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第321回大阪発流行歌ライブ 浅田・花咲・光岡・沢田の4人が歌唱 [ライブ]

第321回大阪発流行歌ライブが2024年7月17日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれ、浅田あつこ・花咲ゆき美・光岡洋・沢田正人の4人が出演した。

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写真・第321回大阪発流行歌ライブの出演者たち


 左右の髪飾りがキラキラと光る浅田あつこ。あっちゃんコールに迎えられて、この日も新曲「道行き」に合わせた遊女の着物を模した衣装で現れた。「道行き」は彼女の歌手デビュー30周年記念曲である。作詞家のもず唱平が得意とする遊女を題材とした記念曲に相応しい文芸作品。

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写真・浅田あつこ

 歌手浅田の転機となったーーとも言える作品はデビュー10周年記念曲で、この日2曲目に歌ったのが「紅い川」であった。ライブのたびにこの楽曲は欠かさず歌唱リストに加えており、今回も歌の舞台である京都・嵯峨野路の情景をたっぷりと伝えた。
 浅田は「あっという間の30年でした。右も左も分からない中で、あっちゃんの愛称で皆さんに可愛がられて今日まできました」と話した。


 約1年半ぶりの出演という花咲ゆき美は15年にリリースした「海鳥哀歌」から歌った。女性の心の強さを表現した楽曲で、力強いロングトーンを生かしたメロディーが特徴。
 6月にリリースした1年半ぶりの新曲「雨の港駅」もこれに共通する。

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写真・花咲ゆき美

 「雨の港駅」カップリングの「お店噺し」ともにシンガーソングライターのHANZOが作曲している。そのHANZOから受けたアドバイスが「(歌い尻を)十拍伸ばすように」であったという。花咲のロングトーンは迫力の歌唱と相俟って観客を惹きつけた。
 リズミカルなカップリング曲「お店噺し」も聴かせた。


 光岡洋はデビュー40周年になる。大阪発流行歌ライブへは初めての出演である。約10年もの長い間、新曲から間遠のいていたが、今年3月に「旅の女 / 京都花見小路」をリリースした。当然、ライブではこの新曲の披露がメインであった。

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写真・光岡洋

 新曲は2曲ともにギタリストの斉藤功が作曲と編曲を担当している。どちらも光岡には珍しい女歌であるが、斉藤のギターのメロディーが歌のイメージを増している。光岡は「自分の等身大の作品が出来た」と話している。
 「野郎船」「居酒屋人情」「島立ちの春」も歌った。


 沢田正人も初出演。3月に発売した新曲「この愛抱きしめて」とカップリングの「ノーチェ~幻夢」を披露した。
 表題曲の「この愛ーー」について沢田は「昨日のような経験はありませんが、スポンジに水が吸い込まれるように、詞がスーッと入ってきてレコーディングが出来ました」と話していた。

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写真・沢田正人

 「ノーチェーー」では、観客と一緒になってダンスのような振り付けを披露しながらの歌唱をした。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








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