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第304回大阪発流行歌ライブ、水城なつみ・六本木ヒロシ・高橋樺子・藤井香愛・音葉潤・伊東さちこが出演 [ライブ]

第304回大阪発流行歌ライブが2023年2月15日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれ水城なつみ・六本木ヒロシ・高橋樺子・藤井香愛・音葉潤・伊東さちこが出演した。18歳でデビューして、今年5月で10年目に突入する水城なつみがトリを務め、「少しずつ大人の階段を昇っています。普段は家でお酒を呑むのが好きです」と話して、会場を沸かしていた。

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写真・第304回大阪発流行歌ライブの出演者たち


 水城なつみは去年6月に発売した「玄海みれん」や自己紹介を兼ねた作品という「なつみの数え歌」など5曲を歌った。ステージではデビュー当時の事を振り返って、「初めて地方でキャンペーンをしたのは関西でした。その頃は毎日の仕事をどう乗り切るかに必死でした。弟はデビュー間もない力士で、10年前の私と同じように頑張っています。来月は三月場所で大阪にやって来ます。応援をしてやって下さい」と、弟思いの一面を見せていた。

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写真・水城なつみ

 新曲「玄海みれん」は、未練を断ち切る強い女性を歌ったドラマティックな演歌。勇壮に歌うそれは「13枚出した今までのシングルの中でも、1番馬力を使う作品ですが、楽しく歌っています」という。
 カップリングの「艶花いちりん」は、彼女にとって初めての夫婦演歌である。


 六本木ヒロシは両親が共に高校教師という厳格な家庭に育った。母親に後押しされて上京。「男道」でデビューして、東京・六本木のクラブで歌っていたという。
 この日はデビュー曲のほか、最新曲「切札」そのカップリング曲「拍手(てばたき=群馬県の方言)」などを歌った。

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写真・六本木ヒロシ

 「切札」は歌手和田青児が星つかさの名前で作曲をしている。「男は切札を出したらお終いだよ、という男の意地の大切さを歌っています」と、歌手としての大成を目指す彼自身を表現したかのような楽曲でもある。


 高橋樺子は5年ぶりの出演であった。師匠で作詞家のもず唱平か沖縄で立ち上げた音楽レーベン会社、UTADAMA MUSICの第1号歌手でもあり、自らも沖縄に移住して歌手活動を続けている。その最初の楽曲が「さっちゃんの聴診器」。先ごろ大阪市内のライブハウスで新曲の発表ライブを開いたばかりで、この日も自分のコーナーの最後に披露した。

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写真・高橋樺子

 デビューは2011年。東日本大震災に見舞われた東北地方の人たちを元気付けようと作られた「がんばれ援歌」がデビュー曲であった。当時から平和をテーマに歌い続ける彼女は、もずが体験した実話に基づいて書かれた「母さん生きて」も歌った。


 藤井香愛はデビュー5年目。去年はレコード大賞作曲家協会選奨を受賞している。この日ステージでは「これからも責任を持って頑張りたい」と、抱負を表した。
 前作で4枚目のシングル「一夜桃色」やカバー曲と共に、新曲「夢告鳥」は今年1月の発売。自立する女性を歌っており、今の女性の生き方を表現したもの。

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写真・藤井香愛

 大阪に来るたびにオリジナルの「関西語帳」を作るのが楽しみだという。今回も会場のファンから教えられた「儲かりまっか」を早速追加した。関西で1人でも多くのファンを作ろうという藤井ならではの工夫のようで、いく先々で大阪弁などに耳を傾けている。


 推薦曲コーナーに出演したのは音葉潤伊東さちこの2人。音葉はポップスの男性ユニット、ザ・ルーツでも活動する。高知県出身の彼が大阪で活動を始めて約15年になる。去年からは歌謡曲も歌い始めている。この日は「ど阿呆」「歌うよ」の2曲を披露した。

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写真・音葉潤
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写真・伊東さちこ

 伊東は演歌が好きな大阪出身。すでに9枚のCDをリリースしており、1月に発売したばかりの新曲「月下美人」と、カップリング曲「好きや」を歌った。「月下ー」は「儚い禁断の愛を歌っています」という。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/








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演歌ジャックス、2023年3月放送のゲストはチョン・テフと小川みすず [テレビ]

◆奈良テレビ放送、J:COM関西などで放送中の音楽番組「演歌ジャックス」の2023年3月放送には、チョン・テフ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)と小川みすず(日本クラウン)がゲスト出演する。1週目と2週目に出演する小川は2023年1月11日発売の新曲「愛着駅」を、3週目と4週目のチョンは2023年1月4日発売の「止まない雨」を歌う。4月放送からはJ:COM仙台での放送が決定。エリア内の東北地方でも視聴できる。

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写真・チョン テフ(右)と小川みすず

■3月1週目と2週目のゲストの小川みすずは、デビュー3年目である。デビューしたのが2020年3月。すぐにコロナ騒動に巻き込まれて、活動どころではなかったという。その小川が23年1月11日に3枚目のシングル「愛着駅」を出している。新曲は2年ぶりで、哀愁感あふれる3連リズムの歌謡曲である。
 「ようやく今年になってから動けるようになりました。カラオケ好きな人には大会で歌ってもらっています」
 そんなことから「今作はいけそうです」と期待を寄せる。

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写真・小川みすず

 新曲のカップリングは「北九ブルース」。表題曲同様に、作詞は日野浦かなで、作曲は田尾将実、編曲は矢田部正の楽曲なのである。彼女の出身地、北九州市の地名が散りばめられたメジャー調のブルースである。「ブルースが好きで、西田佐知子さんの歌も良く歌ってきました」というだけに、港町の北九州に相応しいムードを醸し出している。
 3月4日のデビュー記念日には北九州市若松区にあるイオン若松ショッピングセンター(タワーレコード)でキャンペーンを行う。


■ 3月3週、4週のゲストはチョン・テフ。2023年1月4日発売の「止まない雨」を歌う。日本デビュー10周年記念曲でもある。「今までと違って、日本の人には馴染みがある3連のリズムで、これを作曲した徳久広司先生が『百回聴いても飽きない』と言われるように、何度でも聴ける楽曲です」と、絶対の自信を見せる。
 チョン・テフが日本でデビューしたのは2013年。それ以前は地元韓国で、歌って踊るアイドル歌手として16歳から活躍していた。日韓合わせると34年の歌手歴であるという。

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写真・チョン テフ

 この作品から髪の毛をピンクに染めている。「銀のロザリオ」に合わせてシルバーで統一していた去年とは打って変わっての変身ぶり。
 新曲発売の企画段階では、今のカップリング曲の「一秒の薔薇」が表題曲になるはずであった。それに合わせてピンクの薔薇をイメージして髪の毛を染めたという。
 ところがカップリング候補が突然に表題曲になってしまった。発売まで日数もなく、もう元に戻せなくなったという訳なのである。


【3月の見どころ】
 かつて出演していて、このところしばらく休んでいた歌手たちが再び顔を見せている。
 その1組が秀彦&聖子である。秀彦こと若松秀彦が長らく体調を崩していたこともあって、約4年ぶりに番組への復活を果たしている。収録では相方の聖子と共に元気に歌う姿を見せていた。

 ムード歌謡の青海凉は今年から再び番組出演をして、オリジナル曲「夢恋街」などを聴かせてくれている。南吾郎もまた久しぶりに歌う。


【レギュラー出演者と歌唱曲】
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MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」
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TAIKI・Saori 「愛が生まれた日」(カバー)
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岩井都美子「惜別」「時代」(カバー)
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JACKS娘 「パパはママにイカれ」(カバー)
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MARI&JACKS娘モンスターズ「ジャンバラヤ」(カバー)
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岡田由美「夫婦椿」
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島幸作・岡田由美「夫婦の旅路」
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平井一郎 「真知子」
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林田夏美「丹後半島」
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Saori「もう一度・・・」
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長生忠之「明日は明日の風が吹く」「嘆きのメロディー」(カバー)
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はりま美香「さくら咲く丘」「大阪あかり」
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青海凉「夢恋街」
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秀彦&聖子「東京シルエット」
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聖子「新宿ドール」
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南吾郎「浪花の演歌師」
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月川るり「ひとり出雲路」

【司会】
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小池史子
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ファンキー・コバ
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岩井都美子

※写真・記事の無断使用はお断りします。


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/








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神野美伽、「徹子の部屋」に出演  28日から新歌舞伎座でリサイタル  やりたいことをする 残された時間を楽しみたい

◆歌手生活40年を迎えている神野美伽(キングレコード)が2月28日と3月1日の両日、大阪・新歌舞伎座でデビュー40周年リサイタルを開く。それに先駆けて20日には、テレビ朝日系列で放送中のトーク番組「徹子の部屋」に出演して「やりたい事をやって、そうでない事は置いておこうと思えるようになった」など、57歳の今の心境を語った。

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写真・心境を話す神野美伽(「徹子の部屋」から)


 神野美伽がデビューしたのは1984年。高校を卒業するのを待って18歳で上京し、5日後にはデビューというスピードであった。岩崎宏美が大好きだったことから、プロダクションのスカウトマンから「宏美はうちだよ」と誘われた一言が、歌手の道を歩むきっかけとなった。
 「ですから岩崎宏美さんとは不思議なご縁なんです(笑)新人時代には水着の撮影などやれる事はすべてやりました」

 40年間で最も多く歌っているのが、デビュー3作目の「男船」(作詞・やしろよう、作曲・市川昭介)で、「この歌があったから今、(黒柳徹子さんに)お会いできている」という。

 90年代になって荒木とよひさ作品を歌うようになり、99年には22歳の歳の差を超えて結婚。2015年に離婚している。この間にいろんな経験をしたというが、それを経て今は「自分の毎日をもっと快適に、楽しくしたいと思っています」と、自宅をリフォームして岩盤浴の設備も整えたほど。
 好きなものを食べるために、わざわざ東京から京都へ出かけることもある。

 「今までですと、時間がもったいないと思ってやらなかったけれど、これからは自分がしたいと思うことをする生き方をしたい。これも歌うためには、ゆったりのんびりと過ごしたいからで、心のリハビリのためにすごい投資をしています」

 この3年間には大病とそれに伴う手術を3つも経験している。だから心とともに、体のリハビリのためにパーソナルトレーナーを付けて、公演の合間にもトレーニングに励むほどである。

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写真・新歌舞伎座で開く40周年リサイタル

 2月28日と3月1日の大阪・新歌舞伎座での40周年リサイタルは、いずれも昼の1回公演。ふる里の大阪を皮切りに歌うメモリアルイベントである。
 「去年は病気でコンサートを中止してしまいましたが、今年はきちんと舞台に立って歌っておきたいし、最も楽しみにしていることでもあります」

 番組の最後には「今、元気で歌えることが1番幸せです。でも残りの人生をどれだけ歌えるか、どこまで生きていけるかを考えて、残された時間を楽しむべきだと意識しています」と締めくくった。


[神野美伽40周年リサイタル]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/s20230228.html









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木下結子、30年ぶりのサンミュージック演歌3人娘復活ライブを4月に  「大川ひろし&あそう純”花鹿でe演歌”」(ラジオ関西)収録で発表 [ラジオ]

◆歌手木下結子(ホリデージャパン)が2023年2月20日、ラジオ関西(神戸市)の人気組「大川ひろし&あそう純”花鹿でe演歌”」の収録で、4月9日に福岡県北九州市で、かつて所属していたサンミュージックで演歌3人娘と呼ばれていた杉田愛子・滝里美と3人で、1日だけの復活ライブを開くと話した。

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写真・「大川ひろし&あそう純”花鹿でe演歌”」の収録模様
左からあそう、木下、三輪ひろし、大川


 木下は今年9月でデビュー40年を迎える。そのデビュー当時、所属していたのが大手プロダクションのサンミュージック(東京都)であった。そこで演歌3人娘として「切磋琢磨をし、ともに笑いともに泣き、一緒に唄ってきた」(木下)という杉田愛子滝里美の2人と一緒に、北九州・小倉の守恒みらいホールで「サンクス&フレンドリーライブ」を開く。

 木下は番組でそれを告知すると共に、デビュー記念日である22年9月21日に発売した「百滝桜」について、「今、たくさんのカラオケ教室やカラオケ喫茶店で課題曲として取り上げられています」とアピール。
 歌のテーマでもある「人に愛され支えられて、老木も人も蘇る」を具現化するかのようなライブが、今回の「サンクス&フレンドリーライブ」。

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写真・サンミュージック時代の3人
左から滝、木下、杉田(木下結子さん提供)

 3人娘の1人、杉田愛子は1981年2月にキングレコードから歌手デビュー。引退後は歌うことはないというが、地元福岡で自ら設立したタレント事務所、エアーの社長を務めている。
 もう1人の滝里美は1983年11月にテイチクレコードから歌手デビュー。今は福岡市内で歌手以前の職業である看護師に戻り、病院内でのイベントなどで歌っている。

 杉田と滝はいずれも、70年代から80年代にかけてのオーディションテレビ番組「スター誕生」でスカウトされてサンミュージック入りしている。その経緯は木下とは異なるが、3人はともに事務所の顔として活躍していった。
 ライブではその3人によって、30年ぶりに復活する、しかも1日限りの元サンミュージック・演歌3人娘のステージを見せてくれる。

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 この日収録された番組は3月12日深夜12時30分からラジオ関西で放送される。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[木下結子 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/kinoshitayuiko/
「木下結子 ホリデージャパン」
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_kinoshita_yuiko.html








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坂本冬美、新歌舞伎座で歌と芝居の特別公演  レアな中村梅雀のベース演奏とコラボ [舞台]

◆ 大阪・新歌舞伎座で「坂本冬美 特別公演」が行われている。新歌舞伎座を観る会(代表・行永京)では2023年2月4日に同公演を観覧した。1部は坂本が中村梅雀らと共演する芝居「華麗なるサギ師たち」で、2部は歌謡ショーの「坂本冬美オンステージ」。2月26日まで。

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写真・坂本冬美新歌舞伎座特別公演


 2部の歌謡ショー1番の見せ場は、芝居で共演した中村梅雀が演奏するベースで、坂本冬美が中島みゆきの「糸」を歌うといったコラボシーンであった。
 中村がベースを弾き始めたのは12歳からで、すでに56年ものキャリアという超ベテラン。その彼が奏でる音に合わせて歌うそれは格別。
 手にするベースは、世界的なベイシストとして知られるマーカス・ミラーが来日した際に、同じものを手に入れたという曰く付きのもの。

 坂本の新歌舞伎座は3年ぶりだという。まずは黒のドレスで歌ったオープニング曲は「また君に恋してる」。もちろん「火の国の女」「夜桜お七」といったロングヒット曲も聴かせて、集まったファンを喜ばせた。
 「男の火祭り」をはじめ得意の男歌も披露した。「ブッダように私は死んだ」のほか去年5月に出した新曲「酔中花」も聴かせた。

 今公演では、坂本と同じ事務所の所属でデビュー20年になる森山愛子がゲスト出演。2月1日に発売したばかりの新曲「雨の空港」などを披露した。
 「マイナー調の3連のリズムで、私にとっては新境地の楽曲です」と話していた。また芝居にも出演してダンスにも挑戦していた。

 1部の芝居「華麗なるサギ師たち」の舞台は鹿鳴館時代とも呼ばれる明治初期。坂本は中村と共に詐欺師で、夜毎貴族たちが集いダンスパーティーが開かれている元長州侍の館。
 最後にどんでん返しがあるのは、こうした詐欺師の物語では定番であるが、ストーリーが分かりづらいのはやや難点か。


[坂本冬美新歌舞伎座特別公演]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20230203.html








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第207回KOBE流行歌ライブ、西方裕之・塩乃華織・可愛ゆみ・みちごえゆう・舞乃空が出演 [ライブ]

「第207回KOBE流行歌ライブ」が2023年2月9日、神戸市中央区の神戸ハーバーホールで開かれた。デビュー36年のベテランからデビュー2日目の新人まで5人が出演。新曲やそれぞれの思い出の歌を聴かせた。

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写真・第207回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 1989年発売のデビュー3枚目のシングルで、新曲のカップリングに再収録した新録盤「遠花火」から歌った西方裕之(キングレコード)は、「今、こうしてステージに立っていられるのは、この歌があったからです」と感謝の気持ちを表した。

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写真・西方裕之

 また「36年前のデビューに際して故星野哲郎先生に7曲を書いてもらいました。そのひとつがデビュー曲となった『北海酔虎伝』でしたが、前々作の『出世灘』もまたその1曲でした」と、デビュー当時のエピソードも披露するとともに、その「出世灘」を歌った。

 新曲「おまえひとりさ」は1年前の2月9日に発売された。時期は新型コロナ騒動の真っ只中。西方は「実際に生歌を聴いてもらえる機会がなかった。キャンペーンもやっていません」と話し、このコーナー最後に新曲を披露した。


 一方、2月8日にデビューしたばかりの、ほやほやの新人舞乃空(まのあ、日本クラウン)は、目下、高校3年生。ジャケット写真のセーラー服姿にはまだ、あどけなさが感じられる。

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写真・舞乃空

 急きょ決まった今回の出演で、デビュー曲で初恋をテーマにした「うたかた」と、カップリング曲の旅立ちと送り出す人たちを歌った「春凪」の2曲を披露した。
 舞乃空は「皆さんの温かい応援を嬉しく思っています」と、頭を下げていた。


 出演が予定されていた川野夏美が体調不良で休演したのに伴い、こちらも急きょの出演となった塩乃華織(日本クラウン)は、今、ノリに乗っている歌手のひとり。4月5日には新曲「白夜行」を発売予定で、ワンコーラスながらもいち早く聴かせた。
 「女性の情念を歌ったドラマチック演歌」(塩乃)で、作詞は朝日奈京仔、作曲は西つよし。CDの予約販売では予想外の枚数が確保できるなど、期待の新曲となりそうである。

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写真・塩乃華織

 この日は最新曲の「命さらしても」前作の「きのくに線」も歌い、3月28日に大阪・堂山で開催する定期ワンマンライブの来場も呼びかけていた。


 去年10月にテイチクからデビューしたみちごえゆうは、このライブ初出演。まずは17年のインディーズ時代に出した5枚目のシングル、父娘の絆を歌った歌謡曲「きづなみち」から聴かせた。

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写真・みちごえゆう

 ポップスから演歌・歌謡曲まで幅広いジャンルをこなす。23歳で上京するが、7年前に大阪に戻り、地元門真市から全国へ発信する活動に切り替えている.
 4月23日には門真市民文化会館ルミエールホールで、山本譲二・木下結子らをゲストに迎えてコンサートを開く。

 「40歳でのメジャーデビューを果たしました。夢を諦めないで頑張ってきたからこそ、今があります」と、そんな想いがこもったテイチクデビュー曲「花は花」を歌った。


 可愛ゆみ(テイチクレコード)は、3年前に「下北ひとり」でデビューしている。これを歌うと共に、去年10月発売の新曲「垂雪〜しずりゆき〜」とカップリング曲の「花の路・花の時」などを歌った。新曲は内藤綾子作詞、西つよし作曲。

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写真・可愛ゆみ

 「垂雪ー」は道ならぬ恋に苦しむ女性を歌い、「花のー」は山辺の道をはじめ地元奈良の名所が散りばめられている「心温まる」(可愛)内容の作品である。

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真木ことみ、大阪でデビュー30周年記念コンサート 支えた両親やファンへの想い語り、全23曲を歌う [コンサート]

◆猪俣公章作曲の「橋」(1993年)でデビューして30年になる真木ことみ(日本クラウン)が2023年2月8日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センター大ホールで、デビュー30周年記念コンサート「出会いに感謝!生きる喜びを歌にこめて!」を開いた。約900人が詰めかけた中、全23曲を歌唱するとともに、デビュー前に先天性の足の障がいを取り除くため、左足膝下を切断して義足にしたことに触れ、自分を産んでくれたこと、今生かされていることに父母への感謝の気持ちを語った。

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写真・「あなたの晴れ舞台」でオープニング


 真木ことみが大阪で開催する単独コンサートは、これが初めてであった。長年考えていたイベントであったが、今まで実現には至らなかった。それがようやく行えたことに「夢のようです」と、終始感慨深げであった。
 その真木が30周年を機に開くコンサートで1番に伝えたかったのは、自分を産み育ててくれた父母への感謝、そして歌手人生を支えてきた多くのファンに向けてのありがとうの気持ちであった。

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写真・今まで支えてくれた多くの人に人に届けと熱唱

 コンサートも後半に差し掛かった時、彼女はその気持ちを語り始めた。
 デビューする前年であった。左足を膝下から切断する判断を自ら下した、というのである。それは先天性の障がいを取り除き、杖をつくことなくステージに立って歌うための決意でもあった。

 実は真木は義足であることを、15年前のコンサートを開くのに際して、観客に告げてもいいか、と母親に相談している。すると母は「そんな体に産んでごめんね」と何度も謝って涙を流したという。
 今回、そうした体験を初めてコンサートのステージで話すことによって、真木は「コンサートのテーマでもある、感謝と生きる喜びを伝えたかった」と涙を拭った。

 そうした気持ちを表すかのようにオープニング曲に選んだのは、デビュー4作目のカップリング曲「あなたの晴れ舞台」であった。明るい曲調のこの歌は、若さあふれる声で ♫ 雨が降ろうが 晴れ舞台 〜 と30周年記念コンサートに相応しい元気いっぱいな選曲であった。

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写真・父母に感謝、ファンにありがとう

 続いて歌ったのは、「あなたー」から15年経って発売した「石蕗(つわぶき)の花」。野路に咲く花と重ねるように自らの定めを、ますます磨きがかかった中低音の歌声で聴かせた。
 そしてデビュー曲「橋」。さらに「いのち川」から始まる川シリーズ3曲を聴かせた。

 「たくさんの出会いがあった、あっという間の30年です。ゆっくりと振り返りながら1曲1曲を歌います」と真木。

  北海道から九州まで全国各地を歌で巡るコーナーでは、大阪の「河内おとこ節」(中村美律子)をはじめ.6曲を披露。カバー曲コーナーではまた、「大阪で生まれた女」(BORO)も歌うなど、開催地大阪へのファンサービスも。
 「大阪は大好きな地です。あまり気を遣わなくてもいいし皆さんノリが良くて、言葉に愛情を感じます」

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写真・中低音の声でファンを魅了する

 途中15分の休憩をはさんでの2部では、デビュー当時からの応援団長をかって出ている元読売ジャイアンツの中畑清さんが「魅力的な彼女の歌を多くの皆さんに聴いてもらいたい一心で応援してきました」と、また今作をはじめ2作を真木に提供している作曲家の弦哲也は「30年挫けずによく頑張ってきた。彼女の魅力は中低音を響かせる声であり、今も3作目となる新曲を書いています」と、それぞれ音声によるコメントが披露された。

 ラストは去年8月に発売された新曲「くれないの糸」は、朝日奈京仔作詞、弦哲也作曲。「すてきな作品を頂き、感謝の気持ちでいっぱいです」と、情感たっぷりに聴かせた。
 その真木は「とてもいい30周年記念コンサートにすることができました。皆さんから頂いた温かい気持ちを胸に、歌をもっと成長出来るように歌人生を歩んでいきます」と、話していた。

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写真・大切に歌の人生を歩んでいきたい

 聴き応えたっぷりのコンサートに観客も満足し切った様子で、終演後は真木自らが出口で1人ひとりを見送っていたが、そこにはファンの長い列ができていた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[真木ことみ オフィシャルサイト]

[真木ことみ 日本クラウン]


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舞乃空(まのあ)、現役高校生 「うたかた」で2月8日デビュー 地元大阪でお披露目キャンペーン [インタビュー]

◆大阪・藤井寺市出身で高校3年生の舞乃空(まのあ)が2023年2月8日、80年代アイドル・ニューミュージックを思い起こさせる初恋ソング「うたかた」で日本クラウンから歌手デビューする。この日午後4時からは、同八尾市のショッピングモール、アリオ八尾でデビューシングルのジャケット写真と同じセーラー服姿でデビュー曲を披露する。

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写真・まだあどけなさが残る高校3年生歌手の舞乃空


 身長153センチと小柄ではあるが、所属事務所のサンミュージックプロダクションが「今年、イチ推し」と太鼓判を押す、期待の新人である。
 小学3年からテレビの歌番組に出演するほか、カラオケコンテストやNHKのど自慢に出場してチャンピオンの座を獲得してきた。中学2年で出場したのど自慢ではグランドチャンピオン大会にも進出して、祖父が好きだった石川さゆりの「能登半島」を歌ったのがきっかけで日本クラウンからスカウトされた。

 「大会終了後にNHKの方から呼び出されたのですが、何か失敗をやらかしたのかなと思って、ドキドキしていたんです。するとクラウンさんから電話があったと知らされました。迷いはなく、すぐにOKしました」

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写真・デビュー曲の「うたかた」

 舞乃空が仕事として歌手を意識するようになったのは中学1年になってからであった。「小学生の時から歌っていましたが、仕事にしたいと思うようになったのは中学生になってからで、奈良市内までレッスンに通うようになりました」

 中学を卒業すると母親と一緒に上京し、堀越高校の芸能科に入学する。すぐにデビューする予定であったが、新型コロナの蔓延で延期になっていた。しかしこの間、月に1度大阪の実家に戻って、レッスンを受け続けることで、「歌手デビューへの自信がつきました」という。

 歌うことが大好きで、普段は音楽スタジオや自宅の風呂などで声を出している。同時に鏡に姿を映して表情を研究したり、YouTubeで女性シンガーのライブ映像を見ることで、マイクを持たない方の手の動きなどを真似るといった勉強も怠らない。

 ところで芸名の舞乃空は本名である。その由来は、両親が結婚式を挙げたハワイ・オアフ島ホノルル地区にある地名「マノア(Mānoa)」から取ったもので、意味はハワイ語で「広い」という。

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写真・2月16日には卒業式を迎える。それ以降は歌手に専念するという

 デビュー曲の「うたかた」(作詞・金子麻友美、作曲・金子麻友美、編曲・SHIKI)は、青春の思い出を懐かしく思い起こさせてくれる初恋ソング。80年代に流行った歌を連想させるようなメロディーは、年代を超えて共感を得られそうである。
 カップリング曲の「春凪(はるなぎ)」(作詞・重永亮介、作曲・重永亮介、編曲・重永亮介)は、春に旅立つ若者、それを送り出す親の気持ちを歌にしている。まさに自らを表現したかのような作品である。
 「歌詞を読んでびっくりしました。まるで自分のことを歌っているようでもあったからです。母を思って歌っています」と、想いを込める。

 大橋純子の「たそがれマイ・ラブ」が好きで良く歌っていたが、演歌・歌謡曲、JPOPとジャンルを問わずに歌いこなす。
 これからは「歌詞を伝えられるように、言葉を大切に歌って、聴いてくれる人たちが気持ちを高めたり、幸せを届けられるような歌を歌いたい」と夢を膨らませる。
 尊敬する歌手、玉置浩二もまた「歌うというよりも語っているような、言葉を届けているところが好きです。玉置さんのような歌手になりたい」とも。

 彼女にはもうひとつの夢がある。身寄りのない犬・猫をはじめ動物たちのシェルターを作って保護活動をしたいというのである。動物との触れ合いが大好きで、乗馬技能認定5級も持つほど。歌手にならなければ、そんな専門学校へ行っていたかもしれない。



 きょう2月8日はデビュー日キャンペーンである。人前で歌うのは、のど自慢グランドチャンピオン大会以来。両親や中学時代の同級生たちも応援に来てくれるという。
 デビュー前日にはラジオ放送にも出演したが、本番前は「子鹿のように体が震えるんです」と言うが、1度マイクに向かうと「アドレナリンが湧き出て楽しくなります」と、実に頼もしい。

 2月9日には神戸市中央区の神戸ハーバーホールで開かれる第207回KOBE流行歌ライブにも出演する。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[舞乃空 オフィシャルサイト]
https://www.sunmusic-gp.co.jp/talent/manoa/
[舞乃空 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/manoa/news?ima=2120&ct=ryuko










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しゃぼん玉、10周年を記念してカラオケ発表会 130余人が歌う 兵庫・高砂 [イベント]

カラオケ喫茶しゃぼん玉(兵庫県加古川市、森田昌代代表)の開店10周年を記念したカラオケ発表会「しゃぼん玉新年歌会」が2023年2月5日、同高砂市の結婚式場、ウェディング鹿島で開かれた。

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挨拶する森田昌代さん


 発表会には131人が出場して自慢の歌を披露した。しゃぼん玉がこうした大規模なイベントを開くのは、これが初めて。
 ゲスト歌手には同店でも人気が高い木下結子(ホリデージャパン)をはじめ、田山ひろし、丘川まゆみが出演した。

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今年デビュー40年を迎える木下結子

 自身の歌唱コーナーのオープニングで新曲「百滝桜」のカップリング曲「東京」を歌った木下は、今年9月でデビュー40年を迎える。
 「百滝桜」をはじめ、今までに17人がカバーCDを発売して2世代を超えて歌い継がれる人気曲の「ノラ」を歌った。さらに人生やり直しがきくのよ〜のフレーズが聴く人の心を惹きつける「ウヰスキー」も聴かせた。

 「百滝桜」は木下の40年の歌人生と、大阪・和泉市に実在する樹齢100年以上の老木の百滝桜を重ねて、「たくさんの皆さんに支えられて、再び花を咲かせる」といったメッセージを込めた歌で、この日の発表会でもカラオケを歌う人もいた。

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ファンに囲まれる木下

 最後にしゃぼん玉の森田代表が「ありがとう」を歌い、「これまで店を続けてこられたのは、皆様のおかげです」と、10年にわたって店を支えてきた人たちへの感謝の気持ちを表した。

 同店はまた、11月5日に同明石市の西部市民会館で、10周年記念イベントの第2弾である歌会PART2を開催する。








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成世昌平ら6人が新曲などを歌唱  第230回関西発歌謡曲応援の会 [ライブ]

成世昌平(日本クラウン)はじめ6人の歌手が出演した第230回関西発歌謡曲応援の会が2023年1月30日、大阪・梅田のライフハウス、ロイヤルホースで開かれた。

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写真・出演者たち


 成世昌平は〈極上の4曲〉を聴かせた。1曲目は50万枚とも言われる自身1番のヒット曲の「はぐれコキリコ」。これによって「ほぼ紅白への出場が決まり、一応東京へと声がかかりましたが、結果は落選でした」(成世)というエピソードがあるほど。
 この日のライブでは、彼を目当てに集まる観客も少なくない中、続いて「鶴の舞橋〜津軽山唄入り〜」「三十石船哀歌」新曲「雪折れ竹」を歌った。

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写真・成世昌平

 「鶴の舞橋」は、津軽富士見湖に架かる全長300メートルの木造橋としては日本一の長さの三連太鼓橋である鶴の舞橋を舞台に歌ったもので、「はぐれコキリコ」に次ぐヒット曲。「湖面に映る橋の姿が美しいことでも知られ、一見の価値ありです」と解説。

 「雪折れ竹」は成世が子供の頃、出身地の広島・三次で実際に耳にした、重たい雪に耐えかねてポーンと音を立てて折れる竹をモチーフに歌った作品。
 観客はいずれもドラマ性たっぷりの楽曲に聴き入っていた。


 また3度目の出演の大川勝義(キングレコード)は2枚目のシングル「初恋御堂筋」を、小芝陽子(メロディーレコーズ)は「夢白夜」を歌った。

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写真・大川勝義(左)と小芝陽子

 元女優で小学校教師の長山悦子(キングレコード)は「城崎ふたり」を、山名眞はかつて大阪のキャバレー歌手として鳴らした頃のカバー曲「暗い港のブルース」(ザ・キング・トーンズ)などを聴かせた。

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写真・長山悦子(左)と山名眞

 南さちこ(ミファソラシド ミュージック)は今年1月発売の新曲「道行き恋」などを歌った。

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写真・南さちこ

※写真・記事の無断使用はお断りします。








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津吹みゆの「おんなの嵯峨野路」の舞台を歩いた「第24回歌を歩く」 今秋には「横笛物語」ゆかりの嵯峨野・滝口寺へ [イベント]

「歌を歩く」は歌の舞台になった土地を訪ね歩くウォーキング会である。歌といっても多種多様であるが、主に演歌・歌謡曲を対象にするが、時には童謡や音頭もある。しかも手軽に行ける京阪神を選んでいる。要は金なし暇ありの記者が企画したイベントなのである。今年の7月で始めて4年目になる。24回目となった1月21日に開催したそれは、京都の嵯峨野を歩いた。

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写真・男も歩いたおんなの嵯峨野路


 山道もなく、平坦な観光ルートを歩くのであるから、楽々コースと思ってスタートしてみたが、終わってみると自宅を出てからの総距離数は16.5キロであったし、歩数は2万歩を超えていた。
やはり足は少し痛かった。

 参加したメンバーは総勢10人であった。初参加の人もいた。3年前に4人で京都・きぬかけの路を歩いたのが始まりの「歌を歩く」であるが、過去最高の人数であった。

 嵯峨野は多くの歌手が歌ってきた土地でもある。今回は2022年10月26日に日本クラウンの津吹みゆさんが発売した「おんなの嵯峨野路」を採り上げた。激しい女の情念を歌っており、前作から続く少し大人になった彼女を魅せる作品でもある。
 ちなみにこの発売日は記者の誕生日でもあった。

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写真・竹林

 スタートは嵐山であった。この日の嵐山はまるで大阪の心斎橋を思わせるような人混みであった。外国人とりわけアジアの人たちの顔がやたらと目についた。
 そんな混雑した町並みを外れたあたりに茶店が2軒並んでいた。1軒はソフトクリームなどを売っていた。もう1軒はたまごかけご飯や赤にぬき、おでんなどのメニューに混じって熱燗、甘酒のメニューもある。

 スタートしてすぐにそば屋で昼ごはんを食べて間もなかったが、このもう1軒の店で休憩する事にして甘酒を頼んだ。
 ここの亭主が「スマホで見るよりも、この方が分かりやすいでしょ」と、嵯峨野散策用の1枚の紙の地図をくれた。画面をスクロールする必要もなく、俯瞰出来て見やすい。デジタルもいいけれど、紙も捨てがたい。

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写真・歴史が詰まった嵯峨野路

◆嵐山のそば屋

 24回目の「歌を歩く」は、2020年7月の第1回目に次いで、同じ京都・嵐山がスタート地点になった。
 1回目は水城なつみさはさん(キングレコード)の「きぬかけの路」に登場する、金閣寺 から 龍安寺を経て仁和寺に至るきぬかけの路を歩いた。
 実際には我々は仁和寺から龍安寺、金閣寺と逆ルートをたどったのであるが。

 今回、嵯峨野を選んだのには2つの理由があった。
 1つは津吹みゆさんの新曲「おんなの嵯峨野路」をテーマに選んだ事である。もうひとつは、初回時に昼食を摂ったそば屋さんにもう1度行ってみよう、といった意見があったからである。

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写真・今回昼食で食べた蕎麦定食

 3年前に嵐山で昼食に入ったそば屋さんでは、記者を除く3人がいずれも「まずい」と言って、食べ残したのである。よく見ると周りの客もほとんどが残している。

 その後、事あるごとにそれが話題になった。その時に参加しなかったメンバーから今回、「それを1度食べてみたい」といった声が出てきたのである。これが嵐山をスタート地点に選んだ理由でもあった。

 実は初回時に、メンバーの1人がそば屋ではなく、湯豆腐の店に行くことを望んだのであるが、値段が高いことから採用されなかった。

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写真・嵯峨野の地蔵

 3年ぶりの嵐山はコロナへの意識が緩和されたのか、国内外からたくさんの観光客であふれていた。
 嵐山に着いたのが昼も近かった事もあって、店が混む前に食事にすることにした。お目当てのそば屋さんを探したが、大体の場所は覚えていたものの、どれがその店なのか分からなかった。

 迷った挙句に1軒の食堂に入った。店内の雰囲気はどうも、目当ての店とは違うようである。記者は山菜そばとおにぎりセットを頼んだ。そう言えば3年前も山菜そばを食べような気がした。

 味は全く違った。その時にいたメンバーも味は遥かに良い、と汁まで飲み干していたが、目当ての店は隣だったということが後で分かった。

 体験したかった人たちは、ちょっと落胆気味だったようであるが「次回を楽しみにする」と嵯峨野路散策へと足を向けたのであった。

◆嵯峨野はまるで映画村

 京都・嵯峨野は第2の映画村とも言われている。それだけ京都で作られる時代劇の多くは、嵯峨野を撮影場所にしている。
 とりわけ大覚寺=写真、その隣の大沢池は時代劇ファンならば、誰もが知る時代劇の聖地なのである。ここもあそこもあのシーンに登場した所だーと感じる事が出来るはずである。嵯峨野はまさに、そんな時代劇撮影の宝庫のような土地なのである。

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写真・化野念仏寺

 甘酒や熱燗で休憩した後、落柿舎を見学して二尊院、祇王寺、化野念仏寺を回り、歩いてたどり着いた最終地は大覚寺であった。参道の両脇には広い敷地に建つ大きな住宅が並んでいた。

 ここに到着した頃、メンバーの多くは足はかなりの疲れを感じていた。まず見学しょうと思った、大覚寺の隣にある大沢池に水がない。
 水抜きされた池をお金を出して見学するのもバカげているし、それは断念した。

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写真・大覚寺

 何も記者の影響ではないが、「歌を歩く」は毎回、行く先々で観覧料などをケチっている。
 かつて法隆寺では拝観料が千円を超えると聞いて、即座に無料の場所だけを見て回ることにしたほどである。
 大阪・堺市にある仁徳天皇陵を訪ねた際には、出会った観光客に「あっちの施設は無料ですよ」と、わざわざ教えてもらったほど徹底している。

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写真・松尾芭蕉の弟子・向井去来の草庵であった落柿舎

 大沢池の北西隅に放生池という池がある。その2つの池を隔てる堤もまた、時代劇にしばしば登場する聖地である。
 そこへ行けなかったのは残念であったが、今秋にはリベンジしてみたい。さらには依然と〈まずい〉を食べてみたい、と言い続ける人もいる。

◆今秋の嵯峨野路第2弾は滝口寺へ。

 蛇足ながら、今秋の嵯峨野路Part2では、市川由紀乃さん(キングレコード)がアルバムに収録している「横笛物語」に出てくる滝口寺を訪ねる。
 この物語は建礼門院(平重盛の妹)に仕えていた横笛が舞を披露する姿を目にした重盛の部下である斎藤時頼が、その美しさと舞の見事さに一目惚れしてしまうことから始まる。
 しかし身分の違いから父親に反対された時頼は未練を断ち切るために、滝口入道と名乗って仏門に入る。
 横笛は時頼に会うこともままならず、ついには病に倒れて死んでしまう、という悲しい物語でもある。

 そしてもう1曲。浅田あつこさんがデビュー10周年記念曲として18年前に出した「紅い川」も嵯峨野を歌った作品である。歌では紅葉した木の葉が川を埋め尽くす美しい情景を感じさせる。
 そうした嵯峨野を体験するために今秋、再び出かける。








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