月に出したばかりの新曲「諏訪の御神渡り」では、得意の舞を演じてみせた。新曲で歌う御神渡りは氷が張った真冬の諏訪湖で、氷の山脈が出来る神秘的な自然現象を男女の恋にたとえた作品である。楽曲では御神渡りが出来る際の音をイメージして、イントロでそれを和太鼓の音で表現しているのが印象的でもある。カップリング曲の「人情酒場」も聴かせたが、これは本人が茶野香のペンネームで作曲した楽しめる作品になっている。
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葵かを里

 デビュー曲の「おんな七厘・神楽坂」から歌った出光仁美は、今年4月でデビュー13年目を迎えたばかり。コロナ下で「カラオケボックスで1人で歌うことが多い」という彼女、趣味の釣りはもう5年のキャリアになる。自身のコーナーの最初は前作の「あいたか橋で」。新型コロナの影響を受けてあまりプロモート出来なかったため、今作「再会橋で」では、改めてカップリング曲として収録している。この日はまた、「芸者ワルツ」などもカバーした。6月1日にはコンサート「夏の夜風がうれしいよ」を東京・目黒で開く。

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出光仁美

 塩乃華織は半年ぶりの大阪発流行歌ライブへの出演。「きのくに線」「七尾線」と好評だった鉄道シリーズ2作品を歌って、ラストは新曲「命さらしても」を聴かせた。5月11日には大阪・堂山のライブハウス、umdaTRADで新曲発表ライブを、昼・夜2回公演で行う。「命さらしても」は、オリコン初登場4位でスタートしている。「前作の『きのくに線』の6位を上回る成績を残したかった」という熱い想いが通じた。新曲のカップリング「Rain」では、♫ 涙のしずくが雨になる 〜 という切なさを誘っていた。

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塩乃華織

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[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/








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