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第205回KOBE流行歌ライブ ホリデージャパンスペシャル ニック・ニューサ、木下、朱夏、氷室の熱唱ライブ [ライブ]

ニック・ニューサ、木下結子、朱夏洋子、氷室一哉のホリデージャパン所属の実力派歌手4人によるライブ「ホリデージャパンスペシャル」が、2022年11月11日、神戸市中央区の神戸ハーバーホールでの第205回KOBE流行歌ライブで行われた。出演者それぞれの歌唱に観客は大満足な様子だった。

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第205回KOBE流行歌ライブでのポリージャパンスペシャル


 オープニングではデビュー42年目のニック・ニューサと移籍第2弾が絶好調の木下結子、ジャズをはじめあらゆる楽曲をこなす朱夏洋子、そして身長183センチの新人氷室一哉の4人がステージに勢揃いして、KANAの「時間よ止まれ」を歌って、それぞれ自己紹介。

 歌のトップバッターは朱夏洋子。迫力ある歌唱は他を寄せ付けない。それもそのはず、元はアロージャスオーケストラのボーカルを務めた実力をもつ。にも関わらず、出身中学校から要請があれば講堂で歌うし、温泉でもステージに立つ気さくさ。

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朱夏洋子

 この日は「Swanee(スワニー)」から「買い物ブギ」など4曲と、ニック・ニューサとのデュエット「Be mine again」も披露した。

 2番手は氷室一哉。2年前の3月に亡くなった加門亮の歌を継承する歌手として、今年5月にデビューした。甘く低音を響かせた声で聴かせるデビュー曲「アカシア物語」は、石原裕次郎、加門亮を彷彿させる。カップリングの「霧情のブルース」も歌ったが、これは加門のカバー曲。

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氷室一哉

 氷室は「大切に歌っていきます」といい、ムード歌謡の代表曲「小樽の女よ」も歌い、「アカシアー」は2度聴かせてくれた。

 本家「ノラ」木下結子はホリデージャパン移籍第2弾の「百滝桜」を9月にリリースしている。

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木下結子

 東京から大阪に戻ってくすぶっていた彼女を作詞家髙畠じゅん子が「ウヰスキー」(日本クラウン)で生き返らせたように、新曲では「華やかに花を咲かせているのは、多くの人たちの助けがあってのこと」と、大阪に実存する百滝桜と自らを重ね合わせて髙畠が書いた歌詞が評判。
 カップリングの「東京」(やしきたかじんの楽曲をアレンジ)などと共に5曲を歌った。

 グリーンのスーツ姿で登場したニック・ニューサは72歳。この日の出演者の中では1番の年長者であった。珍しくネクタイも締めて、自らダミ声という独特な声で「大阪ボレロ」「サチコ」など6曲を歌った。

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ニック・ニューサ

 観客からのリクエストコーナーでは、朝比奈京仔作詞、杉本眞人作曲の「なんや知らんけど」をアカペラで披露してみせるなど、その実力ぶりを遺憾なく発揮した。


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木下結子とニック・ニューサ
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朱夏洋子とニック・ニューサ


 ライブのラストは4人が1曲ずつ、最新曲を歌うコーナー。氷室が再度「アカシア物語」を歌い、木下は「百滝桜」を、朱夏は「えらいこっちゃで」。ニック・ニューサは「そんなんじゃない」を歌った。
 再び4人が勢揃いして、ニックの「お祭りださわぎ」を歌って賑やかに締めくくった。

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賑やかに全員でエンディング

 来年、KOBE流行歌ライブは第1回開催から20周年であることから、それを記念したスペシャルプログラムを3月と4月の2回に分けて行うことになっている。

※写真・記事の無断使用は固くお断りします。








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