阪神淡路大震災20年 チャリティ歌謡ショー 新沼謙治、瀬口侑希、大沢桃子が出演へ 2月8日に神戸・レバンテホールで [チャリティーコンサート]
◆今年は1995(平成7)年に阪神淡路大震災が発生して20年目に当たる。それを記念して、震災で犠牲になった人たちへの鎮魂と、4年前の東日本大震災の被災地の人たちへエールを送る「チャリティ歌謡ショー 神戸から東日本へエールを」が、2015年2月8日、神戸市垂水区の神戸・レバンテホール(神戸市立垂水勤労市民センター)で開かれる。
出演するのは新沼謙治、瀬口侑希、大沢桃子、地元神戸の星まさるの4人。地元中高生による合唱も予定されている。総合司会はフリーアナウンサーの牛尾淳。
新沼謙治、大沢桃子はいずれも東日本大震災で甚大な被害を受け、未だ復興途上の岩手県大船渡市出身。瀬口侑希は阪神淡路大震災の被災地の神戸市の出身と、それぞれが大震災で被害を受けた土地の人たちへ歌でエールを送る。
昼、夜の2部構成で、昼は12時、夜は午後4時開演。全席自由席で入場料は3000円。入場料の一部は厚生事業団を通して東日本大震災の被災者に寄付される。
問合せは、阪神淡路大震災20年神戸から東日本へ実行委員会(080-3816-8620)まで。
出演するのは新沼謙治、瀬口侑希、大沢桃子、地元神戸の星まさるの4人。地元中高生による合唱も予定されている。総合司会はフリーアナウンサーの牛尾淳。
新沼謙治、大沢桃子はいずれも東日本大震災で甚大な被害を受け、未だ復興途上の岩手県大船渡市出身。瀬口侑希は阪神淡路大震災の被災地の神戸市の出身と、それぞれが大震災で被害を受けた土地の人たちへ歌でエールを送る。
昼、夜の2部構成で、昼は12時、夜は午後4時開演。全席自由席で入場料は3000円。入場料の一部は厚生事業団を通して東日本大震災の被災者に寄付される。
問合せは、阪神淡路大震災20年神戸から東日本へ実行委員会(080-3816-8620)まで。
恵比須堂 東日本大震災復興支援チャリティーコンサート開く 浅田あつこ、山口瑠美、黒川英二、水木ケイ、塩乃華織が出演 東北も大阪もみんな元気に! [チャリティーコンサート]
◆大阪・十三のCDショップ、恵比須堂が、東日本大震災から2年にあたる2013年3月11日、大阪・堂山のライブハウスumeda AKASOで東日本大震災の復興を支援するチャリティーコンサート「絆」を開いた。浅田あつこ、山口瑠美、黒川英二、水木ケイ、塩乃華織が出演した。それぞれの熱烈なファンなど100人を超す人たちが集まった。入場料など当日の売上の1部などを復興支援金として役立ててもらおうというもので、日本赤十字社を通じて東北へ送られる。
「震災復興支援のために歌えることを幸せに思います。1人では何もできませんが、きょう出演する5人の歌でパワーを東北へ届けられるように歌います」
この日トップバターでステージ上がった塩乃華織(日本クラウン)が元気いっぱいに挨拶して、彼女にとって記念すべきメジャーデビュー曲「陽だまりの花」に続いて「誘惑されて棄てられて」「しあわせ招き猫」「ほっといてんかあんな阿呆」など6曲を歌った。
塩乃は「震災は今まで大切と思っていたもの以上に、人と人の愛が大切なことを感じさせてくれました」と話し、1日も早い復興を願っていた。
水木ケイ(吉本アールアンドシー)は「復興支援という趣旨に賛同して参加させてもらいました。ほっと出来る毎日があねことが幸せなのように、きょうこうした歌えることが幸せです」と話し、「母娘十年」「千日前ブルース」「恋のドンパン節」はじめメロディーを含めて6曲を歌った。
朗らかさがファンから大人気の彼女、現れると「彼氏できたか!」など声がかかり、「来年作るわ~」と返すなど大阪ならではの賑やかで楽しいステージ。
最新曲「母娘十年」では、水木は「人の情けがあるから今の幸せがある、という内容の歌です」と、震災復興に想いを重ねていた。
黒川英二(日本クラウン)は恵比須堂のチャリティーコンサートに出演するのは初めて。デビュー10年という節目の年に当たる今年4月3日に新曲「大阪恋歌」を発売することになっており、いち早くそれを披露した。
このほか「島之内ブルース」「優しい嘘に抱かれて」「ゆうすげの雨」など6曲を歌った。
今、黒川は3月30日午後8時からNHKBSプレミアムで放送が始まるテレビ時代劇「大岡越前」の撮影でも京都での生活が続いているという。
彼が演じるのは大岡配下の同心、立花喬之助役。かつて佐藤佑介が演じたことがある役どころで、歌に芝居にと充実しているようだ。
やはり初出演の山口瑠美(テイチクエンタテインメント)はデビュー15年だが、主に関東を中心にした東日本での活動が多いといい、関西で歌うのは久しぶり。
このコンサートの前日、福島県白河市での歌謡ショーに出演して、観客から「福島から関西の人たちにありがとうと伝えて」と言づてを預かってきたことを報告。
「大震災で天国に昇ってしまった人たちが笑顔になるように歌います」と、最新曲の「名残り月」のほか長編歌謡物語「至高の王将 ~三吉、小春の物語~ 」「さくら草」「音頭・水戸黄門 ~あゝ人生に涙あり」など5曲を歌った。
彼女は明日14日まで、大阪府内のCDショップなどで店頭キャンペーンを行うという。
この日のトリは浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)。最初に「あれから2年が経ちましたが、まだ心は癒えてはいないことと思います。元気を東北へ伝えられるように、と思って参加しました」と挨拶。「白い冬」「三年たったらここで」「紅い川」「まつり一本道」の5曲を歌った。
今年20周年を迎える彼女も、デビュー10年目の時には歌手を辞めようかと悩んだ辛い時もあったという。そんな時に出会ったのが、この日も歌った「紅い川」だったといい、「東北も大阪も元気になりたいと思います。私は20周年に向けて頑張ります」と、笑顔を見せた。
最後に出演者全員で「明日があるさ」を歌って幕を閉じたが、サインと握手会では名残りを惜しむファンと記念撮影などがいつまでも続いていた。
[浅田あつこ]
http://www.anchi.tv/top.html
[山口瑠美]
http://www.yamaguchi-rumi.jp/
[黒川英二]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kurokawa/whats.html
[水木ケイ]
http://www.randc.jp/mizukikei/top.html
[塩乃華織]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/shiono/whats.html
[恵比須堂]
http://www.ebisudo.net/
日本クラウン、大阪城音楽堂で東日本大震災復興支援のチャリティーコンサート 鳥羽一郎、長保有紀、成世昌平ら関西ゆかりの歌手16組が出演 大阪市音楽団も協演 [チャリティーコンサート]
◆日本クラウン所属で関西にゆかりのある歌手、16組が出演して、東日本大震災の復興を支援する「歌う王冠コンサート」が、2011年7月7日、大阪市中央区の大阪城音楽堂で開かれた。入場料など収益金は全額、義援金として日本赤十字社を通じて被災地へ届けられることになっている。
雨が降る中、レインコート姿の人たちが野外の会場に詰めかけ、16組がそれぞれ新曲などを披露する歌謡ショーと、大阪市音楽団の演奏会との出演歌手とのコラボコンサートが開かれた。
最後に出演者全員がステージに揃って、大阪市音楽団の演奏に合わせて「365歩のマーチ」を合唱した。
出演者の中には鳥羽一郎や成世昌平、大地誠のように被災地を訪ねて、歌やボランティア活動で被災者を励ました際の体験談や印象を話し、また瀬口侑希は、16年前に神戸で神戸淡路大震災に被災しており、東日本の被災地の人たちを思いやっていた。
歌い終わって長保有紀は「雨が降る中最後まで聴いていただき、うれしいです」と、鳥羽一郎も「雨の中、ありがとう」と、集まった観客に感謝していた。
この日、出演した歌手と歌唱曲目は次の通り。
Green2 「ナミダグサ」「おおさか元気音頭」 桜井くみ子 「長崎街道」「途中下車」 五條哲也 「指環のあと」「北へ流れて」 瀬口侑希 「三春の桜」「千年の恋歌」 大地誠 「北陸本線」「浜酒場」 川野夏美 「北海子守唄」「紙のピアノ」 黒川英二 「手のひらの雪」「優しい嘘に抱かれて」 MAYUM I「もう一度があったら」「鬼さんこちら」 渡辺要 「大間崎漁歌」「人生男節」 立樹みか 「涙びと」「瀬戸内最終行」 秋岡秀治 「男の旅路」「酒慕情」 水沢明美 「二度惚れ酒」「おとうちゃん」 西村亜希子 「きずな酒」「波止場雨情」 成世昌平 「はぐれコキリコ」「あんたの里」 長保有紀 「龍飛崎」「酔化粧」 鳥羽一郎 「兄弟舟」「海峡の春」「夜風」
最後に「365歩のマーチ」を歌う出演者全員
「上を向いて歩こう」を歌う鳥羽一郎、長保有紀ら
雨が降る中、レインコート姿の人たちが野外の会場に詰めかけ、16組がそれぞれ新曲などを披露する歌謡ショーと、大阪市音楽団の演奏会との出演歌手とのコラボコンサートが開かれた。
最後に出演者全員がステージに揃って、大阪市音楽団の演奏に合わせて「365歩のマーチ」を合唱した。
出演者の中には鳥羽一郎や成世昌平、大地誠のように被災地を訪ねて、歌やボランティア活動で被災者を励ました際の体験談や印象を話し、また瀬口侑希は、16年前に神戸で神戸淡路大震災に被災しており、東日本の被災地の人たちを思いやっていた。
歌い終わって長保有紀は「雨が降る中最後まで聴いていただき、うれしいです」と、鳥羽一郎も「雨の中、ありがとう」と、集まった観客に感謝していた。
この日、出演した歌手と歌唱曲目は次の通り。
Green2 「ナミダグサ」「おおさか元気音頭」 桜井くみ子 「長崎街道」「途中下車」 五條哲也 「指環のあと」「北へ流れて」 瀬口侑希 「三春の桜」「千年の恋歌」 大地誠 「北陸本線」「浜酒場」 川野夏美 「北海子守唄」「紙のピアノ」 黒川英二 「手のひらの雪」「優しい嘘に抱かれて」 MAYUM I「もう一度があったら」「鬼さんこちら」 渡辺要 「大間崎漁歌」「人生男節」 立樹みか 「涙びと」「瀬戸内最終行」 秋岡秀治 「男の旅路」「酒慕情」 水沢明美 「二度惚れ酒」「おとうちゃん」 西村亜希子 「きずな酒」「波止場雨情」 成世昌平 「はぐれコキリコ」「あんたの里」 長保有紀 「龍飛崎」「酔化粧」 鳥羽一郎 「兄弟舟」「海峡の春」「夜風」
私たちもがんばります 恵比須堂本店が東日本大震災復興支援チャリティーコンサート 成世昌平、大沢桃子、水木ケイ、カレンが元気を送る [チャリティーコンサート]
◆大阪・十三のCDショップ、恵比須堂本店(角谷寛行社長)が、2011年6月28日、大阪市北区のライブハウス・umeda AKASOで、「東日本大震災復興支援チャリティーコンサート Vol.2」を開いた。日本クラウンの成世昌平、徳間ジャパンコミュニケーションズの大沢桃子、よしもとアールアンドシーの水木ケイ、ビクターエンタテインメントのカレンの4人が出演し、それぞれ5、6曲ずつを歌唱。最後に出演者全員で坂本九の「上を向いて歩こう」を合唱して、被災地の人たちへ向けて<元気>を届けた。
「東北の皆さんに元気が出るようにがんばって歌います」
第2回チャリティーコンサートのトップ切って、元気いっぱいに登場したのは現役高校生演歌歌手のカレン = 写真。右 = 。
新曲の「大阪恋うた」をはじめ、カップリングの「演歌なんか歌えない」、デビュー曲の「泣くなオカメちゃん」、カレンの子どもの頃にインディーズ歌手の母親がいつも歌っていたという、ちあきなおみの「喝采」、そして天童よしみの「道頓堀人情」を歌った。
彼女は、関西100日間武者修行を続行中で、新曲「大阪恋うた」のCD販売目標5000枚、おばちゃんの友だち作り500人を目指している。
修業を始めて、この日がちょうど70日目。
しかし「毎日、いろんな所で歌ってきている」(カレン)が、成果は販売枚数が1684枚、友だち274人で、約束の改名も考えなければいけない時が近づいてきている。
終了後のCD即売会では「残りの3400枚を何とかして売らなければ」と、大きな声を張りあげて販売に懸命だった。
水木ケイ
引き続いての水木ケイは「持っているものをすべて灯りにして東北へ伝えたい」と、最新曲の「お別れ出船」、デビュー第2弾の「恋のドンパン節」、明るい曲調の演歌「千日前ラプソディー」「あれから三年たちました」といったオリジナル楽曲を披露。
併せて中島みゆきの「時代」、橋幸夫&吉永小百合の「いつでも夢を」、ペギー葉山の「学生時代」、島津亜矢の「愛染かつらをもう一度」といった懐かしい曲も披露した。
終始、ニコニコ顔の水木は会場を和ませていた。
「お別れ出船」では、「私の大好きな歌です。心を込めて歌います」と、大ヒットへ向けての意欲をのぞかせていた。
また彼女は7月8日から3ヶ月連続で、恵比須堂本店えんかjinでインストアライブの開催が決定しており、8月21日には1日2回のライブとともに、朝の店頭掃除など<1日店長>も買って出ているという。
3回のライブにすべて参加してスタンプをもらうと、豪華景品ももらえるそうだ。
女性陣最後の出演だった大沢桃子は、被災地である岩手県大船渡市出身で、地元には母親がいるなど、心配な毎日を過ごしている。
この日は、東北で初めて世界文化遺産に指定された奥州・平泉を歌った「みちのく平泉」や、関西で大沢の認知度を高めるきっかけを作った「風の丘」、京都を歌った「京都洛北路」を披露するとともに、今年度の日本作詞家協会使奨励賞の受賞が決まっている最新曲の「涙唄」、「夢をくれたひと」、風の丘のカップリング曲「女盛りは歳じゃない」といった自作曲の数々を歌唱した。
大沢桃子
大沢は2008年4月に「みちのく平泉」を出した時には、文化遺産の選考に漏れてしまっただけに、「平泉の世界文化遺産指定は、被災地に希望の光を与えてくれたような、感動的な出来事でした」と、うれしさを隠しきれないようすだった。
彼女は明るいピンク柄の和服で、ステージを飛び跳ねるように歌い、明るさを振りまいていた。
また「復興には長い道のりかもしれませんが、一緒に歩んでいこうと思っています。ふる里の復興に役立つ歌手になれるよう頑張っていきます」と、決意を語っていた。
女性陣が歌い終わったところで、3人がキャンディーズの「春一番」をフルコーラスで合唱すると、会場は大いに盛り上がり、一緒に歌う人もいた。
華やかで元気いっぱいなステージが続いた後を締めくくったのは、安定感ある実力派の成世昌平。
6月10日に誕生日を迎えたばかりで、60歳になっている。
4月には福島県へ慰問に行っており、その時の様子を語りながら「被災地から遠く離れた所では、こうしたチャリティーイベントを継続していく必要性が大きい」と、現地の人たちの声を引用しながら、コンサートの継続化を呼び掛けていた。
成世昌平
歌は出世作となった「はぐれコキリコ」に続いて、青森県を舞台にした「鶴の舞橋」、岩手県が舞台の「江釣子のおんな」といった、しみじみとした情緒を感じさせる恋歌を披露。
また最新曲で若狭を舞台にした恋歌「あんたの里」は、カラオケファンから人気が高いといい、♪ 酒と肴はあのひとの ふるさと若狭の地酒とへしこ ~ は、若狭出身者に限らずとも、郷愁を誘われる。
そのカップリングの「ヤン衆哀歌」と前作のデビュー25周年記念曲「虎落の里」、「逢えてよかった」も聴かせた。
最後に出演者4人は「上を向いてあるこう」を歌い、全員が「私たちは歌うことで被災地を支援するために頑張ります」と、東の空へ向けて語りかけていた。
[恵比須堂]
http://www.ebisudo.net/
出演者4人で「上を向いて歩こう」を歌う
「東北の皆さんに元気が出るようにがんばって歌います」
第2回チャリティーコンサートのトップ切って、元気いっぱいに登場したのは現役高校生演歌歌手のカレン = 写真。右 = 。
新曲の「大阪恋うた」をはじめ、カップリングの「演歌なんか歌えない」、デビュー曲の「泣くなオカメちゃん」、カレンの子どもの頃にインディーズ歌手の母親がいつも歌っていたという、ちあきなおみの「喝采」、そして天童よしみの「道頓堀人情」を歌った。
彼女は、関西100日間武者修行を続行中で、新曲「大阪恋うた」のCD販売目標5000枚、おばちゃんの友だち作り500人を目指している。
修業を始めて、この日がちょうど70日目。
しかし「毎日、いろんな所で歌ってきている」(カレン)が、成果は販売枚数が1684枚、友だち274人で、約束の改名も考えなければいけない時が近づいてきている。
終了後のCD即売会では「残りの3400枚を何とかして売らなければ」と、大きな声を張りあげて販売に懸命だった。
水木ケイ
引き続いての水木ケイは「持っているものをすべて灯りにして東北へ伝えたい」と、最新曲の「お別れ出船」、デビュー第2弾の「恋のドンパン節」、明るい曲調の演歌「千日前ラプソディー」「あれから三年たちました」といったオリジナル楽曲を披露。
併せて中島みゆきの「時代」、橋幸夫&吉永小百合の「いつでも夢を」、ペギー葉山の「学生時代」、島津亜矢の「愛染かつらをもう一度」といった懐かしい曲も披露した。
終始、ニコニコ顔の水木は会場を和ませていた。
「お別れ出船」では、「私の大好きな歌です。心を込めて歌います」と、大ヒットへ向けての意欲をのぞかせていた。
また彼女は7月8日から3ヶ月連続で、恵比須堂本店えんかjinでインストアライブの開催が決定しており、8月21日には1日2回のライブとともに、朝の店頭掃除など<1日店長>も買って出ているという。
3回のライブにすべて参加してスタンプをもらうと、豪華景品ももらえるそうだ。
女性陣最後の出演だった大沢桃子は、被災地である岩手県大船渡市出身で、地元には母親がいるなど、心配な毎日を過ごしている。
この日は、東北で初めて世界文化遺産に指定された奥州・平泉を歌った「みちのく平泉」や、関西で大沢の認知度を高めるきっかけを作った「風の丘」、京都を歌った「京都洛北路」を披露するとともに、今年度の日本作詞家協会使奨励賞の受賞が決まっている最新曲の「涙唄」、「夢をくれたひと」、風の丘のカップリング曲「女盛りは歳じゃない」といった自作曲の数々を歌唱した。
大沢桃子
大沢は2008年4月に「みちのく平泉」を出した時には、文化遺産の選考に漏れてしまっただけに、「平泉の世界文化遺産指定は、被災地に希望の光を与えてくれたような、感動的な出来事でした」と、うれしさを隠しきれないようすだった。
彼女は明るいピンク柄の和服で、ステージを飛び跳ねるように歌い、明るさを振りまいていた。
また「復興には長い道のりかもしれませんが、一緒に歩んでいこうと思っています。ふる里の復興に役立つ歌手になれるよう頑張っていきます」と、決意を語っていた。
キャンディーズの「春一番」を歌う、大沢、水木、カレンの3人
女性陣が歌い終わったところで、3人がキャンディーズの「春一番」をフルコーラスで合唱すると、会場は大いに盛り上がり、一緒に歌う人もいた。
華やかで元気いっぱいなステージが続いた後を締めくくったのは、安定感ある実力派の成世昌平。
6月10日に誕生日を迎えたばかりで、60歳になっている。
4月には福島県へ慰問に行っており、その時の様子を語りながら「被災地から遠く離れた所では、こうしたチャリティーイベントを継続していく必要性が大きい」と、現地の人たちの声を引用しながら、コンサートの継続化を呼び掛けていた。
成世昌平
歌は出世作となった「はぐれコキリコ」に続いて、青森県を舞台にした「鶴の舞橋」、岩手県が舞台の「江釣子のおんな」といった、しみじみとした情緒を感じさせる恋歌を披露。
また最新曲で若狭を舞台にした恋歌「あんたの里」は、カラオケファンから人気が高いといい、♪ 酒と肴はあのひとの ふるさと若狭の地酒とへしこ ~ は、若狭出身者に限らずとも、郷愁を誘われる。
そのカップリングの「ヤン衆哀歌」と前作のデビュー25周年記念曲「虎落の里」、「逢えてよかった」も聴かせた。
最後に出演者4人は「上を向いてあるこう」を歌い、全員が「私たちは歌うことで被災地を支援するために頑張ります」と、東の空へ向けて語りかけていた。
[恵比須堂]
http://www.ebisudo.net/