「浜酒場」、カップリングの「北陸本線」で始まった今年のディナーショーでは、まず大地誠が「今年は新曲の発売、1日警察署長就任など大きなイベントがたくさんありました」と、1年を振り返るとともに、来年も浜酒場の大ヒットに向けて来年もがんばりますと強い決意を見せていた。
来賓として顔を見せた作曲家の聖川湧は、デビュー曲の「屋台酒」に次いで、今作の「浜酒場」も作曲を手掛けている。
大地を激励する聖川
氷見名産の寒ブリをプレゼントする浜井さん
ステージに上がった聖川は「大地は出世魚と呼ばれるブリの里、富山・氷見の出身でありまが、彼はまだブリには至っていません。ブリが立山連峰から流れ出て富山湾に流れ込んだ水を養分に育つように、大地もたくさんのファンの方々などの応援、声援を養分に大きく育ってもらいたい」と、大地を激励した。
それに応えて大地は、大好きな歌と言う鳥羽一郎の「龍神」を歌うと、氷見フィッシャーマンズワーフ「海鮮館」の浜井祐雄さんが、「富山湾は味の玉手箱です。そこで育った大地を応援してください」と、13.5kgもの大きな寒ブリをプレゼント。会場の全員に刺身にして振る舞った。
寒ブリに最も似合うのはおいしい日本酒。
ここからは酒に縁のある歌「涙の酒」「酒は涙か溜息か」「酒場にて」を披露。途中からステージに現れたのがテノール歌手の畑儀文。「舟唄」を大地に一緒に歌うなど、普段はクラシックを歌っている畑が、演歌を歌うといったサプライズに会場からは驚きの声がもれていた。
その後大地は畑と「見上げてごらん夜の星を」「屋台酒」を歌った。
「日々草」を歌う畑儀文
畑 = 写真・左 = は大地を<いい男>と評する
また畑は、ぜひNHKの紅白歌合戦で歌ってみたいという「日々草」や「アベマリア」を歌った。それまで演歌ムードいっぱいだった会場は、まったく違うムードの唄に静まり返っていた。
演歌とテノール歌手とのコラボレーションに驚いた観客は、続く<大地誠の歌謡劇場>にダブルのびっくり顔。
大地が初めて挑戦したという歌謡劇場は、たどたどしい演技に、会場からは爆笑の連続。客席からは、大地に先回りして台詞を投げかける人がいるなど、ステージと客席が一つになって、妙な一体感ができていた。
それにに応えて「北陸本線」を歌い始めると、会場からファンが点滅するLEDライトを持ってステージに上がり、大コーラス。
終演後も素敵なクリスマスに、集まった人たちはいつまでも会場を離れがたいようだった。
[大地誠のきときと街道]
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