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北川裕二(キングレコード)  35周年で初の大阪でのディナーショー  デビュー曲か最新曲まで21曲を熱唱  大阪・ホテル阪神 [ディナーショー]

◆熱唱に次ぐ熱唱だった。デビュー35周年を記念して全国5都市でディナーショーを行なっているキングレコードの歌手、北川裕二が、2018年9月9日、大阪市福島区のホテル阪神で大阪で初めてのディナーショーを開いた。歌手への道を開いたテレビ番組「新・スター誕生」で歌った楽曲から、デビュー曲や最新曲「伊豆しぐれ」まで全21曲を歌い、歌手・北川裕二のすべてが分かる内容の構成。師匠の作曲家、弦哲也が「さらに高いステップに上がってもらいたい」と祝いの音声メッセージを寄せると、北川は弦の作曲家50周年記念曲「我、未だ旅の途中」を歌って、次のステップへの意欲を示していた。

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35周年を熱唱する北川裕二


 満員の会場はオープニングのデビュー曲「雨の停車場」(1984年)から、ユーちゃんの大歓声で包まれ、関西はもちろん東京や千葉、宮崎、長崎、香川、島根など遠方からもファンが詰めかけてデビュー35周年を祝った。

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 冒頭、北川は「6年前までは関西には縁がなかったのですが、こうしてディナーショーを開くことが出来ました。ここまで歌ってこられたのも皆様のお陰です。演歌はやはり大阪であり関西ですね」と挨拶。大阪に約1週間滞在してキャンペーンを行ったなど、関西重視の姿勢を打ち出した「泣いて大阪」(2016年)を歌った。

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 北川はテレビのオーディション番組「新・スター誕生」で6代目グランドチャンピオンに選ばれ、30歳で歌手としてデビューするきっかけをつかんだ。この日はその時に歌った「氷雨」「雪国」「宗右衛門町ブルース」などを聴かせて、当時を振り返った。
 「新・スター誕生」に出た時には26歳になっていたが、彼は子供時代から歌が大好きだった。その頃に歌っていた記憶がある歌の中から、三波春夫の「雪の渡り鳥」城卓矢が歌った「骨まで愛して」も披露した。

 デビュー当初の「演歌川」「会津の松五郎」などから、新曲の「伊豆しぐれ」まで21曲を歌った北川だったが、売れなかった不遇の時代の歌までもが、この日はまるで生き返ったかのように、彼の甘い声でファンの心をつかんでいた。

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 デビューしても長い間低迷していた彼が飛躍することになったのが、大衆演歌の第1弾の「女みれん」(2013年)だった。
 そんに感謝の気持ちを込めるかのように、デビュー30周年を機に歌い始めた「女みれん」から「恋雨みれん」(2014年)など大衆演歌シリーズ4曲のメドレーで客席を回り、1人ひとりと握手した。

 好評だという新曲の「伊豆しぐれ」は、しっとりと歌う抒情演歌。新たな北川の一歩を作る楽曲のようでもある。

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 汗だくになりながら、ファンから差し出されたハンカチを何枚も取り換えて熱唱を続けた北川は「とてもいい思い出の1日になりました。自分の想いと重なる師匠の歌を支障なく歌います」と、大好きなダジャレで締めくくっていた。

 ディナーショーはこのあと11月に福島・郡山市、2019年に入って札幌と東京で開く予定。

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[北川裕二 オフィシャルサイト]
http://www.kitagawa-yuji.com/
[北川裕二 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10436#tabpage3







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光岡洋(日本クラウン) 賑やかにクリスマス絆ディナーショー 鹿児島からも応援隊が 大阪グリーンパレス [ディナーショー]

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出演者全員で歌う


◆デビュー31年になる日本クラウンの歌手、光岡洋が、 2017年12月24日、大阪市淀川区のホテル、大阪ガーデンパレスで「クリスマス絆ディナーショー」を開いた。今回で20回目で、歌手仲間のみやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)らゲストたちと、出身地の鹿児島県からのファンも交えてクリスマスイブの夜を楽しんでいた。

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「クリスマス絆ディナーショー」で歌う光岡洋


 毎年、大阪ガーデンパレス恒例となった光岡洋のクリスマスディナーショー。今年、鹿児島で開催した絆コンサートで新たにつながりが出来た人たちなど、遠方からの参加者の姿もたくさん見られた。

 ディナーショーでは、鹿児島県甑(こしき)島の中学を卒業して、島を旅立つ子供たちに向けて歌う「島立ちの春」のほか最新曲「居酒屋人情」「よかにせ節」「ふたりの港町」など、光岡洋はオリジナル曲とともに、島立ちの春を作詞した喜多條忠の代表作「神田川」をはじめカバー曲も披露。「いずれはCD化したい」(光岡)と予定している楽曲も聴かせた。

 見ることができるのはディナーショーだけ、という光岡のギータの弾き語りもあって、観客は満足気。また、歌に合わせて踊り出す人たちも見られるなど、大阪ならではの賑やかなディナーショーとなった。

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みやま健二と<みやま・ひろしショー>を演じる光岡洋

 光岡は作曲家・叶弦大の付き人を経て1986年に東芝EMIから「ふるさともとめて 花いちもんめ」でデビュー。2008年に日本クラウンに移籍、第1弾の「野郎船」をリリースした。その後、2012年に「島立ちの春」、14年に「居酒屋人情」を出している。

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みやま健二

 この日ゲスト出演したみやま健二は「ふたりの明日」「浜撫子」などオリジナル曲を披露し、光岡と2人ではテレビドラマ水戸黄門の主題歌「あゝ人生に涙あり」を歌うなど、思わぬ〈みやま・ひろし歌謡ショー〉を演じて見せ、ファンは大喜び。

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 このほか出演したゲストはファン・カヒ、三浦潤、朱夏洋子、上川しほ、川辺明、立神真知子、山本テリサ、衣川亮輔など。ゲスト出演者全員が客席から現れてステージへ上がり、「クリスマス・イブ」を歌って、クリスマスムードを盛り上げた。
 桐流新舞踊の桐彩元による華麗な踊りも披露された。

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桐彩元による華麗な舞

 光岡は最後に「来年は新曲リリースへ向けて頑張ります」と宣言。出演者全員で北島三郎の「まつり」を歌って、来年の再会を誓い合っていた。


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[光岡洋 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/mitsuoka/new_release.html






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安倍里葎子(テイチクエンタテインメント) 恋人気分になってディナーショー 「札幌・狸小路をもっと有名に」と新曲をアピール 東京・第一ホテル東京シーフォート [ディナーショー]

◆テイチクエンタテインメント移籍第1弾「恋人気分で」を2017年7月に出した安倍里葎子が、同12月22日夜、東京・天王洲アイルの第一ホテル東京シーフォートでクリスマスディナーショーを開いた。ファンとステージでオリジナル曲を一緒に歌う参加型ショーを楽しんでいた。

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今年も第一ホテル東京シーフォートでディナーショーを開いた安倍里葎子


 同第一ホテルでのディナショーは4回連続しての開催。たくさんの馴染みのファンが詰めかける中、オープニングで先ずは「恋人気分で」を聴かせ、次いで「ホワイト・クリスマス」で一気にクリスマスムードを盛り上げた。

 安倍里葎子のディナーショーは、彼女のオリジナル曲をファンと一緒に歌って楽しむお祭りムード。この日も、「東京Gスポット」(2004年)でのデュエット相手、芸能リポーターの石川敏男さんなどがステージに上がって「私だけのピアニスト」(2014年)「今夜は離さない」(1983年)など、デュエット曲を歌った。

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ファンと一緒に歌って楽しむ安倍里葎子

 安倍里葎子と言えば、橋幸夫と歌って大ヒットした「今夜は離さない」から今作の「恋人気分で」のカップリング曲「狸小路の夜は更けて」まで、17人の男性とデュエットしており、デュエットの女王の異名を取るほど。

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タケ・ウケタ(右)と「狸小路の夜は更けて」を歌う安倍

 その狸小路は、札幌の繁華街で200軒を超える商店が軒を並べる。同市出身の安倍にとっては懐かしい街でもある。そこを舞台に、この日もゲスト出演してデュエットした、彼女の〈17人目の男〉であるタケ・ウケタと歌っているムード歌謡が「狸小路の夜は更けて」
 安倍は「同地をもっともっと有名にしたい」と、来年は札幌でのキャンペーンやライブなども予定している。

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愛海と歌う安倍里葎子(左)

 もうひとりのゲストは愛海(あみ)。2013年デビューで、この日は安倍と「真夜中のギター」(千賀かほる、1969年)を歌うとともに、オリジナル曲の「愛 火のように京都」(2013年)などを歌い「里葎子さんが大好きです」と、ラブコールを送っていた。

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客席を回って歌う安倍里葎子

 安倍は最後にデビュー曲「愛のきずな」と新曲「恋人気分で」を歌ってお開き。「来年も頑張ります」と意欲を見せていた。





[安倍里葎子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/abe-ritsuko/






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浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  今年もクリスマスディナーショー   梅田・ホテルモントレ大阪 [ディナーショー]

◆今年9月に出した「泣いてもいいの」が好評な徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、浅田あつこが、2017年12月19日、大阪・梅田のホテルモントレ大阪で、恒例のクリスマスディナーを開いた。その新曲をオープニングを含めて2度歌って「衣装のドレスは初心に返る気持ちを込めて、白色にしました」と、華やかで艶っぽくもある歌を聴かせた。

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自らの歌のタイトルに合わせるかのようにドレスもトリコロールカラー


 今年で24回目になる浅田あつこのディナーショーは、デビュー以来毎年、開催している。今回も200人を超えるファンで会場は埋め尽くされるなど、彼女の人気の高さを見せていた。

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右から徳間ジャパン・藤田一誠ディレクター、浅田、池毅、夢ユメ子

 新曲の「泣いてもいいの」は、ポップなリズムに乗って歌う浅田のオールマイティ ーさを感じさせている。夢ユメ子が作詞を担当し、曲は作曲家の池毅が書いた。池の手元に「夢さんからFacebookのメッセンジャーで歌詞が送られてきた」など、SNS時代らしい制作秘話も明らかにされた。

 それに刺激された訳でもないだろうが、浅田は今年からホームページをリニューアルするとともに、新たにブログも始め、ファンとの絆作りに役立てているほど。

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 この日、浅田が歌ったのは全18曲。寒い冬にピッタリな「白い冬」今年10月に亡くなった仁井谷俊也が作詞し、円広志が作曲した「蒼い海峡」さらにはデビュー10周年記念曲「紅い川」といった、フランス国旗のように青、白、赤の3色が、それぞれのタイトルに付いたオリジナル曲も披露して、観客を喜ばせた。

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淑やかな和服演歌から一転して激しいロックモードに

 浅田が歌手デビューしたのは1994年。そのデビュー曲となった「想い花」と、歌手を強く意識するきっかけともなったカバー曲「浪花節だよ人生は」(細川たかしなど)も歌った。
 「浪花節ー 」は彼女がまだ中学時代に出場したカラオケコンテストで、見事1位に選ばれ、賞品として北海道旅行を獲得した思い出の歌。この日はどちらの楽曲も歌って当時を振り返っていた。

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 彼女はデビュー以来、関西を中心に活動するが、それだけに大阪を舞台にしたオリジナル曲も少なくはない。その1曲で、この日も歌った「河内おんなのバラッド」は、♪ 河内女は気強ようても 〜 淋しがり屋やで〜 と続く。
 新曲のカップリングも「河内のからくち」と、河内の歌。会場の入口では同名の日本酒もグラス付きで販売するなど、その歌とともに人気を集めていた。

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来年はデビュー25周年を迎える浅田あつこ


 浅田は「来年はデビュー25周年になります。初心に返って歌っていきます」と、節目の年へ向けての意気込みを語っていた。


[浅田あつこ オフィシャルサイト]
http://www.anchi.tv/top.html
[浅田あつこ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/asada.html






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木下結子(日本クラウン) 今年も大阪・太閤園でディナーショー 聴かせた2時間半 円熟の歌唱 [ディナーショー]

◆日本クラウンの歌手、木下結子が、2017年12月18日、大阪市都島区の太閤園で今年もクリスマスディナーショーを開き、最新曲の「マリーゴールドの恋」「愛は海」「ノラ」といったオリジナル曲をはじめ全21曲を歌った。会場には地元関西や岐阜、岡山など各地の後援会の人たちを含む150余人が、円熟味いっぱいの歌に聴き入っていた。

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今年もたくさんのファンを集めてクリスマスディナーショー開いた木下結子

 木下結子がクリスマスディナーショーを開くのは2005年から連続13回目。5年前に高畠じゅん子作詞、浜圭介作曲の「ウヰスキー」(2012年)で日本クラウンに移籍しており、この日は最新曲「マリーゴールドの恋」までクラウンでリリースした5曲すべてを披露。会場ではそれにうっとりと聴き入る人たちの姿が見られた。

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 最新曲のカップリング曲「とんかつ赤のれん」では、椅子に腰掛けて歌唱。これは昭和30年代を回顧する団塊世代の男を主人公に、初めて歌ったセリフ入りのノスタルジックな男歌。観客もしみじみと昔を懐かしんでいるようだった。

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 木下は今年、デビュー34年目を迎えている。デビュー曲で有線放送大賞新人賞を受賞した「放されて」(1983年=昭和58年)、デビュー5年目に出した「ノラ」(1988年=昭和63年)は、いずれも彼女にとって大きな代表曲。
 ショーでは「歌うと今でもデビュー当時のことを思い出します。これらがあったからこそ、今まで歌ってこられました」と、歌った〈嘆き歌〉2曲は、オリジナル歌手ならではの情感が詰まっていた。

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 敏いとうパッピー&ブルーが歌ってヒットした「星降る街角」(1977年)で始まったショーでは、オープニングから客席を回り、立て続けにカバー曲3曲を歌うと、会場は大盛り上がり。木下は「あゝしんど、毎年息切れが酷くなります」と言って観客を笑わせていた。

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「あなたのブルース」「ウナセラディ東京」「夜の銀狐」など、昭和のソロ・ムード歌謡も聴かせてくれた。

 今年は関西をはじめ全国各地で歌ってきた彼女は、東京でもライブを行い高い評判を呼んだ。2018年4月7日には再び、東京・八重洲のライブレストラン、ヒットスタジオ東京でライブを開く予定だという。
 また、2度目の東京オリンピックが開催される2020年には、〈還暦ライブ〉も予定するなど、自らが歌う「ウヰスキー」の歌詞のように、人生はやり直しができるーを胸に「来年も元気で歌っていきます」と、集まったたくさんのファンに誓っていた。

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[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kinoshita/whats.html






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渡辺要(日本クラウン) デビュー25周年記念ディナーショー 前日には73歳の誕生日 大阪・太閤園 [ディナーショー]

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この日の模様はJ:COM関西の「歌に恋して」で放送される
そのメンバーとお馴染みの歌恋ポーズをする渡辺要(中央)


◆デビューして25年の日本クラウンの歌手、渡辺要が2017年11月24日、大阪市都島区の太閤園で「25周年ディナーショー 〜歌に恋して25年〜 」を開いた。歌手としてやって行ける自信が持てたのは2007年の「大間崎漁歌」だったが、今も修業は続く。この日も ♪ この道を選んで悔いはない 〜 と、自らの想いを重ねて、尊敬してやまない大先輩歌手・北島三郎の「恩返し」を歌って締めくくった。

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 ディナーショーは、大阪をはじめ関西各地や四国や城崎温泉などからも、200余人ものファンが集まり、デビュー25周年と前日の渡辺要73歳の誕生日を祝福するムードいっぱいの中で行われた。

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渡辺要を中心にした新ユニット・<男の演歌>による和太鼓と「まつり」を披露

 渡辺の歌手デビュー曲は、高松市内でまだ寿司店を経営していた1992(平成4)年5月に出した、当時、相撲界のアイドル的存在だった若花田と貴花田を応援する「若と貴」であった。まわし姿で歌うこの作品は、その後もジャケットを2度代えてリリースしているほどの力の入れようだった。
 〈褌歌手〉として歌っていたこの頃は、吉本興業に所属していたが「在籍17年の間、歌はさっぱり売れなかった」といった状態が続いた。
 この日のショーでは、その「若と貴」から、2016年12月に出した新曲「母は今でもこころの港」までと、昭和の名曲のカバーを含めた20数曲を披露した。

 「母は今でもこころの港」は、渡辺25歳の時、風邪をこじらせて肺炎によって60歳で亡くなった母親を偲んだ歌である。彼は「僕の頼み事を何でも聞いてくれる、優しい人だった」と、振り返った。

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 渡辺を祝福する歌手仲間の歌唱をはさんでの本人のコナーでは、デビュー曲の翌年、寿司店との二足の草鞋から歌手に専念するきっかけとなった「男意気」(1993年)から、地元香川県では多くの人に歌い続けられている「讃岐の女(ひと)」(2003年)北島三郎から初めて激励の声をかけられた「大間崎漁歌」では、会場いっぱいの拍手喝采を受け、 踊り出す人たちも飛び出して、オリジナル曲8曲を歌った。

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1人ひとりと握手しながら会場を回る渡辺要
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マネージャー(写真・右)の拍子木が評判

 また新曲「母は今でもこころの港」は、自らギターを弾きながらの珍しいギターバージョンで披露した。曲中でマネージャーが拍子木を打つことで知られる「人生男節」(2010年)は、評判通りに会場を盛り上げていた。

■歌に恋して25年

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左からおおい大輔、塩乃華織、光岡洋

 ゲスト出演したおおい大輔(テイチクエンタテインメント)塩乃華織(日本クラウン)光岡洋(同)は、オリジナル曲を1曲ずつ歌った。渡辺を兄貴と慕うみやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)も「ふたりの明日」「俺のいい女」「浜撫子」などオリジナル曲を聴かせた。

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みやま健二

 渡辺は12月2、3の両日、大阪市中央区の大阪ドーンセンターホールで行われる舞台公演「未来へつむぐ 今をありがとう」に、終戦まじかの鹿児島・知覧の飛行場から飛び立つ神風特別攻撃隊の若者を見送る老人役として友情出演する。
 全国を巡回するこの芝居を香川県で見た渡辺が、内容に感動して出演を希望して実現した。

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 そんなバイタリティーは、たくさんの苦しくて悲しいことも吹き飛ばしてきた。渡辺はアンコールで自分の人生の泣き笑いを重ねて「相撲甚句」を歌い、「こんなにたくさんの人にお越しいただいて有難いです。これからも平和で人々が愛しあえる社会でいられるように、そんな想いを持って歌い続けていきたい」と、明日への想いを語っていた。

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プレゼントされたバースデーケーキのろうそくの火を消す渡辺要
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ラストはステージバックの窓に映し出された会場の庭園


[渡辺要 オフィシャルサイト]
http://www.kaname8739.com/about_2.htm
[渡辺要 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/watanabe/whats.html






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鳥羽一郎(日本クラウン) 大阪・ホテルグランヴィアでディナーショー  デビュー35周年記念曲「北海夫婦船」など全15曲を歌唱 [ディナーショー]

鳥羽一郎 = 写真・下 = が2016年12月25日、大阪・梅田のホテルグランヴィア大阪で「クリスマスディナーショー2016」を開いた、代表曲の「兄弟船」をオープニングとエンディングで歌い、「海の匂いのお母さん」や、デビュー35周年記念となる新曲「北海夫婦船」なども含めて全15曲を歌った。ゲストには山口みさと(エイフォース)とTomo_Yoの女性歌手が出演した。

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 「こんばんは メリークリスマスです」。
 鳥羽特有のはにかんだあいさつの後、白のシャツにベストといった姿で椅子に腰かけて聴かせたのは、ギターを弾きながらの「兄弟船」。鳥羽と言えば「兄弟船」ともされるほどの誰もが知るデビュー曲である。これに次いでの「ハマナスの眠り唄」は、ピアノの演奏だけで歌った。

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 カバー曲もふんだんに聴かせてくれた。
 中でも数多く揃えたのが鳥羽の師匠でもある作曲家船村徹作品の「別れの一本杉」「おんなの宿」「都の雨に」。いずれも彼のお気に入りの選曲で、とりわけ「都の雨に」は「こんな歌こそ紅白で聴きたい歌」というほど。

 鳥羽は1曲1曲を「聴いてください」と歌唱曲を紹介する。
 「北の鷗唄」で始まった2部は、オリジナル曲が中心の構成。この歌を歌うと母親の姿が目に浮かぶと、鳥羽が話す「海の匂いのお母さん」を歌うと、観客からは「良かったよ」「男前」などの掛け声が飛んでいた。

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 デビュー曲「兄弟船」を出した1982年から数えて、2017年8月でデビー35周年を迎える彼は、この日はその記念局の第一弾「北海夫婦船」を披露した。

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山口みさと
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Tomo_Yo

 ゲストも熱唱した。そ1人、山口みさとは、着物モデルから歌手に転身して2年中国地区を中心に活動をしているが、神戸など関西にもたくさんのファンを持つ。
この日は「夜の岩国空港」「夢・情酒」のオリジナル曲と「雪椿」「風雪流れ旅」などのカバー曲も歌った。


[鳥羽一郎 オフィシャルサイト]
http://www.tobaichiro.net/
[鳥羽一郎 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/toba/whats.html



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チョン・テフ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  心に残り、心に響く歌を歌い続けたい 堺のホテル・アゴーラ リージェンシー堺でディナーショー [ディナーショー]

チョン・テフが2016年を締めくくるディナーショーを12月24日、大阪府堺市のホテル・アゴーラ リージェンシー堺で開いた。デビュー曲の「サソリの涙」から最新曲の「愛の銀河」まで、オリジナル曲とカバー曲を合わせて全16曲を歌い、最後に集まった人たちに向けて「心に残り、心に響く歌を歌い続けて行きます」と語りかけていた。

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 オープニングは「サソリの涙」。2013年の日本におけるメジャーデビュー曲である。続いて前作のカップリング曲「ゆずれない愛」を歌たところで、4人の男性バックダンサーが入って「そんなヒロシが好きでした」「夜の踊り子」とカップリング曲を続けた。

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 メジャーデビューは3年前だった。その間に4枚のシングルを出し、今年10月26日には初のアルバムを出している。順調とも思えるそれに「ファンの皆さんの応援の力があったからです」と、テフは頭を下げる。そんな姿がファンを1人ふたりと増やしてきた。テーブルからは、次々と声援がかけられる。LEDの装飾ライトも揺れていた。

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 ディナーショーだけあって、衣装替えもいつもよりも多い。韓国の民族衣装をデザインしたものに着替えて現れると「釜山港へ帰れ」「カスマプゲ」など、懐かしい母国の歌を聴かせた。
 今度は黒のスーツに着替えてクリスマスソングでイブの雰囲気を高めた。オリジナル曲からは「別れのエアポート」「東京メランコリー」で、さらにムードを盛り上げる。

 10月には北海道で仕事をしている。ここで例年より早い初雪と大雪に驚き、翌月には東京でも初雪を体験している。
 このように毎日、全国各地を飛び回る彼は、今、47都道府県を完全踏破を目指している。2月にはそれも達成出来そうだといい、1月には沖縄県へも行く。
 そして彼の誕生日である1月13日には、大阪・桜川のライブレストラン、フラミンゴ・ジ・アル―シャでバースディーパーティー・ライブを開くことになっている。

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 テフは、この日のディナーショーで「今年は幸せな1年でした」と、今年を締めくくる報告をすると、ショーもいよいよクライマックスである。ラストソング「愛の銀河」のタイトルを告げると、客席からは<朝までやって~>とアンコールの声がかかった。
 それに応えるかのようにファーストアルバムだけに収録され、彼が作曲したオリジナル曲「めぐり逢えたら」と、メジャー第2弾の作品「ガラスの蟻地獄」を歌って2016年の幕を閉じた。


[チョン・テフ オフィシャルサイト]
http://jungtaehu.com/
[チョン・テフ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/jung-taehu.html





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渡辺要(日本クラウン) 大阪・新阪急ホテルで歌仲間とランチショー 約3年ぶりの新曲「母は今でもこころの港」を披露 [ディナーショー]

渡辺要が2016年12月24日、大阪・梅田の新阪急ホテルで、2日前に発売したばかりの新曲「母は今でも心の港」を披露した「歌謡フェスティバル クリスマスリスマスランチショー 2016」を開いた。40年近く前に亡くなっている実母をモチーフにした新曲は、聴いていファンも涙ぐむような母への強い思慕を歌っている。この日はみやま健二、緑川じゅん、松本恵美子、田代ゆうといった渡辺の歌仲間たちが共演し、最新曲などを歌った。

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新曲「母は今でも心の港」を披露する渡辺要

 「クリスマスイブにもかかわらず、家庭を見捨ててお越しいただきありがとうございます」
渡辺要の笑いを誘う、こんなあいさつで始まったランチショー。出演者1人ひとりが1曲ずつ自慢曲を歌ってみせた。

 渡辺が12月21日に出したばかりの新曲「母は今でも心の港」を歌うと、女性ファンのひとりは「私は親不幸ばかりしてきたから、歌を聴いていると目がウルウルしてきたわぁ」と、目頭を押さえていたほど。

 2年9ヶ月ぶりに出した、本人はもとよりファン待望のこの歌は、渡辺の亡き母への感謝の想いを描いたものである。讃岐・高松生まれの渡辺は、8人兄弟の末っ子で「要(渡辺要は本名)という名前もそこからきている」と渡辺自身が明かす。
 そんな訳でもないだろうが、ずっと親不孝をしてきたという。だから「この歌を歌うことで、少しでも親孝行出来るかなと思っている」と、渡辺はしんみりと話す。

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 歌では ♪ 浮世に揉まれ がんばりましたと〜 歌い、この日2曲目で前作の「王将物語」で渡辺は 、いつものことながら歌詞を〈日本一の演歌歌手になってやる〉に変え、来年デビュー25年目を迎える自身の強い意気込みを見せた。

 「素敵なメンバーに囲まれて歌います」と渡辺が最後に歌ったのは、得意の「大間崎料漁歌」だった。

■歌仲間も熱唱

 渡辺の歌仲間たちのトップバッターは、彼を兄貴と慕うみやま健二。今年8月に出した新曲「浜撫子」「泪橋」。目下、全国キャンペーンを行っている最中だという。

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みやま健二
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松本恵美子

 ファンの皆さんのアイドルになりますという松本恵美子は2017年3月に出す源氏物語をテーマにした新曲「瀬田川の宿」を出すが、この日歌ったのは「桂川恋歌」をはじめ2曲。

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田代ゆう
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緑川じゅん

 また田代ゆう、緑川じゅんも最新曲などを披露した。


[渡辺要 オフィシャルサイト]
http://www.kaname8739.com/about_2.htm
[渡辺要 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/watanabe/whats.html




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浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  大阪でクリスマスディナーショー 間近に迫る25周年に向けて意欲を示す [ディナーショー]

浅田あつこが2016年12月20日、大阪・梅田のホテルモントレ大阪でクリスマスディナーショーを開いた。ファンなど200余人が集まる中、和服からドレス、ジュリアナ東京風にロングヘアーにスーツ姿へのコスプレなど、鮮やかな衣装替えを楽しませる<あっちゃん>ならではの演出に、客席は大きな歓声や拍手に交じって、踊り出す人たちも現れるほどの賑わいだった。

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 赤い柄の着物で ♪ お~い お~い ~ と「鯨(いさな)の浜唄」の歌詞にある呼び声で登場した浅田。来年1月で45歳になるが、デビュー当時のキャッチフレーズ「なにわの妖精」は一向に変わりがない。3年後にはデビュー25年を迎える。オープニングのこの歌に続いて新曲「雪花」。雪国を舞台に切ない別れを歌った。
 さらに「恋待花」まで4曲を歌うと、今度は赤い衣装にチェンジ。引き続いて「先に惚れたら損をする」までオリジナル曲が並ぶ。

 この楽曲はデビュー15周年記念企画作品として出されたアルバムに収録されているが、彼女の歌にはどうもユニークで妙なタイトルが多い。河内女の気さくな性格がそうさせているのかもしれないが、これもそのひとつである。

 屈強な外人男性2人に両側をガードされて会場中央のステージで、今度は黒のドレスで歌ったのがカバー曲「オールウェイズラブユー」。映画「ボディーガード」に似せて、男性に抱えられて会場中央のミニステージから、メインステージまで移動する一幕も見せるなど、見せ場もたっぷりと用意して観客を楽しませていた。

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 ここで韓国で買ってきたというロングジャケットなどジュリアナ東京風の衣装に着替えて、中央ステージをお立ち台にして「ジュリアナ東京」「あゝ無情」「六本木心中」「北酒場」を歌って踊る。こうなると観客も大喜びで、写真を撮りに駆け寄るファンや踊り出す人たちと、場内は大盛り上がりであった。

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 ショーもいよいよクライマックスである。
 オリジナル曲3曲を立て続けに聴かせた。
 まずは新曲「雪花」のカップリング曲「私の彼は河内男(かわちもん)」。麻丘めぐみの「私の彼は左きき」のオマージュのような作品だが、楽しめる河内ものシリーズの1曲。

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 「想い花」は浅田のデビュー曲である。「この歌がなければ、今の作品がなかった大事な楽曲です」と2コーラスを歌った。最後はやはり新曲の「雪花」で閉めた。
 浅田は「25周年が間もなくやって来ますが、これからも地に足を着けてがんばります」と、次の節目に向けての意欲を示すとともに、集まった人たちへの感謝の意を示した。

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 ラストソングに用意したのは「ありがとう」。客席を回って、1人ひとりと握手して再会を誓っていた。


[浅田あつこ オフィシャルサイト]
http://www.anchi.tv/top.html
[浅田あつこ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/asada.html




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木下結子(日本クラウン)  デビュー33年目のクリスマスディナーショー 20曲余を歌った 海外からのファンも交えて 大阪・太閤園 [ディナーショー]

◆「メリークリスマス ! 今年もやって来ました」。毎年恒例の木下結子クリスマスディナーショーが2016年12月19日、大阪市都島区の太閤園で開かれた。最新曲の「愛は海」をはじめオリジナル曲の数々やカバー曲など全23曲を披露するとともに、デビュー33年目の彼女を、歌謡界へと押し出すきっかけを作り、先頃亡くなったばかりの大阪府泉佐野市のCDショップ、ミズキ演歌堂の信達谷紘さんを悼み、さらに「来年も今年以上に飛躍できる年にしたい」と集まったファンに誓っていた。

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 木下結子にとって毎年の太閤園でのクリスマスディナーショーは、ファンへの「1年間のお礼」といった位置づけ。デビュー曲から最新曲まで、さらには日頃は聴けないカバー曲までを揃えて、ファンも大満足。
 1部は「星降る街角」から「百万本のバラ」までカバー曲を中心に、2部はオリジナル曲といった構成。木下は「歌が大好きで、中学時代からずっとオーディションを受けて歌ってきました」といい、カバー曲の1曲として選んだ「やっぱ好きやねん」も、やはり大阪の女ならでは-を感じさせるような表現。

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 2部は「いとしいあんちくしょう」「盛岡ロマンス」「ウヰスキー」に続いて、「飛べないアヒル」「半月生」など人気のあるカップリング曲を歌った。デビューは1983(昭和59)年の木下。日本コロムビアから出した「放されて」がデビュー曲だった。この日はそれと「ノラ」、最新曲の「愛は海」の3曲をクライマックスの目玉として聴かせた。

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 33年前に彼女を歌の世界へと押し出したのは地元、泉佐野市内にあるレコード店の経営者であった故・信達谷さんだった。「歌手にならへんか、と声を掛けてくれたんです。東京へ出てからも、あの時があったからや、と良く思ったものでした」
 その信達谷さんが入退院を繰り返す闘病生活の末に先頃、亡くなった。今でも「掛けてくれたあの声が蘇ってくるし、声をかけてもらっていなかった今頃、どうしていたやろう思います」という。

 24歳でデビューした木下は、その頃のキャンペーンなどのエピソードを交えながら、当時を振り返った。美空ひばりが出演する刑事ドラマでは、クラブ歌手として顔を出している。その美空が歌った「裏窓」もカバーした。

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 テビュー当時、24歳だった彼女も2020年には還暦を迎える。「お疲れさまコンサートもやってみたい」と、次の目標へと意欲を見せていた。
 最後に木下は「今年も皆さんに可愛がってもらいありがとうございました。2017年もまた、いい話ができるようにがんばります」と話した。


[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kinoshita/whats.html






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水森英夫ファミリーサマーディナーショー、若手のMIZMOから人気の山内惠介、迫力の池田輝郎、ベテラン多岐川舞子などファミリー8組が大阪で歌った [ディナーショー]

◆ファミリーが集うのは新年会か忘年会ぐらいという水森英夫ファミリーの歌手たち。今年も山内惠介多岐川舞子池田輝郎野村未奈など8組が出演したサマーディナーショーが、2015年7月19日、大阪・中之島のリーガロイヤルNCBに250人のファンを集めて開かれた。8月9日には東京でも開かれる。

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サマーディナーショー(大阪)に出演した水森英夫ファミリー


 出演したのはMIZMO(MMJレコーズ)出光仁美(日本コロムビア)野村未奈(日本クラウン)美山京子(日本クラウン)白川ゆう子(日本クラウン)池田輝郎(キングレコード)山内惠介(ビクターミュージックエンタテインメント)多岐川舞子(日本コロムビア)

 オープニングに先がけて全員が揃って会見をして意気込みを話した。
 「身内で楽しくやれるイベント」(池田)「緊張なく歌えます」(多岐川)とファミリーイベントならでは良さを語ると、「いろんな勉強になります」(山内)「グレードアップするきっかけに」(野村)など、自らの刺激の場でもあるようだ。

踊りに楽器演奏も


 MIZMOは新メンバーに和歌山県出身の山西明音を加えて、オリジナルの「帯屋町ブルース」のほか鳥羽一郎の「兄弟船」をカバーするなどした。新加入の山西の両親も応援に駆け付けて声援を送っていた。3人三様の声で歌う<3D演歌>とも言われる彼女たち、先日は出演したテレビの歌番組で五木ひろしに声を掛けられて「自信につながりました」と、やや上気気味だった。

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MIZMOの3人

 阪神タイガースと何かと縁がある出光仁美は、好きな黒色と黄色が鮮やかな着物で登場。六甲おろしが挿入された「六甲の女」や新曲「見返り小町」を歌った。8月11日には京セラドーム球場で始球式をしますと告げると、ファンからは「練習しとけよ~」の声援が飛んでいた。

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出光仁美

 5歳から習っているという日舞を今年も披露した野村未奈は、池田輝郎の得意曲「無法松の一生」に合わせて、男っぽさを表現した踊りで歌を引き立てていた。彼女は今年7月から日本コロムビアから日本クラウンへ移籍。芸名もかつての三代目コロムビアローズを外して本名の野村未奈にしている。この日は新曲の「矢作川」や「恋して三河路」などを歌った。

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野村未奈

 神戸を中心に活動をする美山京子は今回が初出演。「垂水の人よ」「悲願花」などを歌った。「垂水の人よ」で水森英夫作品を手にした美山は、水森に「1年で1万枚を販売する」と豪語。見事約束を果たして、自身のライブで水森に歌を披露してもらったとエピソードを紹介。

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美山京子

 白川ゆう子は10代で山形から上京、ジャズシンガーとして歌い始め、演歌も27年間歌ってきたというベテラン。この日も歌った「置き手紙」で3年前に再デビュー。実力派の歌唱は聴く人を釘づけにし、カバーした「慕情」はまさに圧巻。「置き手紙」に続いて最新曲の「別れの理由」も歌った。

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白川ゆう子


たっぷりの聴き応え


 カップリング曲がメイン曲になったというムード歌謡曲「ひとりにしないで」が話題になっている池田輝郎は、54歳で水森英夫に見い出されてデビューして来年で10年になる。以来「人との出会いが人生を変える」と、人とのめぐり合いを大切にする。カップリングの「ひとり-」とメインのそれでは「こぶしを外して、ムード歌謡の色合いを濃くしている」など変化を加えている。
 カラオケでは女性も歌ってくれるというこの歌、11月には東京、大阪、博多でカラオケコンテストを開く。歌とコーラス、歌・コーラスの3部門で募集を始めている。この日は「ひとり-」と「男の意地」「港町しぐれ」などを歌った。

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池田輝郎

 今年の年末こそはNHKの紅白歌合戦に、と周囲の期待も大きいデビュー15年の山内惠介。自ら芝居の舞台にも立って主役を演じた「恋の手本」や「恋する街角」「風蓮湖」の人気の代表曲とともに、新曲「スポットライト」の4曲を歌った。最前列では黄色い声を張り上げる女性客も。新曲の「スポットライト」は「大ヒット曲になるようにがんばります」と話していた。9月17日にはNHK大阪ホールで「デビュー15周年記念リサイタル」を予定している。

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山内惠介

 デビュー27年目のベテラン多岐川舞子は8月26日に出す新曲「七尾しぐれ」を早くも披露するとともに、ラストで歌ったそのカップリング曲「噂の真相」ではサクソフォーンの演奏も見せ、集まった観客を楽しませていた。前日まで島根県松江市で仕事をしていた彼女は、一昨年に「出雲雨情」を出したが、一度も出雲へ行ったことがなかったが、今回初めて現地で歌うことが出来ました」と、この日は同曲も歌った。

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多岐川舞子

 約2時間半のイベントの最後、ステージに立った作曲家の水森英夫は来場客に「全員の歌を聴いていて、梅雨が明けたように感じた」とあいさつするとともに、出演者には「真摯の努力を続けていると、いつかはチャンスがやって来るし、チャンスが見えるようになります」と激励を送っていた。


「三井エージェンシー オフィシャルサイト」
http://www.mitsui-ag.com/
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木下結子(日本クラウン)  今年もクリスマスディナーショー 大阪・太閤園 来春発売の新曲「盛岡ロマンス」も披露 [ディナーショー]

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デビュー30年の集大成 クリスマスディナーショー 2014


木下結子3.jpg木下結子が、クリスマスイブ前夜の2014年12月23日、大阪市都島区の太閤園ガーデンホールで「クリスマスディナーショー 2014」を開き、集まったたくさんのファンはひと足早くクリスマス気分を味わっていた。木下はデビュー曲の「放されて」から来年2月4日に出す新曲「盛岡ロマンス」までのオリジナル曲とカバー曲の全18曲を歌った。











 歌謡曲から和製ポップスなど幅広いジャンルを高い歌唱力でカバーする木下さん。この日はデビュー曲の「放されて」や「ノラ」といった代表曲、最新曲の「いとしい あんちくしょう」をはじめ、「テネシーワルツ」「ダイアナ〜ルイジアナママ」などポピュラーからロックンロール、スキャットで聴かせる「トルコ行進曲」で魅了した。

 新たな代表曲へと期待を膨らませるのが、来年の立春にリリースする「盛岡ロマンス」だ。
 あこがれて都会にでた女性がふる里に戻り、そこで昔愛した人との再会を通して美しいふる里を再発見するというストーリー。作詞が高畠じゅん子さん、作曲は花岡優平さん、編曲は竜崎孝路さん。

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 「どうして盛岡が舞台なのかは、この曲がヒットしたときに明かします」と木下さんは含みをもたせた。
 その木下さんはデビューして9年間は東京を中心に活動し、今はふる里の大阪を拠点に移している。新曲が重なってきそうな30年の歌手人生である。

 最後に木下さんは「来年もお元気なみなさんとお会いしたいです。声が続く限りもう少しがんばります」と、来場したファンを1人ひとりと握手をして見送っていた。

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ミニスカート姿も披露した


[木下結子 オフィシャルサイト]
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[木下結子 日本クラウン]
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三井エージェンシー  大阪でも三井ファミリーのサマーディナーショー 山内惠介、池田輝郎など6組が新曲など披露 [ディナーショー]

◆音楽事務所の三井エージェンシーが、2014年8月23日、同事務所所属の山内惠介などの歌手6組8人が出演したサマーディナーショーを大阪市北区のNCBホールで開いた。毎年、東京、大阪、福岡で開いており、今年は昨年新加入した多岐川舞子と大阪初登場の女子3人組のMIZMOを加えて、より厚みを増した顔ぶれで、それぞれ新曲などを披露した。

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山内惠介

 MIZMO、三代目コロムビアローズ野村未奈、白川ゆう子、池田輝郎、多岐川舞子、山内惠介の6組が順に代表曲やカバー曲などを歌うとともに、それぞれが歌への熱い想いを語った。
 同事務所の若手看板歌手でもある山内は、柔道着に扮した三代目コロムビアローズ野村未奈の踊りに合わせて、美空ひばりの「柔」を披露する一幕のあり、集まったファンを喜ばせていた。

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三代目コロムビアローズ野村未奈

 ショーのラストは1人ひとりが最新曲を歌った。
 3年前に大阪で開かれた作曲家、水森英夫門下生を募集するオーディションを受けて採用されたMIZMO「帯屋町ブルース」を歌い、3人それぞれの特徴ある声で歌う<3D演歌>と呼ばれる歌声を大阪で初めて披露した。
 今年デビュー11年目の三代目コロムビアロース野村未奈「矢作川」を歌って「大阪でもぜひコンサートを開きたい」と意気込みを語っていた。

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MIZMO

 やはり水森英夫門下生オーディションで再デビューを果たした白川ゆう子は、歌手生活30年のベテラン。2年ぶりのシングル「別れの理由」を歌い、実力の高さで観客をうならせていた。
 新曲「ネオン舟」が絶好調の池田輝郎は、53歳でデビューして8年目になる。「歌手をやってきて良かった。たくさんの人との出会いを得られました」と感慨深そうに語り、新曲がたくさんの人たちに歌ってもらえていることに感謝を示していた。

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白川ゆう子
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池田輝郎

 映画、芝居にと八面六臂の活躍を見せる山内惠介は、曽根崎心中に材を取った「恋の手本」を歌った。この日、会場に顔を見せた師匠の水森英夫の「花が開きそうになってきた」の言葉に笑みを見せていた。水森はさらに「紅白歌合戦はもちろんだが、むしろ私が大好きな黒柳徹子さんの番組『徹子の部屋』に出演してほしい」と語って山内を激励していた。

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多岐川舞子

 今年デビュー26年で、昨年三井エージェンシーに新たに加わった多岐川舞子は、9月3日に出す予定の新曲「霧の城」を早くも披露した。雲海で有名な丹波・竹田城をモチーフに歌っている。水森からは「低迷した時期もありましたが、一生懸命に歌っています」と、ベテランの存在をアピールしていた。


[三井エージェンシー オフィシャルサイト]
http://www.mitsui-ag.com/






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パク・ジュニョン(キングレコード) 釜山キャンペーンツアー 日本からJG110人参加 47都道府県巡業キャンペーンPLUS ONE企画 [ディナーショー]

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韓国・釜山で開かれた「故郷ディナーショー IN 釜山」


パク1.jpgパク・ジュニョン(ジュニー)が、2014年3月20、21の両日、ファンと韓国・釜山を訪ねるツアーとディナーショー「故郷ディナーショー IN 釜山」を開いた。21日のディナーショーには日本から彼の応援団であるジュニョン・ガールズ(JG)たち110人が参加し、韓国からもジュニーの父親と兄をはじめ約20人が加わり、オリジナル曲「嘆きの雨」など歌とトークを楽しんだ。








ディナーショーであいさつするパク・ジュニョン

 日本全国47都道府県パク巡業キャンペーンの番外編として企画された今回のツアーは「ぼくが全国巡業キャンペーンで感じた想いを、故郷である釜山で感じてもらいたい」と企画された。
 日本からの一行は20日に釜山観光を楽しみ、21日に釜山市内のホテルで開かれたディナーショーに参加した。

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釜山観光を楽しむシ゜ュニー

 ジュニーは「嘆きの雨」などオリジナル曲を歌うとともに、父親が好きだという「窓の外の女」(チョー・ヨンピル)の歌をプレゼント。
 日本でデビューして2年目の彼は「父親と兄にステージを見てもらいたい」と、ずっと夢を抱き続けてきた。それが今回叶って「(日本の)みなさんがぼくの夢をかなえてくださいました」と、集まった人たちに深々と頭を下げた。

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ジュニョン・ガールズたちに囲まれたジュニー

 それを受けて父親は「1人で日本でやって行けるのか心配していましたが、もう心配しなくてもいいんだね」と、胸を撫で下ろしていた。

 夢をまた一つ叶えたジュニーは「次の夢は今日は出席出来なかったオモニ(母)にステージを見てもらいたい、出したばかりのアルバムを捧げたいです」と話していた。


[パク・ジュニョン オフィシャルサイト]
http://www.go-go-juny.com/
[パク・ジュニョン キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=43971




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パク・ジュニョン(キングレコード)  韓流演歌フェスティバルで初の韓国歌手3人で共演 初アルバムも紹介 [ディナーショー]

◆韓国・釜山出身でデビュー2年目のパク・ジュニョンが、2014年2月24日、大阪市北区の大阪新阪急ホテルで、同じ韓国出身の歌手のチョン・テフ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)、シャ・オンシンの初顔合わせの3人で、ディナーショー「韓流演歌フェスティバル」を開いた。パクは「日本の演歌・歌謡曲をしっかりと歌えるように頑張りたい」と話した。3月12日に発売する初のアルバムも紹介。デビューからの楽曲と合わせて新たな書き下ろしされた4曲を加えて12曲(CDのみの青盤にはボーナストラック1曲が加わっている)が収録され、DVD付きの赤盤の2タイプが発売される。


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パク・ジュニョン(ジュニー)


 チョン・テフ、シャ・オンシンに続いてパク・ジュニョン(ジュニー)がステージに登場すると、ステージ前に陣取って彼を応援するジュニー・ガールズからは、<ジュニー ~ ><かっこいい ~ >と、いつも通りの黄色い声で大声援が飛んでいた。

 ジュニーはこの日初めて会ったチョン・テフから最新曲「サソリの涙」のCDをプレゼントされ大喜び。もちろん共演も初めてだったが「開演前に話しをさせて頂きましたが、お兄さんのように心の温かい方でした」とジュニー。
 早速2人で韓国出身の大先輩歌手、チョー・ヨンピルの大ヒット曲「釜山港へ帰れ」をデュエットした。

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チョン・テフとデュエットするジュニー(右)

 ジュニーはこの日、デビュー曲の「愛・ケセラセラ」や最新曲の「嘆きの雨」などを歌った。すでにシングルを3枚リリースしているが、アルバムを出すのは今回が初めて。DVD付きの赤盤とCDのみの青盤(ボーナストラック入り)の2タイプのアルバム「嘆きの雨」がそれ。

 ボーナストラックとして収録した小金沢昇司が歌う「オモニ ~ 母へ ~ 」を披露した。客席を回ってファンと握手しながらデビュー2曲目の「チャラ」を歌うと、ジュニョン・ガールズたちは立ちあがってダンス。相変わらずの熱烈応援ぶりを見せてくれていた。


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チョン・テフ(上)とシャ・オンシン

 一方チョン・テフは、6月4日には新曲を日本と韓国で同時に発売するといい、メジャーデビュー曲で最新曲の「サソリの涙」などを披露した。
 シャ・オンシンは、華やかな民族衣装のチマチョゴリ姿で登場。日本でデビューして15年という。「いのちの花」「潮騒星の宿」などを歌った。

 関西は第2のふる里ともいいファンも数多いジュニーは、終演後のCD即売会ではカメラを持ったジュニョンガールズたちに囲まれていた。
 インタビューに応えた彼は、3月発売のファーストアルバム「嘆きの雨」について「デビュー曲からのオリジナル曲と、浜圭介先生の新たな楽曲4曲、それに僕の声に合った演歌のカバー曲も2曲が収録されています。出来あがったCDを聴いてみるとデビュー当時と歌い方が変わっているのに気が付きました」などと話した。

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CD即売会でファンに囲まれるジュニー

 歌唱にも変化が見られるという。
 「どの歌も力が抜けていますね。デビューした当初は力いっぱい歌っていたようですが、3枚目のシングルを出したあたりからですが、最近は少し余裕を持って歌えるようになってきました。このアルバムで新たな気持ちで頑張ります」


 ジュニーは、3月2日、大阪・上六の新歌舞伎座で開かれる第18回歌謡フェスティバル2014&カラオケ決勝大会にも出演することになっている。





[パク・ジュニョン オフィシャルサイト]
http://www.go-go-juny.com/Information.html
[パク・ジュニョン キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=43971





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パク・ジュニョン(キングレコード)  山本譲二とジョイントディナーショー 「嘆きの雨」など熱唱  山本の弾き語りでジュニーが「石狩挽歌」も 250人がジョージ、ジュニーコール 新阪急ホテル [ディナーショー]

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山本譲二とパク・ジュニョン2人のディナーショー(新阪急ホテル)


山本譲二(テイチクエンタテインメント)とパク・ジュニョンの師弟コンビによるディナーショーが、2013年11月5日、大阪・梅田の新阪急ホテルで開かれ、昨年を上回る250人が詰めかけた。メインの<ジョージコール>を打ち消すかのように、最前列に陣取ったジュニョンの女子応援隊・ジュニョンガールズによる「ジュニー ~ !」の大きな声援が会場に響き渡った。

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 ふたりによるディナーショーは今年で2回目。会場のホテルでは直前に飲食店でのメニュー<偽装>騒動後初めてのディナーショーだったが、前年を上回る250人のファンたちが集まった。とりわけジュニョンガールズは前回を上回るパワーを発揮して、色とりどりのLEDライトなどを振ってお目当てのパク・ジュニョンと山本譲二に声援を送っていた。

 オープニングはジュニーの前作「チャラ」。
 「こんばんは~。お会いできて光栄です。楽しんでくださ~い!」と呼びかけると、会場からは<ジュニ~!、イェ~ッ !>と一斉に大声援が飛び交う。
ジュニーが「きょうの特別ゲストのボクのアボジ山本譲二さんです」とおどけて見せると、会場は笑いの渦。

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 ジュニーにとって山本は日本での歌手デビューのきっかけを作ったとともに、歌の師匠であり、所属事務所の社長でもある。
 山本はショーではそれらを度外視して<2人でひとつにする>ことに徹し、デビュー2年目の若いジュニーを引き立てる演出を随所に見せたていた。


パク4.jpg ジュニーはデビュー曲「愛ケ・セラセラ」、今年9月に出したばかりの新曲「嘆きの雨」といったオリジナル曲を歌うとともに、ジュニーの優しい性格を感じさせるようなスローバラード「ありのままでそばにいて」をピアノ伴奏で歌うと、会場からは愛しい人を見つめるような眼差しで<ジュニーコール>の連呼。
 さらに韓国ドラマ「イ・サン」のテーマソング「約束」と韓国では<歌手の王様>と呼ばれ、日本でも紅白歌合戦出場歴もあるチョー・ヨンピルの「窓の外の女」を韓国語で披露した。

 ショーでは愛弟子のジュニーを盛りたてる役に徹していたかのような山本だが、来年は歌手生活40年を迎える。ステージで大ヒット曲の「みちのくひとり旅」「旅の終わりはおまえ」を歌うと、客席からは大きな拍手が沸き起こり、ミリオンセラー歌手の面目躍如。
 さらにギターの弾き語りで「花染められて」「時は流れても」といった普段はあまり歌わなくなったという楽曲も2曲聴かせると、会場からは「ジョージ~!」の掛け声も。

 ジュニーが山本のギター伴奏で「石狩挽歌」を歌い、さらに「演歌兄弟」を2人で歌うなど、会場いっぱいに笑顔をふりまいて師弟のコンビネーションぶりをみせた。
 さらに最期に「愛・ケセラセラ」を山本とジュニーが一緒に歌って、ジョージ、ジュニーの大コールを背に、2人のディナーショーは幕を閉じた。

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ディナーショー終了後のパク・ジュニョンとの一問一答

― 去年に続いて山本譲二さんとのディナーを終えた印象は。
ジュニー 本番はリハーサル通りに進まなかったところもありましたが、ファンの皆さんに見守られて胸がいっぱいになりました。去年以上に皆さんが、アボジ(山本)とのジョイントに期待してもらっていたようで、コンビネーションの良さをどのように感じてもらえるかに力を入れました。

― 譲二さんとのジョイントはほかでも見られるのですか。
ジュニー 一緒のステージはほとんどありません。年に一度、大阪新阪急ホテルだけです。これからも毎年やりたいですね。あっ、そうそう、今年12月22日にはヒルトンホテル東京でも、初めてジョイントディナーショーを予定しています。



― 一緒にステージを務めて、どのようなところが勉強になりますか。
ジュニー いちから百まですべてですね。しゃべり方、動き、歌唱時の姿勢など、一つひとつが見逃せないことばかりです。普段は1人でキャンペーンをすることが多いので、独りよがりになりがちですが、こうして一緒にステージに上がることで、忘れかけていた大切なことを思い出させてくれます。

パク2.jpg― きょうは演歌のこぶしを回すところもありましたね。
ジュニー 冷やかされましたよ。他のライブでも演歌を歌うことはありますが、やはりアボジの歌とは全然違いますから(笑)。













[山本譲二 オフィシャルサイト]
http://go-go-george.com/
[パク・ジュラョン オフィシャルサイト]
http://www.go-go-juny.com/



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三山ひろし(日本クラウン) 大阪で初のディナーショー  石原詢子とジョイント 「男のうそ」など歌う [ディナーショー]

三山4.jpg◆新曲「男のうそ」が好調な売れ行きを見せているデビュー3年目の三山ひろしが、2012年12月25日、大阪市内の新阪急ホテルで大阪で初めてのクリスマスディナーショーを開いた。デビュー25年目の石原詢子(ソニーミュージック)とのジョイントで、三山はデビュー曲の「人恋酒場」から最新曲の「男のうそ」、さらには三波春夫の歌謡浪曲「元禄名槍譜俵星玄蕃」などを披露。「毎年、大阪でディナーショーが開けるように頑張ります」と話していた。









 オープニングは三山が真っ赤なジャケット姿でステージに上がって「人恋酒場」を歌い、「メリークリスマス ~ ビタミンボイスの三山ひろしです」とあいさつ。
 昨年出した2枚目のアルバム「歌い継ぐ!昭和の流行歌(はやりうた)Ⅱ」の収録曲「憧れのハワイ航路(岡晴夫)」や、前作の「女に生まれて」などを歌った。

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 石原は「きょうは演歌界の美男美女のディナーショーです」と、出身地の岐阜県にある淡墨桜を歌った「淡墨桜」(07年)を歌った後、三山と「ふたりの大阪」をデュエット。
 大先輩の石原とデュエットした三山は、石原に「ありがとうございました」と緊張気味に、頭を下げていた。

 この後、三山はまた、和服に着替えて三波春夫の歌謡浪曲「元禄名槍譜俵星玄蕃」を歌い上げた。
12月25日付のサウンドスキャン・ジャパンの週間チャートによると、三山の「男のうそ」は、前週に続いて3位をキープしており、来年の活躍が期待されている。


[三山ひろし オフィシャルサイト]
http://blog.oricon.co.jp/miyama-hiroshi/
[三山ひろし 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/miyama/whats.html






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塩乃華織(日本クラウン)  来年1月9日発売の新曲「ほっといてんかあんな阿呆」を披露  クリスマスディナーショー [ディナーショー]

塩乃1.jpg塩乃華織が、2012年12月18日、メジャーデビュー第2弾になる「ほっといてんかあんな阿呆」を、大阪市淀川区の新大阪ワシントンホテルで開かれた塩乃華織クリスマスディナーショーで、カップリング曲の「しあわせ招き猫」とともに披露した。新曲はもず唱平作詞、岡千秋作曲、池多孝春編曲。気丈な浪花女の恋話を歌った明るい楽曲で、塩乃は「この曲で新しい華織を見てもらえると思います」と、話していた。











 「ほっといてんかあんな阿呆」は、もず唱平が得意とする浪花演歌の極め付けで、沈みがちな今の世相を吹き飛ばさんばかりの力強い楽曲だ。岡千秋も『河内おとこ節』以来の元気演歌と賞賛するほどで、来年が明るい年になることを予感させるようであった。

 ステージに現れた塩乃は「日頃の感謝の気持ちを込めて精一杯歌います」と、いつもの着物姿とは打って変わって妖艶なドレス姿を見せ、インディーズ時代のオリジナル「失恋美人」やメジャーデビュー曲のカップリング曲「誘惑されて」のほか、石川さゆりの「ウィスキーがお好きでしょ」などを歌った。

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 後半は和服に着換えて「鳥取砂丘」「酒のやど」といった水森かおり、香西かおりの今、絶好調の2人の<かおり>先輩をカバーするとともに、前作でメジャーデビュー曲の「陽だまりの花」、新曲「ほっといてんかあんな阿呆」、そのカップリング曲「しあわせ招き猫」を歌った。


 塩乃は来年、新曲が発売される前からキャンペーンに入るといい、発売日翌日の1月10日には大阪・心斎橋のライブハウス「クラブ・ジャングル」で新曲発表会を開く。14日には大阪・キタのお初天神で、関西ゆかりの日本クラウンの歌手とともにヒットを祈願、新曲も歌う。


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 ディナーショーの会場にはもず唱平と日本クラウンの大喜田一人ディレクター、「しあわせ招き猫」を作曲した山本陣も出席した。もずは「塩乃は何でも歌える歌唱力があり、欠点も見当たりません。この素材をどう生かすかは、ディレクターやファンの皆さんの支えです」と話し、大喜田ディレクターは「ぜひ、この浪花物を大阪からヒットさせたい」と意気込みをみせた。

 初めて塩乃の作品を手がけた岡千秋は、録音による声のメッセージを寄せ「中村美律子の『河内おとこ節』以来の元気印の歌で、大阪が活気づく作品になりました。華織にとっては新たな一歩になるはずです」と、激励した。

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 最後にアンコールに応えて再度、「ほっといてんかあんな阿呆」を歌った塩乃は「インパクトの強い歌で、歌いこなせるか心配でした。今の力を精一杯ぶつけて、皆さんに元気を届けていきたいです」と、来年のがんばりを出席者全員に誓っていた。


[塩乃華織 オフィシャルブログ]
http://ameblo.jp/shionokaori/
[塩乃華織 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/shiono/whats.html








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パク・ジュニョン(キングレコード)  師匠の山本譲二(テイチクエンタテインメント)とのジョイントディナーショー    大阪新阪急ホテル [ディナーショー]

◆今年3月にキングレコードからデビューした韓国・釜山出身のパク・ジュニョンが、2012年11月5日、大阪市北区の大阪新阪急ホテルで、師匠で事務所の社長でもある山本譲二とのジョイントコンサートを開いた。山本とのジョイントはもちろんデビュー後の本格的なディナーショーも初めてというパクは、韓国では新人歌手では珍しいディナーショーの開催に「韓国の母に電話で報告します」と、喜びをにじませていた。

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初の師弟コンビによるジョイントディナーショーで歌う山本譲二(左)とパク・ジュニョン

 山本とパクのたくさんのファンが待ち構える中、2人がオープニング曲「浪漫~ROMAN~」を歌って現れると、観客の大きな歓声。この曲は、かつて山本譲二が木梨憲武s歌って話題になったものだが、この日は師弟子コンビのお披露目曲とになった。

 山本は冒頭から「来年はパクをテレビに出す年にしたい」と師匠らしく強い決意を語ると、パクも「日本を代表する歌手になって、日韓の文化の橋渡しになりたい」と応えていた。


熱唱するパク.jpg パクにとっては思いもよらぬジョイントディナーショー。しかも山本と同じ時間配分で、デビュー曲の「愛・ケセラセラ」、同カップリング「あやまち」など8曲を披露した。
客席最前列にはパクのファンがたくさん詰めかけて、「ジョニー!」の黄色い大声援を休みなく送り続けていた。

 「そして神戸」の2012年バージョンを歌って客席を回って、握手して歩き、ハグをすると、観客が立ちあがって大喜びする光景がたちらこちらに見られた。山本が作詞作曲したという「38度線」パクバージョンも歌い、ポップ調のアップテンポな韓国曲「無条件」を歌うと、観客の多くは絶好調。







熱唱するパク・ジュニョン

 パクは「(これだけ盛り上げてもらって)集まっていただいた皆さんに感謝するとともに、アボジ(山本)の人間性など、いい所だけを見習っていきたいと思います」と客席を笑わせていた。


エレキギター演奏て歌う山本.jpg 山本は、ヒット曲の「みちりくひとり旅」をはじめ、城之内早苗とデュエットする最新曲「渋谷川」を城之内の写真パネルと一緒に歌って見せて会場を沸かせていた。
 また11月21日に発売するという新曲「蓬莱橋」も、早々と披露していた。

 最後に2人は、当初エンディング曲に予定していた北島三郎の「まつり」を、パクのデビュー曲「愛・ケセラセラ」に急きょ変更。ペンライトを揺らしながらステージ近くに集まったファンと一緒に歌い、ショーの終わりを惜しんでいた。








エレキギターの演奏も見せてた山本

 ジョイントディナーショーを終えたパクは「新人にこのような機会を設けてもらって、胸がいっぱいで、また誇りでもあります。来年に向けて一生懸命に頑張ります」と、疲れも見せず丁寧に応えてくれた。

 また山本は「これがヒットしなければ歌手を諦めろと師匠の北島三郎から言われてがんばってヒットさせたのが『みちのく-』でした。それと比較してジュノン(パク)は素晴らしいアーティストです。彼がキャンペーンでCDが完売でした、と報告してくれるのがとてもうれしい。ジュノンは必ず売れます。応援して下さい」と、まるで兄か父親のようであった。

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ショー開始前の山本(右)とパク


[パク・ジュニョン オフィシャルウェブサイト]
http://www.go-go-juny.com/
[パク・ジュニョン キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=43971
[山本譲二 公式ウェブサイト]
http://go-go-george.com/





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