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KOBE流行歌ライブ VOL.223 木下結子・葵かを里・山西アカリ・山田壽一が出演 「ノラ」への想いを木下 8月から入場料500円値上げを発表 [ライブ]

◆デビュー40年の木下結子、20年の葵かを里、10年の山田壽一と節目の3人、それにソロ2年目の若い山西アカリが、それぞれの歌世界を披露した第223回KOBE流行歌ライブは、2024年6月13日、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ホールで開かれた。

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写真・第223回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 「ノラ」のオリジナル歌手で知られる木下結子は、「6日に亡くなった門倉有希さんがこの歌をカバーしなければ、今も私が歌い続けていることはなかったかもしれない」と、50歳という若さで逝った彼女をKOBE流行歌ライブのステージで悼んだ。

 ライブが開かれた6月13日は奇しくも門倉有希の告別式が都内の斎場で行われた日であった。木下はこの日に合わせるかのように、「ノラ」について語り始めた。

木下結子 第223回KOBE流行歌ライブ.jpg
写真・最新曲「百滝桜」を歌う木下結子

 木下が大阪弁で大阪の女を歌った「放されて」でデビューしたのは1984(昭和59)年。それから5年目に発売したのが「ノラ」であった。

 9年後の1998年には門倉がアレンジを変えて「ノラ」を発売している。80万枚を超えるヒットになった。木下の「ノラ」と門倉のそれは微妙にアレンジが違うというが、多くの人がその作品の存在を初めて知ったのは、門倉に寄るところが大きい。

 「その時、私の『ノラ』はすでに廃盤になっていましたから」と木下は明かしている。しかし門倉の「ノラ」がヒットしたのに乗じて、木下が所属していた日本コロムビアは「ノラ」を再リリースしている。

 木下は「ノラをもう1度、世の中に出して蘇くれたのは門倉さんのお陰でした。これからもオリジナル歌手として大切に、この楽曲を歌っていきたい」
 と、話して自らの「ノラ」を歌った。

 流行歌ライブでは出演者それぞれが自分の持ち時間の中で最新曲や代表曲をアピールする。木下はこの日のトリを務めたが、自分の時間を120パーセント利用して、歌と語りで自らの存在感を示し、他を圧倒するというベテランぶりを見せのであった。

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写真・葵かを里
山西アカリ 第223回KOBE流行歌ライブ.jpg
写真・山西アカリ

 葵かを里は20周年記念曲「城端曳山祭」など5曲を歌い、舞いながら歌う演歌歌手としての存在をアピールした。
 また山西アカリはソロデビューして2度目のKOBE流行歌ライブの出演。5月に出した「紀ノ川よ」などを歌った。

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写真・風の盆の男踊りを披露する山田壽一

 演歌・歌謡曲の歌手としてのキャリアはまだ10年だが前身の民謡歌手時代から数えると50年近くになるベテランである山田壽一は、独特の高音を響かせて富山の風の盆をモチーフにした新曲「風の盆哀歌」を披露した。

■入場料値上げへ

 KOBE流行歌ライブではこの日、開演前に実行委員の岡本金丸さんから、入場料を今年8月から現行の3千円から3千500円に値上げすることが報告され、岡本さんは「断腸の思いですが、ご理解を頂きたい。今後も皆さんの期待に応える良いライブを行なっていきたい」と、話した。








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