このところソロライブに力を入れ始めているKANA。この日は、アシスタントとして出演していたテレビ番組のメインレギュラーである歌手、たくみ稜(日本クラウン)のライブのゲストとして顔を見せた。カバー曲を含めてソロで6曲を歌った。ジャズ、ロック、バラードなど彼女の魅力を存分に披露して、観客を魅了した。
おおぜいの観客をうならせる彼女の歌には、長年バックコーラスとして鍛えた高い歌唱力があるようだ。ソロシンガーとしてデビューする以前は、杉本眞人の「スギモトBAND」のバックコーラスを10数年務めていた。
KANAはかつて「バックコーラスは決して我を出すことなく、メインシンガーを引き出せるかが大切な役目。楽器のひとつとして心から楽しめる役どころです」と話してくれた。
KANAは「演歌、歌謡曲、ロックなんでも自分自身の音楽を出せる」と、歌手としての自分に自信を持つ。しかし、デビュー曲の「ナイアガラ -」が受け入れられるまでには時間がかかったようだ。作詞が橋本淳、作曲は杉本眞人、編曲をスギモトBANDが担当したが、リリース当初の評判はかんばしくなかった。
ところがここ最近は変化が見られるようになってきた。「4、5年前からカラオケ大会でも歌う人が出ています。60代、70代の人たちにも歌われています」(KANA)というから、これも本人の歌唱力が認められてきたのだろうか。
2017年4月23日の富山県高岡市を皮切りに、全国8会場で新曲「コイノアイアト」の発売を記念したソロライブを予定している。関西では7月17日、大阪・茶屋町のライブレストラン、海の彼方で午後6時から行う。
この新曲、4月19日発売で、切ないバラードである。「ナイアガラ-」とはまったく別のKANAを見るようで、彼女の歌の幅広さを教えてくれる。
163センチの身長はステージ映えする。「ヒールをはくと170センチにはなりますね」と、男性と並んでも見劣りはしない。酒が大好きで自ら「男前のナイスなKANA」というくらいに、天満などディープな大阪の飲み屋街にピッタリとはまる。「片っぱしから飲み歩きたい」と、大阪の飲み屋探索にも意欲を燃やしている。
[KANA オフィシャルサイト]
http://pre-pro.co.jp/talent/kana/
http://ameblo.jp/kananaiagara
[KANA テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kana/