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一条貫太、真っ黒に焼いた精悍な海の男に 「大漁太鼓」 [インタビュー]

◆一段と真っ黒に日焼けした精悍な顔。2024年5月8日にデビュー10枚目のシングル「大漁太鼓」をリリースした一条貫太(日本クラウン)。海を題材にした作品は2枚目のシングル「やんちゃ船」と前作「男の漁場」に次いで3作目である。そんな海の歌に相応しく日焼けサロンで焼いたという。「貫太は令和の海の歌を歌え」という同じレコード会社の先輩歌手で、海の歌を数多く歌う鳥羽一郎の支持を受けて漕ぎ出したところでもある。

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写真・爽やかな海の男


 前作に続いての海をテーマにした新曲「大漁太鼓」。千葉・銚子市の伝統芸能である銚子ばやしが盛り込まれているなど、大漁を祝う祭りの雰囲気が盛り上がる。威勢のいい男歌だが、決して「気合いを入れ過ぎずに、抜くところは抜くなどして、押し引きをしっかり取ることを心がけてレコーディングに臨みました」と一条。

 これだからこそ、聴くものにとって心地よく耳に入ってくるのだろう。目標とする歌手でもある鳥羽一郎の歌が、「豪快でありながら、聴いていて気持ちがスカッとする」(一条)のは、彼にとって身近な手本でもある。

一条貫太 大漁太鼓 2.jpg

 声を前に出す事もデビュー当時から心がけている。テレビ番組で初めて一緒になった北島三郎の控え室へ挨拶に行った時のことであった。
 「名前を名乗ったのですが、クセで早口になってしまいました。すると、えっ? と問い返されたんです。この時、ゆっくりと話さないと伝わらないよ、と教えられました」

 こうした大先輩たちのアドバイスが一条貫太の歌を育てているようである。

■海の歌を歌い続けたい

 千葉市の海の近くで生まれ育った。海を行き来する船の音や、磯の匂いするような環境であったという。ところが歌は体育館で他人に聴かせるほど好きだったのに、泳ぎは小学生の頃から苦手であった。
 「プールで25メールを泳ぐのが必須課題であったが、それがどうしても出来なくて、夏に補修を受けてなんとかクリア出来ました」

 前作の「男の漁場」は千葉・銚子市でミュージックビデオ(MV)を撮影したが、「こんなに白くては仕事をしていない漁師に見られるぞ」と、肌の白さを指摘された。
 実は男らしさを強調しようと、デビュー2年目から日焼けサロンに通っていたのだが、漁師のそれには到底及ばなかったようだ。
 そこで回数を増やして、より黒くしていったという訳である。


動画・「大漁太鼓」を語る一条貫太

 令和の海の歌をーーと鳥羽に背中を押された一条であるが、それは鳥羽の40周年記念コンサートで鳥羽の「港駅」(1985年)をカバーしたのがきっかけだったという。
 前作では「このまま行け」と合格点をくれたという。今作ではどのような評価が出るのかーー。

 ファンからは「やっぱり声をはる海の歌がいい」と認めるように、彼自身も「色んな歌を幅広く歌っていきたいけれど、たとえば海のご当地ソングなども歌っていきたい」と希望を膨らませる。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[一条貫太 オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/ichijyoKanta/top.html
[一条貫太 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/ichijo/news?ima=2647








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