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Music news jp インタビュー05 三浦潤平  好きで好きで愛してやまない「心いくとせ」 [インタビュー]

◆歌手三浦潤平(テイチクエンタテインメント)が歌う「心いくとせ」(作詞・岩井薫、田尾将実、編曲・杉山ユカリ)の人気が発売2年を過ぎても衰えをみせない。その背景には三浦自身が、「この歌を愛してやまないし、毎日歌うたびに好きの度合いが膨らんでいく」というから、その想いが自然と聴く人に伝わるのだろう。発売3年目に入ったが、「良い歌なので多くの人たちに聴いてもらいたい」という三浦に歌への想いを聞いた。

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写真・好きで好きでたまらない「心いくとせ」を歌う三浦潤平

ーー まずは簡単にプロフィールから紹介頂けますか。
「2013年に三浦潤の名前でCDデビューしまして、22年8月にテイチクエンタテインメントから『心いくとせ』でメジャーデビューしました。デビュー11年目に入ったばかりです」

ーー 10年が過ぎたということで、ひとつの節目でもありますが、新たな想いを聞かせてもらえますか。
 「子どもの頃から歌手になりたいといった夢を持ち続けていました。10年という長さだけでなく、皆さんに愛してもらえる歌手であらねばという事を重く受け止めています。この想いは今まで以上に強く感じるようになっています」

ーー その想いの変化は何が影響していますか。
 「テイチクデビューをしてからの2年間は、それ以前の8年間を上回る成長や内容の濃さがあります。これが影響しているのでしょう。これを持続させて行きたいです」

ーー 「心いくとせ」は好評ですし、沢山の人がカラオケで歌っておられます。その要因はどこにあるのでしょうか。
 「1番に挙げられるのは、僕が『心いくとせ』を愛してやまないということでしょうか。毎日、この歌を歌っていますが、歌えば歌うほど好きだという気持ちは増すばかりです。
 押し売りをするつもりはないのですが、こんな良い歌をもっと多くの人に聴いてほしいし、そして愛してほしい。そういった想いだけなんです」

ーー 22年に発売した頃と今では歌は変化していますか。
 「自分の気持ちが今のほうが乗っているような気がします。いい意味で力が抜けて歌えているようにも思います」

ーー それが皆さんに伝わっているんでしょうね。
 「そうであれば嬉しいです」

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写真・定期ライブは勉強の場でもある

ーー 定期ライブを続けておられるようですが、どのような内容ですか。
 「2ヶ月に1度行っています。『心いくとせ』のほか自分が今まで憧れてきた大先輩の歌手方たちの歌を交えて歌っています。ジャンルにこだわらず、何かを伝えることが出来るといいですね。
 ライブを終えるといつもこれで良かったのかな、といつも考えています。足を運んでくれたお客さんが良かったよ、楽しかったよーーと言って頂きたい想いで歌っています」

ーー 三浦潤平がこれから目指す方向教えて下さい。
 「少し質問から外れるかもしませんが、僕は歌とともにゲームやアニメも大好きで、エンタテインメントには垣根がないと考えています。僕が子どもの頃に大先輩の人たちの歌を聴いて感動したように、僕の歌を聴いた人たちが『良かったよと』と言って感動してくれると1番嬉しいですね」

ーー 今年後半に向けての予定はいかがですか。
 「10月には10周年記念ライブを開きます。9月1日からは東京でラジオ出演が続きます」

ーー そろそろ新曲の話も出ているのではなきですか。
 「『心いくとせ』の発売から2年が過ぎましたからね。でも、まだまだこの歌を知ってもらいたい、という思いがあります。ファンの方々からはもちろん新曲をといった声も聞かれます。まだ具体的な話はありませんが、レコード会社とも相談しながら進めて行きたいと思います」

ーー 『心いくとせ』は良い歌なので、もっともっと浸透させて頂きたいですね。
 「有難うございます。ぜひぜひ色んな人たちに歌ってもらいたいですね」

ーー 有難うございました。

インタビュー動画









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第225回KOBE流行歌ライブ、北川裕二・夏木綾子・水城なつみが出演 [ライブ]

◆ 第225回KOBE流行歌ライブが2024年8月22日、神戸市兵庫区の新開地アートひろばで開かれた。今回はキングレコードスペシャルバージョンで、キングレコード所属の北川裕二・夏木綾子・水城なつみの3人が出演した。推薦曲コーナーでは秋坂朱音がオリジナル曲を披露した。

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写真・第225回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 北川裕二は今年5月に発売した新曲で、デビュー40周年記念曲でもある「なみだぐせ」を聴かせた。なみだシリーズの第3弾で、忘れられない恋に心を痛める女性の心のうちを、軽快な北川演歌で聴かせた。
 「新川二郎さんの『東京の灯よいつまでも』と同じような軽快さ」(北川)が聴くものを心地よくさせててくれる。

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写真・北川裕二

 同シリーズ第1弾は9年前に出した「なみだ百年」。そして第2弾は前作の「なみだの純情」で、それらもすべて聴かせた。
 新曲「なみだぐせ」のカップリングに収録したのは、40年前のデビュー曲でもある「雨の停車場」であった。これも披露した。


 夏木綾子はデビュー31年目。この間に発売した作品は44作にもなるという。5月に発売した新曲が「幸せの花よ咲け」。「夫婦きずな」以来28年ぶりという男歌である。幸せの花に希望を膨らませ、絆を確かめ合う歌になっている。
 カップリング曲の「情炎川(ひのかわ)」も歌った。

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写真・夏木綾子

 同じく花をテーマにした代表曲でもある「あじさい雨情」は、客席をラウンドしての歌唱。人気の高い「海峡の雪」も聴かせた。
 懐かしの昭和歌謡コーナーでは、美空ひばりの「雑草の歌」をカバーしてみせた。


 水城なつみはデビュー12年目。18歳でデビューしているが、すでに30歳になる。納豆で有名な茨城県の出身である。彼女のテーマソングでもある「納豆音頭」をこの日も聴かせて、客席をラウンドした。
 デビュー以来演歌を歌い続けてきたが、去年7月に出した「恋のパシュー」では歌謡ポップスに挑戦しているが、それも披露した。

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写真・水城なつみ

 新曲は今年5月に出した「寒牡丹」である。娘が母を想う歌で、「30歳という区切りの歳を迎えて、ステップアップしていきたいという想いを込めて歌っています」(水城)と、演歌歌手水城なつみが本領発揮する聴き応え十分な歌唱を披露した。
 カップリングの「トラック野郎おとこ旅」も歌った。

 秋坂朱音は大阪府堺市内でカラオケ店を経営しており、去年2月にCDデビューしている。それには「灯(とう)の糸」をはじめ「一夜の夢情話」
「寝台特急」の3曲を収録しており、3曲すべてを歌った。

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写真・秋坂朱音








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JPタワーとバルチカ03を探索 第39回歌を歩く [イベント]

◆台風10号の接近で少しは涼しく感じられるようになったものの、それでも一歩外へ出ると体にまとわりつくような湿気と暑さには変わりはない。そんな殺人的な天候の中、2024年8月24日、第39回歌を歩くを行った。もちろん今回は暑さを避けるために、大阪・梅田の地下街を歩くというものであった。メインは新しいビルのJPタワーと、おっさん好みの飲食店が集結しているというバルチカ03(おっさん)がある、やはり新ビルのイノゲート大阪の探索であった。

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JPタワー(左)とイノゲート大阪ビル
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人と人を結ぶKITTE大阪


参加したのは4人のメンバー。大阪・梅田の地下街は梅田の町を東西南北に駆け巡る全国屈指のアンダーグラウンドシティなのである。冷房が効いてアマゾン化している地上に反して極楽そのもの。酷暑の時期の歌を歩くには最適なコースである。

単に地下街を歩くだけでなく、地下街と直結したJPタワーとイノゲート大阪の2つのビルの探索に重きを置いた。

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暑い日には地下街を歩くのに限る

 JPタワーは日本郵便が旧大阪中央郵便局跡に建てたビルである。24年7月31日にグランドオープンしている。別名KITTE大阪とも呼び、商業施設から郵便局、オフィス、劇場、ホテルといった機能を備え、JR大阪駅に直結した大型複合施設になっている。

ここの1階にそびえているのが水引きをモチーフにしたモニュメントである。大阪芸術大学デザイン学科と連携して制作したもので、人とひとの結びつきや縁を表しているという。
これはKITTEというネーミングの元になった切手の意味と掛け合わせたものなのである。

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JPタワーのモニュメント前で

そこで今回の歌を歩くのテーマ曲は「切手のないおくりもの」{作詞/作曲・財津和夫)にした。発表は1977年でペギー葉山が歌った。財津和夫がセルフカバーしたほか芹洋子、平井堅、夏川りみなど多くの歌手もカバーしている。

【切手のないおくりもの(財津和夫)】
https://youtu.be/aNKAzgYMMkg?feature=shared

歌の舞台ではないJPタワーを歩くのは、歌の舞台を訪ね歩く歌を歩くの趣旨からは外れているかもしれないが、人と人のつながりを表す切手歌っていることからここを選んだ。

「切手のーー」の歌詞は ♬ 私からあなたへとどけよう 広い世界にたった一人のわたしの好きなあなたへ 〜 で始まる。一向にこの歌の歌詞には切手は登場しないけれど、贈り物である歌には切手はいらないーーということである。

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アンテナショップは人気

 西梅田の地下通路からJPタワーの地下1階へ入り、エスカレーターで1階に上がった。総合案内所の横に立っている水引きの形をしたモニュメントをバックに記念撮影をした。
 2階3階と昇って行く。各種専門店や全国のアンテナショップが軒を並べる。鹿児島県のショップでは「豚みそ」(川内福祉作業所製造)を、「ご飯にのせると美味しい」と勧められた。
 今は米がないからねーと言うと、「ここではちゃんと米も販売してますよ」。
 ほら、米はある所にはある。

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どの店の順番を待つ長い行列

 タワー内の飲食店はどこも長蛇の列。かつては大阪駅前のバラックに店を構えていたたこ焼き屋さんまで人がいっぱい並んでいる。
 6階にあるSkyシアターMBSの玄関口まで行って、ひとまずビルを出た。

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どこも沢山の人で賑わっていた(JPタワー)

 次は隣のイノゲート大阪のビル内にあるバルチカ03へ行く。立ち飲み屋さんなどおっさん好みの店を集めたという触れ込み通りに沢山の店が並んでいる。
 しかしきれいなビルの中ではどうも居心地が悪そうである。昔、地下街などでおばちゃんが黙々と焼き鳥やおでんを出していた店がやはり懐かしい。

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地下街の西の端で
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泉の広場。昔。噴水があった場所で記念撮影
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トーチカ南端にある大阪の古地図

 03は2階部分がノースゲートビル(ルクア)と結ばれている。03の焼き鳥屋で昼食を摂って、後は地下街を西の端(毎日新聞社の地下付近)から東の端(泉の広場)南の端(ドーチカ)を巡って、駅前ビルの居酒屋に腰を落ち着けた。
 ここで少し早いご苦労さん会を開いた。お開きの後はJR北新地駅界隈、ディアモール地下街を歩いて散会した。

 この日の歩数は1万5,900歩と意外に少なかった。








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第322回大阪発流行歌ライブ、多岐川舞子・知里・みちごえゆう・山本和恵が出演 大衆演劇の姫錦之助は特別出演 [ライブ]

◆ 第322回大阪発流行歌ライブが2024年8月21日、大阪・心斎橋のライブハウスBIG CATで開かれた。出演したのは多岐川舞子(日本コロムビア)知里(日本クラウン)みちごえゆう(テイチクエンタテインメント)山本和恵(日本クラウン)の女性ばかり4人。特別ゲストとして大衆演劇・劇団夢道の座長、姫錦之助は舞踊を披露した。

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写真・ 第322回大阪発流行歌ライブの出演者たち

 「京都別れ雨」を24年5月に発売した多岐川舞子は着物姿で曲中にアルトサックスを吹くといった、自身では最近の定番となったスタイルで新曲を披露した。
 18年に出した「京都ふたたび」のカップリング曲であったが、それをメイン曲として再リリースしたもの。

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写真・多岐川舞子

 この日はその「京都ふたたび」を1曲目に歌うとともに、2曲目の「天上の花」では姫錦之助が歌に合わせて添え舞を見せた。
 八代亜紀の「おんな港町」木下結子の「放されて」をサックスの演奏を交えてカバーした。


 大阪発流行歌ライブには初出演という知里は去年、日本クラウンのヒット賞を受賞した「哀しみのラストタンゴ」から聴かせた。このあとステージを降りて「花艶歌」「あなたの女です」「華ロック」とオリジナル曲3曲を歌って観客と握手して回った。

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写真・知里

 7月2日には?新曲「シークレットラブ」を発売している。彼女によるとこれは「ノリノリで燃え上がるように、勢いで駆け抜ける1曲」だそうである。14センチという高いヒールの靴を履いて熱唱していた。
 自身のライブでは外せない1曲となっている「イヨマンテの夜」も歌い上げた。


 2年前にテイチクエンタテインメントからデビューしたみちごえゆうは、そのテイチクデビュー曲「花は花」から歌った。大阪・門真市出身で05年にCDデビュー。上京してメジャーを目指していたが、夢は帰阪して叶った。デビュー曲のカップリングのタイトルは「ただいま大阪」である。

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写真・みちごえゆう

 6月にリリースした「ほろ酔い恋酒場」はデビュー曲と打って変わって、彼女が歌いたかった演歌である。カップリングの「雨降り慕情」も同様に演歌で、演歌ファンを楽しませている。
 彼女の透明感ある声は聴くものを心地よくさせてくれる。岡本敦郎の「高原列車は行く」もカバーして観客を楽しませていた。


 山本和恵は今年74歳。この日の出演者の中では最高齢であった。各地のカラオケコンテストで優勝を重ねてのデビューであるが、そのキャリアはまだ25年と遅咲きである。日本クラウン移籍第1弾の「0時のままで」(23年)から歌い、灰になるまで思い続けたいーーと、熱い恋の想いを歌った「邪恋」も披露した。

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写真・山本和恵

 7月に発売した新曲「ルビーの時間(とき)」を発売しており、これをラストに聴かせた。円熟した女性の心のうちを歌った内容は、自身を描いたかのよう。2曲あるカップリングから「希望のタンゴ」を披露。「黒猫のタンゴから着想した」作品だという。

[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








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Music news jp インタビュー 04 知里、歌のパワーを信じて歌う 9月には札幌市電に乗ってライブ [インタビュー]

◆燃え上がるように勢いよく駆け抜ける1曲ーー。歌手の知里は自ら作曲した新曲「シークレットラブ」をこのように説明する。歌のどの部分も耳に残りやすいので、それが色んな人に伝わるといい、と期待を寄せる。とにかく「自分が書いて歌ったものが世に出ることは感動しますが、責任も重大」だという。手に取った人の何かを変えるかもしれないからだそうである。歌手としては珍しい大学院を修了した才媛でもある。

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写真・知里


ーー 新曲「シークレットラブ」がチャートランキング2位からという好評のようですが、その要因はどこにあるのでしょうか。
「予約キャンペーンを発売前に積極的にやったのが大きかったと思います。それに今回は麻生知里のペンネームで表題曲・カップリング曲ともに私が作曲しましたので、是が非でもこれを売らないといけないという思いがありました」

ーー 予約キャンペーンは良くやっているんですか。
「前々作あたりから始めたんですが、実のところ始める前は予約よりも曲が出てから方が新鮮じゃないかという思いもありました。しかし今回は早く1人でも多くの人に知ってもらいたかったので、早くから歌ってPRしました」

ーー 今作は麻生知里の名前で作曲していますが、今作で何曲目になるんでしょうか。
「今作はカップリングと合わせて2曲。前作のカップリングもそうですし、それ以前に斑野ねこの名前で『星になったじぃじ』といった作品も作曲しています。ところが同じ〈ねこ〉という名前の先生がいらっしゃって、運勢占いをしてもらって麻生知里にしました」

ーー 自らの作曲ということで、工夫したところはありますか。
「『シークレットラブ』は歌詞の字数が一般的な演歌・歌謡曲よりも多いので、きれいに収めるためにテンポ感などどのような曲にしたいのか、字面から浮かんでくる全体像を掴んだりして、曲作りをしました」

ーー 曲の中でも ♬ アイアイアイラブユー 〜 あたりは面白い表現ですね。
「作曲するに際してアイの数は自由に変えていいよ、と言われていたんですが、3回で落ち着きました。それにアイラブユーを表す手話がありまして、これを振り付けに取り入れています」

ーー カップリング曲の「夢陽炎」は〈旅に出たくなるようなサウンド〉と説明されていますが、「シークレットラブ」を一言で言えばどのようなサウンドでしょうか。
「ノリノリで燃えるような楽曲、勢いで駆け抜けるような1曲ですね」

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「シークレットセブ」を歌う知里

ーー 自分で作曲して歌う魅力はどこにありますか。
「初めて自分で書いたものが世に出た時は感動ですよね。これでいいのかなーという不安もあるけれど、人の手に渡って歌ってもらった時は格別ですね。私の作ったものを口ずさんでもらっていると思うと、責任重大だと思っています。その人の何かを変えるきっかけとなるかもしれないですしね」

ーー 作詞も一緒にするというのはどうですか。
「私はこう見えても恥ずかしがり屋で愛だの恋だの言葉を並べられないですよ。書ける人は凄いなと思います。私の場合は詞を見て曲がバーンと出てくるタイプなんです」

ーー 学生時代には管楽器の作曲をやっていたとか。
「学校の授業に作曲」の課題があったんです。管楽器を専攻している友だちがいて、気軽に曲を書いて演奏してもらっていたんです。詞を書けないので曲作りとなりました」
「『夢陽炎』の曲はA、B、Cの3パターンを作って、そこから皆んなに選んでもらったんです」

ーー これからも作曲を続けていきますか。
「言われたらやろうと思っています。でもこれをきっかけに曲を書いていく可能性もあるので、思いついた時に書き溜めて行きたいなと思います」

ーー ライブでは必ず「イヨマンテの夜」を歌っていますね。この楽曲に強い思い入れがあるのでしょうか。
「お客さんには年配の方が多いので、これを歌うことで一気に年齢差が縮まるような気がするんです。それに大きな声でこれを歌うと、皆さん振り向いてもくれるような気がするんです」
「日本歌手協会のコンサートで歌ったところ、それがきっかけでNHKからの出演依頼がありました」

ーー 福を呼ぶ歌なんですね。
「そうですね。特に初めての人が沢山いる時には歌いますね。最近ではリクエストを頂くことかあおおいですね。知里と言えばこれ、といった具合になっています」

ーー 話は戻りますが、新曲「シークレットラブ」のセールスポイントを教えて下さい。
「キャッチーな曲だということですね。どの部分も耳に残りやすい曲だと思います。それが色んな人に伝わっていけばいいし、頭の中で逃避行出来ればいいですね。それに聴いた人のお守りみたいな曲になればいいかな」

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知里の「市電でLive」

ーー 最後にこれから先のイベントなどを教えて下さい。
「札幌市内で9月23日に市電でLiveというイベントをやります。貸切のお座敷列車でして、午後4時から6時までの2時間、市内を2周します。今回で3回目の催しで、今までは1周だけだったんですが、人気があるイベントでもあり延長したんです。また、9月15日には大阪・高槻でピアノと歌のライブも行います」


インタビュー動画

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渚月あかり、ますます関西が大好きに テレビ番組司会をきっかけにファン層広がる [インタビュー]

◆歌手の渚月あかり(ホリデージャパン)がサンテレビ(神戸市)の音楽番組「プレミアム歌謡ショー」(毎週土曜日午前7時30分)の司会を始めて5ヶ月。私が聞いて欲しいことを訊ねるーーといった歌手目線での話が好評である。将来は関西を舞台にした歌も歌いたい、と意欲を見せる。

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写真・渚月あかり


 渚月あかりがプレミアム歌謡ショーの司会を同じレコード会社の歌手幸田和也と共に、新たに始めたのは2024年4月から。当初は緊張したというものの今では「司会は楽しい」というまでになった。

 出演者は全て歌手であるが、「歌のことよりも、今1番聞いて欲しいと思っていること、取り分けプライベートな点に焦点を当てるようにしています」
 女性であれば「衣装やヘアメイクなども皆さんが関心を持っておられますね。意外な1面を引き出せたらいいなぁ、と思っています」と、心構えを明かしてくれた。

 歌手としての自身の活動もこのところ活発である。8月11日にはレコード会社主催の「歌に恋して ディナーショー in 東京」に出演しているし、これの大阪バージョンが10月に開かれる。
 サンテレビの新しい音楽番組「スポットライト」にも出演が決まっている。

 関西での仕事も増えているようである。関西の良さはどのような点にあるのだろうか。
 「キャンペーンで伺った先でも皆さんが心の底から楽しんでくださり、ストレートに自分の思いを表してくれるところでしょうか。盛り上がり方が関東とは違いを感じますね」

 8月11日には渚月がホリデージャパンに移籍してからの作品、「長良川かくれ藤」(2012年)から「雪中花」(23年)まで5作品のミュージックビデオ(MV)を収めたDVD「愛のひとしずく」(2,500円)を発売している。
 それぞれの楽曲に新たに自身によるコメントを加えている。

 今年後半に向けて渚月は「せっかく頂いたご縁ですから、大阪・関西でもっと広く活動できるようになれば嬉しいです」と、話していた。









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青木美香子、カバーコンサート「麗しき歌のメリーゴーランド」 全18曲 大阪・近鉄アート館 [コンサート]

◆歌手青木美香子が大阪・あべのの近鉄アート館で昭和歌謡などのカバー曲を歌うコンサート、「麗しき歌のメリーゴーランド 輝け歌の新世界〜天王寺より愛をこめて〜」を開いた。「Yesterday Once More(イエスタデイ・ワンス・モア)」から「ラストダンスは私に」まで全18曲を煌びやかな衣装に身を包んで歌った。

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写真・半年前から構想を練ったという衣装で歌う青木美香子


 アンコールは石原裕次郎の「夜霧よ今夜もありがとう」であった。自身のカバーアルバムにも収録するほどのムーディーな楽曲でコンサートを締めくくり、青木美香子のレパートリーの幅広さを見せた。
 SNSで連日、カバー曲の練習曲を配信しており、コンサートはそれの集大成ともいうもの。

 歌唱曲には最近もテレビドラマなどで話題になった笠置シヅ子の「ラッパと娘」や「東京ブギウギ」「アイレ可愛や」を中世の貴族のような衣装で披露した。
 SNSで公開する青木が歌う「ラッパと娘」は「再生回数は15万回にもなる」というほどの人気ぶり。

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写真・ミニスカートにも変身するトレス
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写真・シックナドレス姿も

 八代亜紀の「舟唄」寺尾聰の「ルビーの指輪」森進一の「襟裳岬」などのヒット曲もカバー。観客を楽しませていた。

 かつてクラシックの声楽も学んでいたという青木は、「マイウエイ」「別れのブルース」では、その片鱗を見せていた。

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写真・歌うことが私の人生

 青木は「今年も夏にコンサートを開くことが出来て喜びです。最近は歌うことが私の人生そのものである、とつくづく思っています」と、歌への想いを話していた。








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入山アキ子、和歌山を歌い続けて10年 今秋「紀淡海峡」発売記念コンサートを開催 8月7日リリースのニューバージョン3作品の全国カラオケ大会予選会も [インタビュー]

◆デビュー16年目の入山アキ子が広く関西で名前を知ってもらえるようになったきっかは、10年前に発売した「紀淡海峡」であった。今なおカラオケで沢山歌われている。その紀淡海峡の地元、和歌山市で2024年11月17日に発売10周年記念コンサートを開く。「紀淡海峡」はデビュー曲「ザンザ岬」入山のふる里を歌った「秋芳洞愛歌」とともに着せ替えジャケットを採用のニューボーカル・ニューバージョンとして8月7日に発売している。コンサート当日には同じ会場でこれら3曲の全国カラオケ大会予選会も開く。その入山に新たな作品や和歌山への思い入れなどを聞いた。

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写真・夕陽の里、和歌山・加太で佇む入山アキ子


ーー 「ザンザ岬」「紀淡海峡」「秋芳洞愛歌」3曲のニューバージョン・ニューボーカルバージョンを収録した作品を8月7日に発売したねらいを聞かせて下さい。

「原点回帰と言っていますが、初心に戻って2008年のテイチクデビュー曲「ザンザ岬」と14年の「紀淡海峡」そのカップリングの「秋芳洞愛歌」はそれぞれ観光大使・ふるさと大使頂いています。「紀淡海峡」は加太夕陽鯛使、「ザンザ岬」は納沙布を舞台にしているので北海道・稚内のふるさと大使、「秋芳洞愛歌」は山口・美祢市ふるさと交流大使・山口県ふるさと大使に任命されています。
 今なおカラオケでも人気のある3作品です。この3曲を蘇させることで、今まで知らなかった方々にも知ってもらいたいという思いから発売しました」

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写真・ニューバージョン・ニューボーカルバージョン

ーー 3曲はいずれも新たにレコーディングされたのでしょうか。以前の楽曲との異なる点はどこでしょうか。

「『ザンザ岬』はオーケストラにもう1度演奏して頂き、アレンジもリニューアルしました。『紀淡海峡』と『秋芳洞愛歌』は歌を入れ直しました。10年間歌い続けたこの2曲を、今の入山アキ子の歌い方でお届けしています」

ーー 入山さんは沢山の楽曲をお持ちですが、その中でこの3作品の位置付けは。

「3曲はすべて人気がある作品ですが、『ザンザ岬』は歌うと手拍子を頂いたり、盛り上げる掛け声をもらえる作品です。『紀淡海峡』はカラオケで1番歌って頂いています。今ほど入山アキ子の名前が知られていなかった頃に出しましたが、有線リクエスト1位を頂き、オリコンチャート4位でスタートをして、これをきっかけに関西を中心に全国を回れるようになりました。
 『秋芳洞愛歌』は浜野美砂さんと玉置宏さんのデュエットで1985年に発売された楽曲のカバーなんです。舞台は私のふる里ということもあり、地元の皆さんともう1度掘り起こしたい、とお願いして14年に『紀淡海峡』のカップリングとして出しました」

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写真・和歌山・加太の夕陽

ーー 「一泊二日」は2年余り歌い続けており、ニューバージョン・ニューボーカルの3曲は既発売の作品をリニューアルしたものです。敢えて新曲を出さない理由を教えて下さい。

「ヒットするまで『一泊二日』を歌い続けると公言してきましたので、まだまだ歌い続けたいです。去年はアルバム『昭和歌謡オトコウタ』の中に、(一泊二日の)ギターバージョンも入れていますし、ヒットするまで頑張ります」

ーー グッズのリアルショップを開いて好評だったそうですが、今後の展開はありますか。

「後援会の中にグッズの制作委員会を立ち上げて、新しいグッズを考えてもらっています。私のラジオのスポンサーでもある方は元漫画家志望で、私のキャラクター〈アコキャラ〉を描いてもらっています。これがまた、可愛いと好評なんです。
 リアルショップにはこれらキャラを取り入れたグッズが揃っており、おじいちゃんとおばあちゃん、それにお孫さんも一緒に来られました。年代、性別、国籍も関係なく、歌と同様に皆んなが楽しめるようにしたいと思います」

ーー 入山さんの作品にはカップリングの中にもいいものがありますが、今回と同様にこれらを再び世に出すことは考えていますか。

「頂いた楽曲はすべて素晴らしいのが私の自慢のひとつで、自信が持てるところでもあります。より皆様に知ってもらうためにも大事にしていきたいと思います」

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写真・「紀淡海峡」発売10周年記念コンサート

ーー 今年11月には和歌山で大きなイベントを考えておられるようですが、どのような内容のものですか。

「加太夕陽鯛使を頂いたのが2014年の『紀淡海峡』発売と同時でした。それを歌うことで和歌山をPRしてきました。またこのほど和歌山市の観光発信人にも任命されました。
 今年はちょうど『紀淡海峡』発売10周年なので、それを記念して和歌山城ホールでコンサートを開催することにしました。また、ニューバージョン・ニューボーカル3作品を課題曲にした全国カラオケ大会の予選会もコンサートと同じ日に、同じ会場で行います。
 夜は別会場でのディナーショーで私のオトコウタライブを開きます」

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写真・紀淡海峡御膳を考案した休暇村紀州加太の義本英也総支配人(左〉

ーー 和歌山には紀淡海峡の名前を付けた美味しいランチがあるそうですね。

「市内の国民休暇村加太では期間限定ながら鯛ラーメン、鯛の粗煮、海鮮丼などからなるランチメニュー紀淡海峡御膳(3千円)が提供されています。先着順で私のグッズのキーホルダーがプレゼントされています」

【Music news jp動画インタビュー 03】




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二見颯一、これこそ僕が歌わなくてはいけない歌 8月7日発売の「泣けばいい」 [インタビュー]

◆ デビュー6年目の二見颯一が2024年8月7日、9枚目のシングル「泣けばいい」をリリースした。作詞は石原信一、作曲はシンガーソングライターの堀内孝雄。バラードという自身にとって初めてジャンルに挑戦している。作品をもらった第1印象は、誰にも渡したくない、僕が歌わなくてはいけない作品ーーと思ったという。「離れ離れになった愛の切なさを僕がどのように表現するか、そこに注目して聴いてほしい」と二見は話す。

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写真・二見颯一


ーー またひとつ新しいジャンルが増えましたが、新曲「泣けばいい」への思いを。
「シングルで初めて歌うバラードで、今までのものとは全然違っていて、雰囲気も異なります。二見颯一の歌の魅力が120パーセント詰まった歌だと思います。
 作曲の堀内孝雄さんからも言われたように、僕くの持ち味の民謡とかロングトーンであったりとか、それらを自分の技・力量だと思って歌うようにしています。
 新しい曲を頂くといつもそうなんですが、二見颯一の違う1面が見られる曲かなぁ、と思います」

ーー 堀内孝雄さんの作曲という事もあって、今作からはアリス時代の歌を連想させますが。

「確かに最初にこの作品を聴いてアリス時代の堀内さんを連想しました。当時から先生の作品はバラードであったり、壮大ななミュージックなどがありましたが、『泣けばいい』も切ないバラードになっています」

ーー 作品をもらった第1印象はどうでしたか。

「これは誰にもあげたくない、僕が歌わないといけない歌だと思いました。二見颯一と言えばこれ、と言われる楽曲に将来絶対に入る曲だと想像しました」

ーー カップリングの「花唄」は大谷明裕さんの作曲ですが、こちらはどのように思われましたか。

「僕のオリジナル曲に「秋時雨」という楽曲がありますが、これが大谷先生に初めて書いて頂いたもので、切ないバラードでした。一方、今作の『花唄』は歌詞・メロディー共に僕自身を表した作品だと先生に言ってもらいました。それもあって何のためらいもなく、常にポジティブに歌えます。
 『泣けばいい』は僕の中ではドラマや映画のエンディングのようなイメージがあるんですが、『花唄』は小学生にも歌ってほしいし、大谷先生のフォーク調のメロディーが懐かしい世代の皆さんにも愛される1曲になってほしいです」

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写真・二見颯一

ーー 表題曲、カップリング曲それぞれのセールスポイントを聞かせて下さい。

「愛の形には友人愛、家族愛色んな形がありますが、『泣けばいい』はそれが離れ離れになってしまって、その切なさを僕の声で如何に表現しているか、に注目して聴いて頂きたい。
 『花唄』は人の輪がだんだん広がって、お花畑で皆んなで大合唱しているイメージの曲ですね。ファンタジーなところを感じ取ってもらえるといい」

ーー 切ないバラードはこれからの二見さんの主要なジャンルになって行きますか。

「民謡ベースのものから望郷演歌、リズム歌謡など、その都度、色んなジャンルに挑戦をしてきました。今回もそうで、自分のひとつの味、魅力になるかなぁ、と思います。もちろん『泣けばいい』は新曲なので、今の僕の最善のものを伝えて行きたいです。
 色んな歌を歌っていく中で、長い目で見ると、ひとつの通過点かもしれません。もしかすると将来、海の歌や女性が主人公の女歌にも挑戦していく可能性もあります」

ーー 最後にファンに向けてのメッセージを。

「新曲をお聴きになって、そーちゃんがバラード?とビックリされた方もいらっしゃるかもしれません。これも二見颯一の魅力のひとつですので、ぜひ沢山お聴きいただき、推しの1曲にしてもらえれはと思います。
 これからも幅広いジャンルの歌を歌って行くかもしれませんが、まだ6年しか経っていないので、温かく見守ってもらえるといいなぁ、と思います」


動画インタビュー

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一の会、山田壽一・福島はじめ・高山竜一が出演 第250回歌謡曲応援の会 [ライブ]

◆ 山田壽一・福島はじめ(一)・高山竜一、名前にいち(一)の字が付く歌手3人によるライブ「一の会」の第2回目が2024年8月6日、大阪・梅田のジャズライブハウス、ロイヤルホースで開かれた。ゲストには香月ゆみ、奥村ゆか、大川彩音が出演した。


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写真・出演者たち


 山田壽一は富山市八尾町で毎年9月に行われるおわら風の盆を題材にした3枚目のシングル「風の盆哀歌」をはじめ、カップリングの「男の恋唄」デビュー曲のカップリング曲「愛しくて切なくて愛は遠すぎて」など6曲を歌った。
 デビュー前に出場したカラオケ大会でグランプリを受賞しているが、その際に歌った「月物語」(五木ひろし)も、当時のエピソードも交えて聴かせた。

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写真・山田壽一

 「風の盆ーー」では、編み笠を目深に被った男女の踊り子によるおわら風の盆の踊りも披露された。


 福島はじめ2011年の東日本大震災の被災者でもあり、それをきっかけに福島一(はじめ)から改名している。彼はステージごとのパフォーマンスで観客を楽しませてくれている。この日は三味線を弾きながらの「津軽恋ふぶき」から聴かせた。
 軽快なメロディーに乗せて歌う「北国終列車」や、地元をテーマにした最新曲「相馬明日酒」も。

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写真・福島はじめ

 今年1月に亡くなった小金沢昇司の代表曲「願い・一条戻り橋」をカバーした。福島はその小金沢から楽曲の提供を受けている。それだけに思い入れも強く、そんなエピソードも話した。


 広島出身で関西と広島で活動する高山竜一はデビュー曲の「時間(とき)という竜よ」から歌い、最新曲「螢火」「愛の終焉」なども披露した。
 「螢火」は8月4日に広島市内で開かれた平和と広島の唄を歌い継ぐ会「第2回広島の想いを歌声に乗せて...」でも披露している。

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写真・高山竜一

 「情熱の嵐」など西城秀樹の4曲をメドレーで聴かせた。

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写真・香月ゆみ

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写真・奧村ゆか
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写真・大川彩音

 ゲストの香月ゆみは最新シングルからいずれも師匠で作詞家の原文彦の作品「かあちゃんの手鞠唄」「夢あそび」を歌った。
 奧村ゆかは「しぐれ町から」などを、大川彩音は「大阪好きやねん」などを。







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入山アキ子、「紀淡海峡」で和歌山市の魅力を伝える観光発信人に就任 [アーチスト]

◆和歌山の名所、紀淡海峡を歌う歌手の入山アキ子が和歌山市の35組目の観光発信人に任命された。2024年8月5日、同市役所の市長室で委嘱式が行われ、これに出席した入山は尾花正啓市長から委嘱状を受け取り、「広く全国に和歌山市の魅力をを伝えていきます」と意気込みを話した。

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写真・和歌山市の観光発信人に任命された入山アキ子(右)


 入山アキ子(テイチクエンタテインメント)はデビュー16年目。10年前に夕陽が美しい和歌山の紀淡海峡を舞台に燃える恋を歌った「紀淡海峡」を発売している。
 この海峡は和歌山と淡路島の間にあり、ここを歌ったことで発売当時には和歌山市の加太夕陽鯛使にも任命され、紀淡海峡の美しさを全国にPRし続けてきた。

 今回の観光発信人就任は10年に渡って「紀淡海峡」を歌い続けることで、和歌山の良さを多くの人に伝えてきた功績が認められたもので、地元の後援会などからも強い後押しがあった。

 委嘱式には和歌山市の尾花正啓市長をはじめ本田雅彦産業交流局長、洲嵜敬一郎観光国際部長が出席した。

 尾花市長は市長就任が「紀淡海峡」発売と同じ年で、その11月に和歌山市内で行われた発売記念カラオケ大会には来賓として出席している。「この時に皆さんの歌を最後まで聴かせてもらい、今なお記憶に残っている歌です」と尾花市長。
 
 これに応えて入山は「この作品の発売前にマネージャーが亡くなり、歌の歌詞にもあるように、1人で生きることを余儀なくされました。その一方で歌手人生を良い方向へと大きく変えてくれた作品でもありました。これからも和歌山の素晴らしさを自分の言葉で伝えていきたい」と、観光発信人としての意気込みを話した。

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写真・尾花市長らを前に「紀淡海峡」を歌う入山アキ子(右)

 和歌山市の観光発信人の制度は和歌山市の魅力を全国にアピールするのを目的に2008年にスタートしている。和歌山にゆかりのある色んなジャンルの人たちが任命されている。
 歌謡界からは今、人気上昇中の和歌山市出身の若手歌手原田波人や、「和歌山ブルース」(1968年)で知られた歌手古都清乃、同県出身の作詞家及川眠子、和歌山の歌を発信し続けている地元の歌手宮本静などがいる。

 明日8月7日には「紀淡海峡」のニューボーカルバージョンとしてリニューアル盤が発売される。しかも一緒に収録される、やはり既発売の作品をリニューアルした「ザンザ岬」「秋芳洞愛歌」とは、それぞれジャケットを着せ替える事ができる工夫も凝らしている。

 11月17日にはまた、和歌山市内の和歌山城ホールで「紀淡海峡」の発売10周年記念コンサートを開く事になっている。









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カラオケフレンドリー、開店3周年記念パーティーを開催 大阪・守口/ホテルアゴーラ [イベント]

◆カラオケ喫茶店のカラオケフレンドリー(大阪市都島区、岡正志代表)が2024年8月4日、大阪・守口市のホテルアゴーラで開店3周年記念パーティーを開いた。山崎ていじ、北沢麻衣、入山アキ子、五条哲也、美山京子ら同店馴染みのゲスト歌手13人が顔を揃えた。

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写真・開店3周年記念パーティーの出演者たち


 パーティーではフレンドリーの顧客など75人がカラオケを披露して、その合間をぬってゲスト歌手が歌唱。山崎ていじは新曲「ふたりで夢さがし」を歌うと共に、パーティーのエンディングで「伊勢街道まつり唄」を賑やかに歌い、ゲスト出演者全員がステージに上げて踊った。

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写真・山崎ていじ

 北沢麻衣は相変わらず人気の高い「あの人の好きなうた」「くちべにグラス」を聴かせ、美山京子は「あした絆坂」「女の人生夢舞台」を歌った。
 入山アキ子は持ち時間いっぱいに使って「一泊二日」「紀淡海峡」「ザンザ岬」を歌った。

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写真・北沢麻衣
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写真・美山京子
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写真・入山アキ子

 五条哲也は人気が高まっている「好きさ神戸」などを、れいかは「OSAKAレイニーブルース」などを。

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写真・五条哲也
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写真・れいか

 カラオケ歌唱では代表の岡正志さんが北島三郎の「涙の花舞台」を歌って、今年3月に亡くなった同店の小野節子ママを偲んだ。
 また「生きている限り、皆さんに楽しんでもらえるイベントを続けて開催していきたい」とも話していた。

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写真・亡くなった小野節子ママを偲ぶ岡正志代表
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写真・山崎の歌に合わせてエンディングで踊る出演者たち

 このほかのゲスト出演歌手は奥田晃市、湊空慶子、まこと、水木佳乃、山本ひと美、永樹、珠木奈美









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