第299回大阪発流行歌ライブ、半田浩二・木下結子・一条貫太・朝花美穂・五月あやのが熱唱 [ライブ]
◆ 半田浩二(テイチクエンタテインメント)木下結子(ホリデージャパン)一条貫太(日本クラウン)朝花美穂(徳間ジャパンコミュニケーションズ)の若手・ベテランが揃っての第299回大阪発流行歌ライブが2022年9月21日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれ、デビュー曲から新曲までを聴かせた。推薦曲コーナーでは4月に新曲を発売した五月あやのが出演した。
第299回大阪発流行歌ライブの出演者たち
デビュー35年目で、テイチクプロパー歌手では最古参という半田浩二は、1988年のデビュー曲「済州エア・ポート」から聴かせた。
7月発売の新曲「しあわせ一歩」(作詞・小野田洋子、作曲・南乃星太)は「オリジナル曲では90曲目になる」といい、夫婦で一歩ずつ幸せを築いていこうと歌っている新たな夫婦演歌でもある。
半田は「このうたを聴いて、たまには夫婦で散歩でもいかがですか」と話しかけていた。
半田浩二、楽屋が同室の一条からはパパと呼ばれたと
90曲の中には酒場をテーマにしたものが25曲もあるという。その中から「男のほろり酒」(2018年)も歌った。
またカップリング曲の中にもいい歌は多くある、と大阪を舞台にした「ほんまもんやから」函館を舞台にした「浪漫坂」など4曲も歌った。
木下結子はこの日が新曲「百滝(ももたき)桜」(作詞・髙畠じゅん子、作曲・都志見隆)の発売日で、39年目のデビュー記念日。新曲は大阪府和泉市にある一本桜「若樫の百滝桜」を題材に作られた、木下にとっては初めての「演歌寄り」の作品でもある。
作詞の髙畠は「ウヰスキー」(2000年)から木下に作品を提供し続けており、今作は18年の「おはじき」以来、4年ぶりである。
木下結子の歌唱に<ゆうちゃんブラボー>の掛け声も飛んでいた
「百滝桜」は、毎年桜の花を咲かせる老木を、木下自身に重ねて「百滝桜もこれまで色んな人たちに育ててもらって今があります。桜は老木だけれど、気負わずにもう一度咲きます」といった想いを込めている。
この日は24歳でのデビュー曲「放されて」(1984年)から歌い、5年目に出した「ノラ」大阪に帰った彼女にとって再出発曲となった「ウヰスキー」も聴かせた。
一条貫太は2018年に現役大学生で「ふたりの始発駅」でデビュー。これより前に歌った朝花美穂と共に歌唱力の高さを評価される期待の若手歌手である。まずはこれを歌って、去年出したアルバムの中から「夜明けの停車場」(石橋正次)と「宗右衛門町ブルース」(平和勝次)を聴かせた。
ギターを弾きながら新曲を披露する一条貫太
7月に出した7枚目のシングル「でっかい東京」「幻想(ゆめ)がたり」は、フォークテイストいっぱいの新たな一面を見せてくれた。
これと同時発売したのが4枚目のアルバム「一条貫太 シングルコレクション」。デビュー曲から前作まで14曲を収録しているが、この日はこの中から「今年1月発売の前作「旅路の先に」(日本作曲家協会音楽祭・2022奨励賞受賞)を歌った。
朝花美穂は、歌唱力抜群のデビュー5年目。22年4月に出した今作「しゃくなげ峠」は第5弾シングルである。作詞はもず唱平、作曲は宮下健治。宮下は彼女たちのデビュー曲から作曲を手がけている。デビュー時のレッスンで、当初こぶしを回せなかった彼女に練習を求め、ようやくこぶしか使えるようになったという。「練習は裏切らないですね」という努力家である。
朝花美穂の歌唱にもず唱平が応援に駆け付けた
この日ステージに姿を見せた作詞家のもずは彼女にエールを送っていた。
カップリングは「海峡酒場」。メイン曲同様に「幸せになれない恋物語」で、「経験したことのない歌の内容ですが、主人公に成り切って歌っています」と朝花。
ファーストアルバムにも収録するカバー曲「大阪情話」(中村美律子)も聴かせて、客席の多くの人たちを唸らせていた。
五月あやのは2009年のデビューである。新曲は4年ぶり。今作はメイン・カップリング共に作詞が山本陣、作曲は岡千秋。ステージでは、そのジャズテイストな新曲「理由あり女の子守唄」を歌った。
4年ぶりの新曲を歌う五月あやの
カップリング曲の「大阪・道頓堀 恋の街」は歌手立花淳一とのデュエット曲。「同じ五月という名前つながりから、五月みどりさんの元ご主人の立花さんにお相手をお願いしました」と五月。「思い出に残る歌になるように頑張ります」とも。
※写真・記事の無断使用はお断りします。
[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html
第299回大阪発流行歌ライブの出演者たち
デビュー35年目で、テイチクプロパー歌手では最古参という半田浩二は、1988年のデビュー曲「済州エア・ポート」から聴かせた。
7月発売の新曲「しあわせ一歩」(作詞・小野田洋子、作曲・南乃星太)は「オリジナル曲では90曲目になる」といい、夫婦で一歩ずつ幸せを築いていこうと歌っている新たな夫婦演歌でもある。
半田は「このうたを聴いて、たまには夫婦で散歩でもいかがですか」と話しかけていた。
半田浩二、楽屋が同室の一条からはパパと呼ばれたと
90曲の中には酒場をテーマにしたものが25曲もあるという。その中から「男のほろり酒」(2018年)も歌った。
またカップリング曲の中にもいい歌は多くある、と大阪を舞台にした「ほんまもんやから」函館を舞台にした「浪漫坂」など4曲も歌った。
木下結子はこの日が新曲「百滝(ももたき)桜」(作詞・髙畠じゅん子、作曲・都志見隆)の発売日で、39年目のデビュー記念日。新曲は大阪府和泉市にある一本桜「若樫の百滝桜」を題材に作られた、木下にとっては初めての「演歌寄り」の作品でもある。
作詞の髙畠は「ウヰスキー」(2000年)から木下に作品を提供し続けており、今作は18年の「おはじき」以来、4年ぶりである。
木下結子の歌唱に<ゆうちゃんブラボー>の掛け声も飛んでいた
「百滝桜」は、毎年桜の花を咲かせる老木を、木下自身に重ねて「百滝桜もこれまで色んな人たちに育ててもらって今があります。桜は老木だけれど、気負わずにもう一度咲きます」といった想いを込めている。
この日は24歳でのデビュー曲「放されて」(1984年)から歌い、5年目に出した「ノラ」大阪に帰った彼女にとって再出発曲となった「ウヰスキー」も聴かせた。
一条貫太は2018年に現役大学生で「ふたりの始発駅」でデビュー。これより前に歌った朝花美穂と共に歌唱力の高さを評価される期待の若手歌手である。まずはこれを歌って、去年出したアルバムの中から「夜明けの停車場」(石橋正次)と「宗右衛門町ブルース」(平和勝次)を聴かせた。
ギターを弾きながら新曲を披露する一条貫太
7月に出した7枚目のシングル「でっかい東京」「幻想(ゆめ)がたり」は、フォークテイストいっぱいの新たな一面を見せてくれた。
これと同時発売したのが4枚目のアルバム「一条貫太 シングルコレクション」。デビュー曲から前作まで14曲を収録しているが、この日はこの中から「今年1月発売の前作「旅路の先に」(日本作曲家協会音楽祭・2022奨励賞受賞)を歌った。
朝花美穂は、歌唱力抜群のデビュー5年目。22年4月に出した今作「しゃくなげ峠」は第5弾シングルである。作詞はもず唱平、作曲は宮下健治。宮下は彼女たちのデビュー曲から作曲を手がけている。デビュー時のレッスンで、当初こぶしを回せなかった彼女に練習を求め、ようやくこぶしか使えるようになったという。「練習は裏切らないですね」という努力家である。
朝花美穂の歌唱にもず唱平が応援に駆け付けた
この日ステージに姿を見せた作詞家のもずは彼女にエールを送っていた。
カップリングは「海峡酒場」。メイン曲同様に「幸せになれない恋物語」で、「経験したことのない歌の内容ですが、主人公に成り切って歌っています」と朝花。
ファーストアルバムにも収録するカバー曲「大阪情話」(中村美律子)も聴かせて、客席の多くの人たちを唸らせていた。
五月あやのは2009年のデビューである。新曲は4年ぶり。今作はメイン・カップリング共に作詞が山本陣、作曲は岡千秋。ステージでは、そのジャズテイストな新曲「理由あり女の子守唄」を歌った。
4年ぶりの新曲を歌う五月あやの
カップリング曲の「大阪・道頓堀 恋の街」は歌手立花淳一とのデュエット曲。「同じ五月という名前つながりから、五月みどりさんの元ご主人の立花さんにお相手をお願いしました」と五月。「思い出に残る歌になるように頑張ります」とも。
※写真・記事の無断使用はお断りします。
[大阪発流行歌ライブ]
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