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二代目鳥羽一郎・木村徹二が初出演 38年の貫禄見せた北川裕二も 第206回KOBE流行歌ライブ [ライブ]

第206回KOBE流行歌ライブが2022年12月1日、神戸市中央区の神戸ハーバーホールで開かれ、北川裕二(キングレコード)男石宜隆(テイチクレコード)山本和恵(ウイングジャパン)木村徹二(日本クラウン)の4人が出演した。新曲などを披露し、それぞれの想い出の歌も聴かせた。

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勢ぞろい第206回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 トップバッターは木村徹二。11月16日に「二代目」(作詞・作曲 木村竜蔵)でデビューしたばかり。タイトルの通りに、二代目歌手である。父親は「兄弟船」など数々のヒット曲を持つデビュー40年のベテラン鳥羽一郎。子供の頃から「父が歌っていたような力強くて男っぽい演歌を聴いてきた」と、鳥羽演歌の継承を目指す31歳である。

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木村徹二

 この日は「二代目」とカップリング曲の「つむじ風」(作詞・麻こよみ、作曲・木村竜蔵)と共に、父親のデビュー曲「兄弟船」「カサブランカグッバイ」と叔父で歌手の山川豊のヒット曲「アメリカ橋」も歌った。
 兄の作曲家木村竜蔵とは16年から竜徹日記の名前でユニット活動をしている。「男っぽく見せながらもユーモアも交えて新しいスタイルの演歌歌手を」と、抱負を語っていた。


 2人目は山本和恵。カラオケ大会優勝の常連を経てプロ歌手になった。還暦記念曲として出した「三つの宝石」がヒットして、その実力ぶりが全国のカラオケ好きに知られることになった。ライブではその作品から「ピリオド」、昨年の作品である「邪恋」を続けて歌った。
 現在72歳。張りのある声は全く衰えていない。体重コントロールなど健康にも気をつけて「夜の8時以降には何も食べない」ことを心がけ、最近1年で6キロも減量しているほど。

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山本和恵

 新曲の「桜〜愛しい人へ〜」(作詞・舞鶴たかみ、作曲・井上慎之助)は、♬ 車椅子を押すたびに あなたの背中に感謝 〜 と愛しい夫を介護する妻の気持ちを歌う。「父親を介護した時のことを思って歌っています」と山本。


 男石宜隆はカラオケ大会では山本のライバルであったという、デビュー11年目の実力派。KOBE流行歌ライブは2年ぶりの出演である。まず「閨の月影」から。そして2年前にリリースした「竹の花」へと続けた。
 母親との日常生活の話を交えたトークで笑わせるなど、集まったたくさんのファンをはじめ会場を和ませていた。

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男石宜隆

 新曲は9月14日に出した「那智の恋歌」(作詞・円香乃、作曲・岡千秋)は、和歌山・龍神村の伝承を題材に、平清盛の孫、維盛と村の娘お万の壮絶な恋物語を歌にしている。
 発売直後からカラオケでの反応も良いことから、この2年ぶりの新曲に本人も大いに期待を寄せている。


 トリはデビュー38年で、作曲家弦哲也の2番弟子の北川裕二。テレビのオーディション番組「新スター誕生」で7週勝ち抜き、弦哲也の弟子となってデビューをつかんだ話しも改めて紹介。
 関西にちなんで「大阪なさけ川」(20年)を披露。前作で、弦の音楽生活55周年のセルフプロデュース・セルフカバー作品集「旅のあとさき」に収録された書下ろし楽曲「湯涌恋灯り」も歌った。

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北川裕二

 11月23日発売の新曲「なみだの純情」(作詞・下地亜紀子、作曲・弦哲也)は、演歌/歌謡曲ヒットチャート(グッドウェーブ)で1位、オリコンの演歌・歌謡曲チャートでも2位と好スタートを切っている。
 「♬ 灰になるまで 枯れるまで 〜 と一途に思う気持ちを歌う平成演歌です。ニコニコとして歌って下さい」と北川、

 毎回テーマを変えての特集コーナーでは今回、出演者の想い出の歌をそれぞれが歌った。木村は「そして神戸」(前川清)山本は「岸壁の妻 〜母は白寿になりました〜」(オリジナル)男石宜隆さんは「櫻の花の散るごとく」(細川たかし)北川裕二さんは「潮来笠」(橋幸夫)「高校三年生」(舟木一夫)「美しい十代」(三田明)をメドレーで聴かせた。

※写真・記事の無断使用は固くお断りします。







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