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原田波人、フォーク演歌の第1人者を目指す 皆んなに歌ってほしい「万燈籠」 [インタビュー]

フォーク演歌という新しいジャンルを切り拓きたいーー。デビュー3年目の原田波人が(日本クラウン)が大きな夢を抱いている。2022年1月にポップスでデビューして4枚のシングルを出してきたが、24年3月6日にリリースした5枚目のシングル「万燈籠」は、これを作曲した大谷明裕がフォーク演歌と呼ぶほどに、ガラッと趣きを変えている。確立されたジャンルではないというが、原田は「心に寄り添ってくれて、情景が浮かんでくるような曲調の楽曲を歌っていきたい」と、話す。

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写真・デビュー3年目の原田波人


 奈良の春日大社で年2回行われる神事の万燈籠。ここへ2人が一緒に来て愛を誓ったのに、今はその貴方もいない。1人じゃ、とても生きてはいけないーー。そんな女性の切なさを歌う。
 演歌である。NHKのど自慢で長山洋子の「蜩」を歌ってグランドチャンピオン大会へ進み、それが歌手への道へとつながった。

 それだけに演歌は大好きである。今年の初めに歌詞をもらって、大谷のギターに合わせて歌唱レッスンを受けた。こぶしを回して久しぶりに歌う演歌は気持ちが良かった。
 ところが大谷は「抑揚をつけないで、軽く歌ってほしい」と注文を付けた。

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 この時初めて大谷の口から〈フォーク演歌〉という言葉を耳にした。大谷は先ごろ亡くなった小金沢昇司に、彼の代表曲となった「ありがとう…感謝」「願・一条戻り橋」などを提供している。原田は「明るい曲調ではないが、人の心に寄り添える」こうした大谷の楽曲が以前から好きだったという。

 デビュー以来ポップスを歌ってきた原田に、ファンの多くは、演歌を歌ってほしい、といった要望を送り続けてきた。もちろんそれは原田の希望でもあった。ディレクターにそれを伝えて、大谷が作曲する事が実現した。

 大谷がフォーク演歌と呼ぶそれは決して確立されたジャンルではない。歌う歌手も小金沢昇司など数えるほどしかいないという。
 しかし世の中では今、昭和歌謡がたくさんの人に支持されているように、人の心に優しい歌が求められている。原田はこのジャンルで第1人者になろうとしているのである。
 「フォーク演歌なら、また女歌なら原田波人と言われるように、このジャンルを切り拓いていきたい」と抱負を語る。


動画・優しくどこか懐かしい曲調です

 デビュー3年目である。「万燈籠」を出してから若いファンも増えてきた。今回の関西キャンペーンでも老若男女、たくさんの人たちが応援に集まったという。
 「原田波人の名前を知ってもらうことはもちろんですが、それ以上に曲を知ってもらってカラオケでたくさん歌ってもらうなど、曲が1人歩きしてくれると嬉しいですね」
 そのためにも全国各地で歌っていけるようにしたいと意気込む。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[原田波人 オフィシャルサイト]
https://p-aurora.co.jp/artist/haradanamito/
[原田波人 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/harada-namito/news?ima=1824&ct=ryuko








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木下結子、歌ごえスタジオかわぐちでミニライブ [ライブ]

◆歌手川口哲也が経営するカラオケ喫茶店、歌ごえスタジオかわぐち(大阪府八尾市本町7)で2024年3月17日、木下結子のライブが行われた。毎月、同店恒例の川口哲也のパーティーのゲストとして出演したもので、「百滝桜」など5曲を歌った。

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写真・オープニングで「放されて」を歌う木下結子


 一般参加のカラオケや川口哲也のライブをはさんでの木下結子のライブは、まずは40年前のデビュー曲「放されて」からスタートした。
 同じ在阪の歌手である木下と川口は「もう何十年も前のこと、オケイチャンこと松山恵子さんが川口さんのコンサートにゲスト出演された時にお世話になったのが最初でした」という。

 「放されて」は放された大阪女がその悲しさを大阪弁で歌う。それに続いて歌ったのが「泣いてもええやろ」
 ホリデージャパン移籍第1弾であるこれは、デビュー曲の続編で、我慢していた涙で大阪湾をいっぱいにさせるーといったブルース調の歌謡曲。

 このほか「ノラ」「ウヰスキー」といった人気の代表曲を聴かせて、最新曲「百滝桜」も歌った。

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写真・川口哲也(左)と木下結子

 大阪・和泉市若樫町に実存する老木に、毎年春になると花を咲かせる百滝桜に自分の歌手人生を重ねている木下。

「人の手による支えと見守られ続ける愛情がなければ満開の桜を見ることはないかもしれないように、私の歌人生もそうして見守られ支えられここまで来られたと思うし、散り際まで唄えていけると幸せと思う」

 このように話して、満場の観客を自身の歌世界に引き込んでいた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[歌ごえスタジオかわぐち]
http://kawaguchi-tetsuya.com/index.html








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蒼彦太、ファンの励ましがはげみに 「浮世がらす」で歌手として生きる強い意気込み

◆多くの歌手にとってコロナ騒動の3年余の期間は、仕事もなく暗黒のような時期であったという。大阪発流行歌ライブに13年ぶりに出演した歌手、蒼彦太(徳間ジャパンコミュニケーションズ)もその1人であった。「このままで歌手を続けていけるのだろうか」。不安な毎日が続いたという。それを助けてくれたのは、ファンから届いた温かいメッセージであった。去年出した新曲「浮世がらす」では、歌手として生きて行く強い意気込みを感じさせている。

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写真・蒼彦太


 演歌歌手を目指し始めたのは中学のころ。テレビで氷川きよしを見て衝撃を受けたという。香川県内の高校を卒業して上京し、伊戸のりお・円香乃に師事している。テレビの新人歌手オーディション番組で優勝し、翌2011年3月、22歳の時に「カラオケ流し」でデビューした。

 出身がうどんで有名な香川県(うどん県)とあって、デビュー前には創業が香川・高松市のなまるうどん(本社・東京都)で働いていたことがある。
 大阪でのデビューのお披露目は、同市内のはなまるうどんのチェーン店で行ったほど。

 新曲「浮世がらす」は11枚目のシングルである。デビューからほぼ1年に1枚の割でシングルを発売しており、コロナの期間中にも3枚を出している。
 しかしコロナは歌手活動を停滞させた。

 「大阪は好きなんですが、来ることが出来ませんでした。流行歌ライブにも呼んでもらえなかったし(笑)」
 不安ばかりが募っていたようである。ところがこの間、彼を励ましてくれたのがファンから寄せられた葉書やメールだったという。

 「温かい応援のメッセージを読んでいると、歌手を辞めないでもう少し頑張ってみよう、と思えるようになったんです」と蒼。

 デビュー間もない頃、大阪でキャンペーンをした時のことを今でも鮮明に彼は覚えている。

 「訪ねた先で〈歌手を辞めないでね〉と言われた事があるんです。デビューしたばかりなのに、辞めるわけなんかないのに変な事をいう人だと思ったんです。その方はすでに亡くなられていますが、悩んでいたコロナ期にはその言葉がよみがって来て、歌手を続ける力になりました。皆さんから掛けられた声は、一生僕の中に残り続けます」

 去年10月に出した久仁京介作詞の「浮世がらす」(作曲・水森英夫)を、♪ 決めた道なら それで良し (中略) 俺はやりたい ことをやる 〜 と歌うように、蒼自身にとって「この歌は自分の歌い手人生と重なってくる作品なのです」と話している。

 13年ぶりに出演した24年3月13日に開かれた大阪発流行歌ライブではトリを務めたが、「13年前に出演した時はトップバッターで、歌うのに精一杯でした」と振り返っていた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[蒼彦太 オフィシャルサイト]
http://aoi-hicota.com/
[蒼彦太 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/aoi_hikota.html








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13年ぶりの蒼彦太ら男性歌手4人が出演  第317回大阪発流行歌ライブ [ライブ]

◆出演が13年ぶりという〈ヒコたん〉こと蒼彦太(徳間ジャパンコミュニケーションズ)と作曲家船村徹の門下生村木弾(日本コロムビア)21歳のルーキー原田波人(日本クラウン)苦節10年でメジャー入りを果たした三浦潤平(テイチクエンタテインメント)の4人による第317回大阪発流行歌ライブが2024年3月13日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。

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写真・勢揃いした4人の出演者


 22歳でデビューして35歳になったという蒼彦太。デビュー曲の「カラオケ流し」から去年10月に出した「浮世がらす」まで5曲を笑顔いっぱいに歌った。
 新曲の「浮世がらす」は、自分を信じて進んでいく、といった内容の楽曲で「自分の歌い手人生と重ねて歌っています」という。

 「歌手になることが出来たのは奇跡的で、そこで生きている自分を歌っている」(蒼)のが、この新曲なのである。

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写真・蒼彦太

 香川県の出身。小学生の頃はアイドルグループSPEED(スピード)に傾倒していたが、解散後は「目標を氷川きよしさんに変えた」といい、作・編曲家の伊戸のりおに師事して、夢の歌手デビューをつかんだ。
 今は「歌手は僕の天職だと思います」と、言い切る。


 村木弾はデビュー9年目。秋田から上京して就いた仕事の鳶職から、夢であった歌手を目指して作曲家船村徹の内弟子になった。
 16年に舟木一夫がプロデュースと作詞をして、船村が作曲した「ござる〜GOZARU〜」でデビューしている。この日は新曲「暴れ船」と共に、カップリングに収録した舟木の「夕笛」も歌っている。

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写真・村木弾

 「暴れ船」は、村木自身が「海を題材にした作品をずっと歌いたいと思っていた。ガッリとした演歌を希望したら『兄弟船』のような作品でいこうとなった」と、ド直球の演歌である。
 作詞は原文彦、作曲は徳久広司。

 この日はまた、先ごろ亡くなった〈兄貴〉と慕っていた冠二郎の「旅の終りに」も歌った。


 原田波人は21歳。大阪発流行歌ライブは初出演であった。小学3、4年の頃に祖父に連れられて、和歌山からBIG CATまで歌を聴きに来ていたという。その頃から「いずれはこのステージに立ちたいと、希望していた」とも。
 中学2年の時に出場したNHKのど自慢では、グランドチャンピオン大会まで勝ち進んでいる。

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写真・原田波人

 このNHKのど自慢で歌った「蜩」をこの日も歌うと同時に、「久しぶりの大阪での仕事で気合が入ります」と、新曲の「万燈籠」とカップリング曲「海風塔」も披露した。

 「万燈籠」は奈良・春日大社で年2回行われる、約3千基の燈籠に火を灯して諸願成就を祈願する神事を舞台に、会えない人への想いを募らせる恋歌。「感情移入しないでフォークソングのように歌う」と話していた。


 三浦潤平もまた、初主演であった。長くインディーズ歌手として活動していたが、22年にテイチク入りを果たして「心いくとせ」をリリースしている。
 これの作詞は岩井薫、作曲が田尾将実。過ぎ去った人を静かに思うバラード調の音楽に誘われるように、関西を中心に活動する彼を応援するファンも徐々に増えている。

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写真・三浦潤平

 カップリング曲の「日めくり」と共に新曲を歌った。どちらもスローテンポな楽曲で、じっくりと聴かせるタイプの楽曲である。

 この日はムード歌謡をメドレーで客席をラウンドして聴かせた。

 彼が特技とする乗り物の音を真似る特技も披露していた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








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北洋子、デビュー15周年を記念した歌祭り 豊中文化芸術ホール [イベント]

◆歌手北洋子デビュー15周年を記念した「ワルツ 桜歌祭り」を2024年3月12日、豊中市立文化芸術センター・小ホール(大阪府豊中市曽根東町)で開いた。自身のオンステージをはじめ一般参加のカラオケ発表会、さらにはゲスト歌手の歌唱で盛り上げた。ステージに立った北は「人の優しさに支えられて迎えた15周年でした。5年後の20周年には習いはじめたピアノの演奏で、弾き語りを交えてみたい」と話していた。

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写真・15年の想いを胸に歌う北洋子


 午前10時30分の開演から約6時間。カラオケと北沢麻衣などゲスト歌手の歌唱をはさんでの北洋子のオンステージでは、オリジナル曲2曲と自分の人生と重ねたカバー曲の計4曲を歌唱した。
 
 まずはデビュー曲のカップリング曲「あなたに贈る愛の詩」(バップ)から。これは「娘に子供が産まれたばかりの時に出した」という作品。その孫も今は15歳で、身長は180センチにもなっている。
 「反対に私は3センチ縮みました。今日は転ばないように、と言われました」と、時の移り変わりを感じさせていた。

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写真・司会の高橋征二さん(フリーアナウンサー)は北に朗読の指導もしている

 2曲目は美空ひばりの「裏窓」。シャンソンを習い始めた頃によく歌っていたという。
 もう1曲のカバー曲はペギー葉山の「歌ある限り」。♪ 涙でふりむけば いつもそこには歌があった 〜 で始まる歌詞が大好きだという北が、「この歌を歌うと、1番の理解者であった母を思い出します」といった懐かしい楽曲である。

 ラストは、今までに3枚のCDをリリースしたうちの2枚目のシングル「別れの終列車」(2012年、日本クラウン)。「国立文楽劇場で初めて歌ったのが記憶に残ります」という北の代表曲でもある。

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写真・ゲスト出演した北沢麻衣

 北の歌手デビューは2010年。初めてデビュー曲を人前で披露したのは地元兵庫県三田市の神社の祭りだった。「周りではたこ焼きを食べている人たちがいっぱいの中でのデビューでした」

 介護施設への慰問やカラオケ発表会のゲストなどでも歌い、キム・ヨンジャの新歌舞伎座コンサートでは4年連続5回のゲスト出演をしている。
 13年前からは作詞家の石山博康さんと共に、兵庫県川西市内にカラオケホールワルツを開設。歌唱レッスンも行う。

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写真・20周年にはピアノの弾き語りも披露したい

 15周年を迎え北は「4年前には病気をしましたが、歌と周りの皆さんの支えでそれも克服して、今日まで頑張って来られました。これからもずっと、大好きな歌い続けていきたいです」と抱負を話していた。

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プレミアム歌謡ショー 4月からの新司会者に幸田和也と渚月あかり サンテレビ [テレビ]

◆サンテレビ(神戸市)で毎週土曜日午前7時から放送されている音楽番組「プレミアム歌謡ショー」の司会者が2024年4月6日の放送から、幸田和也(ホリデージャパン)と渚月あかり(同)に代わる。その収録が3月11日、大阪市内のホテルで行われた。

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写真・新司会者の幸田和也(左)と渚月あかり


 幸田と渚月はホリデージャパン所属の歌手コンビ。この日、4月4週分の収録を終えた2人はホッと胸を撫で下ろした表情を見せていた。
 そのひとり幸田和也は、12年4月に「親父の漁場」でホリデージャパンから歌手デビュー。今年4月には3年ぶりの新曲「哀しみのシルエット」をリリースする。

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写真・新曲も披露する幸田和也

 番組にはゲスト歌手として過去2回出演した経験がある。
 東京に拠点を移して10年になる。新たに司会を務めるようになった事で「毎月、地元大阪へ帰ってくることができます」と、大阪での仕事も増やせそうだという。
 
 テレビ番組での司会経験はあるものの、地元という事もあって「懐かしい人たちにも会えて、まるで同窓会のようでもありました」と笑顔を見せていた。
 これからは「ゲストの方の良い面を引き出しながら、多くの歌い手さんが出演してみたいと思うような番組にして行きたい」と、抱負を話していた。

 
 一方の渚月あかりはテレビ番組の司会は初めてだが、今年1月からは札幌のFMラジオ局でパーソナリティを務めている。

 大学を卒業後、全国の地方自治体のテーマソングなどを歌っていたが、1993年にポリドールレコードから田中美妃の名前で「どうかしてるわ」で歌手デビューしている。
 これは元読売巨人軍の柳田真宏氏とのデュエット曲で、博水社の「ハイサワー」のCMソングとしてヒットした。

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写真・新曲「雪中歌」を歌う渚月あかり

 12年に出した「長良川かくれ藤」でホリデージャパンに移籍。去年8月に6枚目のシングル「雪中花」をリリースしている。

 父親の仕事で一時、大阪府池田市に住んでいた事もあるといい、大阪は懐かしい土地。「緊張して番組に臨みましたが、皆さん温かく支えてくださっています。これをご縁に大阪での仕事が増えるといいなぁ」と渚月。

 「演歌・歌謡曲に興味がない人にも見てもらえるように、出演者の魅力を存分に引き出して行きたいです」とも。
 モデルの経験もあり、オシャレには一際興味があるというだけに、出演者のファッションにも関心を寄せる。

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[プレミアム歌謡ショー]
制作 / アイ・プラス・プロダクツ(伊藤幸一)090(1159)0140








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松浦ゆみ、CD未収録の「モンシェリ」を初披露 歌謡フェスタ2024 [ライブ]

◆大阪・八尾のJOKホールで2024年3月10日に開かれた「ゴールデンライブ歌謡フェスタ2024」(主催・松山音楽事務所、ミヤコ瓢箪山店)に松浦ゆみら4人が出演。松浦はCD未収録の「モンシェリ」を初披露した。

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写真・松浦ゆみ


 松浦ゆみは代表曲の「裏窓」などと共に、最新曲「再び…愛のバラードを」のカップリング曲「女優」を作詞した槙映一と作・編曲の大月誠による楽曲「モンシェリ」(CD未収録)を初披露した。

 タイトルのモンシェリはフランス語のわたしの愛しい人ーという意味。♪ 生まれ変わっても貴方を愛するでしょう 〜 と歌うこれは、「シャンソンぽい歌謡曲です。いかがでしたでしょうか」と、問いかけていた。

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写真・ゴールデンライブ歌謡フェスタ2024の出演者たち

 このほかデビュー8年目の森川大輔は最新曲の「横浜アバンチュール」などを歌った。杉本ちずみ「真夜中の月 〜サイレンス 〜 」などを、松山ひろしは提供楽曲「香瀬のふるさと」を聴かせた。

※写真の無断使用はお断りします。






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4月から新たに「ライブ 懐かしのムード歌謡!」がスタート [ライブ]

◆ムードたっぷりな懐かしいムード歌謡を歌うライブが来月、大阪でスタートする。その名も「ライブ 懐かしのムード歌謡!」。2024年3月7日に放送されたFMちゃお(大阪府八尾市)の番組「川口哲也と歌仲間たち」で、その概要が明らかにされた。

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写真・ライブ第1回目の出演者のひとり、たくみ稜


 放送によるとライブの主催するのは「懐かしのムード歌謡実行委員会」。
 歌謡界では今、空前の昭和歌謡ブームである。そのジャンルの1つとして人気が再燃しているのが、ハワイアンやジャズ、ラテンなどの要素を取り入れ、戦後に誕生したのが日本独自のムード歌謡である、とされている。

 ライブは偶数月の第1日曜日に開催し、1回目は4月7日に行われる。毎回4人の歌手が出演して、カバー曲を含むムード歌謡曲とオリジナル最新曲を披露する。
 観覧者を対象にしたカラオケ歌唱も盛り込む。

 会場は八尾市本町7丁目の歌ごえスタジオかわぐち。入場料は4千円が予定されている。
 1回目の出演者はたくみ稜、木下結子、松浦ゆみ、三浦潤平の4人。司会は牛尾先生(旧・牛尾淳)。

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4月のゲストはキム・ランヒと渡辺要 演歌ジャックス4月放送 [テレビ]

◆奈良テレビ放送、J:COM関西・仙台などで放送中の演歌・歌謡曲の音楽番組「演歌ジャックス」の2024年4月放送分の収録が、2024年3月6日、大阪市内で行われた。ゲストは第1・2週がキム・ランヒ(ホリデージャパン)で、第3・4週には渡辺要(同)が出演する。キムは「望郷トラジ」「あんたの大阪」を、渡辺は「高松の女」を歌う。


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写真・キム・ランヒ(左)と渡辺要


 キム・ランヒは今年、デビュー31年目。去年、30周年記念曲としてリリースした「望郷トラジ」は韓国・ソウル生まれの彼女の自叙伝的な楽曲だという。
 これを歌っていると、すでに亡くなっている父母や事務所社長の顔も浮かんでくるようで、自然と感情が高まるという。
 レコーディングも2回歌っただけで終わっている。
 「1回目のレコーディング歌唱で目がウルウルしてきて、2回目で涙が流れてきました。そこで15分ほど休憩をもらって、歌い直しをしました」
 というほど。

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写真・キム・ランヒ

 感情が自分の中にこもらないように、たとえば「カンニングペーパーを見るのは平常心で歌うコツ」だという。
 トラジとは桔梗の花をいうが、韓国民謡の曲目でもある。これを作詞した作詞家のもず唱平は「長く歌って欲しい」と、キムに求めているという。
 本人も「長く歌ってロングセールスの作品に」と期待を寄せる。

 

■渡辺要は3週・4週のゲスト

 今年11月で80歳を迎える渡辺要が去年5月にリリースしたのが、出身地の香川県高松市を舞台に歌う「高松の女」。師匠であるもず唱平が作詞し、もずの盟友で作曲家の三山敏の遺作でもある。
 渡辺は「三山先生が亡くなられる前に頂いていた作品で、ホリデー2作目はどんな作品にするのか、と尋ねられた際に迷わずにこの作品を挙げました」と話した。

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写真・渡辺要

 この作品を発売するのと同時に、新曲のクリアファイルを制作している。そこには〈渡辺要は本気です!〉と書き込んで、新曲にかける意気込みの強さを示した。
 ♪ 生きる情けを教えてくれた 気持ちやさしい高松の女 〜 と歌う、この歌の主人公は一体誰なのか。
 就職で高松を離れる渡辺を見送ってくれた母親なのか。それとも初恋の人かー。

 
番組の注目ポイント

 「演歌ジャックス」の見どころの一つが趣向を凝らしたレギュラー出演者の衣装だろう。歌に合わせてアイデアが盛り込まれている。
 4月放送では、MARI & JACKSモンスターズが薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」を披露するが、セーラー服姿のMARIと、それを取り巻くヤクザのならず者たちはなかなかのもの。

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写真・セーラー服と機関銃の一場面
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写真・長生忠之の啖呵売

 昭和歌謡を歌い続けている長生忠之は、渥美清のモノマネで「啖呵売(たんかばい)」を聞かせる。小林旭の「自動車ショー歌」のカバーでは、スポーツカーを運転するドライバーを女優の藤川真千子と一緒に演じて見せる。
 青春歌謡の新曲「青春のアルバム」を歌う島幸作は、」、詰襟の学生服で登場する。


【レギュラー出演者と歌唱曲】
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MARI 「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」
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TAIKI「薔薇のほほえみ」
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島幸作(コーラス・伊勢智代)「青春のアルバム」
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平井一郎 「真知子」
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林田夏美「雪折れ竹」(カバー)
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Saori「花はただ咲く」 (カバー)
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MARI & JACKSモンスターズ「セーラー服と機関銃」
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長生忠之・藤川真千子「男はつらいよ」「東京だヨおっ母さん」「自動車ショー歌」(カバー)
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秀彦・聖子「東京シルエット」「あなたに夢を」
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青海涼「夢恋街」「夢の中で」
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高屋三佐江「命華」
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藤川真千子「狙いうち」(カバー)
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楠本佳生「青春想譜」(カバー)

【司会】
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小池史子
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ファンキー・コバ
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岩井都美子

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演歌ジャックスの放送日
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奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:大阪、兵庫、京都、和歌山)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日午後4時放送、毎週火曜日~金曜日 午後4時再放送
兵庫養父市CATV 毎日午後6時放送、毎日午後5時30分再放送
J:COM仙台 毎週火曜日 午前10時放送(放送エリア:仙台市泉区、宮城野区、若林区、富谷市、黒川郡、大川市)

[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/

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藤あや子・姿月あさと・浅香唯・三倉茉奈で「花盛り四人姉妹~吉野まほろば物語~」再々上演 新歌舞伎座開場65周年記念公演 [舞台公演]

新歌舞伎座開場65周年を記念した「花盛り四人姉妹~吉野まほろば物語~」が大阪・上六の新歌舞伎座で上演されている。奈良・吉野の、とある老舗旅館を舞台に4人姉妹が繰り広げる物語で、2018年以来の再々上演。前回同様に長女・秋乃は藤あや子が、四女・あやめは三倉茉奈が演じている。新たに次女・ふじ子には元宝塚歌劇団宙組初代トップスターの姿月(しづき)あさと、三女・梅子は3代目スケバン刑事などで知られる元アイドル女優で歌手の浅香唯が起用されている。17日まで。

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写真・花盛り四人姉妹~吉野まほろば物語~


 花盛り四人姉妹~吉野まほろば物語~は、14年に歌手の大月みやこ、香西かおり、神野美伽、田川寿美の4人で初演された。18年には藤あや子、石野真子、藤原紀香、三倉茉奈といった顔ぶれで上演されている。

 創業が明治時代という旅館を次女のふじ子が継いでいる。その実家で見つかった骨董品のお宝鑑定を巡って、カメラマンの夫を持つ長女、夫と旅行代理店を営む三女、それに四女らが里帰りしてくる。     
 寡婦で実家の旅館を継ぎ、薄いピンクの花を咲かせる霞桜を増やす夢を持つ次女を交えて話は意外な方向に展開する。

 そこに降って湧いたように4人それぞれの家庭騒動が巻き起こる。
 在阪の女優で歌手の吉野悦世(松竹)が山形弁の旅行客として出演している。

■楽しい毎日

 三倉と浅香は「緊張の毎日ですが、魅力的な人たちと一緒に演じられて、有り難く嬉しい毎日です」といい、姿月は「大阪出身でもあり、大阪弁でノビノビと楽しんで演じています」と笑顔を見せていた。
 浅香がその美しさに見惚れていますーーという藤は「新メンバーを交えて毎日楽しく過ごしています」と、長女役として落ち着いたところを見せていた。

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写真・花盛り四人姉妹~吉野まほろば物語~

■4人がオリジナル曲などを歌うフィナーレ

 グランドフィナーレでは4人が3曲づつ、オリジナル曲などを歌う。
 三倉茉奈は出演したテレビの朝ドラ「だんだん」で、妹の三倉佳奈と一緒に歌った「赤いスイートピー」などを歌うと、浅香唯はオリジナル曲「セシル」などを披露。
 姿月あさともジャスナンバーやオリジナル曲「夜明け」などを聴かせた。
 藤あや子は代表曲の「むらさき雨情」「雪 深深」と、去年12月に出したカバーアルバムの中から「見上げてごらん夜の星を」を歌った。

 ラストは衣装を4人が衣装を着物姿に戻して、舞台背景の吉野桜をバックにして「川の流れのように」を合唱した。


[新歌舞伎座 花盛り四人姉妹~吉野まほろば物語~]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20240303.html








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劇団はーとふるはんどの芝居とダンス・歌謡ショーに出演した尾本さん、大田さんがコメント [イベント]

劇団はーとふるはんど(東京都)による芝居「恋文」(監修石井ふく子、脚本さらだたまこ、演出宗田梁市・山辺ユリコ)と歌謡ショーが2024年2月17、18の両日、東京・日本橋の三越劇場で行われた。それに出演したFMはつかいち(広島県廿日市市)のパーソナリティ尾本喜代美さんとアナウンサーの大田典子さんからその時の模様を伝えるコメントが届いた。尾本さんの歌唱動画も公開された。

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写真・歌謡ショーで歌う尾本喜代美さん(赤いドレス)と大田典子さん(左)


 尾本さんと大田さんの2人は、これの第1部の芝居と第2部のダンスと歌謡ショーに出演した。
 第1部の芝居は、行方の分からなくなった夫に宛先の分からない手紙を書き続ける妻であったが、その恋文は投函される事なく彼女は亡くなってしまう。
 残された娘が父親を探すというストーリーで、尾本さんは旅人の役で出演した。

 尾本さんはその時の感想を「芝居の内容も俳優さんたちの演技も素晴らしく、皆さん涙を流して感動されていました。私たち2人も少しですがセリフをいただきました」とコメントした。

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写真・歌手の山口ひろみさん(右)歌唱講師の山崎なおえさん(左)も応援に駆けつけた
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写真・歌手の二見颯一さん(中央)も出演した

 第2部のダンスと歌謡ショーでは、2人がFMはつかいちで担当している番組「歌って ♪ 七コロン日 ノリ陽気 !」の公開放送を舞台で行うといったスタイルで進行。
 尾本さんはオリジナル曲「おひさま」を歌った。

 「私の歌『おひさま』を歌うところから始まりました。その後、番組でインタビューをするといった形で進めました」と尾本さん。

 その時の様子をYouTube動画で公開した大田さんは、「コロンちゃんの歌に合わせて。はーとふるはんどのメンバーの方たちと一緒に踊りました」とコメントしている。

 尾本さんは「広島で歌っている私にとっては考えられない夢のような出来事でした。皆さんに感謝しています」とも話している。








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カラオケ喫茶KM、客と開店20周年を祝う 原田ヒロシのミニライブも [イベント]

◆カラオケ喫茶スタジオKM(大阪市西淀川区御幣島2、平山和政代表)の開店20周年を祝う催しが2024年3月2日夜、同店で行われた。限定30人によるカラオケや歌手原田ヒロシ(ホリデージャパン)によるミニライブも行われた。

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写真・挨拶する平山マスターとママ


 この日集まったのは、事前に申し込みがあった店内いっぱいの30人。ママの平山冨ニ子さんは「たくさんの申し込みがありましたが、お断りした方もあるほどで、皆さんの20周年を祝って頂く気持ちに感謝しています」と話していた。

 冒頭、平山代表(マスター)とママが「存分に歌って楽しんでください」と挨拶。客からも「30周年を目指して頑張って」といった激励の言葉や、「あと10年は歌いますよ」など、元気な声が聴かれた。

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写真・開店20周年を迎えたカラオケ喫茶スタジオKM

 参加した人たちは代わる代わるに、昭和歌謡・演歌などの得意曲をフルコーラスで歌ってカラオケを楽しんでいた。
 平山マスターが美川憲一を真似た衣装姿で「さそり座の女」を歌う場面もあって、集まった人たちを喜ばせていた。


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写真・「さそり座の女」を歌うマスター
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写真・去年キャンペーンに訪れた入山アキ子の「一泊二日」を歌う女性

 カラオケコーナーを挟むように、原田ヒロシがオリジナル曲の「人情酒場」「夫婦の絆」「望郷津軽節」「秋時雨」などを歌った。

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写真・「相馬恋しや」を歌う原田ヒロシ

 ラストでは原田が、50年前に弟子入りした三味線の師匠、本條秀太郎仕込みの曲弾きを披露したり、14年前に発売した直後の東日本大震災で満足にキャンペーンも出来なかったという「相馬恋しや」を聴かせた。

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完売品続出、おいでませ山口館 阪急梅田店 ふぐのオイル漬けコンフィを購入 [イベント]

◆ 期間限定で2024年2月16日から開設されていた山口県のアンテナショップ「おいでませ山口館 阪急梅田店」の最終日である同27日、目当てのふぐのオイル漬けコンフィ=写真=を求めに出かけた。期間中の17日には、同県美祢市出身の歌手の入山アキ子も来店した。

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写真・27日で閉店したおいでませ山口館 阪急梅田店


 山口県と言えば爛熟した文化をもたらせた戦国大名大内義隆、中国地方を席巻した毛利元就、明治維新の原動力となった長州の志士たちの名前が挙がる。

 その山口(市)は24年1月、アメリカのニューヨーク・タイムズが発表した「24年に行くべき52カ所」に、日本からは唯一選ばれている。しかも北米、パリに次いで第3位に紹介されたという、今、話題の町なのである。

 臨時アンテナショップは山口県が、関西における特産品の認知度の向上と、新たな販路の開拓・拡大を図るために16日から阪急大阪梅田駅2階に開店していた。

 開店2日目の17日には、山口県の山口ふるさと大使を務め、最新曲「一泊二日」が好調な歌手の入山アキ子が、関西キャンペーンの途中に立ち寄っている。

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写真・入山アキ子を訪ねて来たファンと

 入山はここで土産品を買い物するとともに、来店を聞きつけてやって来たというファンたちと会話を楽しんでいた。

 山口県によると、期間中に販売されたのは県特産の250品目だったという。最終日のこの日は、すでに売り切れ商品が多く、棚がむき出しになったコーナーも目立っていた。


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写真・ふぐのオイル漬けコンフィ

 17日に同行した際には購入しなかったが、ずっと気になっていた品があった。同下関市の田中醤油醸造場製造の「ふぐのオイル漬けコンフィ」(1,080円)なのである。

 完売品が多い中で幸いにも。これは残っていた。迷わず1瓶を購入して帰った。食パンアレンジ「しげちゃんキッチン」で使うつもりである。


【コンフィとは】









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五木・三山・市川らが三波春夫メモリアルコンサート 新歌舞伎座で生誕100年特別企画 [舞台公演]

◆長編歌謡浪曲と呼ばれる歌謡曲のジャンルを築き上げた歌手三波春夫が亡くなって23年が経つ。その生誕百年を記念したメモリアルコンサートが2024年2月26日、大阪・新歌舞伎座て行われた。三波春夫を歌い継ぐ五木ひろし、三山ひろし、市川由紀乃、辰巳ゆうと、東京力車の5組の歌手が三波との思い出を語るトークと、代表曲の「元禄名槍譜 俵星玄蕃」などを歌って会場を沸かせた。

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写真・三波春夫生誕百年を記念したメモリアルコンサートのチラシ

 2部構成で行われたコンサートは、第1部は〈長編歌謡浪曲絵巻~「大忠臣蔵」〉と題して、松の廊下での刃傷「あゝ松の廊下」から、東下り「元禄男の友情 立花左近」「南部坂雪の別れ」「元禄花の兄弟 赤垣源蔵」など、吉良邸討ち入りの「元禄名槍譜 俵星玄蕃」まで、まるで映画を見るように、歌で忠臣蔵の物語をコンパクトに綴った。

 第2部の〈熱唱!オンステージスペシャル〉は5組全員で「東京五輪音頭」で幕を開けた。

 忠臣蔵以外の三波の代表曲を集め、五木は映画やテレビドラマでも評判になった「雪の渡り鳥」を、東京力車は「おまんた囃子」市川は「一本刀土俵入」さらに「大利根無情」を五木と三山、辰巳の3人が1コーラスずつを歌い分けた。

 五木、三山、市川、辰巳によるトークコーナーでは、4人の中で最も三波を知る五木が「常に勉強を欠かさない人でした。僕が初めて紅白歌合戦に出場した時、楽屋は大部屋で、出演者はカード遊びなどをしていましたが、隣の部屋では三波さんが1人、大きな声を出して発声練習をされていました」と、その真面目な人物像を語り、若い3人にはその歌を歌い継いでいって欲しい、と呼びかけていた。

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写真・満員御礼の札がかかった初日
 
 ラストコーナーは出演者それぞれの最新曲を披露した。
 五木は今年3月16日には北陸新幹線が福井・敦賀まで延伸して街の活性化が期待されているふる里越前への想いを込めて、歌手生活60周年記念曲「こしの都 」を披露した。

 エンディングは出演者全員で「世界の国からこんにちは」を歌って幕を閉じた。公演は27日夜の部(午後3時から)まで。


[新歌舞伎座 三波春夫 生誕100年特別企画三波春夫メモリアルコンサート]









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化粧神社は若い女性たちでいっぱいだった 第33回歌を歩く [イベント]

◆私も美人の神さまにあやかりたいー。そんな願いを絵馬に託して奉納する若い女性たちのなんと多いことか。3連休の中日とあって、化粧神社の別名を持つ河合神社の境内は女性であふれていた。第33回目になる、歌の舞台を訪ねる「歌を歩く」は2024年2月24日、下鴨神社第1の摂社であるそこを訪ねた。残念ながらメンバーの女性たちはすでに美人揃いとあって、大半が欠席であった。

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写真・スタートは叡電出町柳駅
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写真・歩いて5分もすると目的地の化粧神社に


 原生林で覆われた糺の森は下鴨神社の境内に広がっている。その中に河合神社はある。そこは「方丈記」の著者、鴨長明の父親が禰宜を務めていたところでもあることで知られている。

 祭神は美人であったという玉依姫(神武天皇の母)とされている。美しくなりたい願望と、安産・育児・縁むすびなどを叶えてくれるという。

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写真・化粧神社付近図

 願いを託す絵馬は境内にある〈鏡絵馬お化粧室〉で、絵馬の顔を自分の顔に見立て、自分の化粧品か貸し出してもらえるクレヨン・色鉛筆で美しく化粧をする。
 それに願いを込めて飾り棚に立て掛けるのである。

 ここは歌手の田川寿美さん(日本コロムビア)が、2017年6月に32枚目のシングル「心化粧」をリリースしたのに伴い、ヒット祈願を行なった際に取材で訪ねたことがある。

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写真・若い女性に大人気

 この時、田川さんは新曲のヒットを願うと共に紅白復帰への意欲を示していました。惜しくも願いは叶いませんでしたが、その時の様子はしっかりと記憶に残り、今回の目的地として選んだのでした。

 参加したのは長老の岩城会長をはじめ9人。初参加は演歌ジャックスのレギュラー歌手の平井さん、ただ1人の女性は三上さんでした。
 叡電出町柳駅をスタート地点にしたので、目的地までは徒歩約5分。33回の歌を歩くの中でも最短距離でした。

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写真・境内には梅の花も

 仕事の縁がつながりますように、と手を合わせる人もいたり、神社で拝礼をした我々の願いは様々であった。
 ただ心だけには化粧をせずに素直な心で綺麗でいたいーと願ったのであった(知らんけど?)

■次は上賀茂神社へ

 化粧神社を後にして下鴨神社本殿へ向かうが、ここも観光客が多く早々に立ち去り、次なる目的地上賀茂神社を目指した。

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写真・上賀茂神社前で

 鴨川沿いの河川敷を真っ直ぐに北へ歩く。ベンチに腰掛けて弁当を食べる人たち。ウォーキングやジョギングで汗を流す人たちもいる。自転車で走り抜ける人も。それぞれが色んなスタイルで休日を楽しんでいる。
 川の流れが静かに過ぎる時間を刻んでいた。

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写真・鴨川に沿って北上する

 上賀茂神社への参拝前にまずは腹ごしらえである。神社近くの御薗橋を渡ってハイライト食堂へ行く。思い思いのものを注文するが、ボクはジャンボチキンカツ定食を頼んだ。
 50年近くも昔になるが、この近くに住んでいた。昼は大学の食堂で1食120円という最も安い定食かアパートで菓子パンを食べ、夜はアパート近くの鶏泉という定食屋で鳥泉定食で晩ごはんといった切り詰め生活であった。

第33回歌を歩く 2.jpgle="color:#666666;">写真・上賀茂神社境内を歩く
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写真・昼ごはんはココ

 同じような昔を懐かしむかのように、隣のテーブルに座った家族連れの男性がいた。
 伝わってくる話の内容から想像すると、学生時代にここで食事をしていたようで、その思い出を夫人と2人の子どもたちに伝えていた。

 食後、上賀茂神社へお参りして、地下鉄北大路駅まで歩き、大阪・西九条で恒例のご苦労さん会を開いた。
 この日は13.5キロ、2万872歩の歩行であった。

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写真・恒例のご苦労さん会

 次回は3月に開催する。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








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知里、梅田・ロイヤルホースでジャズから演歌まで歌声響かせた ランチライブ [ライブ]

◆歌手知里(日本クラウン)がジャズからシャンソン、歌謡曲・演歌まであらゆるジャンルの歌を生バンドで聴かせたランチライブを2024年2月23日、満席のジャズハウス、ロイヤルホース(大阪・梅田)で開いた。

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写真・ロイヤルホースで熱唱する知里


 オープニングは映画音楽の「慕情」であった。ピアノ、ベース、ドラムの生バンドで響かせる歌声は早くも会場のムードを最高に盛り上げた。
 大阪では初めてというジャズハウスでのライブスタイルで、オリジナル曲の歌謡曲・演歌からお馴染みのジャズナンバーまで20曲近くを聴かせた。

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 「去年夏に大阪・心斎橋できょうのバンドメンバーを含む3人でライブを開いた際に、この老舗のジャズハウスでのライブ開催を決めました」と知里。

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写真・知里

 オープニングに続いて「枯葉」「テネシーワルツ」「スゥイングしなきゃ意味がない」といったスタンダードナンバーを披露した。
 大学で声楽を学んでデビューしたというだけに、耳の肥えた観客を満足させるには十分だったようである。

 さらには去年末に亡くなった八代亜紀の「雨の慕情」をジャズバージョンで聴かせると、会場はオシャレ感いっぱいに包まれていた。

 かと思うと、宮地オサムの「恋は紅いバラ」細川たかしの「浪花節だよ人生は」をカバーするなど、彼女ならではの茶目っ気たっぷりなところも見せていた。

■オリジナル曲もたっぷりと

 大好きな赤色のドレスに衣装をチェンジしての後半ではオリジナル曲中心に歌った。
 最新曲の「哀しみのラストタンゴ」(作詞・冬弓ちひろ、作曲・杉本眞人)自身が麻生知里のペンネームで作曲した「愛しても」(作詞は伊藤美和)も披露。

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写真・赤いドレス姿の知里

 2010年リリースの「やさしい日々」そのカップリング曲で千葉・旭市の旭第二中学校の生徒と合唱したという「ひこうき雲の先に・・・」さらにはニュー演歌と呼ぶ「抱きしめて」の3曲を、自らのピアノ演奏で歌った。

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写真・ピアノを演奏する知里

 ぜい沢感いっぱいに包まれたライブに観客の誰もが満足し切った表情であった。
 ライブは最後に、用意していたアンコール楽曲の映画ゴーストのテーマ音楽「アンチェインドメロディ」と、自身のシングルにも収録する伊藤久男の代表曲として知られる「イヨマンテの夜」を聴かせて終わった。

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写真・歌い終わって満足感いっぱい

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[知里 オフィシャルサイト]
https://office-kaneko.co.jp/








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第8回百歌響演〜二人のジョイント定期ライブ〜 米沢ひでかず・中村秀香 [ライブ]

◆関西の歌謡界を活気づけたい、と2023年にスタートした「百歌響演〜二人のジョイント定期ライブ〜」。その第8回目が24年2月22日、大阪府堺市の音楽スタジオ、フクダスタジオで開かれた。今年1月に新曲をリリースしたばかりの米沢ひでかずとデビュー2年目の中村秀香が新曲などを披露した。

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写真・米沢ひでかず(右)と中村秀香


 小さなちいさなジョイントライブ、百歌響演は、音楽スタジオの中に設けられた、定員30人という極めて可愛い特設ライブハウスで毎月開かれている。

 出演者の1人、米沢ひでかずは13年前に歌手デビューしているが、本格的に活動を始めたのは2018年からだという。
 「顔は演歌ですが、歌手のスタートはオールディーズだったんです。今はムード歌謡を得意にしています」と米沢。

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写真・米沢ひでかず

 1月17日にリリースした新曲「冬枯れ海峡」(作詞・山川夕斗、作曲・岡千秋、編曲・斉藤功)も「演歌ながらも、ギタリストの斉藤功さんにムード歌謡調にアレンジしてもらいました」とこだわりを見せていた。

 この日はカップリング曲の「うしろ影」(作詞・山川夕斗、作曲 / 編曲・斉藤功)や実弟の歌手増位山太志郎の「そんな女のひとりごと」も歌った。
 オールディーズからはエルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない」も聴かせた。

 4月10日には大阪・梅田のジャズハウス、ロイヤルホースで新曲「冬枯れ海峡」の発表ライブを開くという。

■音楽で認知症予防を

 中村秀香は百歌響演2度目の出演。教師や音楽イベントのスタッフを経て、22年に歌手デビューしている。
 最近は認知症(予防)サポーターとして、音楽を通じて認知症の人やその家族の手助けもしている。

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写真・中村秀香

 ライブではデビュー曲「大阪のれん」(作詞・仁井谷俊也、作曲・沢井明、編曲・DeeP寿)を聴かせたほか、長保有紀の「鬼さんこちら」などもカバーした。

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第315回大阪発流行歌ライブ、ニック・ニューサはじめホリデー衆5人が熱唱 [ライブ]

◆ホリデージャパンの歌手5人が出演した第315回大阪発流行歌ライブが2024年2月21日、大阪・心斎橋のライブハウス BIG CATで開かれた。

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写真・勢ぞろいした出演者たち


 出演したのはニック・ニューサ(田中収)木下結子、キム・ランヒ、朱夏洋子、幸田和也の5人。
 ニック・ニューサは1981年のデビューシングルの「サチコ」がヒットし、この日はステージから客席へ降りてラウンドしながら歌唱した。
 元々ロック、ブルースといった洋楽系の音楽を得意としてきたグループでの活動を経てソロへ。

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写真・ニック ニューサ

 「大阪ボレロ」「生きる」から最新曲「そんなんじゃない」も歌い、ラストは客席の手拍子で「お祭りさわぎ」を歌って締めくくった。


 木下結子は今年がデビュー40年の節目。デビュー曲の「放されて」から「ノラ」といったヒット曲から、ふる里大阪へ戻って日本クラウンからの復帰曲となった「ウヰスキー」も歌った。
 人生はやり直しがきくーと歌う「ウヰスキー」は、この歌詞が多くの心を打ちロングヒットを続けている。

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写真・木下結子

 木下と言えば「ノラ」を連想させるほど評判の高い楽曲。カバーする歌手も18人と数多く、歌謡曲のスタンダードともなっている。
 「放されて」と共に大きな拍手が送られていた。


 キム・ランヒはデビュー32年。韓国でスカウトされたのがきっかけで日本デビューしている。7年前にその事務所社長が亡くなった事から、一時は歌手廃業も考えたこともあった。
 そんな彼女だが、人気曲の「大阪純情」「あんたの大阪」「ソ・ウ・ル」を歌うと観客も大喜び。

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写真・キム ランヒ

 新曲「望郷トラジ」はもず唱平の作詞で、「レコーディングでも涙が止まらなかった」(キム)というほど、文字通り望郷の想いをかき立てる。
 6月には恒例のチャリティーランチショーを大阪・道頓堀ホテルで開くという。


 朱夏洋子は「もう45年ほどヴギを歌って来ました」と、笠置シヅ子の「東京ブギ」「ラッパと娘」を歌ってオープニング。
 長くナイトクラブで歌ってきたキャリアを持つ彼女、そこで覚えた楽曲は4百曲にもなるという。「今も覚えたい歌は山ほどあります」と朱夏。

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写真・朱夏洋子

 最新曲は幸田和也と競作となった「えらいこっちゃで」。こちらはジャズアレンジで朱夏の良さをふんだんに出している。
 ラストはホリデー移籍第1作目となった。ロックビートな「アンタじれったい」を聴かせて、歌唱ジャンルの幅広さを見せた。


 幸田和也は大阪・羽曳野市出身で歌手デビューして16年になる。大阪から活動の拠点を東京へ移して、すでに10年になる。
 オープニングに「親父の漁場」(2012年)のカップリング曲「山かげろう」を歌って、ただいま〜と声をかけると客席からは「お帰り〜」の声も。

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写真・幸田和也

 4月17日には新曲「哀しみのシルエット」を発売する。「今までの作品と違って、大人の女性を歌った楽曲です」と幸田。
 ステージでは最新曲「えらいこっちゃ」と、ハンカチを振って歌うお馴染みの「恋おんな」も歌った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








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木下結子、皆さまのおかげでデビュー40年 今夏、大阪・東京で5年ぶりのソロライブ [インタビュー]

「ノラ」「放されて」などのヒット曲で知られる歌手木下結子(ホリデージャパン)が今年、デビュー40年を迎えている。デビューして5年目で歌った「ノラ」は今までに18人の歌手によってカバーされているなど、歌謡曲のスタンダードナンバーとして多くの人たちに口ずさまれている。夏には5年ぶりとなるソロライブを大阪と東京で開催する。

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写真・木下結子


 40年という長い年月を歌い続けて来た木下結子が歩んで来た道は決して平坦ではなかった。
 大阪限定盤として日本コロムビアから発売されるはずの「放されて」が1984年、急きょ全国発売に決まって、上京することになった事から、彼女の歌手人生は始まる。

 デビュー5年目の1989年1月には3枚目のシングル「ノラ」を発売している。北から南までこれを届けるため、全国を訪ね歩いて歌っている。

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写真・発売当時の「ノラ」のジャケット

 その甲斐あって評判を得た「ノラ」は同年5月にファーストアルバム「ノラ」が発売されているし、96年9月には「放されて」とのベストカップリング盤として再リリースされている。
 そして98年8月には門倉有希がカバーシングルをビクターから発売して、さらに多くの人が「ノラ」を知るようになった。

 木下もアルバム「ノラ」を同11月に再リリースしている。
 今では秋元順子なと18人がカバーするほどの人気曲になり、日本の歌謡曲のスタンダードとして定着していると言ってもいい。

■歌に励まされて歌い続けてきた

 「ノラ」の元祖木下が還暦を迎えると、世の中はコロナ大騒動に巻き込まれた。外出することをはじめ、あらゆる活動が自粛を求められるようになった。
 未だかつてない異常事態に、歌手も例外なく歌う場所がなくなった。

 木下も例外ではなかった。歌手を続けるのもこれまでか、と思い悩む毎日が続いた。
 この年の10月にはホリデージャパンに移籍している。悩んだ末の決断であったが、移籍第1弾として出したのが「泣いてもええやろ」であった。

 デビュー曲「放されて」のアンサーソングのような楽曲で、大阪湾を涙でいっぱいにするほどに泣いてもええやろーと歌詞にあるように、自分に素直になると、少しは気持ちも楽になった。

 それから2年後、デビュー記念日の9月21日に、大阪府内に実在する百滝桜(ももたきざくら)をモチーフにした「百滝桜」を出した。
 今度は自分を大いに元気づけてくれる作品であった。

 その歌詞を書いた作詞家の髙畠じゅん子は、「樹齢百数十年の老木となった百滝桜のように、今、美しく花を咲かせる桜木は周りのたくさんの人たちが支えてくれたからです。あなたが40年近く歌い続けて来られたのも、同様にそうした多くの人たちのお陰なのですよ」と、木下に助言している。

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写真・木下結子

 人生はいつでもやり直しが出来るーと木下が歌う「ウヰスキー」と同様に髙畠が送るエールであった。

 4月21日には大阪・堂島のエルセラーンホールで開かれるホリデージャパン歌謡フェスタin大阪に出演するが、40年を飾るのに相応しい歌を聴かせてくれるであろう。

 さらに今夏、5年ぶりにソロライブを大阪と東京で開くという。

 長い年月が経った今も、「放されて」「ノラ」などを聴きたいーといった多くの人からリクエストが絶える事がない。
 木下は「自分の物差しで出来ることを見極めて、1つひとつをこなして行きたいです」と、これからもコツコツと歌い続けていく姿勢を崩さない。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[木下結子 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_kinoshita_yuiko.html








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第243回関西発歌謡曲応援の会 東北・関東からも出演 [ライブ]

◆岩手県出身でデビュー5年目の三本木智子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)東京を拠点に活動する鹿児島県出身の斉木涼(ホリデージャパン)ら4人が出演した第243回関西発歌謡曲応援の会が2024年2月19日、大阪・梅田のライブハウス、ロイヤルホースで開かれた。共に初の大阪でのステージの三本木と斉木。三本木は奈良・長谷寺を舞台にした「紅葉恋路」なとを歌い、同じくデビュー5年の斉木は「S’APPUYER(サピュイエ)~優しい、よりそい~」などを歌った。

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写真・出演者全員が揃った


 初めて大阪にやって来たという三本木は、ピンクのハッピを着た千葉・大阪・兵庫から集まった応援団の熱い声援を受けて、23年10月リリースの「紅葉恋路」を披露した。
 「関西の皆さんにぜひとも覚えてもらいたい1曲です」と三本木。

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写真・三本木智子

 「ルリエの花」は19年12月にリリースした楽曲。津波で流されたチューリップの球根が、流れ着いた土地で花を咲かせ、つなぐとか結ぶと言った意味の〈リルエ〉と呼ばれた、というストーリーで作られた作品である。大地震で大きな被害を受けた東北地方などを励ます。

 またデビュー曲の「あなたの恋桜」「ルリエの花」の表題曲「三陸大漁祝い歌」も歌った。


 斉木は所属していた事務所の社長がガンで亡くなったのを機に、どこにも所属しないフリーとなった。去年、自らも喉のガンに侵された。
 「一時は死も覚悟をしましたし、術後に声が出なくなるなどしました」が、見事に生還して声も戻った。

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写真・斉木涼

 以来、1日1日を大切に生きる事を心がけ、「売れるまで死ねない」と、歌い続けている。

 そんな彼が歌う「サピュイエ」は切ない恋歌。今回、誘われて大阪会場に出演した。会場では東京から一緒に来たという仲のいい2人の友人が盛んに声援を送っていた。
 作曲家でもあった元事務所の社長が、自らが歌うつもりで作った楽曲であったという。

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写真・大川勝義
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写真・塩川百合子
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写真・清水聖史

 この日はまた、和歌山県からやって来た大川勝義「初恋御堂筋筋」(キングレコード)を、大阪市在住の塩川百合子「花が咲く」(同)兵庫県尼崎市出身の清水聖史「酒綴り」(メロディレコーズ)などを歌った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








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