◆明日、2011年1月1日から発売される川中美幸「長崎の雨」(テイチクエンタテインメント)と水田竜子「霧の土讃線」(キングレコード)に予約が相次いでいる。すでに店頭には商品が並んでいるが、CDショップでの前人気は高いという。

 いずれも周年記念作品で、「長崎の雨」は、来年デビュー35周年を迎える川中美幸が歌う、しっとりとした旅情恋歌で、作詞はたかたかし、弦哲也が作曲している。編曲は前田俊明。
 テイチクでは、長崎限定ジャケット盤も発売する力の入れようだ。
 今年の龍馬人気の余勢をかって、長崎ブームを呼び起こせるか、期待がかかる。




 藤山一郎が1951(昭和26)年に歌った「長崎の雨」(作詞・丘灯至夫、作曲・古関裕而)と同名曲だが、どちらも長崎の町が持っている哀しさと浪漫をかき立ててくれる点では共通している。
 川中の35周年にふさわしい楽曲のようだ。

 同時にプロモーションビデオ集「川中美幸ベストシングル映像集 出逢いに感謝…35年~人・うた・心~ Vol.1」も同時発売される。
 「ふたり酒」から「二輪草」までのベストシングルが集められている。

2月にはJR高松駅で1日駅長も

 「霧の土讃線」(作詞・水木れいじ、作曲・水森英夫、編曲・前田俊明)は鉄道マニアにとっても記念すべきJR四国の土讃線全線開業60周年記念曲。
 お馴染みの水田演歌であるが、曲中には徳島県の祖谷のかずら橋、剣山、高知県土佐山田と、沿線各地を旅する女性を描いた旅情恋歌である。





 土讃線は1924(大正13)年3月30日に旧高知線の須崎―日下間が開業したのが始まりとされている。現在、土讃線は、香川県仲多度郡多度津町の多度津駅から高知市の高知駅を経由して同県高岡郡四万十町の窪川駅までをいう。

 霧の土讃線3番には ♪旅の終わりの 無人駅~ とある。
 どこの駅を旅の終わりにしたのであろうか。終点の窪川駅は有人駅であるから、ひとつ手前の同県四万十町の仁井田駅は無人駅に降り立ったのか。

 水田は、来年2月9日、JR高松駅で「霧の土讃線」の新曲発表キャンペーンを実施するという。1日駅長も予定されている。


 ところで土讃線には、1926(昭和7)年7月に制定された「高知線の歌」(作詞・中山登喜男、補筆・岡村浩)という歌がある。鉄道唱歌に倣って沿線各駅を歌ったもので、曲も鉄道唱歌と同じだという。
 主な駅には詞が書かれた銘板が設置してあるというが、「霧の土讃線」が新たな歌として沿線各駅に詞が掲げられるのだろうか。



[川中美幸 オフィシャルサイト]
http://www.arder-jiro.co.jp/miyuki/
[水田竜子オフィシャルホームページ]
http://www.mizuta-ryuko.com/
[水田竜子オフィシャルブログ 水田竜子の乙姫日記]
http://ameblo.jp/mizuta-ryuko/



2010(平成21)年の記事配信は本日で終わりです。1年間、お読みいただきありがとうございました。
 2011年は、明日1月1日から配信を始めます。
 来年は動画による配信など、よりマルチメディアな配信を試みていきたいと考えています。引き続きご愛読いただきますよう、よろしくお願い致します。





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