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市川由紀乃(キングレコード) 神戸でコンサート 「秘桜」特別バージョンも熱唱 [コンサート]

◆2022年8月21日で歌手デビュー30周年を迎える市川由紀乃が22年4月23日、神戸市中央区の神戸国際会館こくさいホールで、「市川由紀乃コンサート2022」を開いた。ラストソングに選んだのは作詞家阿久悠の「年の瀬あじさい心中」。どこか投げやりで厭世的な歌詞が特徴なこの作品を市川は「昭和を感じる大好きな歌」として選曲したといい、会場からは大きな拍手が送られていた。

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 「雪恋華」でスタートしたコンサートは、「花の咲く日まで」「横笛物語」「海峡氷雨」「命咲かせて」「心かさねて」「なごり歌」そして新曲の「都わすれ」まで、30年の歌手人生を振り返るかのようにオリジナル曲を続けた。

 カバー曲も吉田旺作品の「喝采」(ちあきなおみ)をはじめ、市川昭介作品の「涙の連絡線」(都はるみ)などを聴かせた。

 オリジナル曲ではまた、女性の情念を歌った「秘桜」特別バージョンも熱唱。
 「石川さゆりさんの『天城越え』が大好きで、この歌の世界観を自分の歌で歌えるといいな、と常々思っていたんです」
 それがこの作品で結実した訳で、ステージでは桜吹雪が舞い散る中、女性の色んな表情を小面 (こおもて)般若(はんにゃ)と、市川は次々に変化して見せるコンサートのクライマックスであった。

 ラスト曲の「年の瀬あじさい心中」は、五木ひろし作曲の「逢いたいなぁ」(2019年7月)のカップリング収録したもので、大好きな1曲として「思いを込めて歌った」という。

 このラスト曲に先駆けて、客席のライトを明るくするよう求めた市川は、1階席から3階席までそれぞれに律儀に頭を下げて「ありがとうございます」と頭を下げ、「大阪流行歌ライブではCDショップの皆さんから、他人を押しのけてでももっと前に出るようにしないといけない、と背中を押されました」などと、30年間の1つひとつのステージを思い返すように話していた。

※記事の無断使用はお断りします。


[市川由紀乃 オフィシャルサイト]
https://ichikawayukino.com
[市川由紀乃 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13522








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