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大江裕、「すごいね」といわれる歌手に そんな願いをこめた「願い星」 9月には北島兄弟で新曲も [インタビュー]

◆久しぶりに会った歌手大江裕(日本クラウン)はすっきりとした体形になっていた。「デビュー当時の80キロ台に戻りました」というから20キロほどのダイエットである。油物は控えて野菜中心の食生活にした成果だという。新曲「願い星」(作詞/作曲・原譲二、編曲・遠山敦)のタイトルにある〈願い〉がダイエットであった訳ではない。閉塞感が漂う今の世の中だからこそ、「明るい未来に向かって歩いて行こうよ」という師匠で、これを作詞・作曲をした北島三郎の想い(願い)が込められた作品なのである。

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スリムになって夢を語る大江裕


 同じ事務所の北山たけしとの演歌デュオ北島兄弟のメンバーである大江裕は、新型コロナで外出を制限されたり、仕事がなく自宅にいる時間が増えたこの2年間は「(北山兄さんに)いつも電話をかけて、励まし合って過ごしてきました」という。こんな時だからこそ、今年2月に出した「願い星」が多くの人を励ます。

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 「夢を諦めてほしくないんです。必ずかなう時がくるからです。僕もさんまさんのテレビ番組に申し込んで出演出来たから、憧れの(北島)先生のもとで歌を歌うことができるようになったのですから」

 歌うことが好きだった大江が「歌手を仕事に出来た事はパッピーです。だからこそ、1曲1曲を感謝の気持ちを込めて歌っています」と話す。
 新曲は、夢を諦めないで前を向いて頑張っていこうよーと呼びかける応援歌なのである。コロナの時代という未体験の時間を過ごしてきたからこそ歌えるのかもしれない。

 「上京して19歳の時から1人住まいをはじめ、洗濯をしたり食事を作ったりと無我夢中でした。歌手になって観客の皆さんの前で歌えるのも当たり前だと思っていました。そうじゃないことをコロナで教えられました。こんなところから感謝の気持ちや負けてたまるか、といった気持ちが湧いてきました」

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 演歌だけに縛られることなく何でもチャレンジしたい、と新たな目標に向けて意欲を燃やす。「今は詞や曲を書いてみたりして、新たな自分を見出そうともしていますが、本筋を外すことなく他人がやらない事をやってみたい」

 北島兄弟では9月に久々に新曲を出すという。表題曲の「俺節」は、1992年に小林ひさしが日本クラウンから発売した同名曲のリメイク盤。
 「支えあって歩んでいこうといった、これも応援歌ですね」

 大江は「今の自分には〈凄いね〉と云われる楽曲がないんです。歌い出しで人を感動させ、人の心を震わせることが出来る先生のような歌手を目指してチャレンジしたい」と大きな夢を持つ。
 もちろん「女手一つで育ててくれた母親を幸せにしてあげたい」のが1番であるのは言うまでもないのであるが。



※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大江裕 オフィシャルサイト]
http://www.kitajima-music.co.jp/yutaka/
[大江裕 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/ohe/news?ima=3205








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