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第203回KOBE流行歌ライブ、半田浩二・水城なつみ・山西アカリが出演 [ライブ]

半田浩二(テイチクエンタテインメント)が「済州エア・ポート」を歌うと、水城なつみ(キングレコード)は小林幸子の「雪椿」を、山西アカリ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)は都はるみの「好きになった人」をそれぞれカバーした。2022年9月15日、神戸・新開地のKAVCホールで開かれた第203回KOBE流行歌ライブは、新曲以外にも聴きどころいっぱいであった。

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第203回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 半田浩二は、中山大三郎作詞・作曲の「済州エア・ポート」(テイチク、1988年)でデビュー。50万枚を超えるヒットを記録し、今なおステージでは必ず歌う代表曲で、この日のライブでも聴かせた。
 〈思い入れのある歌コーナー〉では、「ありがとう〜出会ったすべてのあなたに〜」(「旅ふたたび」のカップリング、2012年)を歌った。「もう歌手を辞めようと思い悩んでいる時に書いてもらった作品」で、この時に辞めてしまっていたら、もうステージで「済州エア・ポート」は聴くことが出来なかったのである。

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半田浩二

 7月発売の新曲は「しあわせ一歩」(作詞・小野田洋子、作曲・南乃星太)。オリコンチャートは2位でスタートした、夫婦で一歩ずつ幸せを築いていこう、という新たな夫婦演歌。


 水城なつみは18歳で「泣いてひとり旅」(作詞・坂口照幸、作曲・岡千秋)でデビューして、今年10年目を迎えている。KOBE流行歌ライブでは常連。茨城県出身で地元の納豆を全国へPRする「納豆音頭」が評判に。アルバム「ウタツグミⅡ」(2018年2月)に収録したが、翌年8月にはシングル「津軽の風笛」のカップリングとしてリリースしている。彼女はカバーアルバム「ウタツムギ」を2枚発売しているが、この日は16年に出した1枚目のアルバムに収録している「雪椿」(小林幸子)も聴かせた。
 〈思い入れのある歌コーナー〉では、初めてオリコンチャートが1位になった「恋紅」を歌った。

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水城なつみ

 新曲は、気が強い女性が主人公という「玄海みれん」(作詞.・かず翼、作曲・宮下健治)。「気合いを入れて歌います」と、歌い終わって投げキッスをするシーンも。


 山西アカリは、去年9月で解散した演歌をハーモニーで歌うグループ、水雲-MIZMO-で、メインヴォーカルを担当していたAKANEと言ったほうが、まだ多くの人に知られているかもしれない。
 2022年6月にソロデビューしている。この日披露したのは、そのデビュー曲で、和歌山県有田市出身にちなんだ「拝啓 みかんの里」(作詞・岸快生、作曲・水森英夫)。故郷に思いを馳せる望郷演歌である。その歌う姿にペンライトを揺らす応援隊り姿も見られた。今年7月には同じ事務所の山内惠介が、大阪・新歌舞伎座で開いたコンサートにゲスト出演して、デビュー曲を披露している。

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山西アカリ

 〈思い入れのある歌コーナー〉では、和歌山県田辺市で2007年に開かれたNHKのど自慢に高校2年で出場した際に歌った「夜桜お七」(坂本冬美)を聴かせた。

 次回は10月13日、神戸市中央区の神戸ハーバーホール(神戸市産業振興センター内)で開かれる。

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