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ムード歌謡で昭和へタイムスリップ 千葉一夫、木下結子、入山アキ子、三浦潤平が魅惑の歌声 「ライブ!懐かしのムード歌謡」 [イベント]

◆演歌歌手の千葉一夫がオープニングで夜の大人の世界を魅惑的に歌った。ムード歌謡の代表曲、ロス・インディオスの「コモエスタ赤坂」(1968年)。これに続いて木下結子、入山アキ子、三浦潤平も懐かしい歌の数々を聴かせた。2024年6月2日、大阪・八尾市の歌ごえスタジオかわぐちで開かれた第2回「ライブ!懐かしのムード歌謡」は、この曲で観客を一気に昭和の世界にタイムスリップさせた。

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写真・千葉一夫と木下結子
千葉一夫・入山アキ子 ムード歌謡 2.jpg
写真・千葉一夫と入山アキ子


 オープニングで千葉の「コモエスタ赤坂」に続いて、入山アキ子の「抱擁」(箱崎晋一郎)三浦潤平が「そんな夕子にほれました」(増位山太志郎)木下結子が「別れの朝」(高橋真梨子)を順に歌って。ムード歌謡の魅力を語った。

 かつてはクラブやキャバレーでムード歌謡を歌い、今も自らのステージでカバーするというオープニングで登場した千葉一夫は「演出して歌う演歌と違って地の自分で歌える」と、その魅力を話した。

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写真・木下結子と三浦潤平
入山アキ子・三浦潤平 ムード歌謡 2.jpg
写真・入山アキ子と三浦潤平

 入山アキ子はまた、ここ数年自身のライブで〈オトコウタ〉に挑戦し続けていることもあって「男と女の人間模様にキュンキュンしています」、三浦潤平は「子どもの頃に歌っていた憧れの大人の世界ですね」。木下も「大人の夜の世界をイメージします」など、それぞれのムード歌謡年への想いを語っていた。

 ムード歌謡と言えば甘いデュエットソングが定番になっている。今回も大人のムードいっぱいの4曲を聴かせてくれた。
 まずは三浦と入山はカラオケでも定番曲の「今夜は離さない」(橋幸夫&安倍律子)を歌うと、千葉と木下は「女性(ひと)は愛に生きる」(三浦弘とハニーナイツ)を。
 今度はパートナーを変えて三浦と木下が「東京めぐり愛」(琴風豪規・石川さゆり)千葉は入山と「東京ナイトクラブ」(松尾和子&フランク永井)を歌と、場内はもう夜の雰囲気に。

■誰もが思い出いっぱい

 この後、それぞれのオリジナル曲を披露するコーナーを挟んで、最後はこれは歌いたいー。そんな出演者のとっておきのムード歌謡を2曲ずつ歌った。
 千葉が選んだのは「新潟ブルース」(美川憲一、1967年)と「宗右衛門町ブルース」(平和勝次とダークホース、1972年)。新潟ーは68年にリリースされた「釧路の夜」と共に彼の大好きな曲。「よく歌っていました。昭和に還ったようで、いい思い出になりました」と話していた。

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写真・千葉一夫

 2度目の出演で歌唱力の高さで知られる木下結子は「放されて」「ノラ」「ウヰスキー」などの代表曲があるデビュー40年のベテラン。
 退廃的なムードが漂う、とっておきの「カスバの女」(緑川アコ、1967年)では、木下の新たな世界を感じさせていた。さらに「逢いたくて逢いたくて」(園まり)でも独自の歌世界を聴かせて「とても楽しいイベントでした」と、笑顔を見せていた。

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写真・木下結子

 和服姿でムード歌謡に挑戦した入山アキ子は、看護師を経て歌の世界へ入った。歌も看護も心からーをモットーに人に寄り添う歌を届け続けている。
 そんな入山のとっておきは「夜の銀狐」(斉条史朗、1969年度)と「そんな女のひとりごと」(増位山太志郎、1977年)。
 夜のーは彼女が生まれた年に発売されたヒット曲だし、そんな女ーは父親がよく歌っていたという思い出深い1曲で、入山は「増位山さんのキーで一緒に歌わせてもらった思い出があります」とにっこり。

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写真・入山アキ子

 三浦潤平は「君は心の妻だから」(鶴岡雅義と東京ロマンチカ、1969年)と「男と女の破片(かけら)」(前川清、1991年)を選んだ。
 彼がまだ幼稚園に通う頃に三輪車に乗りながらよく歌っていたのが鶴岡雅義と東京ロマンチカの歌。君はーもその1曲であった。

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写真・三浦潤平

 2年ぶりに再会した木下と入山は終演後、動画撮影に応じて、ムード歌謡ライブについて話し合ってもらった。


※次回の開催は8月25日。出演予定は長保有紀、越前二郎、浅田あつこ、六本木ひろしの4人。

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写真・主催の歌ごえスタジオかわぐちの川口哲也さんと出演者たち








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