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三山ひろし(日本クラウン)、大阪・新歌舞伎座特別公演 きょう千秋楽 [舞台公演]

三山ひろしが時代劇「いごっそう纏 天までとどけ?」と歌謡ショー「オンステージみやまつり」からなる大阪・新歌舞伎座特別公演が、2022年5月31日、千秋楽を迎える。

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 三山ひろし特別公演はきょう、午前11時からの公演で12日間の幕を閉じる。
 1部の芝居「いごっそう纏 天までとどけ?」から、オンステージのエンディング三波春夫の長編歌謡浪曲「決闘高田の馬場」まで、時代劇の魅力をたっぷりと味合わせてくれる三山ひろしの大立ち回りの舞台に、5月20日の初日から多くの観客を魅了してきた。

 芝居の舞台は幕末。お家騒動の真っ只中にある勤王・佐幕で揺れる土佐藩にやって来た佐吉(三山ひろし)が、纏を持って大活躍をする。藩主山内容堂も登場して、歴史ドラマを感じさせている。

 2部のオンステージみやまつりでは、流行歌100年の歴史を、「赤とんぼ」から石原裕次郎の「ブランデーグラス」などまで、童謡・唱歌、演歌・歌謡曲のカバー曲で綴る「名曲100年!歌絵巻」オリジナルヒット曲といった、聴き応えたっぷりの構成である。
 作詞のかず翼、作曲の弦哲也も三山にとっては初めてという、22年1月発売の新曲「花恋歌~はなれんか~」も披露する。

 デビュー当時のキャンペーンから三山ひろしを見続けてきたという女性は、特別公演を見て「歌唱力が良くなりました。安心して見ることが出来ました」と話していた。


[新歌舞伎座 三山ひろし特別公演]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20220520.html






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木本勝治(ホリデージャパン)、第7回目のコンサートで百歳までの意欲と歌への情熱を見せた [コンサート]

◆この日の主役は徳島県出身の会社経営者で歌手である木本勝治(ホリデージャパン)であった。今回で7回目になる自身のコンサートを祝うかのように、徳島の伝統芸でもある阿波踊りで会場を華やいだ空気で包んだ。2022年5月8日、大阪府東大阪市にある東大阪市文化創造館小ホールは会場いっぱいの人たちで埋まっていた。

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第7回目のコンサートを開いた木本勝治


 木本勝治はまず自身のデビュー曲である「ひとりよがり」から歌った。歌い終わったところで孫からの花束贈呈。「孫は可愛いもんでんなぁ」と大阪弁で、7回目のコンサートを開催出来る喜びを表した。
 徳島県海部郡出身の木本は子供の頃は「毎日、海に行って遊んでいた。自慢じゃないけど、勉強はしませんでした」というほど海が大好き。
 しかし「船に乗るのは得意ではない」が、無線通信士を目指し次に乗る予定の船が遭難した事から、海を諦めて陸に上がり、大阪で鉄鋼関係の仕事を初めた。

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船乗りから実業家、そして歌手へと転身

 またオリジナル曲の中から「酒」「今からふたり」も歌った。
 「今は会社は息子が跡を継いで、(私は歌手に専念して)いますが、運があれば百歳以上まで生きます。もうちょっと頑張ります」と木本は、歌詞が好きだという「男宿」(鳥羽一郎)も歌った。

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宮路オサムと「海の命花」をデュエット

 この日のゲストは同じホリデージャパンの大先輩である宮路オサムと、メロディレコーズの松本恵美子
 宮路は木本が作詞した「海の命花」に曲を書いている。この楽曲をこの日は2人でデュエットした。宮路はまた、「涙の操」「夫婦鏡」「浮き草の宿」といった殿様キングス時代のヒット曲を歌うと共に「風来ながれ唄」なども聴かせた。

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宮路オサム
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松本恵美子

 松本は「大和の恋歌」「桂川哀歌」などを歌った。エンディングでは「きょうは楽しい1日でした」と、彼女の「河内おとこ節」の歌声に合わせて、飛び入りも交えて河内音頭の踊りが繰り広げられ、ステージは大阪らしい盛り上がりを見せていた。

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出身地徳島と言えばやはり阿波踊り

 木本は「去年は新型コロナでコンサートを開催出来ませんでしたが、今年は少し明るい兆しが見えてきているようです」と話して、歌への情熱を示していた。








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11人の歌手が東京・八王子に勢揃い  新曲などを披露  WARAKASUライブin八王子 [ライブ]

◆音楽事務所のWARAKASU(大阪市阿倍野区、春元美紀子代表)が東京で開く2回目の「WARAKASUライブ」が、2022年5月7日、東京都八王子市のいちょうホール・小ホールで開かれた。3人の在阪歌手が9人のゲストで在京の歌手を迎えて、新曲などを聴かせた。

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11人の歌手が勢ぞろいしたWARAKASUライブin八王子


 今回のWARAKASUライブは、事務所所属のみやま健二、三浦潤と業務提携の木下結子が、ゲストの清水節子、桂竜士、入山アキ子、野上こうじ、小野寺陽介、美月優、幸田和也、高知東生(特別出演)を迎えて、歌とクイズなどで楽しんでもらおうというもの。大阪で開催している同名のライブのスペシャル版。

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このライブならではの楽しいクイズコーナー

 オープニングは、みやま健二「能登の灯祭り」木下結子「ノラ」といった具合に、出演者それぞれか"ご挨拶曲"のオリジナル曲を1曲ずつ披露。

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祭り歌を歌い続けるみやま健二
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聴かせる実力派歌手の木下結子

 WARAKASUライブ恒例のクイズコーナーでは、八王子市の人口は約56万人であるが「男女、どちらの人口が多いか」という質問が出された。正解は「わずか42人の差で女性が多い」(WARAKASU)であったが、残念ながら正解者には賞品はなく、この日の出演者の幸田和也が歌った曲タイトルの通り「えらいこっちゃで」そのものとなって、会場は賑やかに盛り上がっていた。

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観客を魅惑した清水節子
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大阪出身の笑顔が魅力的な在京歌手の幸田和也
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熱いファンの声援をいっぱいに受けての美月優
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歌って踊ってパワフルな野上こうじ
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清水節子の元で歌手修行をする高知東生
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ムード歌謡を歌う三浦潤

 これをはさんで今度は出演者それぞれが、最新曲などを2曲を歌った。
 歌唱曲は三浦潤「神戸ひとり・・・」「函館から東京へ・・・」幸田和也「えらいこっちゃで」「恋おんな」美月優「海の恋女房」「望郷列車〜ふるさとを訪ねて〜」小野寺陽介「ばあちゃんの背中」「ありがとう」野上こうじ「北運河」「天神橋」みやま健二「あゝおふくろよ」「太鼓男祭り」木下結子「ウヰスキー」「泣いてもええやろ」高知東生「男の一生」高知・清水節子「粋な関係」清水節子「天使のジェラシー」「横浜バラッド」入山アキ子「紀淡海峡」「人生七曲り」桂竜士「やすらぎ」「津軽十三湊」(歌唱順)。

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山形出身の紅花のような小野寺陽介
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看護が出来る歌手入山アキ子
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歌手人生40年の重みを感じさせた桂竜士

 山形県鶴岡市出身の小野寺は「父母が山形から会場に来てくれました。緊張します」と歌った。野上はみやまはサングラスをかけて「天神橋」をデュエット。
 また看護が出来る歌手を目指すという元看護師の入山は「皆さんと一緒に歌の世界を盛り上げていきたい」と意気込みを見せた。
 トリの桂は今年9月にはデビュー40年になる。「波瀾万丈なド演歌一筋の40年でした」と、振り返っていた。

 エンディングでは全員がステージに勢揃いして「三百六十五歩のマーチ」(水前寺清子)を歌って、観客との再会を誓っていた。


[WARAKASU]
https://warakasu.jimdofree.com/








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演歌ジャックス、6月放送のゲストは秋山涼子と五条哲也 [テレビ]

◆テレビ音楽番組「演歌ジャックス」(奈良テレビ放送、J:COM関西などで放送中)の2022年6月放送のゲストは秋山涼子(テイチクエンタテインメント)と五条哲也(日本クラウン)で、秋山は5月18日に発売した自身が作曲した「襟裳風岬」を歌い、五条は4月に発売しているブルース「大阪グッバイ」を聴かせる。毎月、コスチュームとバックダンスで楽しませてくれるMARI&JACKSモンスターズは、MARIが片肌を脱いだ和服姿で「緋牡丹博徒」を歌う。

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秋山涼子
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五条哲也


 秋山涼子の新曲「襟裳風岬」は北海道シリーズ第3弾。メイン曲では初めて自身で作曲した作品で、「今回はどうしても自分で書いてみたかった」という自信作である。作詞は円香乃で、襟裳岬を舞台に切ない女心を歌ったドラマチック演歌。
 秋山は襟裳岬を4月に訪ねている。「風がきつくて、しかも寒くて大変でした」という厳しい自然に包まれた土地でプロモーションビデオの撮影もしている。夕陽の時間を見計らって撮影したという労作である。

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秋山涼子

 「襟裳風岬」の発売を記念して、「必ず寸評致します!歌唱募集キャンペーン!」を行なっている。寄せられた歌唱に、作曲家で今作のカップリングの「小浜恋綴り」の曲を書いている松井義久、テイチクの制作担当ディレクターの寸評と、秋山自身のコメントを添えて返送するというもの。CDに同梱された歌詞カードに添付されている応募券をはって、12月31日までに応募することになっている。抽選でオリジナルグッズも当たる。


 五条哲也「大阪グッバイ」を4月に発売している。五条が憧れているという、作詞家松井五郎、作曲家浜圭介の2人による〈五条哲也流ブルース〉である。「デビュー以来初めての渋くて、お洒落な曲調の女歌である」と、今、ヒットに向けて奮闘中である。前作から約1年半振りである。
 カップリングにはアルバム「五条哲也の魅力 ~おんな心唄う~」から、浜圭介が手がけた「ひとり旅」「役者」の2曲を収録。

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五条哲也

 番組では、♫ てっちゃん、てっちゃん、僕てっちゃん〜 と、全国的にすっかり定着しているお馴染みの替え歌も聴かせてくれる。そんなお茶目な一面からは想像もつかない今作は、「年齢的にも円熟味が増したことから、五条哲也の持つ世界観に深みを持たせた内容に仕上がっている」という。この作品に合わせて減量を行い、3キロを減らしたという。6月第3週目と4週目に放送される。



【5月の見どころ】

 MARI&JACKSモンスターズ
 演歌ジャックスの看板であるMARIが、番組仲間の島幸作、マイケルあきよし、ファンキー・コバ、平井一郎の男性4人からなるJACKSモンスターズと共に歌って踊るグループである。
 毎月、映画や歌、アニメなどの世界を、歌と独自の衣装で演出している。6月は藤純子(現・富司純子)による映画「緋牡丹博徒」をモチーフに、MARIが主題歌を歌い、モンスターズたちがバックで演技する。MARIは和服姿で片肌を脱いで見せるシーンも。

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MARI&JACKSモンスターズ


【レギュラー出演者と歌唱曲】
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MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」「さよならを教えて」(カバー)
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TAIKI 「グッバイ・マイ・ロード」
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岩井都美子「恋人よ」「人形の家」
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岡田由美 「演歌旅がらす」
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島幸作・岡田由美 「夫婦の旅路」
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林田夏美「丹後半島」
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Saori「もう一度」
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JACKS娘 「イムジン河」「悲しくてやりきれない」(カバー)
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平井一郎 「真知子」
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長生忠之「忘れるものか」「北の旅人」(カバー)
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高屋三佐江「おもいでしぐれ」
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はりま美香「さくら咲く丘」「大阪あかり」
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楠本佳生 「北の旅愁」「昔があるから」(カバー)

【司会】
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小池史子
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ファンキー・コバ
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岩井都美子

※写真・記事の無断使用はお断りします。


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送

※記事・写真の無断使用はお断りします。


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/








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生駒尚子、第2回〈夢〉コラボコンサート 浪花娘のど根性発揮  ゲストに宮路オサム [コンサート]

◆河内音頭で知られた歌手、生駒尚子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が2022年5月3日、大阪府東大阪市の同市文化創造館ジャトーハーモニー小ホールで「第2回〈夢〉コラボコンサート」を開いた。

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笑顔で浪花娘のど根性ぶりを発揮して歌う生駒尚子


 1部のカラオケ発表会、2部の歌謡ショーという構成で行われた〈夢〉コラボコンサート。2年前に開いたのに続くもので、新曲「天雅の海へ」をはじめオリジナル曲の数々を披露すると共に、ゲストの宮路オサムとは島倉千代子の「恋しているんだもん」をデュエット。極め付けは生駒の「河内音頭」。生駒会社中の踊りで盛り上げた。

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 生駒尚子は「浪花娘のど根性で頑張ります。ほな、いこかぁ〜」の掛け声で、威勢良く「河内まつり節」を歌って、コンサート開始を宣言。
 彼女は河内音頭の音頭取りとして知られていた故生駒一の娘。その父親が闘病中の2019年7月に発売して「想い出が詰まった楽曲」という「父娘のれん」(前作「可愛いおんな」のカップリング)も歌って父を偲んだ。

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「生駒音頭」では会場を明るさいっぱいに

 コンサートで生駒は終始、持ち前の明るい浪花娘ぷりを発揮。この日も「花の尚子の夢舞台」で、踊りを交えてステージを明るく演出して見せ、「浪花の女房」など浪花もののオリジナルメドレーも聴かせた。

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宮路オサムとのデュエットも

 コンサートのスペシャルゲストは宮路オサム(ホリデージャパン)。テレビ番組「徹子の部屋」風の生駒とのトークショーでは、生駒の2011年のデビュー曲「女一代演歌節」(ホリデージャパン )を宮路が作曲をしたのが、最初の出会いだったなど、10年余に及ぶふたりの交流に触れた。

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宮路オサムとトークショー

 生駒は、そのデビュー曲のほか宮路とデュエットも披露した。宮路はまた、「なみだの操」などヒット曲や最新曲「風来ながれ唄」を歌った。

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スペシャルゲストの宮路オサム

 クライマックスは生駒のおはこの「河内音頭」。ステージいっぱいに踊りの輪が出来て華やいだ雰囲気にさせた。
 最後はアンコールに応えて新曲「天雅の海へ」を歌って締めくくった。

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※記事・写真の無断使用はお断りします。


[生駒尚子 オフィシャルサイト]
https://ikoma-naoko.com/
[生駒尚子 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/release_detail/TKCA-91379.html








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林田夏美、中山京丹後市長を表敬訪問  オリジナル曲「丹後半島」をアピール [イベント]

◆京都・丹後を歌い続ける歌手の林田夏美が2022年5月2日、京都府京丹後市の中山泰市長を訪ね、最新曲「丹後半島」をアピールすると共に、街の人たちにも歌がたくさん歌われるようになれば嬉しいーと話した。

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中山京丹後市長(左)と林田夏美


 林田夏美「丹後半島」は、2021年6月にインディーズレーベルで発売したが、3ヶ月で完売するという人気ぶり。沖縄や北海道では勝手連ファンクラブが組織されるほど。台湾からも熱烈なメッセージが寄せられている。
 歌が出来上がって、発売前に林田は歌に登場する屏風岩の見学に訪れている。その姿に感動して帰ってすぐに得意の絵に描き残して、作品のポスターとして利用している。

 市庁舎を訪れた林田に中山市長は「丹後半島は“感動半島”です。(この歌が契機になって)丹後にさらに多くの人が来てくれるといいです。丹後専属歌手として頑張ってもらいたい」とエールを送ると、林田は「沢山の丹後の人に聴いてもらいたいです」と応えていた。

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丹後の専属歌手にと勧められた林田(右)

 中山市長は62歳で、年齢的には演歌世代であるが、「このところ演歌を聴く機会が少なくなっています」と残念そう。それだけに「(市内でも)『丹後半島』のPRをしないといけないね」と答え「各地にあるという屏風岩を歌詞に盛り込んだ、丹後の新曲も面白いですね」と提案していた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








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山西アカリ、6.29にソロデビュー 和歌山・有田市出身  水雲–MIZMO–の元メインボーカルのAKANE [イベント]

◆和歌山県有田市出身で昨年9月に解散した水雲–MIZMO–のメインボーカルのAKANE(31歳)が、山西アカリの名前で2022年6月29日に、徳間ジャパンコミュニケーションズからソロデビューする。5月12日に東京都内でデビューコンベンションを開いた。

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ブッシュなみかんのように「拝啓 みかんの里」を歌う山西アカリ


 ソロデビュー曲は、有田みかんの産地として知られる出身地有田市にちなんで「拝啓 みかんの里」(作詞・岸快生、作曲・水森英夫、編曲・伊戸のりお)。
 10年前に水森英夫の門下生になるために上京して、故郷の両親を想いながら歌の修行に励んだ自身の心のうちを歌った、王道の演歌に仕上がっている。

 カップリング曲は「ネオンしぐれ」(作詞・岸快生、作曲・水森英夫、編曲・伊戸のりお)。水森は「いかにも売れそうな曲を作った」と話している。

 22歳で上京して今年で10年目の山西は、横浜マラソンを走ったあとで水森のレッスンを受けたり、毎日2キロを泳いでレッスンに励んでいるという努力家である。
 また「絵を描く事も得意で、子供の頃は少女漫画ばかり読んで、漫画家になるのが夢だった」とも。
芸名の山西アカリは、「歌で人の心に明かりを灯す」という意味を込めてのもの。

 10年間の修行時代を見てきた師匠である水森は「童謡の中で最も売れたレコード売れたという『みかんの花咲く丘』があるように、演歌でもみかんの歌もありと思い、こういう歌ができました。文句も言わずに10年良く辛抱しました」と、彼女のデビューを祝っている。

 山西は2007年に地元有田市で開かれたNHK「のど自慢」で優勝し、その年のグランドチャンピオン大会に出場。13年4月にソロ歌手を目指して水森の門下に入門した。
 17年には水雲–MIZMO–のボーカルのピンチヒッターとして起用されて、徳間ジャパンコミュニケーションズから歌手デビューしている。

 山西は「子供の頃に遊んだ故郷のみかん山を思い浮かべながら歌っています。みかんのようにフレッシュにエネルギーいっぱいに頑張ります。1人で上京した時、心配してくれていた両親をはじめ地元の人たちも喜んでくれています。水雲時代に得た思いやりの気持ちをこれからの糧にして、財産で宝として活かしていきたいです」と話している。

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[山西アカリ オフィシャルサイト]
https://yamanishi-akari.bitfan.id/
[山西アカリ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/yamanishi-akari.html








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第220回歌謡曲応援の会 門前きよし、岡田由美、小芝陽子、中森繁雄・優子、林田夏美、Saori、るりい、山本陣が出演 [ライブ]

◆在関西の演歌・歌謡曲の歌手を応援し育てようと、2000年から行われている「関西発歌謡曲応援の会」が、2022年4月26日に大阪・梅田のライブハウス、ロイヤルホースで開かれた4月公演で220回目を迎え、6 人と1組の歌手が出演した。

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第220回歌謡曲応援の会の出演者


 出演したのは門前きよし、岡田由美、小芝陽子、中森繁雄・優子、林田夏美、Saori(出演順)。このほかシンガーソングライターるりい、作詞・作曲家山本陣がゲストとして出演した。

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門前きよし
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岡田由美

 門前きよしは81歳で歌手デビューし、現在84歳。「大阪ブルース」(作詞/作曲・沢井明)などを歌って、「もう少し頑張ります」と意気込みを見せると、デビュー42年目のベテラン、岡田由美は40周年記念曲として出した「夫婦椿」を「精一杯色気を出して歌った」ほか、「演歌旅がらす」なども聴かせた。

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小芝陽子
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中森繁雄・優子

 小芝陽子はデビュー18年。最新曲の「夢白夜/ねんねこ祭り」を歌った。和歌山県在住で、この作品からインディーズレーベルからメロディーレコーズに移籍。
 中森繁雄・優子は「人生舞台花が咲く」「浪花の春」「浪花の女房」の3曲を披露。

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林田夏美
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Saori

 林田夏美「丹後・但馬 〜未練旅」「丹後半島」を歌い、Saoriは「花はただ咲く」「もう一度」の2曲を歌唱。

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るりい
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山本陣


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松浦ゆみ(ウェブクウ)、CMソングや美空ひばりをカバーで楽しませた [イベント]

◆嵐のような風雨の中で大阪・港区弁天連合振興町会主催の「弁天まつり」が2022年4月29日、同区の大阪ベイタワーアトリウム2階で行われ、歌手松浦ゆみのミニライブも開かれた。


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松浦ゆみ

 一般の人たちによるコーラス、大正琴、フラダンス、カラオケなどの披露に続いて行われたミニライブで松浦は、ヒット曲「涙のラブバラード」に続いて、港区市岡の生まれの桂文枝が作詞したオリジナル曲「もう一度」を歌った。

 弁天まつりではオリジナル曲の歌唱を減らして、誰にも馴染みのあるカバー曲を増やして観客サービス。
 恒例となった美空ひばりのカバー集では、「人生一路」などを披露した。最後は「どうもありがと〜う」と美空を真似てあいさつ。
 坂本冬美の「あばれ太鼓」も歌った。

 また「ふりむかないで」(ハニー・ナイツ)「ウイスキーがお好きでしょ」(石川さゆり)「いい日旅立ち」(山口百恵)「レナウンワンサカ娘」(弘田三枝子)など、コマーシャルソングもメドレーして集まった人たちを楽しませ松浦ゆみ(ウェブクウ)、CMソングや美空ひばりをカバーで楽しませた。

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通天閣時代を歌った〜道頓堀歌謡ONステージ4月公演 [ライブ]

◆ 歌手林健二が主宰する道頓堀歌謡ONステージの4月公演が2022年に4月25日、大阪・道頓堀の中座くいだおれビル地下にある道頓堀ZAZAで行われた。1回目のステージには林健二をはじめ岸本くに子、吉野悦世、扇とも美の4人が出演した。

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林健二


 道頓堀歌謡ONステージは、大阪・新世界で1989年から行われてきて、2013年に幕を下ろした通天閣歌謡劇場の流れをくむ歌謡ショーである。それだけに、当時からの熱心な観客に今も支えられている。この日は通天閣をモチーフにした作品も多く歌われた。

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林健二と吉野悦世(左)
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林健二と岸本4くに子(左)

 当時の出演者の多くがニックネームを持つが、数少ない男性出演者であった林健二に付いた名前は通天閣の貴公子
 その林はいつもながらの粋な着流し姿で「通天閣の三度笠」を歌って会場を盛り上げ、吉野悦世、岸本くに子ともデュエット曲を聴かせた。

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吉野悦世

 やはり通天閣歌謡劇場時代からの常連の吉野悦世の愛称は通天閣の親指姫「だ〜い好っきゃねん通天閣」を歌って、通天閣時代を懐かしむと共に、「犬山・どんでん・祭りうた」で会場を沸かせた。

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岸本くに子

 デビュー19年目の岸本くに子は、去年父親を亡くし、生きることの大切さを感じたという。ラストでは尊敬する美空ひばりの「ひとすじの道」を歌い、自らの歌手人生を奮い立たせていた。

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扇とも美

 扇とも美は2010年のデビュー。通天閣100周年だった12年に出して、通天閣歌謡劇場デビューのきっかけにもなった「通天閣に灯がともる」を歌った。

 ラストは全員で、♫ 赤いい灯青い灯〜 の「道頓堀行進曲」を歌って締めくくった。

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主演者全員が勢ぞろいでエンディング

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三田明が歌う「田能遺跡音頭」を聴いた 兵庫・尼崎の田能遺跡資料館 第17回歌を歩く [イベント]

◆歌の舞台を歩く「歌を歩く」の第17回目は、三田明が歌った「田能遺跡音頭」を訪ねるウォーキングであった。ゴールデンウィーク2日目の2022年4月30日、歌を歩くの一行は阪急電車の園田駅(兵庫県尼崎市)に降りた=写真。

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阪急園田駅前に集合したメンバー


 まずは園田競馬場を目指して歩く。そのそばを流れる猪名川の土手は「桜づつみ」と名付けられた桜並木で知られているが、今は新緑の葉桜並木に姿を変えていた。
 しばらく歩くと川向こうに「田能資料館」と看板を掲げた茶色い建物が見えてきた。この資料館の一帯が田能遺跡であることはすぐに分かった。

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桜づつみを歩く

 弥生時代の田能遺跡は1965(昭和40)年に、尼崎・伊丹・西宮の三市共同による工業用水道園田配水場の工事現場から発見されたものである。
 市民たちの手によって保存活動が進められ、その遺跡公園内には復元された竪穴式住居が2棟建っており、自由に中に入ることが出来る。
 あと高床式の建物が1棟あるが、今は修復工事中のようであった。

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田能資料館
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田能遺跡公園

 資料館には発掘された人骨や土器、甕などが展示されているほか、田能遺跡について詳しい解説がされていた。
 ここには地元の小学校の生徒や散歩の途中で立ち寄る人たちなど、年間約3万人が訪れているという。

 ウキペディアによると、毎年11月には「田能遺跡まつり」か開かれているそうで、婦人会がその踊りを伝えているという。その祭りで歌われているのが「田能遺跡音頭」なのである。

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田能遺跡音頭を説明する酒井館長

 歌は尼崎市が日本ビクターに制作を依頼してソノシート盤の「田能遺跡音頭」(作詞・森山清止、作曲・岡野正夫、編曲・中谷勝明)を作り、かつては希望者にソノシートを進呈していたという。
これを歌っているのは当時のアイドル歌手の三田明である。資料館の酒井館長にそれを聴くことは出来るのか、と尋ねてみた。

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田能遺跡音頭のソノシート

 パソコンの中に音源が保存されていたので再生してもらった。確かに三田明の声であった。
♫ た~のぉよ~いよい、た~のぉよ~いとこ 〜 と歌われていたのである。

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田能資料館前で勢ぞろいのメンバー

 歴史的には価値のある遺跡であるが、今までその存在すら知らなかった我々にとっては、当時人気絶頂だった三田明が、このような歌を歌っていたことは驚きであった。
(続く)

※記事・写真の無断使用はお断りします。








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