◆大阪・十三のCDショップ、恵比須堂が、東日本大震災から2年にあたる2013年3月11日、大阪・堂山のライブハウスumeda AKASOで東日本大震災の復興を支援するチャリティーコンサート「絆」を開いた。浅田あつこ、山口瑠美、黒川英二、水木ケイ、塩乃華織が出演した。それぞれの熱烈なファンなど100人を超す人たちが集まった。入場料など当日の売上の1部などを復興支援金として役立ててもらおうというもので、日本赤十字社を通じて東北へ送られる。
この日トップバターでステージ上がった塩乃華織(日本クラウン)が元気いっぱいに挨拶して、彼女にとって記念すべきメジャーデビュー曲「陽だまりの花」に続いて「誘惑されて棄てられて」「しあわせ招き猫」「ほっといてんかあんな阿呆」など6曲を歌った。
塩乃は「震災は今まで大切と思っていたもの以上に、人と人の愛が大切なことを感じさせてくれました」と話し、1日も早い復興を願っていた。
朗らかさがファンから大人気の彼女、現れると「彼氏できたか!」など声がかかり、「来年作るわ~」と返すなど大阪ならではの賑やかで楽しいステージ。
最新曲「母娘十年」では、水木は「人の情けがあるから今の幸せがある、という内容の歌です」と、震災復興に想いを重ねていた。
このほか「島之内ブルース」「優しい嘘に抱かれて」「ゆうすげの雨」など6曲を歌った。
今、黒川は3月30日午後8時からNHKBSプレミアムで放送が始まるテレビ時代劇「大岡越前」の撮影でも京都での生活が続いているという。
彼が演じるのは大岡配下の同心、立花喬之助役。かつて佐藤佑介が演じたことがある役どころで、歌に芝居にと充実しているようだ。
このコンサートの前日、福島県白河市での歌謡ショーに出演して、観客から「福島から関西の人たちにありがとうと伝えて」と言づてを預かってきたことを報告。
「大震災で天国に昇ってしまった人たちが笑顔になるように歌います」と、最新曲の「名残り月」のほか長編歌謡物語「至高の王将 ~三吉、小春の物語~ 」「さくら草」「音頭・水戸黄門 ~あゝ人生に涙あり」など5曲を歌った。
彼女は明日14日まで、大阪府内のCDショップなどで店頭キャンペーンを行うという。
今年20周年を迎える彼女も、デビュー10年目の時には歌手を辞めようかと悩んだ辛い時もあったという。そんな時に出会ったのが、この日も歌った「紅い川」だったといい、「東北も大阪も元気になりたいと思います。私は20周年に向けて頑張ります」と、笑顔を見せた。
最後に出演者全員で「明日があるさ」を歌って幕を閉じたが、サインと握手会では名残りを惜しむファンと記念撮影などがいつまでも続いていた。
[浅田あつこ]
http://www.anchi.tv/top.html
[山口瑠美]
http://www.yamaguchi-rumi.jp/
[黒川英二]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kurokawa/whats.html
[水木ケイ]
http://www.randc.jp/mizukikei/top.html
[塩乃華織]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/shiono/whats.html
[恵比須堂]
http://www.ebisudo.net/