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隠れた名曲に光を当てるブログ「おすすめ!桜の歌謡曲」

◆各地で桜が開花し始めており、満開も近いといった声も聞かれるが、作詞・作曲家の山本茉莉さんが書いているブログ「茉莉のひとりごと」の連載記事、「おすすめ!桜の歌謡曲」が面白い。

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 最近号で取り上げているのが、函館出身の暁月めぐみさん(ユニバーサルミュージック)が歌う「花筏」。
 2018年にリリース曲されている楽曲である。発売して5年が経っているが、「人気が再燃。注目を浴びている」(山本さん)。

 「老いてゆく母親・・・昔と様子が変わってしまい、戸惑う娘の切ない心情」(同)が歌われているが、これは誰もが一度は経験する、極めて現実的な題材であるだけに聴くものをグイグイと引き込ませる。


 連載の最初に取り上げられているのは、木下結子さん(ホリデージャパン)の「百滝桜」である。
 大阪・和泉市若樫町の民家の敷地にある、樹齢百年を超える一本桜が作品のモチーフになっている。

 老木は百年の間、たくさんの人の手を借りて毎年美しい花を咲かせてきた。作詞家の高畠じゅんこさんが書いたこの詞は、今年9月にはデビュー40年になる彼女の歌手人生と同じで、自らの半生を重ね合わせながら歌う作品でもある。
 ブログでは「木下さんの全身全霊で命を吹きこんだ歌唱にも胸を打たれます」(同)と書く。

 山本さんが作曲した「無常の満月」(歌・神野美伽)は2021年に、新たな才能の発掘を目的に日本作詞家協会が主催するソングコンテストグランプリで、応募総数約2100作品の中からグランプリ曲に選ばれている。作詞は國枝星志さん、編曲は伊戸のりおさん。

[茉莉のひとりごと]









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