観光バスガイドのかたわらライブハウスでアメリカンポップスを歌い続けてきたという松浦は、2000(平成12)年2月に落語家の桂三枝が作詞した「もう一度」で日本クラウンからデビューしており、昨年、デビュー10年を迎えている。
演歌・歌謡曲からオールディズポップスまで幅広くこなす歌唱力には定評があり、とりわけ前作の「裏窓」からは、歌好きな人たちからの強い支持を得ている。
今年4月に発売された新曲「涙のラブ・バラード」は、その「裏窓」の主人公の7年後を歌ったラブソングだ。
アメリカンポップスを歌ってきた彼女が、歌う曲を演歌・歌謡曲にシフトしたのは「食べていくため」と言い、初めて覚えた演歌が坂本冬美の「あばれ太鼓」だったという。
最初は「演歌なんか」と思っていたが、その難しさに苦労したという。
カップリングの「みなと唄」は、八代亜紀の「舟唄」を彷彿させる。
松浦は毎月、大阪・十三の恵比須堂本店でインストアライブを開いている。